アルコールストーブはガスバーナーを持っていくよりも軽量・コンパクトにまとまるため、軽量化を求めてる登山家さんやソロキャンパーを中心に人気のアイテムです。
火力や利便性はガスに負けるけど、コスパとコンパクトさはアルコールストーブの方が高い!
エバニュー アルコールストーブは、数あるアルコールストーブの中でも「火力に特化」しており、ちゃっちゃとお湯を沸かしたいせっかちなキャンパーさんに人気です!
燃焼孔が二重構造になってるから倍以上火力が強い!
元々火力の強いエバニュー チタン アルコールストーブですが、同じエバニューから販売されてるオプションアイテム「アルコールストーブスタンドDX」を使用すると更に火力がアップします!
300mlくらいのお湯だったら3分も掛からずに沸騰!
この記事では、エバニュー アルコールストーブスタンドDXの基本情報をはじめ、実際にキャンプで使ってみて感じたことや、おすすめしたいメリットなどをまとめてレビューします。
エバニュー アルコールストーブスタンドDX
製品名 | エバニュー アルコールストーブ用スタンドDX |
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使用時サイズ | φ83×H99mm |
収納サイズ | φ83×H66mm |
上部スタンド サイズ | φ82×H60mm |
下部スタンド サイズ | φ80×H50mm |
重量 | 52g |
素材 | 純チタン |
エバニュー アルコールストーブスタンドDXは、アルコールストーブをセットすることによって五徳として使うことが出来ます。
公式サイトには風防としても使えると記載されてるけど、構造上風に弱い。
温められた空気が上昇し、燃焼効率を促進させる「煙突効果」によって、アルコールストーブの火力が更にアップします。
見た目でもはっきりとわかるくらい火力がアップ!
アルコールストーブ用スタンドDXは、アルコールストーブだけでなく、小枝などで焚き火が楽しめるウッドストーブとしても使えますし、固形燃料の五徳にも使えます。
エバニュー チタン アルコールストーブ
製品名 | エバニュー チタン アルコールストーブ EBY254 |
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サイズ | φ71×H42mm |
重量 | 34g |
容量 | 70ml |
素材 | 純チタン・ガラスウール芯内蔵 |
エバニュー チタン アルコールストーブは、「お湯を早く沸かす」ことに特化した高火力のアルコールストーブです。
燃焼孔が二重構造になってる!
300mlの水を沸騰させるまでたった3分ほどと、他社のアルコールストーブと比較しても高火力を売りにしており、チタン製のため34gと超軽く持ち運びしやすいサイズ感です。
火力を求めてるキャンパーさんにおすすめのアルスト!
エバニュー アルコールストーブスタンド DXセット EBY255
エバニュー アルコールストーブスタンドDXは単品でも購入出来ますし、アルコールストーブとセットでの購入も可能です。
まだ、エバニュー アルコールストーブを持ってなくどちらも気になっているなら、初めからセットで購入した方が少しだけお得です!
アルコールストーブスタンドDXの中にアルコールストーブを収納出来るから、コンパクトに持ち運べる!
エバニュー Ti Mug pot 500 Stove set ECA538
製品名 | エバニュー Mag pot 500 |
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サイズ | φ98×H88mm |
容量 | 550ml |
重量 | 75g |
素材 | 純チタン |
エバニュー アルコールストーブスタンドDXセット+Mag pot 500がセットになった「Ti Mug pot 500 Stove set」も販売されてます。
ソロキャンプや1人登山にも使いやすい550mlサイズのポットがセットになっており、ポットの中にアルコールストーブスタンドDXセットをまとめてスタッキング出来ます。
クッカーもまとめて欲しい登山家さん向けのセット!
エバニュー アルコールストーブスタンドDX ディティール
エバニュー アルコールストーブスタンドDXのセット内容は、上部スタンド・下部スタンド・パワブレードの3点です。
オールチタンで作られてるため軽量だし、非常にコンパクトなスタンドです。
まずは、エバニュー アルコールストーブスタンドDXのサイズなどディティールからレビューします。
エバニュー アルコールストーブスタンドDX 使用時サイズ:φ83×H99mm
エバニュー アルコールストーブスタンドDXの使用時サイズは、直径83mm×高さ99mmです。
画像で見るよりも超コンパクトなスタンドなため、焚き火台としても使いたいと考えてるキャンパーさんも、実際に実物を見てから確認しておいた方がイメージしやすいです。
思った以上に小さい!
エバニュー アルコールストーブスタンドDX 収納サイズ:φ83×H66mm
エバニュー アルコールストーブスタンドDXの収納サイズは、直径83mm×高さ66mmです。
真ん中の空きスペースにエバニュー アルコールストーブを一緒に収納して持ち運べますし、エバニューだけでなく他社のアルコールストーブでも収納出来ます。
エバニュー アルコールストーブスタンドDX 重量:52g
エバニュー アルコールストーブスタンドDXの重量は52gと記載されてますが、実際に計測してみたら57gでした。
オールチタンのため軽量・コンパクトに持ち運べます。
エバニュー アルコールストーブスタンドDX:組み立て方〜着火
- STEP1下部スタンドにパワーブレードをセット
まずは、下部スタンドの底にパワーブレードをセットします。
- STEP2アルコールストーブをセット
下部スタンドのパワーブレードの上にアルコールストーブをセットします。
おとんあらかじめアルコールストーブに燃料は入れておく!
底までギュッと押しこまなと斜めになってしまうため、平行になるようセットしておきます。
- STEP3上部スタンドを反転し下部スタンドへセット
上部スタンドを反転し、点火口の位置を合わせてセットすれば組み立ては完成です。
- STEP4上部スタンドの点火口から着火
上部スタンドの点火口からノズルの長いライターなどを使って着火します。
むすめ。アルコールは揮発性が高いからノズルが長いライターやマッチの方が安心!
火力が弱い時はパワーブレードを上部スタンドへセット
通常はパワーブレードは下部スタンドにセットしておいて使えばOKですが、火力が安定しない時や弱い時はパワーブレードを上部スタンドにセットします。
パワーブレードを上に置くことで燃焼を促進!
お湯が沸騰するまでの時間を比較 | パワーブレードを下部スタンドにセット | パワーブレードを上部スタンドにセット |
---|---|---|
200ml | 2分42秒 | 2分12秒 |
400ml | 4分38秒 | 4分04秒 |
パワーブレードを上部スタンドと下部スタンドにセットした時の沸騰時間をそれぞれ検証してみたところ、30秒ほど上部スタンドにセットした方が早かったです!
特に寒い時期に使う時は、アルコールストーブ本体が温まるまでの時間がかかってしまい、火力が上がりにくいのですが、パワーブレードを上部にセットすることでアルコールストーブ本体の加熱をサポートしてくれます!
火力を求めるなら上にセット!
変形してハマらなくなったり、無くした場合でも、パワープレートは単品購入できる!
エバニュー アルコールストーブスタンドDX:収納
収納する時は、火傷防止のためにも必ず完全に冷めてから収納するようにしましょう!
- STEP1上部スタンドを外し、反転し下部スタンドへセット
全体的に冷めたら上部スタンドを外し、反転して下部スタンドにセットするだけです。
- STEP2アルコールストーブはスタンドの中に一緒に収納出来る!
アルコールストーブはスタンドの中に一緒に収納出来ます。
エバニュー アルコールストーブスタンドDX:注意点とデメリット
- 燃費は更に悪化
- 火力調整や消化は出来ない
- 底の細いカップとサイズが合わない
- 風防は必要
- 軽量化を求めるなら選択肢は他にも・・
エバニュー アルコールストーブスタンドDXを実際にキャンプで使ってみて感じた注意点とデメリットをレビューします。
デメリット①:燃費は更に悪化!
エバニュー アルコールストーブは燃料30mlでも5分ほどと、火力が強い分燃焼時間は短いのですが、アルコールストーブスタンドDXを使用することで更に燃費は悪化します。
燃費 | 30ml | 60ml |
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燃焼時間(アルコールストーブ単品) | 4分48秒 | 8分52秒 |
燃焼時間(アルコールストーブスタンドDXを使用) | 4分06秒 | 7分37秒 |
基本、アルコールストーブ+アルコールストーブスタンドDXのセットは湯沸かし目的で使うため、がっつり調理向けに使いたいと考えてるキャンパーさんには向いてないセットです。
デメリット②:火力調整や消化は出来ない!
エバニュー アルコールストーブスタンドDXは、構造上火力調整や消化が出来ません。
一応パワーブレードをセットするかしないかで少しだけ火力は変わりますが、弱火として使ったりは出来ませんし、蓋もはめれないため消化は出来ません。
燃料用アルコールの量で燃焼時間を調整!
燃料がなくなるまで消化は出来ない。
火傷防止のために耐熱手袋をつけて、上部スタンドを外し蓋を閉じることで消化することは出来ますが、安全面を考えるとあまりおすすめしません。
デメリット③:底の細いカップとサイズが合わない!
エバニュー アルコールストーブスタンドDXは、直径82mmです。
マグカップなどφ82mm以下のクッカーを置こうとすると、すっぽりとハマってしまい五徳とし使うことが出来ません。
サイズが合わないカップを置きたい場合は、棒などをかますことで一応使うことは出来ましたが、そこまで安定感はなかったです。
どうしてもコロコロしてしまう。
製品名 | エバニュー AL ストーブ用チタン十字ゴトク EBY253 | エバニュー T0.3 triveTi ECA623 | エバニュー チタンゴトク Ti Trive EBY258 |
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サイズ | 96×H28mm(厚さ1mm) | 75×H35mm(厚さ0.3mm) | 81×H40mm(厚さ1mm) |
重量 | 16g | 3.5g | 13g |
素材 | 純チタン | 純チタン | 純チタン |
エバニューから販売されてるゴトクは、アルコールストーブスタンドDXにもセットできるみたいなので、どうしても小さいサイズのクッカーを置きたい場合は、別途五徳を準備しておけば使えます。
デメリット④:風防としての機能は・・?
エバニュー アルコールストーブスタンドDXは、公式サイトでは風防としても使えると記載されてますが、実際は穴があいてる部分も多く風の影響は受けてしまいます。
風が強いとどうしても燃焼効率は悪化する。
アルコールストーブスタンドとしての性能を最大限活かすためにも、風が強い時は風防(ウインドスクリーン)をセットした方が早くお湯を沸かせます。
風防は100均でも購入することが出来ますし、色々なアウトドアブランドから販売されてるため、一枚持っておくと安心です。
デメリット⑤:軽量化を求めるならMUNIEQやフーボーなど超軽量風防兼五徳がおすすめ!
エバニュー アルコールストーブスタンドDXはチタン製だし52gと軽量ですが、結局風防も一緒に持っていくとなると100gオーバーとなってしまいます。
使う風防にもよるけど、結局重たくなる。
製品名 | ミュニーク X-Mesh Stove large | エバニュー Ti フーボー EBY246 |
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展開サイズ | φ82×H67mm φ72×H67mm φ62×H67mm | φ124×H86mm φ108×H86mm |
収納サイズ | φ267×H67mm(厚さ0.17mm) | 405×50mm(厚さ0.1mm) |
重量 | 17g | 17g |
材質 | ステンレス | 純チタン |
アルコールストーブ用の風防兼五徳は、「ミュニーク X-Mesh Stove Large」や「エバニュー Ti フーボー」など、重さがたった17gしかない超軽量風防兼五徳が販売されてます。
軽量化を求める登山家さんやソロキャンパー向け!
超軽量風防兼五徳も、煙突効果の仕組みを利用して火力がアップしますし、スタッキングもしやすいサイズのため、軽量化を極めるキャンパーさんは、アルコールストーブスタンドDXを使うよりも風防兼五徳がおすすめです!
エバニュー アルコールストーブスタンドDXをおすすめしたい5つのメリット
- アルコールストーブの火力が更に強くなる!
- 燃料が足りなくてもウッドストーブとして使える!
- アルコールストーブと一緒にコンパクトにスタッキング!
- チタン製のため綺麗なチタンブルーも楽しめる!
- アルコールストーブだけじゃなく固形燃料もOK!
エバニュー アルコールストーブスタンドDXを、実際にキャンプで使ってみておすすめしたいメリットをまとめてレビューします。
メリット①:アルコールストーブの火力が更に強くなる!
エバニュー チタン アルコールストーブは、燃焼孔が二重構造になっているおかげで、一般的なアルコールストーブよりも倍以上高火力です!
アルコールストーブは火力が弱いことで敬遠するキャンパーさんも多いのですが、エバニュー アルコールストーブ+アルコールストーブスタンドDXのセットで使うことでガス並に早く沸きます。
せっかちなキャンパーさんほどおすすめ!
キャンプ場についてすぐにお昼ご飯にカップラーメンでも食べたい時や、食後すぐにコーヒーを飲みたい時でも、火力が強いためそこまで待つことなく食事が楽しめます!
メリット②:燃料が足りなくてもウッドストーブとして使える!
アルコールストーブを使うキャンパーさんほど軽量化を求めているため、燃料用アルコールも必要最低限の量しか持っていかないことも多いです。
60ml〜多くても100mlまでしか持ち運ばない。
エバニュー アルコールストーブスタンドDXは、その辺に落ちてる小枝や落ち葉などの自然燃料を使ってウッドストーブとして焚き火が楽しめます。
例え燃料用アルコールを使い切ったとしても、その後は焚き火をしながらお湯を沸かせばよいため、持っていく燃料は必要最低限の量でもOKです!
アルコールスタンドと焚き火台の二刀流!
ウッドストーブとしてアルコールストーブスタンドDXは使えるため、自然燃料だけでなく「ペレット」を燃料として焚き火も楽しめます!
メリット③:550ml前後のクッカーやマグとスタッキング!
エバニュー アルコールストーブスタンドDXは、アルコールストーブと一緒にφ83×H66mmとコンパクトに収納出来ます。
だいたい500ml前後のクッカーやマグとシンデレラフィットでスタッキング出来るため、同じエバニューであれば「Ti Mug pot 500」や「アルミクッカー 550FD」などとスタッキングして一緒に持ち運べます。
メリット④:チタン製のため綺麗なチタンブルーも楽しめる!
エバニュー アルコールストーブスタンドDXはチタン製のため、火入れをすることで綺麗なチタンブルーに変色します。
チタンは焼けることにより表面上に酸化皮膜が形成され、徐々に酸化していくことで酸化皮膜が成長し色調が変化します。
光の反射で鮮やかな青に見える!
チタンの厚さによっても色は変わる!
熱の当たり具合によって焼き色のグラデーションも変化するため、アルコールストーブだけでなく、焚き火などで焼いたりすることによって自分だけの色を持ったオリジナルのアルコールストーブスタンドDXが完成します。
メリット⑤:アルコールストーブだけじゃなく固形燃料もOK!
エバニュー アルコールストーブスタンドDXは、同じエバニューのアルコールストーブが一番シンデレラフィットしますし、その性能も最大限発揮してくれるのですが、他社のアルコールストーブをセットして使うことも出来ます。
トランギア アルコールバーナーであったり、100均で買えるアルコールストーブもセットして使うことが出来ました。
アルコールストーブだけでなく、固形燃料の五徳としてもエバニュー アルコールストーブスタンドDXを使用することは出来ます。
ただ、アルコールストーブを持っていれば固形燃料を使う機会はほぼないです。
固形燃料で出来ることはアルコールストーブで代用できるし。
まとめ:エバニュー アルコールストーブスタンドDX
今回は、エバニュー アルコールストーブスタンドDXの基本情報や、メリット・デメリットなどをまとめてレビューしました。
エバニュー チタン アルコールストーブは、元々火力が強いアルコールストーブですが、更に火力を上げたいせっかちなキャンパーさんにこそ使って欲しいオプションアイテムです!
実際は30秒ほどしか変わらないけど、せっかちな人ほど・・。
軽量化を求める登山家さんやソロキャンパーさんであれば、「ミュニーク X-Mesh Stove Large」など超軽量風防兼五徳の方が軽量化には役立ちますが、エバニュー アルコールストーブスタンドDXはウッドストーブとしても使えるため、例え燃料を忘れても湯沸かしは出来ます。
焚き火ですぐにお湯が沸く!
あくまでもお湯を早く沸かすためのアイテムのため、キャンプスタイルによっては全く必要のないキャンパーさんも出てくるニッチな道具ですが、エバニュー チタン アルコールストーブを普段から愛用しているキャンパーさんであればおすすめしたいギアです!
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