焚き火台は大きいサイズから小さいサイズまで星の数ほど販売されていますが、その中でも人気の高い定番の焚き火台がヒロシも使っている「ピコグリル 398」です!
ピコグリル 398は、市販の薪をカットせずともそのまま置けるフルサイズの軽量焚き火台で、焚き火だけでなく料理もしやすいソロキャンプにおすすめの焚き火台です。
ソロキャンプに使い勝手の良いサイズ感!
ただ残念なことに、ピコグリルの形を模した、通称「パチグリル」と呼ばれる本家よりもリーズナブルな偽物の焚き火台が色々なメーカーからめっちゃ売ってます・・。
ピコグリルからしたらいい迷惑・・。
それだけピコグリル398が完成された焚き火台!
そんな数あるパチグリルの中からどうせ選ぶなら、完全に本家をパチった焚き火台よりも、ピコグリルの弱点をカバーしたタイプの焚き火台がおすすめです。
どうせなら使い勝手が良くなる焚き火台を使いたい!
うちが選んだ「Vicopo 焚火台」は、五徳の高さを2段階にサイズ変更できる焚き火台のため、火力の調整がしやすい料理に適したパチグリルです!
価格も本家の1/4以下!
この記事では、Vicopo 焚き火台の基本情報をはじめ、実際にキャンプで使ってみて感じたメリット・デメリットなどをピコグリルと比較しながらレビューします。
レビュー:Vicopo 焚火台 ディティールをチェック
製品名 | Vicopo 焚き火台-S1(A4サイズ) | ピコグリル 398 |
---|---|---|
セット内容 | 焚き火台・スピット(大・中・小)×3本・収納ケース | 焚き火台・スピット×2本・収納ケース |
使用時サイズ | 380×250×H250mm | 380×250×H250mm |
収納サイズ | 340×250×30mm | 335×235×10mm |
重量 | 焚き火台本体:461.5g(総重量:668g) | 焚き火台本体:365g(総重量:495g) |
材質 | ステンレス鋼 | ステンレス鋼 |
VIcopo 焚き火台は、ピコグリルをモチーフにして作られたパチグリルです。
使用時サイズは全く一緒!
五徳の高さが違うくらいで他はほぼ一緒だし、火床の互換性もある!
焚き火台は一度火入れしてしまえば煤だらけになって汚れるし消耗品でもあるため、万を超えるギアは中々購入するのに躊躇します。
業界的にはほんとはダメだけど、やっぱり安さは魅力。
高いからと言って使いやすいわけでもないし。
商標登録されてる以上「パチグリルがおすすめ!」と大きな声では言えませんし、粗悪品も多いのですが、キャンプギアを揃えていくとそれなりにお金は掛かるためやっぱり安さは魅力です。
パチグリルもメーカーによっては訴えられたら終わり!
本家ピコグリルの匙加減でどうにでもなる!
Vicopoとは
「Vicopo(ヴィコポ!?)」は焚き火台を中心としたキャンプギアを制作、販売しているメーカーっぽいです。
公式ホームページを覗いたのですが店舗情報や会社情報の記載がなかったため、日本の会社なのか外国の会社なのかは判断することが出来ませんでした。
HPは日本語と若干の英語に対応してた。
製造は全てMade in china!
公式ホームページからも購入することが出来ますが、主な販売経路はAmazonとなってます。
Vicopo 焚き火台:組み立て
Vicopo 焚き火台はフレームを開いて火床をセットするだけと、組み立ては簡単に行うことが出来ますし、片付けもフレームと火床を閉じるだけと超シンプルな焚き火台です。
- STEP1フレームを広げる
フレームは広げるだけで、四角形の形になります。
- STEP2火床同士をかませる
火床の凹凸部分を3箇所かませて火床を広げます。
ギュッと奥までかませないと薪の重みで外れてしまうことが多いため、しっかりと噛み合わせて火床を開きます。
- STEP3フレームと火床をセット
火床の窪み4箇所をフレームにセットするだけなので、Vicopo 焚き火台の組み立て方は簡単です。
- STEP4スピットを置いて完成
スピットは大・中・小と3本あり、五徳として使ったり串焼きに使ったりも出来ます。
Vicopo 焚き火台 使用時サイズ:380×250×H250mm
製品名 | Vicopo 焚き火台-S1(A4サイズ) |
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使用時サイズ | 380×250×H250mm |
- 火床の横幅サイズ:38cm
- 火床の奥行サイズ:25cm
- 五徳間の奥行サイズ:20cm
Vicopo 焚き火台の使用時サイズは、公式サイトだと380×250×H220mmと記載されてましたが、実際は380×250×H250mmでした。
高さが違ってた。
- 五徳 高さ(最深):上の段18cm・下の段11cm
- 五徳 高さ(最浅):上の段13cm・下の段6cm
五徳の高さは2段階に調節でき深さもあるため、薪をガンガン焚べても上の段の五徳を使って調理することが出来ます。
逆に薪の量が少なくても、下の五徳を使えば良いため使い勝手の高い2段五徳です。
料理がしやすい焚き火台!
- 火床 高さ(最短):7cm
- 五徳 高さ(最長):13cm
火床の高さは最短7cmほどのため細めの薪であれば下に置いて乾燥させたりも出来ますが、地面へのダメージはもちろんありますので、焚き火シートが必須のキャンプ場であれば必ず敷いてから使うようにしましょう!
キャンプ場のルールには従うこと!
Vicopo 焚き火台 収納サイズ:340×250×30mm
製品名 | Vicopo 焚き火台-S1(A4サイズ) |
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収納サイズ | 340×250×30mm |
Vicopo 焚き火台の収納ケースのサイズは340×250mmでした。(公式サイトは250×220×30mmと記載)
焚き火台の収納サイズがほぼA4サイズ(210×297mm)のため、収納ケースを100均のA4ビニールネットケースなどで代用することも出来ます。
収納ケースがダメになったら100均で代用できる!
Vicopo 焚き火台 総重量:890g
製品名 | Vicopo 焚き火台-S1(A4サイズ) |
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重量 | 焚き火台本体:657g・総重量:890g (実測 焚き火台:461.5g・総重量:668g) |
Vicopo 焚き火台の本体の重量が657g、収納ケースやスピットを入れた総重量が890gと記載されてましたが、実際に計測してみたところ焚き火台461.5g、総重量668gでした。
実際はだいぶ軽かった。
ソロキャンプにも持ち運びしやすい軽量焚き火台のため、パッキングもしやすいし荷物に制限のあるキャンプでも重さを気にせず持ち運び出来ます。
Vicopo 焚き火台のスピットは大・中・小の3本!
Vicopo 焚き火台のスピット(串)は、大・中・小と3種類のサイズが付属されてます。
スピットは五徳としてクッカーを置いたりも出来ますし、お肉とかソーセージを刺して串焼きにして調理に使うことも出来ます。
Vicopo 焚き火台のスピットはサイズ違いだから、クッカーや料理に合わせて使い分け可能!
B5サイズのVicopo 焚き火台
製品名 | Vicopo 焚き火台-S1(A4サイズ) | Vicopo 焚き火台-S2(B5サイズ) |
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使用時サイズ | 25×38×H22cm | 15×28×H24cm |
収納サイズ | 22×25×3cm | 17×24×3cm |
総重量 | 890g | 510g |
材質 | ステンレス鋼 | ステンレス鋼 |
VicopoからはA4サイズの焚き火台の他に、同じタイプの一回り小さくしたB5サイズの焚き火台も販売されてます。
使用時サイズはA4と比べると縦横10cmほど小さくなるため、薪はカットして燃やさないといけませんが、B5サイズも同じく2段階で五徳の高さを調節することが出来ます。
小さいと燃料追加も多いし、うちならA4を選ぶかな。
400g弱の違いをどう考えるか。
レビュー:Vicopo 焚き火台 注意点とデメリット
- 耐久性は弱い
- 薪の重さで火床の噛み合わせが外れる
- フレームの開きが硬い
- 火床は歪む
Vicopo 焚き火台を実際にキャンプで使ってみて、ピコグリル398と比較しながら感じたデメリットからレビューします。
デメリット①:ピコグリルと比較するとVicopo 焚き火台は耐久性が弱い。
製品名 | Vicopo 焚き火台 | ピコグリル398 |
---|---|---|
使用時サイズ | 380×250×H250mm | 380×250×H250mm |
収納サイズ | 340×250×30mm | 335×235×10mm |
重量 | 総重量:890g(焚き火台:657g) | 総重量:495g(焚き火台:365g) |
材質 | ステンレス鋼 | ステンレス鋼 |
Vicopo 焚き火台とピコグリル398を同じくらいの頻度で使ってみた結果、ピコグリルの火床はまだまだ現役ですが、Vicopo 焚き火台の火床はあちこち割れてきてます。
錆びつき具合もVicopo 焚き火台の方が大きく、同じステンレスでも安いだけあってVicopo 焚き火台の方が耐久性は弱かったです。
壊れてもリーズナブルだから買い替えはしやすい。
デメリット②:薪の重さで火床が外れる。
Vicopo 焚き火台の火床は噛み合わせ部分が3箇所しかなく、薪を置くと気付いたら外れてしまってることが多々あります。
ピコグリルは4箇所!
全部の噛み合わせが外れてしまうことはないのですが、薪の入れ具合によっては外れる恐れもあるため注意が必要です。
収納する時も外れやすい。
ピコグリルは一度噛ませば外れにくい!
デメリット③:フレームの開きが硬い!
初めからVicopo 焚き火台を使っているならあまり気にならないのですが、ピコグリルと比較するとフレームの開きが硬いです。
ピコグリルはスムーズにフレームが開くのですが、Vicopo 焚き火台は少し引っかかる感じで開きますし、上部分を持ちながら開くとフレームが外れてしまいます。
全体的に作りは甘い。
デメリット④:軽量焚き火台の火床は基本歪む!
Vicopo 焚き火台のレビューを見てみると「歪む」と言う批判が多いのですが、高価な焚き火台でも軽量焚き火台は基本的に歪みます!
ピコグリルだってもちろん歪む!
ピコグリル398の火床も歪みますし、ベルモント TABIなど他の軽量焚き火台も焚き火をすれば歪むため、新品時の薄さで収納することは出来なくなります。
軽量化のために薄いステンレスやチタンを使っているので歪まない方がおかしいし、軽量焚き火台は歪むものと思って使うべき焚き火台です!
歪みが気になるならクソ重たい焚き火台を使わないといけない!
レビュー:Vicopo 焚火台をソロキャンプにおすすめしたい魅力
- 五徳2段は想像以上に便利
- 薪をカットせず載せれるサイズ
- 十分な燃焼性
- 持ち運びしやすいサイズ
- コスパが高い
狙い目
Vicopo 焚き火台を実際にキャンプで使ってみて感じた、ソロキャンプにおすすめしたい魅力をピコグリルと比較しながらレビューします。
魅力①:五徳を2段階に調節できるのは想像以上に便利!
Vicopo 焚き火台の最大の魅力が、五徳を2段階に調節できることです。
強火で焼きたい時や薪の量が少ない時は下の段の五徳を使えば良いし、逆に薪を入れすぎた場合や火力を弱めたい時は上の段と、状況に応じて五徳の高さが変更できるのは固定タイプより断然使い勝手がアップします。
スピットを置く位置を変えるだけで手間も無し!
同時調理もしやすいし、火力調整がしやすい!
ピコグリルは五徳が一段しかないため、下で調理する場合は薪を並べて五徳代わりに使います。
安定感は劣ってしまう。
ベルモント TABIだと火床から五徳までの高さが低すぎて、太い薪を投入したら五徳を載せることが出来なくなります。
色々な焚き火台を使ってみた結果、やっぱりソロキャンプだと料理がしやすい焚き火台の方が使い勝手は良かったため、五徳の高さが変更出来るVicopo 焚き火台は想像以上に便利で使いやすかったです!
五徳の高さを変えれるだけで選ぶ価値あり!
魅力②:市販の薪をカットせず載せれるサイズ!
市販の薪の長さは、30〜40cmほどです。
Vicopo 焚き火台の横幅は38cmあるため、薪をカットせずともそのまま置くことが出来ます。
耐荷重が何キロとかは記載されていなかったのですが、どこまで薪を置くことが出来るのか試してみたところ、五徳の高さをオーバーするほど薪を置いても壊れることなく焚き火が出来ました。
ただ、火床は外れやすいため薪の載せすぎには注意が必要です!
パチグリルだし無茶はしない!
魅力③:燃焼効率も高いから焚き火も楽しめる!
Vicopo 焚き火台やピコグリルは横方向にしか薪を置くことが出来ませんが、火床に空気孔がたくさんついてるため燃焼効率も高く、薪もよく燃えます。
空気孔を数えたら20個!
長時間焚き火を続けていけば空気孔は灰で閉じてしまいますが、それでも最後まで薪を燃やし終えることが出来ますし、問題なく焚き火は楽しめます!
魅力④:ソロキャンプに持ち運びしやすいサイズ!
Vicopo 焚き火台やピコグリルは、収納サイズが100均で買えるA4サイズのビニールネットケースとほぼ一緒なため、ザックの隙間にも収納出来ますし持ち運びもしやすいサイズです。
大きすぎず小さすぎない使いやすいサイズ!
重量もピコグリルの496gには敵いませんが、Vicopo 焚き火台も実測668gと軽く、スピットも3本付いてるため使いやすい焚き火台です。
魅力⑤:Vicopo 焚き火台はリーズナブルでコスパが高い!
Vicopo 焚き火台は、ピコグリルと比べても1/4以下で購入することが出来ますし、Amazonタイムセールの時などは更にリーズナブルに購入出来ます。
本家ピコグリル398と比較すると耐久性が低かったりなど安っぽさは否めませんが、普通に焚き火も出来ますし、五徳が2段で使える調理しやすい焚き火台です。
価格を考えたら全然問題ない。
所有欲って部分ではあまり満たされることはないのですが、ピコグリルに4倍以上の価値があるかと言われると「う〜ん」って感じだし、特にブランドにこだわりが無ければVicopo 焚き火台でも十分です。
ピコグリルが本気になってバチ系を排除しない限り・・。
大っぴらに偽物がおすすめとは言えないけど、やっぱり価格は魅力的。
まとめ:Vicopo焚火台は、安くても使える焚き火台!
今回はピコグリルによく似たVicopo 焚き火台のレビューをまとめました。
五徳の高さを変えて2段階で使えるのは本家にはない魅力だし、リーズナブルで使い勝手の良い焚き火台のためVicopo 焚き火台はソロキャンプにおすすめです!
数多くのパチグリルが販売されてますが、そっくりな偽物よりかはピコグリルの欠点を補ってくれる焚き火台を使った方が、使い勝手も上がりますし後ろめたさも減ります(笑)
とにかく本家ピコグリル398が完成されすぎてる!
特にブランドとか気にせず、ピコグリル系の焚き火台を使ってみたいと考えてるキャンパーさんはVicopo 焚き火台はおすすめだし、リーズナブルに入手出来ます。
使い勝手が良ければ本家「ピコグリル 398」を選ぶのも一つの楽しみ方だし、焚き火台も色々な種類があるため、自分のキャンプスタイルに合った焚き火台を選んでください!
料理しやすい焚き火台を求めるならVicopo 焚き火台はおすすめ!
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