キャンプはテントやチェア・テーブルなど、サイズの大きなギアはバックパックや収納コンテナにそのまま突っ込んで持ち運ぶことができますが、意外とどこに収納しようか悩むのが小物たちです。
食事をするためのカトラリー、料理をする時の調味料、ファイヤースターターなど焚き火に使う火起こしセット、歯ブラシやシャンプーなどのお泊まりセット、怪我をした時のための応急セットなどなど、キャンプに持って行く小物たちは意外とたくさんあります。
そんなキャンプの小物たちを仕分けもせずに収納すると、どこになおしたのか分からなくなります。
すぐに行方不明になる・・。
そのため、小物たちを収納するために、仕分けポーチや小物ボックスが必要になります。
今回紹介するアイテムは、「100均のダイソーやセリアで買えるブリキ缶やスチール缶」です。
ブリキ缶やスチール缶は気密性が高く、遮臭性、遮湿性にすぐれているので、湿気やすいスパイスボックスの代用に使えたり、薬などを入れる応急セット入れに活躍します。
ナイロンポーチと比べると火にも強いため、焚き火に使う火起こしセットの収納にも役立ちます!
お家の中を探せば、お菓子の容器だった「カンカン」が転がってるはずだから、それを代用してもOK!
バレンタイン時期は色々な柄のギフト缶が100均で買える!
100均で買えるブリキ缶の基本情報や使い勝手をはじめ、ダイソーのスチール缶、セリアのブリキ缶の比較などまとめてレビューします。
100均で買えるブリキ缶やスチール缶
ブリキ缶は、名前の通りブリキ製の包装箱です。
お菓子屋チョコレート、クッキーなどの包装箱に使われていたり、コーヒー缶、お茶缶、貯金箱に筆箱など、色々な用途で使われています。
お家の中にもカンカンはあるはず!
ブリキは薄く加工しやすい鉄板のため、四角形をはじめ、丸型、ハート型、星型など、色々な形に加工することが出来ます。
ブリキ缶はスチールにスズをメッキ加工したカンカンですが、純粋にスチールだけで作られたスチール缶もあります。
ブリキ缶やスチール缶のデメリット
ブリキ缶やスチール缶のデメリットはサビです。
湿度が高い所に置いたり、濡れたまま放置するとだんだんサビてきます。
サビも育てると思えばOK!
ナイロンポーチみたいに伸びもないため、ブリキ缶やスチール缶のサイズ内に収まる小物しか入れることはできません。
1mmでも長いと入らなくなる。
ブリキ缶やスチール缶のメリット
ブリキ缶やスチール缶は金属のため、ナイロンポーチなどと比べると硬く丈夫で、リサイクルも可能な素材なのでSDGsにも適したアイテムです。
密閉製も高く遮光性が高く、防臭・防湿性にも優れているため、湿気やすいスパイス類などを保管するのにも役立ちます。
ダイソーで買えるスチール缶:ギフト缶
製品名 | ギフト缶 |
---|---|
外寸 | 約12.9×8.3×3.5cm |
内寸 | 約12×7.5×2.8cm |
重量 | 約73.9g |
ダイソーのカンカンは「ギフト缶」と言う名前で、うちの近くのダイソーではちょうどバレンタイン時期に購入したため、バレンタインコーナーに置いてありました。
バレンタインチョコなどを詰めるためなどに使われるギフト缶!
ダイソーのギフト缶は材質がスチールのみなのでブリキ缶ではなく、厳密に言えばスチール缶です。
サイズが記載されていなかったため測ってみた所、外寸は約12.3×8.3×3.5cmで、内寸は約12×7.5×2.8cmでした。
ダイソーは他にも色々なサイズのスチール缶が、灰皿やカンカンなどを置いてるコーナーに売ってたので、その中から4種のカンカンを購入し、比較してみました。
セリアのブリキ缶:ギフト缶
製品名 | ギフト缶(長方形) |
---|---|
外寸 | 約12.3×7.9×3.7cm |
内寸 | 約11.4×6.9×3cm |
重量 | 約68.g |
セリアのブリキ缶も「ギフト缶」と言う名前で販売されています。
うちの近くのセリアでは製菓コーナーではなく、なぜかDIYコーナーに置いてありました。
外寸は記載通り約12.3×7.9×3.7cm、内寸を計測したところ約11.4×6.9×3cmでした。
それなりに深さがあるブリキ缶のため、色々なアイテムを詰め込むことが出来ます。
ダイソーとセリアのブリキ缶を比較
ショップ | ダイソー | セリア |
---|---|---|
外寸 | 約12.9×8.3×3.5cm | 約12.3×7.9×3.7cm |
内寸 | 約12×7.5×2.8cm | 約11.4×6.9×3cm |
重量 | 約73.9g | 約68.7g |
同じ100均で、名称もギフト缶と同じでは商品ではありますが、ダイソーのブリキ缶とセリアのブリキ缶は、若干サイズが異なります。
ダイソーは材質はスチールのみのため正確にはスチール缶、セリアはメッキ加工がされてるためブリキ缶となります。
見た目はほぼ同じ!
比較①:ブリキ缶の外寸サイズ
ショップ | ダイソー | セリア |
---|---|---|
外寸 | 約12.9×8.3×3.5cm | 約12.3×7.9×3.7cm |
外寸サイズは若干ダイソーのブリキ缶の方が大きいです。
mm単位の誤差のため、それほど気になるサイズ差ではありません。
蓋をはめ込む作りが少し異なるだけで、外観の見た目はほぼ同じです。
比較②:ブリキ缶の内寸サイズ
ショップ | ダイソー | セリア |
---|---|---|
内寸 | 約12×7.5×2.8cm | 約11.4×6.9×3cm |
内寸もダイソーとセリアを比較すると、mm単位の差でほぼ同じです。
若干ダイソーのブリキ缶の方が大きいですが、高さはセリアの方が2mm高いです。
ブリキ缶は伸びがないため、少しでも大きいサイズを求めるならダイソーのブリキ缶、2.8mm〜3mm以内の小物を入れる場合はセリアのブリキ缶を選んでください。
高さが合わないと蓋が浮いちゃう
比較③:ブリキ缶の重量
ショップ | ダイソー | セリア |
---|---|---|
重量 | 約73.9g | 約68.7g |
セリアのブリキ缶の方がダイソーと比べて一回り小さいため、重量も若干セリアの方が軽いです。
5gの差だし、どっちでもいい!
比較結果:どっちのブリキ缶を選んでもOK!
ダイソーとセリアのブリキ缶を比較しても、mm単位の大きさの違いしかないため、どちらのブリキ缶を選んでも同じように使うことができます。
蓋の密閉度も、作りは違えど同じくらいの硬さで密閉しますし、見た目もほぼ同じです。
ステッカーをつけて個性を出せば良い感じ!
使い勝手やサイズ感はほぼ一緒ですが、材質がスチールとブリキで少しだけ違いがあります。
材質 | ブリキ | スチール |
---|---|---|
素材 | 鉄(Fe)+スズ(Sn) | 鉄(Fe)+炭素(C) |
融点 | スズの融点:231℃ | 1200℃ |
特徴 | 屋内用・熱に弱い | 衛生的・熱に強い |
ブリキ缶は「鉄(Fe)」の薄板に「スズ(Sn)」をメッキ加工しているため、融点が231度と低く、スチール缶に比べると熱に弱いです。
どちらもサビやすい金属ですが、材質の違いを見るとダイソー ギフト缶の方が熱に強いからキャンプ向きです。
100均ブリキ缶の使い勝手をレビュー
ダイソーのブリキ缶、セリアのブリキ缶のスペックを確認したので、次は色々と小物を入れてみての使い勝手をレビューします。
ブリキ缶の使い道①:スパイスボックスとして使う
ブリキ缶は湿気を防いでくれるため、キャンプのスパイスボックスとして活躍します。
うちはメインがソロキャンプのため、オリーブオイルやごま油は20mlもあれば十分です。
ダイソーの「調味料ボトル2P 20ml」は液体OKのため、このボトルに油を詰めて持ち運んでます。
同じくダイソーの「調味料ボトル2P 30ml」のサイズがありますが、30mlは高さが合わなかったため、ブリキ缶の蓋を閉めることができませんでした。
お醤油やソースなどは、テイクアウトした時に余ったのをキャンプに持って行って使ってます。
個別包装されているため、意外とキャンプとも相性が良く使うことができます。
ほりにしなどのアウトドアスパイスは、東急ハンズで買った「いわしや 標本管びん 蓋つき」に入れて持ち運んでます。
コルクの栓が付いたガラス棒瓶で、スパイスを入れるのにちょうどいいサイズ感です。
いわしや 標本管びん | 直径15mm | 直径18mm |
---|---|---|
本体サイズ | φ1.5×10cm | φ1.8×10cm |
容量 | 13〜15ml | 18〜23ml |
東急ハンズでは、15mmサイズと18mmサイズ、2種類の標本菅びんが販売されていました。
無印のアクリル小物容器や、100均のアクリル小物容器、セリアのスパイス容器などは、どれも高さが合わず入らなかったため、スパイスボトルは30mm以下のサイズを選んでください。
キャンプを始めたばかりの頃に買った、GSIのスパイスミサイルも直径3.5cmあるため、ダイソー・セリアともに入れることはできませんでした。
調味料ボックスを更に、無印の吊り下げケースなどにまとめて、キッチン用品をいっぺんに持ち運んだりもできます。
ブリキ缶の使い道②:焚き火の火起こしセットを収納
ブリキ缶は耐久性も高いため、焚き火に使う火起こしセットなどの小物入れとしても使えます。
ファイヤースターターをはじめ、麻紐や着火剤などの小物類、なんかあった時に役立つマルチツールやミニナイフなど、焚き火をするための細々としたギアを入れるのに役立ちます。
ダイソーはスチール缶だから熱にも強くて安心!
ブリキ缶の使い道③:救急セットを収納
ささくれなどが刺さった時に使う毛抜きなどのセットや、怪我をした時に使う消毒綿や絆創膏などの応急セットなど、キャンプで何かあった時に役立つ救急セット入れにブリキ缶が役立ちます。
救急セットも細々したアイテムが多いため、ブリキ缶くらいのサイズにまとめて直しておけば、いざという時に活躍します。
まとめ:100均のブリキ缶はキャンプの小物入れとして優秀!
今回はダイソーやセリアで買える100均のブリキ缶をレビューしました。
ブリキ缶自体高価なアイテムではありませんし、AMAZONなどの通販でも買えますが、100均のブリキ缶がキャンプには十分に役立ちました。
100均以外にも、お菓子を買った時に余ったブリキ缶や、化粧品などを買った時に付いてくるブリキ缶などを流用して使うこともできます。
ブリキ缶を使った雑貨を探すのも楽しい!
自分が入れたい小物類とサイズがあえば使う事ができるため、自分だけのブリキ缶を見つけてスタッキングを楽しんでください。
うちは無印で昔購入した「おみやげ缶」のブリキのカンカンを小物入れとして使っています。
100均のブリキ缶より少し小さいけど使いやすいサイズ感!
ブリキ缶は見た目が同じような缶のため、複数持ち運ぶ場合はステッカーなどで見分けが付きやすいようにしておくことをおすすめします。
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