ヘリノックスのチェアはチェアワンをはじめ、15種類以上のラインナップがありますが、その中でも座り心地が良くリラックス性能の高いチェアとしてキャンパーに人気なチェアが「Helinox Chair Two」です!
ヘリノックス チェアツーは軽量化に特化したシンプルなデザインのため、そのまま使うと脚が地面に沈み込みやすいなど、いくつかのデメリットがありますが、オプションパーツが豊富なため、カスタムすることにより更に座り心地がパワーアップします。
特におすすめのカスタムがロッキングフット!
ロッキングフット無しの生活には戻れないほど座り心地が快適!
この記事では、ヘリノックス チェアツーの基本情報をはじめ、チェアツーの座り心地などをまとめてレビューします。
Helinox(ヘリノックス)チェアツー レビュー
Helinox(ヘリノックス)チェアツーは、ヘリノックスの中でも人気の高い「チェアワン」のハイバックタイプのチェアです。
ヘリノックスの長い経験で培った技術力と開発力で設計した、高い座り心地と快適性を誇るアウトドアチェアです。
チェアツーはチェアワンよりも重量・収納性は劣りますが(それでも1.1kgと軽量)、ハイバックによる座り心地の快適さはチェアワンにはない大きな魅力です。
キャンプでは座ってる時間が一番長いし座り心地は大切!
ヘリノックスはオプションが多いのも魅力!
ヘリノックス チェアワンとチェアツーのサイズを比較
製品名 | Helinox(ヘリノックス)チェアワン | Helinox(ヘリノックス)チェアツー |
---|---|---|
展開サイズ | 52×50×H66cm | 55×65×H84cm |
収納サイズ | 35×10×H12cm | 46×13×H12cm |
座面高 | 35cm | 34cm |
重量 | 本体:890g・総重量:960g | 本体:1145g 総重量:1235g |
耐荷重(静荷重) | 145kg | 145kg |
ヘリノックス チェアワンとチェアツーのサイズを比較すると、チェアツー(本体:1145g)はハイバックタイプのチェアのため、チェアワン(本体:890g)よりは重たいです。
本体重量は255gの差。
ただ、チェアツー(展開サイズ:55×65×H84cm)は頭まで支えてくれるハイバックのため、チェアワン(展開サイズ:52×50×H66cm)よりも快適な座り心地を体感することが出来ます。
チェアツーの方が座面が大きい分深く座れる!
チェアワンよりも、チェアツーの方が座り心地は良いですが、ソロキャンプで使うとなると結構嵩張ってしまい、キャンパーに人気の高い「サイバトロン バックパック 3Pタクティカル」のメインスペースに入れてみたところ、ほぼ半分がチェアツー(収納サイズ:46×13×H12cm)のスペースとなってしまいました。
そのため、バックパックキャンプやツーリングキャンプなど、荷物に制限のあるキャンプを楽しんでいるキャンパーさんには、チェアワンの方が軽いしコンパクトなためおすすめです。
オートキャンプ派のキャンパーさんならチェアツー!
チェアツーは組み立てや収納が簡単!
ヘリノックス チェアツーは組み立ても収納も慣れたら1分も掛からず、30秒くらいで完成するほど簡単なのも魅力です。
ハイバックだからといって難しさは全くなく、チェアワンと同じようにチェアツーも簡単に組み立てることが出来ますし、収納することも出来ます!
チェアツーはカラーバリエーションが豊富!
ヘリノックス チェアツーは正規輸入代理店でもあるモンベルとA&Fで、展開しているカラーやデザインが少し異なっています。
モンベルとA&F両店舗合わせて計13カラーと、豊富なカラーバリエーションの中からチェアツーを選ぶことが出来ます。
mont-bell(モンベル)で販売されてるヘリノックス チェアツー
出典:モンベル
mont-bell(モンベル)で販売されてるヘリノックス チェアツーは5種類のカラーから選ぶことができます。
背面には通気性の良いメッシュがついているため、夏の暑い時期でも使いやすいチェアツーです。
A&Fで販売されてるチェアツー①:チェアツー Deco&Beach ホーム
出典:ヘリノックス
A&Fで販売されてるチェアツーは2種類あり、ひとつ目は「チェアツー Deco&Beach ホーム」シリーズです。
キャンプで使うのはもちろん、お家の中でも使うことを想定しているため、インテリアとしても馴染む落ち着いたカラー展開となっています。
カラー展開がかわいい!
A&Fで販売されてるチェアツー②:タクティカル チェアートゥ
出典:A&F
A&Fで販売されているもう一つのチェアツーがミリタリー色の強い「タクティカル チェアートゥ」シリーズです。
「チェアツー」じゃなくて「チェアートゥ」みたい!
モンベルのカラー展開ともホームシリーズともまた違う、無骨な雰囲気を持ったかっこいいタクティカル チェアツーは、人気が高いチェアツーのため、なかなか手に入れることが難しいチェアです。
しょっちゅう売り切れてる・・。
チェアツーはオプションパーツも多い!
ヘリノックス チェアツーはオプションパーツが多いため、自分が使いやすいようにチェアツーをカスタムすることが出来ます。
ヘリノックス純正だけでもかなりの数のオプションパーツがあり、サードパーティのカスタムパーツも豊富に販売されているため、自分好みのチェアにカスタム出来ます。
うちは定番のオプションパーツでもあるカップホルダーを取り付け、座り心地をアップさせるためにロッキングフットを取り付けて、収納スペースを多くしたい時はテーブルサイドストレージを付けてます。
レビュー:ヘリノックス チェアツーの座り心地はどやさ?
- Qヘリノックス チェアツーの座り心地は?
- A
座り心地はちょうど良い感じの硬さのため、長時間座っていても疲れることはなく、包み込まれるような感じで座ることができますが、地面が柔らかいと脚が沈み座り心地が悪化します。
- ハイバックによる安心感
- 高さがちょうどいい
- ポールの強度が高い
- 通気性が高く蒸れを軽減
座り心地が快適
ヘリノックス チェアツーはさすが高級チェアなだけあって、座り心地は他のチェアと比べても格段に高く感じます。
座り心地が硬いわけでも柔らかすぎるわけでもない、ちょうど良い感じの硬さのため、チェアツーに長時間座っていても疲れることはなく、包み込まれるような感じで座ることが出来ます。
ただ、構造上仕方ないのですが、地面が柔らかいと脚が地面に沈み込んでしまい、チェアツーの座り心地は一気に悪化します。
脚が沈み込むまでは座り心地は快適!
沈み込みは、ロッキングフットで対策!
まずはヘリノックス チェアツーの座り心地が快適な理由と、座る時の注意点などをレビューします。
チェアツーはハイバックだから座り心地が快適!
ヘリノックス チェアツーの背もたれはハイバック式で長いので、肩から首までとしっかりと預けることが出来ます!
眠れるほど快適な座り心地!
チェアワンなど背もたれが低いチェアよりもリラックスして座ることができるので、座っている時間が一番長いキャンプでは、ハイバックのチェアツーの方が快適な座り心地でくつろげます!
チェアツーは収納袋を枕にして寝ることも出来る!
ヘリノックス チェアツーの収納袋にはマジックテープが貼られていて、収納袋に衣類やタオルなどを入れてチェア本体のベルクロ部分にくっつけることで枕になります。
枕をチェアツーに取り付けることで、寄りかかった時の首の痛みを軽減することができ、木陰でゆっくりとお昼寝するのにも役立ちます。
包み込まれる感じで眠れる!
収納袋を枕として使わなくても、ヘリノックス純正からチェアツー専用の枕も販売されています。
チェアツーの座面高34cmがちょうど座りやすい高さ!
ヘリノックス チェアツーの座面高は34cmは、低いわけでも高いわけでもない、ちょうど座りやすい高さとなってます。
座ったり、立ったりしやすい高さ!
キャンパーに人気の高い「ユニフレーム 焚き火テーブル」の高さが37cmなので、チェアツーのメインテーブルとして使っても、サブテーブルとして使っても使いやすい高さでした。
注意点:高さの低いテーブルや、ソロテントとの相性は△
ユニフレーム 焚き火テーブルくらいの高さがあれば、チェアツーとの相性も高いですが、「SOTO フィールドホッパー」のような超ローテーブルは逆に相性が悪いです。
何か取るにもかなり腰を曲げないといけないため、チェアツーのメインテーブルとして使うにはサイズ感が合わないです。
腰を痛める。
他にも「バンドック ソロドーム」などキャノピーの高さが低いソロキャンプ用のテントだと、ヘリノックス チェアツーに座ると頭が天井に当たってしまいます。
キャノピーを使わないならチェアツーは使えますが、ソロドームのようなキャノピー付きのテントはメイフライチェアやグランドチェアなど超ローチェアかお座敷スタイルの方が似合います。
ソロキャンプだと背の低いテントが多いため、テントの外やタープの下でチェアツーを使った方が快適に座れるます。
バランス的にも背の低いテントとチェアツーは似合わない!
チェアツーは強度の高いポールのおかげで座り心地が快適!
チェアツーに限らず、ヘリノックスのチェアはオリジナル合金製ポール「TH72M」のおかげで、耐荷重が145kgと高い耐久性があり、座ってみると適度にしなってくれて衝撃を吸収してくれます。
座り心地の快適さはポールのおかげ!
TH72Mが軽いからチェアツーもハイバックなのに軽い!
ヘリノックス チェアツーは他のチェアと比べてもポールが軽いため、チェア本体の重さが1145g(総重量:1235g / 実測1140g)と、ハイバックタイプにも関わらず、めっちゃ軽いチェアです!
初めて持った時はその軽さに感動!
キャンプはなんやかんや荷物が増えてくるから、軽さは大事!
ただ、チェアツーは軽すぎるため、風に飛ばされて吹っ飛んでしまうと下手したら焚き火にダイブしてしまい、せっかくの高いチェアが燃えてしまう恐れもあるため、注意してください!
チェアアンカーを付けて対策も出来る
TH72Mは耐久性が高く、チェアツーは145kgまで耐える!
ヘリノックス チェアツーはポールが頑丈なため耐荷重も145kgとかなり高いです。
跳ねたり飛んだり、よほど悪い使い方をしない限りチェアツーが壊れることはなく、安心して体を預けることが出来ます!
耐荷重が高いからこそ座り心地も快適!
さすがに5年程使用していると、その間にポールが折れてしまったり、シートが破れたり、汚れたりと色々劣化はしてきてますが、十分キャンプやお家でチェアツーは活躍しています!
汚れてもシートは洗濯機で洗える!
チェアツーのポールが折れたらモンベルやA&Fで修理を受け付けてくれる!
- Qヘリノックス チェアツーのポールが折れた場合は修理してくれる?
- A
モンベルやA&Fにチェアツーを持っていけば、修理を受け付けてくれます。
うちのヘリノックス チェアツーは使用4年目くらいの時に、座面下のポールがポキっと折れてしまいました。
モンベルで購入したチェアツーだったため、折れたチェアツーをモンベルに持って行き、修理をお願いしたところ、一週間くらいで修理は完了しました。
ポールのカラーが変わってる!
黒の在庫がなかったからガンメタにした!
チェアツー ホーム・タクティカルシリーズはA&Fへ持ち込んでの修理となります(正規品のみ)。
- STEP1お近くのモンベルにチェアツーを持っていく
- STEP2ポールのカラーを選択
交換用ポールのカラーは、在庫があれば8種類くらいのカラーから選ぶことが出来ます。
※うちが修理に出した時は2種類しか在庫がありませんでした。
- STEP3連絡先など記入・チェアツーごとモンベルに預ける
修理が終わったら電話連絡がきます。
- STEP4連絡がきたらモンベルに取りにいく
お会計。
ポールが新しく交換されています。
チェアツーに限らず、ヘリノックスのチェアはアフターサービスがしっかりとしているため、安心して使うことが出来ます!
モンベルのチェアツーは通気性が高く蒸れを軽減!
モンバルで販売されてるヘリノックス チェアツーの背中部分と両サイドはメッシュ素材になっていて、座っている時の蒸れにくさの軽減に役立ってます!
チェアツー ホームやタクティカルはメッシュが付いてない。
うちは暑がりなため、冬でもカバー無しで使用していますが、寒い時にカバーを取り付けてカスタムすることも出来ます。
チェアツーに限らず、ヘリノックスのチェアは難燃素材ではないため、火に弱く穴が空きやすいので、カバーを取り付けることで火の粉から守ってくれるメリットもあります。
レビュー:チェアツーは脚が沈み込むと座り心地が大幅に悪化
チェアツーに限らずヘリノックスタイプのチェアは、地面に脚が沈み込むことにより、座り心地が大幅に悪化してしまうことが、大きなデメリットです。
ぬかるんだ地面だとかなり深く刺さる・・。
一番のデメリットは地面に刺さるストレス・・。
ヘリノックス チェアツー 沈み込み防止対策
沈み込みを防止するために、ヘリノックス純正からもオプションパーツが販売されています。
最初はボールをつけようか考えましたが、かっこよくないという理由でやめました。
なんかボールは違う感じがする
グランドシートの上で使うことで少し沈み込みを防止しますが、ペラペラのシートだとシートに穴が空いてしまいます。
グランドシートを使うのであれば、「オレゴニアンキャンパー 防水グランドシート」など、しっかりとした生地のグランドシートを使った方が破れないのでおすすめです。
ヘリノックス純正のチェアツー グラウンドシートは、軽くコンパクトに作られており、チェアツーと一緒に収納することができます。
チェアツーの沈み込み対策はロッキングフットがおすすめ!
ヘリノックス チェアツーの沈み込み防止対策として一番効果を感じたのは、「ロッキングフット」を装着することでした。
- 沈み込みを防止する
- 座り心地が大幅にアップ
- ロッキングできる
ロッキングフットをチェアツーに装着することで、脚が地面に突き刺さるのを防止し、沈み込むことがなくなります。
そして、チェアツーがゆらゆらとロッキングチェアへ変身することによって、チェアツー単品で座るより格段に座り心地がアップし、超快適に座ることができます。
座り心地が最強になる!
ロッキングフットをつけている姿もかっこいい!
まとめ:ヘリノックス チェアツーの座り心地は快適!
今回はヘリノックス チェアツーの座り心地をレビューしました。
さすがヘリノックスということで、チェアツー単品でも十分優秀な座り心地ですが、ロッキングフットを取り付けることによりデメリットがメリットになり、更に快適なチェアへとパワーアップします!
修理もお近くのモンベルやA&Fで可能だし、アフターケアも万全だったので、チェアツーは長く使うことが出来るチェアです。
キャンプ中は座っている時間が一番長いため、快適なキャンプライフを送るためにもチェア選びは本当に大切です。
今やロッキングフット無しでのチェアツーは、若干物足りなく感じている体となってはいますが、座り心地を重視するキャンパーさんにとって、ヘリノックス チェアツーはおすすめできるチェアです。
座り心地の快適さ求めるならロッキングフットもセットで買うべし!
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