オイルランタンは、ドイツの「フュアーハンド(FEUERHAND)ランタン」や、アメリカの「デイツ(DIETZ)ランタン」が、キャンパーに人気の高いオイルランタンです。
雨や嵐が吹き荒れても炎が消えることがないため、敬意を込めてそれぞれ「ストームランタン」や「ハリケーンランタン」とも呼ばれています。
そんなオイルランタンですが、かつて電気もまだ普及してないオイルランタン全盛の時代では、芯のカットは「どの切り方が一番明るく美しいのか?」論争があったみたいです。
「オイルランタンの芯は台形にカットしろ!」・「台形が一番炎の形が綺麗!」みたいな個人の感想ですらない、ネットの受け売りを押し付けてくるブログやレビューが多いですが、半分正解で半分不正解です。
炎の形は個人の好みによって変わるし、実際は色々な切り方があるため、どのカットが正解かというのはありません。
台形にカットするのも一つの方法だし、フラットにカットするのも一つの方法!
どっちの切り方も正解だし、どの切り方でも正解!
この記事では、オイルランタンの代表的な芯の切り方を4種類と、それぞれのカットによる炎の形の違いなどをまとめてレビューします!
オイルランタンは芯の切り方で炎の形が変わる!
- Qオイルランタンの芯の切り方は?
- A
台形にカットが有名ですが、フラット・三角形・ラウンドなど、色々な芯の切り方があり、切り方によって炎の形が変わります。
まずはオイルランタンの代表的な切り方、フラット・三角形・台形・ラウンドの4種類が、それぞれどんな炎の形になるか紹介します。
オイルランタンの芯の切り方①:フラット
オイルランタンの芯の切り方ひとつ目は、まっすぐに芯をカットする「フラット」です。
ただ真っ直ぐにカットするだけだから簡単!
フラットにカットして着火すると、最初は幅広の炎になり両端も少し高さがある炎の形になります。
ただ、特徴的な炎の形になるのは最初だけで、1分も立たないうちに両端の高さがなくなり、真ん中を頂点にした少し丸みのある三角形っぽい炎の形に変化します。
応用編:斜めにカットすると炎の形も斜めになる!
真っ直ぐにカットしたら炎も真っ直ぐになることを期待していたのですが、ごくごく普通の丸みのある三角形の炎のため、少し拍子抜けしました。
ただ、切り方を変えて芯を斜めに真っ直ぐにカットして着火してみたら、ちゃんと炎の形も斜めになり、変化を楽しむことが出来ます!
斜めにカットしても、時間が経てばまたフラットと同じような炎の形になる!
オイルランタンの芯の切り方②:三角形
オイルランタンの芯の切り方ふたつ目は、真ん中を頂点に芯を三角形にカットします。
芯を三角形にカットすることで炎が細くなり、少しシャープな感じの炎の形となります。
炎が細い分、三角形の切り方が一番燃費は良いですが、一番暗い炎です。
メリットとデメリットが混在する切り方!
三角形の角度を変えてカットすることで、炎を更に細くしたり、太くしたりも出来ます!
三角形が細ければ炎も細くなるし、太い三角形であれば炎が太くなる!
三角形の炎の形を比べてみると、細すぎる炎より少し太めの炎の形の方が、安定感があり好みだったため、三角形でカットするなら角度はなるべくつけずにカットします!
細い炎はロウソクっぽい!
好みの角度を見つけてください!
オイルランタンの芯の切り方③:台形
オイルランタンの切り方3つ目は、芯の両端をちょこんとカットしてセンター部分をフラットにする台形です。
台形はセンター部分が三角形と違いフラットのため、先端部分が尖っていない幅広な炎の形になります。
台形もフラット部分の長さを変えてカットしたり、角度の付け方を変えてカットしたりして、炎の形を変えることが出来ます。
角度をつけてフラット部分を短くカットした台形は、その分炎の形が細くなり、先端も尖った感じの炎となります。
この辺りの角度もお好みで調整してください!
オイルランタンの芯の切り方④:ラウンド
オイルランタンの切り方④つ目は、芯を丸みを帯びた感じでカットするラウンドです。
ただ、ハサミで芯を丸くカットするのはちょっと難しいです。
左右の丸みを揃えながらカットするのが難しかった。
カットし直すにつれ、ほつれてくるし。
ラウンドにカットした炎の形は、三角形のように高さがなく、少し丸みを帯びた感じの炎となります。
オイルランタンの炎が割れる原因は?
オイルランタンの芯の切り方によって色々と炎の形は変わりますが、芯の状態によってはオイルランタンの炎が割れることがあります。
ハートみたいで炎が割れるのも可愛い!
- Qオイルランタンの炎が割れる原因は?
- A
芯が焦げていたり、芯をカットした時に切り口がほつれたままだと、着火した時に炎が二股になったりと割れます。
炎が割れて二股になった感じの炎がお好みなら、敢えて二股にするのも一つの方法です!
炎が割れる原因①:芯が焦げてる
オイルランタンの芯は、燃えることで当たり前ですが焦げます。
芯が焦げることで、芯の先端は結構ガタガタになっているため、焦げた芯に着火すると炎が割れる感じで二股になったり、一部が長くなったりと、炎の形が安定しなくなります。
焦げた芯は煤も出やすくなる!
炎が割れる原因②:カットした時のほつれ
オイルランタンの芯をカットした時や、芯の交換時バーナーに取り付ける時など、切り口にほつれが残ったままだとそのほつれにより炎の形が変わり、二股に炎が割れることがあります。
炎を二股にしなくない場合は、芯をカットしたらほつれ部分も綺麗に整えておくことで、炎の形は安定します。
敢えて炎が割れる、芯の切り方!
ハートの形が好みだからと、敢えて炎の形が二股に割れるようにカットする方法もあります!
炎が割れるように、マクドナルドのマークのようにM字型にカットします。
M字型にカットすることで、敢えて炎を割ることも出来るため、炎が割れるのが不正解って訳ではありません!
うちは炎が割れてる方が好みかも。
まとめ:オイルランタンの芯の切り方に正解はない!
今回はオイルランタンの芯の切り方をまとめました。
一部のキャンパーさんは炎の形にすごいこだわりがあるらしく、炎の形にうるさいため、二股とか炎が割れるのは絶対に認めてくれないし、フラットにカットも許してくれません。
マナー講師の押し付けと同レベルくらいどうでもいい!
そこまでこだわりがある割には台形しかカットの仕方を知らないみたいですが(笑)、実際は色々な切り方があり、どんな切り方をしても火は灯してくれるため、切り方に正解はないです!
パッと炎の形を並べて見ても、どれがどの切り方かわからない。
台形にこだわる人は、すぐにわかるんちゃう!?知らんけど。
カットの仕方で炎の形は変わりますが、どの形が綺麗かはただの個人の好みでしかないため、台形が綺麗と思うなら台形にすれば良いし、カットするのがめんどくさいならフラットで使っても全く問題はないです!
決めつけず好きに使うのが一番!
コメント