おすすめのサイズは？ダイソーで買える「風防」3種類を比較レビュー

キャンプで使うストーブ（バーナー）やアルコールストーブは風の影響を受けやすく、風防がないとお湯を沸かすのにもすごく時間が掛かってしまいます。

色々なアウトドアメーカーから風防はたくさん販売されてますが、100均でも風防は買えます！

ダイソーで買える風防は300円商品（税込330円）だったり、500円商品（税込550円）と、さすがに100円では買えませんでしたが、メーカー品よりかはリーズナブルに手に入ります。

この記事では、ダイソーで買える3種類の風防を比較しながら、どのサイズがおすすめなのか使い勝手などをまとめてレビューします。

風防は100均で買える！ダイソーで買える風防 レビュー

製品名	折りたたみ式 アルミ風防板	ミニアルミ風よけ（コンロ用）	アルミ風よけ（コンロ用）
価格（税込）	330円	330円	550円
使用時サイズ	W566×H128mm	W580×H135mm	W660×H240mm
収納サイズ	W73×H128mm	W76×H135mm	W83×H240mm
重量	92.3g	108g	202.5g
板の枚数	8枚	8枚	8枚
材質	本体：アルミ ピン：ステンレス	本体：アルミ ピン：ステンレス	本体：アルミ ピン：ステンレス

キャンプ用の風防は「ウインドスクリーン」や「リフレクター」とも呼ばれてます。

炎が消えないように、逃げないように風から守ってくれるため、バーナーやアルコールストーブなどを使う時は風防は何気に必須なギアです。

一口に風防と言っても、焚き火台向けの風防であったり、アルコールストーブ用のコンパクトな風防など、大きさや形も様々で色々な種類の風防が販売されてます。

ダイソーで買える風防は、ストーブやアルスト、コンパクトな焚き火台などに対応する、折りたたみ式のよくあるタイプの風防です。

3種類の風防がダイソーから販売されてるため、まずはそれぞれの風防の特徴をレビューします。

ダイソーの風防 300円：折りたたみ式 アルミ風防板

製品名	ダイソー 折りたたみ式 アルミ風防板
使用時サイズ	W566×H128mm
収納サイズ	W73×H128mm
重量	92.3g
板の枚数	8枚
材質	本体：アルミ ピン：ステンレス

折りたたみ式 アルミ風防板は、ダイソーで買える風防の中では一番サイズが小さいです。

使用時サイズはW566×H128mm、収納サイズはW73×H128mmの8枚板の風防となっており、ダイソーで買えるメスティンにも収納出来るサイズです。

風防としては小さいため、「ダイソー 折りたたみ式 アルミ風防板」はアルコールストーブの風防に使いやすいサイズ感でした。

ダイソーの風防 300円：ミニアルミ風よけ（コンロ用）

製品名	ミニアルミ風よけ（コンロ用）
使用時サイズ	W580×H135mm
収納サイズ	W76×H135mm
重量	108g
板の枚数	8枚
材質	本体：アルミ ピン：ステンレス

ダイソーで買える二つ目の風防「ミニアルミ風よけ（コンロ用）」は、「折りたたみ式 アルミ風防板」を一回り大きくしたくらいでサイズはほぼ一緒です。

使用時サイズはW580×H135mm、収納サイズはW76×H135mmの8枚板の風防となってます。

SOTO レギュレーターストーブ ST-310などCB缶バーナーの五徳としても使えますし、アルコールストーブや固形燃料の風防としても相性が高い風防でした。

ダイソーの風防 500円：アルミ風よけ（コンロ用）

製品名	アルミ風よけ（コンロ用）
使用時サイズ	W660×H240mm
収納サイズ	W83×H240mm
重量	202.5g
板の枚数	8枚
材質	本体：アルミ ピン：ステンレス

アルミ風よけ（コンロ用）は、ダイソーで買える風防の中では一番大きいサイズです。

使用時サイズはW660×H240mm、収納サイズがW83×H240mmあるため、メスティンなどにはスタッキング出来ませんが、薄い風防のためバッグの隙間に収納できるサイズです。

ダイソー　アルミ風よけ（コンロ用）は、焚き火台の風防としても使えますし、高さがあるのでOD缶バーナーの風防としても相性が高かったです。

ダイソーで買える風防：フィルムの剥がし方

ダイソーで買える風防「ミニアルミ風よけ（コンロ用）」と「アルミ風よけ（コンロ用）」は、キズ防止のための保護フィルムが貼られてます。

使用前に保護フィルムは剥がさないといけないのですが、8枚全てにフィルムが貼られてるため、剥がすのは結構めんどくさかったです。

ダイソーで買える風防 3種類を比較レビュー：おすすめのサイズは？

製品名	折りたたみ式 アルミ風防板	ミニアルミ風よけ（コンロ用）	アルミ風よけ（コンロ用）
価格（税込）	330円	330円	550円
使用時サイズ	W566×H128mm	W580×H135mm	W660×H240mm
収納サイズ	W73×H128mm	W76×H135mm	W83×H240mm
重量	92.3g	108g	202.5g
板の枚数	8枚	8枚	8枚
材質	本体：アルミ ピン：ステンレス	本体：アルミ ピン：ステンレス	本体：アルミ ピン：ステンレス

ダイソーで買える風防3種類のサイズや使い勝手を比較しながら、キャンプではどの風防がおすすめなのか比較レビューします。

比較レビュー①：サイズ

製品名	折りたたみ式 アルミ風防板	ミニアルミ風よけ（コンロ用）	アルミ風よけ（コンロ用）
使用時サイズ	W566×H128mm	W580×H135mm	W660×H240mm
板の枚数	8枚	8枚	8枚

ダイソーで買える風防はどれも板は8枚です。

間のピンは外すことが出来るため、板の枚数を減らしたり、同じ風防をもう1セット買ってサイズを大きくすることも出来ます。

サイズを比較すると、「折りたたみ式 アルミ風防板 W566×H128mm」と「ミニアルミ風よけ（コンロ用）W580×H135mm 」はほぼ一緒のサイズです。

板が山型か長方形かの違いですが、意外とこの差は大きく後ほど詳しく説明しますが「ミニアルミ風よけ（コンロ用）」みたいに長方形の方が風防としては使いやすいです。

アルミ風よけ（コンロ用）はW660×H240mmと大型サイズのため、背の高いOD缶バーナーや焚き火台の風防としても活躍します。

製品名	折りたたみ式 アルミ風防板	ミニアルミ風よけ（コンロ用）	アルミ風よけ（コンロ用）
収納サイズ	W73×H128mm	W76×H135mm	W83×H240mm

ダイソーで買える風防はどれも折りたたみ式になっているため、パタパタと折りたためばコンパクトにまとめれます。

アルミ風よけ（コンロ用）のように長くても、収納サイズは薄いためバッグの隙間などにも収納できますし、小さい風防はメスティンなどにまとめてスタッキングさせることも出来ます。

製品名	折りたたみ式 アルミ風防板	ミニアルミ風よけ（コンロ用）	アルミ風よけ（コンロ用）
重量	92.3g	108g	202.5g

ダイソーで買える風防はアルミ製です。

一番大きな「アルミ風よけ（コンロ用）」でも202.5gと軽い風防なため、そこまで持ち運びが苦になることはありません。

ただ風防自体が軽すぎるため、風が強すぎると風を守るどころか風防ごと吹き飛ばされてしまうため、テーブルの上とかで使う時は注意が必要です。

比較レビュー②：地面への刺さり具合

ダイソーで買える風防はどれも両端にピンがついており、地面に突き刺すことでストッパーとして固定することが出来ます。

地面が土や砂地であれば突き刺しやすいのですが、ピンがそこまで長いわけではないため、芝生の上とかだと刺さらずそのままパタンと倒れてしまいます。

特に「折りたたみ式 アルミ風防板」はピンが超短いため土の上でも刺さりが甘く、しっかりと固定させることは出来ませんでした。

比較レビュー③：OD缶バーナーと風防の組み合わせ

製品名	折りたたみ式 アルミ風防板	ミニアルミ風よけ（コンロ用）	アルミ風よけ（コンロ用）
OD缶バーナー	×	×	○

ダイソーで買える風防とOD缶バーナー（SOTO アミカス）を組み合わせてみたところ、「折りたたみ式 アルミ風防板」と「ミニアルミ風よけ（コンロ用）」はサイズが合わず風防からバーナー部分がはみ出してしまいます。

250サイズのOD缶はもちろん、110サイズのOD缶を使ってもはみ出してしまうため、小さいサイズの風防はOD缶バーナーには使えません。

OD缶バーナーの風防として使うなら、「アルミ風よけ（コンロ用）」くらいサイズがないと使い物にならなかったです。

製品名	オプティマス クリップオン ウィンドシールド
サイズ	115×90×H103
重さ	87g
材質	アルミ

OD缶とのバランスと考えるなら、「OPTIMUS（オプティマス） クリップオン ウィンドシールド」みたいなOD缶に引っ付けるタイプの風防も販売されてます。

スノーピーク トレック900みたいな深型クッカーへスタッキングさせて一緒に持ち運べますし、OD缶やバーナーもまとめてクッカーの中にスタッキング出来るため、登山家さんにも人気の風防です。

比較レビュー④：OD缶バーナーと風防の組み合わせ

製品名	折りたたみ式 アルミ風防板	ミニアルミ風よけ（コンロ用）	アルミ風よけ（コンロ用）
CB缶バーナー	×	○	△

続いては、キャンパーに人気のCB缶シングルバーナー「SOTO レギュレーターストーブ ST−310」とダイソーで買える風防の組み合わせを比較します。

折りたたみ式 アルミ風防板は風防のトップが山型になっているため、「ミニアルミ風よけ（コンロ用）」とサイズはほぼ一緒なのに、隙間から風が入ってしまいあまり風防の効果がありませんでした。

アルミ風よけ（コンロ用）はサイズが大きいし風防の効果はバッチリなのですが、大きすぎて逆にバランスが悪く、風が強いと風防ごと吹っ飛ばされそうな感じです。

SOTO レギュレーターストーブ ST−310の風防は、同じく100均で買えるお菓子作りの「抜き型」でも代用出来るのですが、「ミニアルミ風よけ（コンロ用）」と組み合わせることで、最大限風防としての効果を発揮出来そうでした。

比較レビュー⑤：アルコールストーブとの組み合わせ

製品名	折りたたみ式 アルミ風防板	ミニアルミ風よけ（コンロ用）	アルミ風よけ（コンロ用）
アルコールストーブ	○	○	△

折りたたみ式 アルミ風防板はアルコールストーブや固形燃料の風防としては相性が高かったです。

ただ、「ミニアルミ風よけ（コンロ用）」もアルコールストーブの風防として使えますし、CB缶バーナーの風防としても使えるのでこちらの方が汎用性は高いです。

アルミ風よけ（コンロ用）はサイズが大きすぎて、アルコールストーブの五徳として使うには風防効果はあるけど使い勝手は悪いです。

コンパクトに持ち運べるのがアルコールストーブのメリットなのに、風防が大きすぎるとアルコールストーブを使うメリットが半減してしまうため、コンパクトな風防の方がおすすめです！

比較レビュー⑥：焚き火台との組み合わせ

製品名	折りたたみ式 アルミ風防板	ミニアルミ風よけ（コンロ用）	アルミ風よけ（コンロ用）
アルコールストーブ	×	×	○

ソロストーブライトは、自然の燃料を使って焚き火が楽しめるコンパクトなウッドストーブです。

高さが145mmあるため、「折りたたみ式 アルミ風防板」や「ミニアルミ風よけ（コンロ用）」だと高さが合わず風防としての効果はなかったですが、「アルミ風よけ（コンロ用）」は高さが240mmあるため、バランスよく風防として使うことが出来ました！

アルミ風よけ（コンロ用）は幅も660mmあるため、「ウルフアンドグリズリー ファイヤーセーフ」のような焚き火台の風防としても活躍しました。

もう少し長さが欲しい場合は、もう1セット購入して合体させれば更に大型の風防へ改造出来るため、1100円（税込）で、焚き火代用の風防を作ることも出来ます。

小さいサイズの風防だと、いくら地面スレスレの焚き火台でも低すぎて風防としての効果はあまりなかったです。

まとめ：ダイソーで買える風防はキャンプスタイルに合わせて使い分け

今回はダイソーで買える風防3種類の比較レビューをまとめました。

サイズによって得意分野は異なるため、オールマイティに使える風防を一個選ぶのは難しいですが、一応大は小を兼ねるため、「アルミ風よけ（コンロ用）」がこの3種類の中では一番使い勝手は良かったです。

逆に「折りたたみ式 アルミ風防板」はアルコールストーブや固形燃料のアルミ風よけ（コンロ用）風防としてしか使い道がなかったため、同じ300円商品で選ぶなら「ミニアルミ風よけ（コンロ用）」の方がおすすめです。

製品名	折りたたみ式 アルミ風防板	ミニアルミ風よけ（コンロ用）	アルミ風よけ（コンロ用）
価格（税込）	330円	330円	550円
使用時サイズ	W566×H128mm	W580×H135mm	W660×H240mm
収納サイズ	W73×H128mm	W76×H135mm	W83×H240mm
重量	92.3g	108g	202.5g
板の枚数	8枚	8枚	8枚
材質	本体：アルミ ピン：ステンレス	本体：アルミ ピン：ステンレス	本体：アルミ ピン：ステンレス
ピン	刺さらない	地面によっては刺さらない	刺しやすい長さ
OD缶バーナー	×	×	○
CB缶バーナー	×	○	△
アルコールストーブ	○	○	△
固形燃料	○	○	△
焚き火台	×	×	○

バーナーやアルコールストーブなど、どの火器を使うかで風防との相性は変わります。

100均で買える風防は安さが魅力のため、「ミニアルミ風よけ（コンロ用）」と「アルミ風よけ（コンロ用）」を買っても880円（税込）と、メーカー品の風防を一つ買うよりもリーズナブルです。

キャンプスタイルに合わせて風防を使い分けるのが一番使い勝手は良いし、リーズナブルに揃えたいならダイソーで買える風防でも十分にキャンプで使えたのでおすすめです！