キャンプで快適な睡眠を約束してくれる簡易ベッド「アウトドア用コット」
普通のベッドと違い軽量で持ち運びにも適した「アウトドア用コット」は、お家でのベッド代わりとしても使いたいと考えている人も多いと思います。
引っ越しを機に重たいベッドを捨て、コット生活に切り替えて半年経過、結論から言うと問題なく毎日熟睡できています。
コットと厚めのマットを併用するのがポイント
狭くても問題なく寝てる!
お家でもコットを使ってみたい方のために、実際にコットを室内利用して感じたことや気になったこと、メリット、デメリットなどを紹介します。
コットを家で使うことになったきっかけ
元々は自分用の8畳の自室があったのでベッドを問題なく置くことができたのですが、引っ越しにより自分の部屋がなくなってしまい、3畳以下のスペースしか自分の場所がなくなってしまいました。
子ども部屋を作ったせい
ミニマリストほどではありませんが、おっさん一人の荷物なんてたかが知れています。
しかし3畳以下のスペースだと色々と収納スペースも考えないといけません。
他にもパソコンデスクは必要やし、洋服置き場も必要
さすがにこの狭さだとベッドを置くにも難しく、今更夫婦寝室が一緒なのもキツいため、どうしようかと悩みコットを置くことにしました。
ネットカフェみたいなマットを買おうか考えたけど、コットにしてみた
快活クラブみたいなお部屋が欲しい
家で使うコットを選ぶ時にチェックしたこと
今回お家でコットを使うにあたって自分なりに選んだ基準は3つです。
おすすめする選び方ではなく、自分の中で選んだ基準
横幅
コットによってはシングルベッドと変わらないくらい寝返り楽々な大きなコットが販売されています。
ただ、うちの場合は置くスペースが狭いため、ワイドタイプのコットだと「ベッドでいいやん!」となってしまうので70〜80cm以下のサイズで探すことにしました。
狭い部屋やからしゃーない
高さ
製品名 | 無印良品 頑丈収納ボックス・大 |
---|---|
サイズ | 60.5×39×H37cm |
コットの下には無印の頑丈収納ボックス(大サイズ)を置きたかったので、最低でも高さは37cm以上、体重による沈み込みを考えて40cm以上のコットを選ぶことにしました。
高反発マットを敷くことで沈み込みは気にならなくなる
価格
実際コットを家で使うにあたってすぐに壊れてしまっても嫌やなと感じ、例え壊れたとしてもあまりお財布が痛まない価格のコットを最初は選ぼうと思いました。
ハイランダー アルミGIコット2
製品名 | ハイランダー アルミGIコット2 |
---|---|
使用時サイズ | W190×D66×H42cm |
収納サイズ | 15×15×95cm |
重量 | 5.7kg |
耐荷重 | 80kg |
生地素材 | 600Dポリエステル |
フレーム素材 | アルミ(一部補強にスチール) |
実際にお家で使うコットとして選んだのは「ハイランダーアルミGIコット2」です。
元々コスパの優れたハイランダーの中でも、一番価格の安いコットを選びました。
ハイランダーのGIコットは素材や組み立て方の違いで5種類販売されている
ハイランダーのコットは種類によって若干サイズが異なりますが、自分の希望にあったコットが「アルミGIコット2」でした。
初めからキャンプに持って行く気はなく、家での使用を想定していたため、重さや素材などは気にせずとにかくサイズと価格重視で選びました。
ウッドがかわいくていい感じやんって思った
高さ36cmで無印のボックスが入らない感じがする
コットを家で使う時の注意点とデメリット
コットを家で使おうと考えた時に、一番最初に気になることは「寝心地は一体どうなのか?」だと思います。
実際に半年間お家でコットを使ってみて感じたことは、マットさえ敷けば特に問題なく眠れています。
どんなマットを敷くべきか、幅の狭さは気になるかなど注意点とデメリットを紹介します。
マットは必要
コットのみで寝るとどうしてもフレームが腰に当たったり、沈み込みによる寝返りの打ちづらさを感じます。
コット単体で毎日はキツい
一泊くらいであれば全然問題ないのですが、さすがに毎日となるとマットが必要となります。
キャンプ用のサーマレストなど薄い折りたたみマットではなく、しっかりと厚みのあるマットを使った方が断然寝心地は良いです。
- Qインフレーターマットを使うのはダメ?
- A
インフレーターマットは空気が漏れてくるので、毎日の使用には向いてません。
カインズ ロングフロアクッション flatty フラッティロング 中材180cm
出典:カインズ
サイズ | 180×65×H8cm |
クッションカバー適用サイズ | 185×68cm |
詰め物 | ウレタンフォーム |
表地 | ポリエステル |
カインズに行った時に見つけた高反発で8cmもの厚みのある「ロングフロアクッション flatty フラッティロング 中材180cm」をコットの上に置いています。
高反発のおかげで沈み込みがなくなり、普通のベッドと同じように睡眠をとることができました。
地べたに置いて使っても普通に寝れる快適なマット
インフレーターマットと違い空気漏れの心配なし
在庫が少なく、汚れた時に買い換えようと思っても売ってなかったら嫌やなと思い、汚れ防止にダイソーのキャンプマットを中に敷いて汚れ防止として使っています。
100均なら汚れてもすぐ買い直せる
AMAZONなどで「ごろ寝マット」・「折りたたみマット 180 60」・「車中泊マット 高反発」などと検索するとコットの上に置けるマットが出てきますので、お手持ちのコットをお家利用する場合は、自分のコットのサイズに合わせて選んでみてください。
コットの幅は狭い
- Qコットの幅の狭さは気になる?
- A
眠りにつくまでは少し狭いなと感じるけど、眠ってしまうとわからない
男性の肩幅の平均が約45cm、女子が約40cm、寝返りを打つには最低限70cm以上は必要と言われています。
寝相がいいのか、あまり寝返りを打たないタイプなのか、寝てるのでわかりませんが特にベッドから落ちることもなく快適に眠れています。
狭いコットなのに更に犬2匹と一緒に就寝
眠りにつく前にゴロゴロしながらスマホなど見ている時の方が若干狭さは気になります。
慣れてくると狭いなりにうまいこと横になって見たりもできますが、起きてる間は確かに狭いなと感じています。
寝返りよりも布団やスマホが落ちることが気になる
幅の狭いコットのため、毎朝お布団やスマホなどが地面に落ちてしまいます。
特に冬は寝ている時に布団をはいでしまい下に落ちて寒い思いをしてしまうことがあるので対策が必要となります。
対策:大きめサイズのインナーシーツを使う
寝袋はきつくて寝づらいから大きめのインナーシーツが使うことで地面に落ちてしまうこともなく快適に眠ることができます。
インナーシーツの中に暖かなお布団を入れてあげれば落ちる心配なし
コットに入る時ギシギシときしむ音がする
夜眠る時にコットに入るとギシギシと結構大きなきしみ音がします。
うちは別に神経質ではないのでこのきしみ音は特に気にはなりませんが、神経質な方は気になってしまうかも知れません。
コットを家で使うメリット
- 問題なく眠れる
- 引っ越しが楽
- お掃除も楽
- 部屋を有効に活用できる
- コットの下は荷物置き場
- 椅子としても使える
- 問題ない耐久性
- コスパに優れてる
続いてコットを家で使うようになって感じた、ここが良かったメリットなどを紹介します。
問題なく眠れる
最初はコットだと眠れないかなと思っていましたが、よくよく考えたらキャンプでもコットを使って寝ていますし、寝心地に関しては特に問題なく快適に眠れています。
キャンプで使っているローコットと違い、高さがあるため寝起きもしやすいし、厚めのマットのおかげで普通のベッドと同じように毎晩熟睡しています。
コットのおかげかマットのおかげかわかりませんが、特に腰痛を起こしたり、どこか不調を起こしたりもせず日々快適に生活をしています。
睡眠の質に関しては問題なし
ただし厚めのマットは必要!
引っ越しが楽
引っ越しの時はベッドを運ぶよりも、大きくて重いマットレスを運ぶのが大変です。
コットに変更したことで自分の荷物に関しては一往復で引っ越し先へマイカーで運んでしまうことができました。
さすがにベッドのマットレスは車には入らないため、引っ越しの時も業者さんを呼ばないといけないですが、コットに変更することで引っ越し代を少し浮かすことができます。
ハイコットはキャンプに持っていこうと思うと重たいけど、自宅用と考えたらかなり軽い
掃除が楽
ベッドの下を掃除する時は重たいベッドをのかして下の掃除をしないとけませんが、コットは軽いので簡単にのかして掃除をすることができます。
部屋の広さを有効活用できる
ベッドと比べると狭いコットですが、その分部屋を大きく使うことができます。
コットは簡単に折り畳むこともできますし、軽いので立てかけたりもできるので狭い部屋でも室内スペースを最大限使うことが可能です。
狭い部屋にこそコット!
コットの下は荷物置き場として
今回は無印の頑丈収納ボックスが入る高さのあるコットを選んだため、4個の頑丈収納ボックスをコットの下へおさめることができました。
今は夏なので、使ってない冬服などを入れてます。
- 一個は冬用の洋服など
- 一個は特に使ってない家のもの
- 二個はキャンプ道具を収納
狭い部屋ながらもコット下収納をすることで最大限スペースを活用することができます。
- Q沈み込んでボックスが当たったりしない?
- A
コットの上に高反発マットを敷いているから沈み込みも無し!
マットのおかげで沈み込みもないため、特に当たってしまい痛いということもありません。
椅子としても使える
ハイコットはベッドとしての機能だけでなくベンチとしても使うことができますし、テーブルの場所によっては椅子としても使うこともでき、狭い室内を有効活用することが可能です。
問題ない耐久性
半年間毎晩利用していますが、特にどこかが壊れたとかはありません。
安いコットだったので耐久性が少し心配でしたが、特に問題なく使えています。
シートの上にはカインズの高反発マットを敷いているため、特にシートが伸びてしまったなどもなくちゃんとピンと張ってます。
マットを敷かずに使ったらどうなるかはわからない。
マットのおかげで沈みこみなし!
ベッドを買うより安く済む
ベッドはもとより、マットレスにこだわるとどんどんとお値段が上がっていきます。
アウトドア用コットはベッドに比べたらお安く購入することができるのでコスパにも優れています。
他に候補に上がったコット
今回はハイランダーのアルミGIコットを選びましたが、他にも選択肢に上がったコットを3種類紹介します。
一番安いハイランダーのコットが問題なく使えているため、他のコットも普通に使うのであれば問題なく使えそうです。
ロゴス FDコット
使用時サイズ | 190×76.5×H42cm |
収納サイズ | 22×95×12cm |
重量 | 6kg |
耐荷重 | 120kg |
生地素材 | ポリエステル |
フレーム素材 | アルミ |
ワイドサイズのゆったり眠ることができるコットとなります。生地にDuPont社のSILVADURを使っているため、AG+(銀イオン効果)による抗菌防臭加工がされているので清潔に使うことができます。
デザインもお部屋に合いそうな落ち着いた感じとなっており、幅広なので更に快適に眠ることができそうなコットです。
コールマン トレイルヘッドコット
使用時サイズ | 190×87×H40cm |
収納サイズ | 14×18×93cm |
重量 | 9kg |
耐荷重 | 80kg |
生地素材 | ポリエステル |
フレーム素材 | スチール |
コールマンの超ワイドなコットです。ほぼシングルベッドと変わらない大きなサイズのコットとなっているため、自宅利用にも向いてそうな感じのコットとなります。
9kgもあるからキャンプに持って行くほうが大変そう
ベッドの他にもベンチとしての利用も想定されたかなりコスパに優れたコットです。
クイックキャンプ GIコット
使用時サイズ | 190×64×H43cm |
収納サイズ | 22×100cm |
重量 | 6.9kg |
耐荷重 | 100kg |
生地素材 | ポリエステル |
フレーム素材 | アルミ |
力が必要ない簡単なレバー式構造の組み立てで完成することができるGIコットです。コスパも今回紹介する中では一番優れていて、かなりのお買い得コットだと感じました。
うちが買おうとしてた時は売り切れやった
シートも寝心地をよくするクッション材を埋め込んだシートのため、マットを使わずとも快適に眠れそうなコットとなっています。
まとめ:コットをお家で使うのはアリ!
今回はコットを家で使うのはありかどうか、半年間経過した所で寝心地などを紹介しました。
結果的にはベッドと同じように眠ることができ、特に問題なく健康に過ごしています。ベッドと違い、アウトドア用に作られたコットは軽量で持ち運びにも優れているので、ちょっと移動したい時にも便利です。
- 快適に眠れる
- 引っ越しが楽
- お掃除も楽
- 部屋を有効に活用可能
- コットの下は荷物置き場
- 椅子としても使える
- 高い耐久性
- コスパ◎
- 厚めのマットが必要
- 幅の狭さでものが落ちる
- きしみ音あり
自分用の寝具としてではなく、急な来客用にもコットは役立つと感じました。
部屋が狭くベッドの置き場所に困っている方は、アウトドア用のコットを自宅で使うのはアリだと思います。
予想以上に快適に眠れる
問題なくお昼寝に使わせてもらってる
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