OLFA WORKS(オルファーワークス)アウトドアナイフ「サンガ」は、気軽に使うことが出来る安価なフルタングのナイフです。
カッター会社が作ったオルファ製のナイフのため、切れ味は申し分ないのですが、ハンドルのカラーデザインがエヴァンゲリオンっぽくてちょっとダサいし、シースもプラスチック製で安っぽく見えます。
気にいらないならカスタムすればOK!
なぜ気に入らないのに買ったん!?
そんな理由から、オルファワークスのサンガをカスタムすることにしました!
ハンドルは当初、木製ハンドルにカスタムしようとしましたが、サンガのタング部分はストレートのため、加工がめんどくさくなったので、結局は塗装することにしました。
染めるだけだから簡単!
シースはレザークラフトに少し憧れがあったので、初めてのレザークラフトに挑戦し、レザーシースを自作しました。
レザークラフト初心者でも、どうにか形になった!
この記事では、オルファワークスのナイフ「サンガ」のハンドルを塗装してみた感じの出来栄えや、レザーシースとの相性など、カスタムした結果をまとめて紹介します。
オルファワークス アウトドアナイフ サンガをカスタムしたい!
製品名 | OLFA WORKS アウトドアナイフ SANGA |
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ナイフ単体 | 全長232×全幅32.4×全厚21.9mm |
シース収納時 | 全長238.5×全幅43.5×全厚42.2mm |
刃厚 | 3.2mm |
刃渡り | 100mm |
重量 | ナイフ単体:127g シース収納時:164.4g |
「SANGA(サンガ)」は、カッターナイフで有名なオルファのアウトドアブランド「OLFA WORKS(オルファワークス)」のアウトドア用ナイフです。
3.2mm厚フルタング構造のナイフのため簡単なバトニングも出来ますし、フェザースティックを作ったり、ペグや箸を作るなど、ちょっとした加工もやりやすいナイフです。
本格的なブッシュクラフトに挑戦するとなると少し物足りないスペックですが、普通にキャンプをするだけであれば特に問題なく使えるので、初めての一本目におすすめできる入門的ナイフです!
ハンドルのデザインがEVAっぽい!
「オルファワークス アウトドアナイフ サンガ」のハンドルは、ラバーっぽい肌触りのためグリップ力も高く、人工工学に基づいたデザインなので、滑りづらく持ちやすいです。
水にも強い!
ただ、カラーリングを紫×緑にしたら完全にエヴァンゲリオン・・。
エヴァンゲリオンは好きだし、アニメも映画も全部見た。
切り返しデザインの好き嫌いとかでなく、ちょっと自分のスタイルには合わないなと思ってました。
出典:OLFA WORKS
ちょうど昨年、和歌山のアウトドアショップ「Orange」とOLFA WORKSがコラボした別注サンガの記事をみた時に、染めれば良いかもと思ったため、染めることにしました。
木製ハンドルにカスタムしようと試作してみた!
「オルファワークス アウトドアナイフ サンガ」を分解すると、ブレードはフルタング構造ですが、ハンドル部分はストレートの形をしています。
あらかじめグリップしやすい形のブレードであれば、型をとってジグソーでカットして、やすりがけをして挟むだけで木製ハンドルは完成します。
このタイプのブレードだったら、木製ハンドルも簡単に作れそう!
サンガの場合はブレードがストレートのため、木をくり抜いて包み込むようにしないといけないのですが、彫刻刀で削るのが途中でめんどくさくなりました。
硬い木だと、彫刻刀でくり抜けない。
ブレードの形的に、自分の持っている工具だと加工が難しかったため、木製ハンドルに変更することを断念しました。
シースがプラスチック製のため、レザーシースを自作!
「オルファワークス アウトドアナイフ サンガ」のシースはポリプロピレン製のため、安いナイフですが、更に安っぽく見えてしまいます。
ポリプロピレンシースは水には強いですし、衝撃にも強く設計されてはいますが、やっぱりレザーシースの方がかっこよく見えます。
100均に行った時に、レザークラフトのパーツや、本革のはぎれが売っていたため、自作できるかもと思い、レザークラフトに挑戦してみました。
ただ、初めてのレザークラフトだったため縫い方も失敗したし、ダイソーの本革も柔らかすぎてすぐに抜けてしまうし、お粗末な出来となってしまいました。
想像してたよりも難しかった。
手芸屋さんに行ってみたら、はぎれであれば安く手に入るし、革の種類や硬さや厚みも豊富に売っていたため、改めてレザーシースの自作に挑戦しました。
A4サイズのはぎれでレザーシースが二つ自作出来た!
サンガのグリップをオールブラックにカスタム!
「オルファワークス アウトドアナイフ サンガ」のハンドルのカラーリングが気に入らなかったため、黒に塗装することにしました。
塗装は「染めQ」をプシューッとしただけなので、誰でも簡単にカスタムすることが出来ます!
オールブラックだから、マスキング処理も必要なし!
準備するアイテム
まずは、サンガを塗装するために準備するアイテムを紹介します。
要らない段ボール
染めQでスプレーするため、塗装汚れから保護するために、段ボールや新聞紙、ブルーシートなどを敷いてから染めるようにしてください。
保護しなかったらベランダがえらいことになる!
染めQ:ブラック
「オルファワークス アウトドアナイフ サンガ」のハンドル素材は、ガラス繊維高配合(30%)のポリプロピレンとエラストマーが組み合わされています。
素材がよくわからん。
そのため、何用の塗料で塗装したらわからなかったので、万能塗料でもある「染めQ」で塗装することにしました。
切り返しデザインを変えたかったため、迷わず黒を選んだので、マスキングをすることも必要なく、ハンドル全体に塗装すれば黒に変わります。
黒を塗装しても黒だし!
プライマー
塗装前の下塗りとして、プライマーを塗ることで密着力がアップします。
ミッチャクロンなど専用のプライマーもあるのですが、お値段も高価だし、どうせ余らせてしまうため、ダイソーに売っているプライマーで代用しました。
110円でプライマーが買える!
サンドペーパー:400番
サンドペーパーで、敢えて表面を傷つけることで、塗料の密着力が上がります。
240〜400番くらいのサンドペーパーを使ってゴシゴシ削っていけばOKです。
六角レンチ
「オルファワークス アウトドアナイフ サンガ」のグリップを外す時に、六角レンチを使います。
サンガのグリップを塗装
- STEP1サンガを分解
六角レンチを使ってネジを外し、グリップを取り外します。
- STEP2やすりがけ
取り外したグリップの表面を、サンドペーパーを使ってやすりがけします。
- STEP3中性洗剤を使って洗う→乾燥
やすりがけが終わったら、しっかしと洗い流します。
中性洗剤を使って汚れを落とし、洗い終えたら乾燥させます。
むすめ。乾燥は大事!
- STEP4プライマー塗装→乾燥
ダイソーのプライマーは、夏は30分〜1時間の乾燥、冬は2〜3時間の乾燥時間が必要です。
一回塗り用のため、軽くプライマーを塗装してから乾燥させます。
- STEP5染めQで塗装:一回目
染めQで塗装する時は、薄く重ね塗りが基本です。
一回で塗ろうとすると、ムラができたり、ダマになってしまうため、薄く少しづつ重ねて塗装→乾燥→塗装→乾燥を繰り返します。
染めQをしっかりと振って、10〜15cmほど離してプシューと塗装し、30分ほど乾燥させます。
- STEP6染めQで塗装:二回目・三回目
二回目、三回目と、塗装と乾燥を繰り返し、好みの色になるまで重ね塗りをしていきます。
サイドとかの塗り残しがある場合は、立てかけたりして塗装し、全体的に色が統一になるように染めていきます。
- STEP7乾燥させて完成
最後の塗装から24時間以上乾燥させることで、塗装が剥がれなくなります。
ブレードにグリップを取り付けてあげれば、サンガのカスタムは完成です!
おとん黒にしたことで引き締まって見える!
むすめ。EVAっぽさはなくなった!
まとめ:カスタムするとサンガは高級ナイフに見えてくる!
今回は「オルファワークス アウトドアナイフ サンガ」のカスタムを紹介しました。
元々、キャンプでナイフを使う機会がそんなに無いので、カバンの中にナイフは入れっぱの状態でしたが、カスタムすることで、ちょっと外にも飾っておきたくなりました。
かっこよくなってる!
切り返しデザインのサンガより、塗装したオールブラックのサンガの方が引き締まって見えるし、レザーシースに変えた方がちょっと高級に見えてきます。
ちょっとカスタムするだけでイメージはガラッと変わるし、かっこよさも増すため、使ってないギアをカスタムして、自分だけのお気に入りギアに変身させるのも一つの方法としておすすめです。
所詮キャンプは趣味だし、自己満足の世界だし!
簡単にカスタム出来る!
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