木製のハンドルが美しく、シンプルでかっこいいオピネルの折りたたみナイフ!
どこのサイトを見ても「おすすめ」「おすすめ」「おすすめ」と、紹介されているし、実際うちもキャンプを始めたばかりの頃に、おすすめレビューに乗せられてオピネルのナイフを買いました。
安いしおしゃれだし、初心者向けナイフにピッタリって思った!
買ったばかりの頃はもちろんなんか嬉しくて、お家でも玉ねぎ切ってみたり、パンをカットしてみたりウキウキ使っていましたし、キャンプにも毎回持って行ってました。
しかし、オピネルを購入してから5、6年経ちますが、今では出番は激減し・・・、キャンプには一応持ってていますが、使わずにキャンプが終わることがほとんどで、年に数回しかオピネルは活躍してません。
単純に自分のキャンプスタイルにオピネル含めた調理用ナイフが必要なかった。
実は初心者向けナイフではなかったかかも!?
この記事では、オピネルのナイフを初心者にはおすすめしない理由や、自分のキャンプスタイルにオピネルが必要なかった原因などをまとめてレビューします。
オピネルナイフとは
OPINEL(オピネル)は、フランスで創業された老舗のナイフメーカーです。
オピネルからは、折りたたみナイフ以外にも、普通の包丁や折りたたまないナイフ、のこぎりなど色々な刃物を製造していますが、「オピネルナイフ=折りたたみナイフ」って感じるほど、折りたたみナイフのは人気が高く、長年世界中の人たちやキャンパーに愛されています。
オピネルはその美しさからイギリスの美術館にも所蔵されている!
おしゃれを目指すキャンパーにすごく人気!
11種類のサイズから選べる!
出典:OPINEL
サイズ | ブレード(刃の長さ) | 全長 | 使用用途 |
---|---|---|---|
No.2 | 34mm | 80mm | アクセサリー・緊急用など |
No.3 | 42mm | 97mm | 緊急用・野菜の皮むきなど |
No.4 | 51mm | 117mm | 小魚・山菜採り・きのこ狩りなど |
No.5 | 61mm | 140mm | 小魚・山菜採り・きのこ狩りなど |
No.6 | 73mm | 165mm | 肉・魚・野菜などのカット |
No.7 | 80mm | 177mm | 肉・魚・野菜などのカット |
No.8(人気) | 85mm | 192mm | 肉・魚・野菜などのカット |
No.9(人気) | 90mm | 210mm | 肉・魚・野菜などのカット |
No.10 | 100mm | 230mm | 大きめの魚・肉・野菜などのカット |
No.12 | 120mm | 283mm | 大きめの魚・肉・野菜などのカット |
No.13 | 220mm | 505mm | かなりデカいナイフ |
オピネルのナイフを調べると、必ず表示されている「No.○」や「#○」。
フランスだと「N°」
ナイフのブレード(刃渡り)の大きさによって数字が変わり、数字が小さいほど刃の長さが短く、大きいほど刃の長さが長くなります。
以前はNo.1〜No.13まで、13種類のナイフが販売されていましたが、現在はNo.1とNo.11は廃盤となり、全部で11種類のサイズから選べます。
自分が使いやすいサイズや、予備に持って行きたいサイズなど、スタイルに合わせて選べる!
カーボンはサビやすい!
素材 | ステンレス | カーボンスチール |
---|---|---|
切れ味 | ○ | ◎ |
サビ | ◎ | ✕ |
刃こぼれ | ◎ | ✕ |
研ぎやすさ | △ | ◎ |
オピネルナイフのブレード素材は、ステンレス製とカーボンスチール(炭素鋼)製の2種類から選ぶことが出来ます。
切れ味はステンレスと比べるとカーボンの方が鋭く、スパスパ切れますが、キャンプや釣りなどアウトドアで使うことを考えるとサビづらいステンレスがおすすめです。
カーボンはすぐ錆びる
ズボラキャンパーの自覚があるならカーボンはおすすめしない!
月1しかキャンプをしなければ、使わない期間の方が長くなり、ほっとくだけでもカーボンはサビてしまうため、メンテナンスのしやすいステンレスの方が、長い期間綺麗に使い続けることが出来ます。
料理用ナイフとして人気
オピネルナイフは刃厚が薄く、折りたたみ式のため、バトニングなど刃に負担のかかる使い方をすると、刃が折れたり欠けたりします。
柔らかい木材でのフェザースティック作りやロープのカット、簡単な工作くらいならオピネルを使っても出来ますが、料理用ナイフとして使っているキャンパーさんが多いです。
刃も薄いし、切れ味高いからザクザク切れる!
フランスパンに似合うナイフ!
オピネルナイフをおすすめしない理由
カーボンは場合によっては一晩ほっとくだけでサビてしまうため、絶対自分の使い方だとサビさる自信があったし、黒錆加工しようがサビさせる自信もあるので、初めから選択外でした。
鉄板もサビさせたし、ランタンもサビた・・。
オピネルナイフをおすすめしない、ナイフとしては致命的なデメリットを挙げてみたので紹介します。
調理用ナイフとして考えると包丁の方が使いやすい
オピネルの折りたたみ式ナイフは、あくまでもアウトドア用の折りたたみ式ナイフのため、もちろんよく切れるし、使えるナイフですが、お家の包丁と比べると、断然包丁の方が使いやすいです。
ブレード(刃)の形を包丁と比較するとわかりやすいのですが、オピネルは先端に向かうにつれ刃がカーブし尖っていきます。
そのため、刺したり、ざく切りくらいは出来ますが、みじん切りや千切りはやりづらいです。
注意してカットしないと怪我しやすい。
キャンプに持ち運ぶことを考えたら、もちろん折りたたむことの出来ない包丁より、オピネルの方が持ち運びはしやすいですが、料理が得意なキャンパーさんほど使いづらく感じるはずです。
濡れたら開かないは、ナイフとして致命的・・。
オピネルの木製ハンドルは、濡れたまま放置したり、長期間使わなかったりすると、木が水分を含んで膨張し、刃の開閉がしづらくなります。
料理用に使えばもちろん汚れるし、アウトドア用のナイフとして「濡れたらあかん!」ってのは折りたたみ式ナイフとしては致命的な欠点です。
折りたたみナイフなのに刃が出てこない・・。
刃が出ない時はコンコン!
オピネルも刃が出ない、水を含むと膨張するってのは理解しているみたいで、開かない場合は「サヴォワ打ち」で刃を出してねと公式に言ってます。
ハンドルが木製だからこそかっこいいし、おしゃれな感じに見えるナイフですが、濡れたら開かない、濡らさないように気をつけて使わないといけないので、「おすすめ!」・「使いやすい!」・「機能的!」などと初心者さんに気軽には言えないナイフです。
見た目と安さが魅力のナイフ!
バトニングは絶対ダメ!
オピネルナイフは折りたたみ式だし、刃厚も薄いため、バトニング(薪割り)には使えないなんて見ればわかることですが、バトニングをして折っちゃってるキャンパーさんを見かけたことがあります。
普通に考えればわかると思うけど・・!?
詳しい説明書があるわけでもないし、説明書があっても読まずに使う人も多いので、なんとも言えませんが、バトニングしたいなら、ブッシュクラフトに使いたいなら、刃厚の太いフルタングのナイフや鉈を使うようにしましょう!
オピネルを年に数回しか使わなくなった理由
買ったばかりの頃は嬉しくて家でもキャンプでも使っていましたが、使いづらさや自分のキャンプスタイルには合わなくて、今では年に数回しか使っていません。
一応カトラリーケースにまとめて毎回持って行ってはいる。
けど使わずに帰ってくる。
キャンプをやってみないと必要かどうかわからない。
うちがオピネルナイフを年に数回しか使わなくなった理由を紹介します。
食材は事前に準備
そもそも自分のキャンプスタイルは、食材関係はあらかじめお家でジップロックに小分けして、キャンプでは焼くだけ、煮るだけなので、キャンプ中にキッチンナイフを使うことがほぼありません。
そのため、オピネルどころか包丁すらキャンプには必要ありませんでした。
たまに持ってくるのを忘れた食材を、行きしなのスーパーで買ってカットする時に使ったり、ステーキをカットしたりするのに使うくらいでほとんど出番がありません。
なくても薪割り用に持っていってるフルタングナイフで代用できるし!
なきゃないでどうにかなる!
キャンプ場への行きしなにスーパー寄って何食べようか考えるキャンプスタイルであれば、まだナイフを使う機会は増えそうですが、ソロキャンプだしそこまでの量も食べないので、事前に準備した方が荷物も減り楽だと感じ今のスタイルになっています。
予備のナイフとしてカトラリーケースに入れっぱなし!
そもそも料理が苦手
うちは料理が苦手なため、初めは「キャンプで料理を頑張ろう!」と思い、オピネルを買ったのですが、普段料理をしないのにキャンプで頑張れるはずがなかったです(笑)
結局お肉は焼くだけだし、お鍋はあらかじめカットされたカット野菜を使えば出来るし、インスタントやら冷凍食品やらナイフなんて使わなくても、意外と食事には困りません!
ナイフを使わなくても料理はできる!
料理が苦手でもなんとかなる!
オピネルに限らず、キッチン関係のアイテムは、料理できない人ほど集めたがりますが、実際はほとんど出番がなく、奥底にしまわれてしまいます。
調味料も色々買ったけど、結局使いきれずに賞味期限を迎える。
買っただけで料理が上手くなると思ってそう!
まとめ:オピネルは初心者にはおすすめしない
今回はオピネルナイフのデメリットやおすすめしない理由、うちがオピネルを使わなくなった理由などをまとめました。
シンプルだからこそ美しい!
オピネルナイフは木製ハンドルだからこそ、どこか温もりを感じ、シンプルな折りたたみ式ナイフだからこそ、おしゃれで、現代まで愛されているナイフです。
- シンプルな折りたたみナイフ
- 木製ハンドルがかっこいい
- 手に入れやすい低価格
- カスタムも楽しめる
- 豊富なラインナップ
- ロック機能付きで安全
手頃な価格で買うこともできるため、こぞって「おすすめ!」って言いたい気持ちもわかります。
- Qオピネルナイフは初心者におすすめ?
- A
なくてもどうにかなるけど、「使ってみたい」「気になっている」なら、悩むよりも買って試してみたらって言える手頃な価格のナイフ!
水に弱いという致命的な弱点がある折りたたみナイフですが、使い方を理解し、使用後のお手入れやメンテナンスをきちんとやれば、膨張することもなく長い期間使えるナイフです。
そのため、オピネルはキャンプ初心者さん向けよりかは、ある程度自分のキャンプスタイルを理解でき、デメリットも受け入れて使うことが出来るキャンパーさん向けのナイフです。
おしゃれに憧れた初心者向けに見えるけど。
ナイフの世界は奥が深い!
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