キャンプで使うテントやチェアなどは、収納コンテナやザックの中にまとめて収納することが出来ますが、キャンプで使う小物たちほど、どこに収納すればよいのか悩みます。
バラバラになりやすいし、すぐ行方不明になる・・。
焚き火を楽しむために使うファイヤースタータなどの火起こしセットや、食事をするためのカトラリーや調味料たち、お泊まりをするためのアメニティグッズも必要だし、何かあった時の応急セットなど、キャンプに持っていく小物たちは意外と多いです。
そのため、キャンプで使う小物たちを収納するために、仕分けポーチやちっちゃな収納BOXなどがあると仕分けしやすいし、綺麗に収納することが出来ます。
今回紹介する小物たちを収納するギアは、ダイソーで買える「スチール缶」です。
お菓子のカンカンなどに使われてるブリキ缶を再利用しているご家庭も多いですが、スチール缶も同じように使い勝手が良く、スチール製のため、ブリキ缶より熱に強いです。
どっちもサビやすいけど、それが味になる!
キャンプで使えそうなシンプルなスチール缶やブリキ缶がダイソーにはたくさん売っていたのですが、その中で使い勝手が良さそうなサイズ違いのスチール缶を4種類購入し、色々と収納してみました。
この記事では、ダイソーで買えるスチール缶(ブリキ缶)4種類のサイズ感やキャンプでの使い勝手などを比較しながらまとめてレビューします。
ダイソーで買えるスチール缶やブリキ缶
ブリキ缶やスチール缶は、ちょっと高級なクッキーやチョコレートの包装箱として使われていたり、コーヒーやお茶缶の入れ物などにも使われている、あの「カンカン」です!
お家の中を探せばどの家庭にも転がっているはずですし、使用後のブリキ缶を物入れとして使っている家庭も多いです!
カンカン余ってる?って聞けば出てくるはず!
通帳とかカードを入れてそうなイメージ。
ブリキ缶やスチール缶は気密性が高く、遮臭性、遮湿性に優れているため、キャンプだと湿気やすい調味料入れや、薬などを入れる応急セット入れに活躍します。
ブリキ缶とスチール缶の違いは?
- Qブリキ缶とスチール缶の違いは?
- A
ブリキ缶は「鉄(Fe)」の薄板に「スズ(Sn)」をメッキ加工したカンカンで、スチール缶は「鉄(Fe)」と「炭素(C)」を合金したスチール製のカンカンです。
材質 | ブリキ | スチール |
---|---|---|
融点 | スズの融点:231℃ | 1200℃ |
特徴 | 屋内用・熱に弱い | 衛生的・熱に強い |
他にもアルミ製のカンカンもありますが、ブリキ缶よりもスチール缶の方が熱には強いため、キャンプ向きのカンカンとなります。
どっちもキャンプで使っていくとサビる!
錆びたカンカンもかっこいい!
ダイソーのブリキ缶やスチール缶はどこで買える?
- Qダイソーのブリキ缶やスチール缶はどこで買える?
- A
うちの近くのダイソーでは、灰皿やブリキ缶、スチール缶などのカンカンがまとめて置いてあるコーナーにありました。
ダイソーによって置き場は違うし、在庫のある店舗や置いてない店舗もありますが、うちの近くの大型のダイソーでは、色々な灰皿やブリキ缶、スチール缶などのカンカンコーナーにありました。
ダイソーで買えるスチール缶 4種類のディティール
まずはダイソーで買った4種類のスチール缶のディティールを、小さいサイズから順番に収納例などを含めてレビューします。
ダイソーで買えるスチール缶①:スチール缶(焚火柄)
製品名 | スチール缶(焚火柄) |
---|---|
外寸 | 約9.4×5.7×4.9cm |
内寸 | 約8.6×4.8×4.1cm |
重量 | 約48.5g |
今回ダイソーで買った一番小さなサイズのスチール缶です。
焚火柄のマークがプリントされてるため、キャンプに使って欲しいと思われるデザインですが、キャンプで使うにはとにかくサイズが小さいと感じました。
蓋がフラップ式になっているため外れることはありませんが、小さすぎるわりには深さがあるため、何を入れるにも中途半端な大きさでした。
厳選しないと入らないし、幅が短いから厳選するのも大変。
ダイソーで買えるスチール缶(焚火柄)の収納例
スチール缶(焚火柄)は、バンドエイドや薬・コンタクトなどを入れるには問題ないサイズ感ですが、少し大きめのバンドエイドを入れようとすると小さくて入らなかったです。
調味料セットは、同じくダイソーで買った密閉ボトルは2本並べて入れることが出来ます。
うちはスパイス関係はハンズで購入した試験管みたいなのに入れてるのですが、細めのサイズであればスチール缶(焚火柄)に4本入れることが出来ました。
あんまり調味料とか持っていかないし、このサイズで十分かも。
火起こしセットは、ファイヤースターターや短めの火吹き棒は入りますが、ちょっとサイズが大きくなるだけで入らなくなるし、ナイフも小さな折りたたみナイフでないと入りません。
ダイソーで買った300円の折りたたみ式カッターは入る!
焚き火マークが付いてる割にサイズが小さいため、このスチール缶(焚火柄)に合わせたギアを探すのは結構難しいです。
割り切ってチャークロスや着火剤入れとしてなら使えそう!
ダイソーで買えるスチール缶②:スチール缶(10.7cm×7.2cm×3cm)
製品名 | スチール缶(10.7cm×7.2cm×3cm) |
---|---|
外寸 | 約10.7×7.2×3cm |
内寸 | 約10.2×6.8×2.6cm |
重量 | 約61g |
二つ目のダイソーで購入したスチール缶は、10.7×7.2×3cmのスチール缶です。
サイズが一個目のスチール缶(焚火柄)と比べて大きくなった分、キャンプの小物入れとしての幅も広がります。
蓋はフラップ式ではなく、完全に外れるタイプのスチール缶のため、開けたはいいけど「蓋をなくしてしまった!」ってことはないようにしてください。
ダイソーで買えるスチール缶(10.7cm×7.2cm×3cm)の収納例
先程のスチール缶(焚火柄 内寸:8.6×4.8×4.1cm)と比較しても、サイズが大きくなった分、入るアイテムも多くなります。
応急セットくらいなら問題なく収納することが出来ますし、深さも3cm(内寸2.6cm)と低いため、取り出しやすくどこに何があるかも見つけやすくなってます。
深さが低いからこそのメリット!
調味料関係は、ダイソーの密閉ボトルが縦に入ればよかったのですが、サイズ的に横にしか入らなかったため、あまり収納性は良くありませんでした。
焚き火に使う火起こしセットは、ダイソーの折りたたみカッターや火吹き棒、ファイヤースターターなどは入りますが、少しサイズが大きくなるギアは微妙に長さが足りず入りませんでした。
入れるギアをもう少し調整してみたら使いやすいサイズのスチール缶!
ダイソーで買えるスチール缶③:ギフト缶
製品名 | ギフト缶 |
---|---|
外寸 | 約12.9×8.3×3.5cm |
内寸 | 約12×7.5×2.8cm |
重量 | 約74g |
ダイソーで購入したスチール缶3つ目は、ギフト缶という名前で販売されてました。
このスチール缶は、バレンタインの時にバレンタインコーナーで購入したカンカンでしたが、今は普通のカンカンコーナーに移動されてました。
セリアで買えるブリキ缶とほぼ同サイズのカンカンで、調味料入れにもちょうど使いやすいサイズで、焚き火で使う火起こしセットを入れるのにも使えるサイズ感だったため、一番愛用しているサイズのスチール缶です。
ダイソーで買えるギフト缶の収納例
2番目のスチール缶(10.7×7.2×3cm)よりも一回り多くなったサイズ(ギフト缶:12.9×8.3×3.5cm)のため、応急セットも余裕を持って入れることが出来るし、特に厳選しなくても普通に入るサイズです。
調味料関係も、ダイソーの密閉ボトルを縦に2列で入れることが出来るため、隣にスパイスボトルを6本くらい入れることが出来るくらいのサイズ感です。
一番使い勝手が良かったスチール缶!
焚き火の火起こしセットも問題なく収納することが出来るし、少し大きめのライターや、オルファ クラフトナイフもピッタリと収納出来るサイズです。
最低限の火起こしセットは問題なく入る!
ダイソーで買えるスチール缶④:スチール缶(12cm×8cm×5.6cm)
製品名 | スチール缶(12cm×8cm×5.6cm) |
---|---|
外寸 | 約12×8×5.6cm |
内寸 | 約11.3×7.4×4.9cm |
重量 | 約78.5g |
今回ダイソーで買った一番大きなサイズのスチール缶が、12×8×5.6cmのスチール缶です。
サイズが大きいため余裕を持って収納することが出来ますが、深さが5.6cm(内寸:4.9cm)あるため下に収納したのを取り出すのが少しめんどくさかったです。
フラップタイプの蓋となっているので、蓋がなくなる心配はありません。
今までのスチール缶と比べるとかなり大きく感じる!
ダイソーで買えるスチール缶(12cm×8cm×5.6cm)の収納例
サイズが大きくて深さのあるスチール缶のため、インスタントコーヒーやカップスープなどをまとめて入れたり、紅茶パックなどを詰めたりも出来るので、とりあえず大きなサイズを求めてるキャンパーさんやファミリーキャンパーさんにはおすすめのサイズです。
ソロキャンよりもファミキャン向きのサイズ!
調味料関係もかなり余裕を持って入れることが出来るため、料理好きキャンパーさんも使いやすいサイズですが、うちは料理が苦手なため、こんなにもスパイスが必要ないので大きく感じました。
焚き火の火起こしグッズなども余裕を持って入れることが出来るスチール缶ですが、深さがあるため奥にあるギアが取り出しにくいので、先程のギフト缶(約12.9×8.3×3.5cm)の方が取り出しやすいし使いやすかったです。
外径と内径はほぼ一緒だけど、深さの違いで使い勝手が変わる。
どちらかと言えば料理関係で使いやすいサイズ感!
ダイソーで買えるスチール缶 4種類を比較レビュー
製品名 | スチール缶(焚火柄) | スチール缶(10.7cm) | ギフト缶 | スチール缶(12cm) |
---|---|---|---|---|
外寸 | 約9.4×5.7×4.9cm | 約10.7×7.2×3cm | 約12.9×8.3×3.5cm | 約12×8×5.6cm |
内寸 | 約8.6×4.8×4.1cm | 約10.2×6.8×2.6cm | 約12×7.5×2.8cm | 約11.3×7.4×4.9cm |
重量 | 約48.5g | 約61g | 約74g | 約78.5g |
ダイソーで買えるスチール缶4種類のサイズや収納例などを比較して、どのサイズがキャンプに使いやすいスチール缶かレビューします。
商品名がどれも同じ感じでわかりづらいため、スチール缶(10.7cm×7.2cm×3cm)は「スチール缶(10.7cm)」、スチール缶(12cm×8cm×5.6cm)は「スチール缶(12cm)」と短縮して紹介します。
比較①:スチール缶の外寸サイズ
製品名 | スチール缶(焚火柄) | スチール缶(10.7cm) | ギフト缶 | スチール缶(12cm) |
---|---|---|---|---|
外寸 | 約9.4×5.7×4.9cm | 約10.7×7.2×3cm | 約12.9×8.3×3.5cm | 約12×8×5.6cm |
キャンプでは必ずしも大は小を兼ねるわけではないので、時には小さなギアを選んだり、軽さを追求してギアを選ぶことがあります。
小さいからこそ持ち運びしやすい!
ただ、小物類をスチール缶やブリキ缶に収納することに関しては、ナイロンポーチみたいに伸びたりしないため、小さすぎ入れることが出来ないし、逆に大きくてもスペースが余るとカチャカチャとうるさくなります。
製品名 | スチール缶(焚火柄) | スチール缶(12cm×8cm×5.6cm) |
---|---|---|
外寸 | 約9.4×5.7×4.9cm | 約12×8×5.6cm |
ダイソーのスチール缶は蓋がフラップタイプのスチール缶(焚火柄 外寸:9.4×5.7×H4.9cm)と、スチール缶(外寸:12×8×H5.6cm)は、高さがあるタイプのカンカンとなってます。
サイズが倍以上違うため、スチール缶(12cm)の中に、スチール缶(焚火柄)を入れることも可能なくない大きさが異なります。
蓋が取り外せるタイプのスチール缶は高さも抑えられてるため、うちは無印良品の「吊るして使える洗面用具ケース」の中にダイソー スチール缶を収納してます。
調味料やスパイスの収納問題が解決する!
比較②:スチール缶の内寸サイズ
製品名 | スチール缶(焚火柄) | スチール缶(10.7cm) | ギフト缶 | スチール缶(12cm) |
---|---|---|---|---|
内寸 | 約8.6×4.8×4.1cm | 約10.2×6.8×2.6cm | 約12×7.5×2.8cm | 約11.3×7.4×4.9cm |
続いては、ダイソーで買えるスチール缶 4種類の内寸サイズを比較レビューします。
蓋が取り外せるタイプの高さを抑えたギフト缶とスチール缶(10.7cm)は、一回りほどスチール缶(10.7cm)が小さいため、ダイソーの密閉容器を収納しようとしても縦に2段収納することはできませんでした。
ただ、スチール缶(10.7cm)も程よいサイズ感のスチール缶のため、十分に使いやすかったです。
ダイソーのスチール缶は蓋がフラップタイプのスチール缶(焚火柄)と、スチール缶(12cm)は、高さがあるため、高さのある収納に関しては適してますが、あまり詰め込みすぎても底にあるのが取りづらくなります。
比較③:スチール缶の重量
製品名 | スチール缶(焚火柄) | スチール缶(10.7cm) | ギフト缶 | スチール缶(12cm) |
---|---|---|---|---|
重量 | 約48.5g | 約61g | 約74g | 約78.5g |
スチール製のカンカンですが、どのスチール缶も軽量に作られてますし、重量差もさほどないため、よほど軽量化を求めてない限りは重量は気にしなくても良い差です。
収納したい小物たちが入らなかったら意味がないため、重さよりもサイズの方が重要になります。
比較④:スチール缶の収納例
応急セット類も小さなサイズのスチール缶は、サイズの関係で大型のバンドエイドなど入らないアイテムが出てきますが、最低限必要な救急セットであれば、どのサイズでも収納することが出来ます。
逆に、スチール缶(12cm)は、深さがある分奥にあるのを取り出しずらかったため、もしもの時にすぐ出したい時にワーってなりそうです(笑)
調味料関係の収納は、料理好きであれば大きいサイズの方がたくさんの調味料が入ります。
合わせて醤油や油関係なども、ダイソーの密閉容器などをスチール缶に入れて一緒に持ち運ぶことも出来るため、大きなサイズの方が使いやすいです。
ただ、うちは料理が苦手だし、そんなに調味料やスパイスを使うことがなく、使い方もよくわからないので、小さめのサイズでも特に問題なかったです(笑)
スパイスを入れるタイミングも量もわからない。
いつも使い切る前に湿気で使えなくなってる。
とりあえず最低限必要であろう火起こしセットを、ダイソーのスチール缶たちに収納してみました。
サイズが小さなスチール缶(焚火柄・10.7cm)は、入らないギアが出てきますが、使用するナイフやライターを変更することでなんとか収納することが出来ます。
ギアの厳選が必要!
大きめサイズのスチール缶(ギフト缶・12cm)は、Fプラス スイングバーナーライターなど大型のターボライターも入れることが出来るサイズ感となってます。
まとめ:ブリキ缶やスチール缶はキャンプに役立つカンカン
今回はダイソーで買えるスチール缶を4種類買ってみて、スチール缶の大きさや収納例の比較レビューをまとめました。
実際のカンカンの詳しい収納例は「余ったカンカンはキャンプの小物入れに!無印ブリキ缶を使った収納例!」にもまとめています。
うちはメインでは無印で昔買ったお菓子のブリキ缶をキャンプ用に代用して使っていますが、だいぶサビやらなんやでボロボロになってきた時に、ダイソーで色々なサイズのカンカンが売っているのを見つけました。
元々、無印のブリキ缶のサイズに合わせて小物類を揃えたのもあってか、サイズが近いダイソー「ギフト缶」が、自分の中では一番使い勝手が良かったです。
ブリキ缶やスチール缶はサイズの優遇が効かないため、たった1mmでも収納する小物が大きかったら入れることは出来なくなります。
スチール缶やブリキ缶に収納することを前提にギアを選ぶと1mmの差で泣くこともある!
そのため、何を収納したいかでも選ぶカンカンのサイズは変わってくるため、内寸サイズなどを参考に選んでいただければ幸いです。
ブリキ缶やスチール缶はキャンプの小物収納に役立つカンカン!
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