トランギアアルコールバーナーは、アルストの元祖とも言えるアイテムで昔からキャンパーや登山家に愛された人気のアルコールバーナーです。
しかし火加減調整消化蓋に取っ手(ハンドル)がついてないため、少し使いづらいところがあります。
ヤケドの恐れあり
火加減を調整するとき、消化するときはプライヤーなどで蓋を挟んで使っていましたが、そのためにわざわざプライヤーを持っていくのもめんどくさいため、取っ手をつけてしまった方が楽チンです。
簡単に自作できる
蓋に穴を空けての改造
以前はトランギアから専用の取っ手部品が販売されてましたが、現在は販売終了となってしまったため、自分でDIYをして蓋に自作の取っ手をつけるか、メルカリなどで買うか、プライヤーなどで操作するしかありません。
なんだかめんどくさそう、難しそうと思いますが、100匀アイテムを使って簡単に取っ手を取り付けることができます。
今回はトランギアアルコールバーナーの蓋に取っ手を自分でDIYして取り付けるための自作方法を紹介します。
取っ手を自作するために準備するパーツや工具、そして取っ手の自作方法を写真多めで詳しくまとめて紹介します。
取っ手を取り付けるために準備するアイテム
トランギアアルコールバーナーの取っ手を自作するために必要なパーツは上記3点のみです。
カーテンクリップ
ダイソー・セリア・キャンドゥどこの100均でもOKなのでカーテンクリップを用意します。
今回はセリアで販売されていた「カーテンクリップシルバー6P」を購入しました。
カーテンクリップではなく、オフィス用品のダブルクリップでも作れます。
最初はダブルクリップで加工しようと思いましたが、触った感じカーテンクリップの方が素材が柔らかく加工しやすそうだったため、今回はカーテンクリップを使ってDIYします。
100均には色々なカーテンクリップが売っているため、とりあえず一番小さいサイズのカーテンクリップを選んだ方が作りやすいです。
ゼムクリップ
ゼムクリップもどこの100均でも購入できます。
最終的にカットするので100均で売ってる一番長いゼムクリップを買っておけばOKです。
M2ネジ・ワッシャー・ナットのセット
ネジはホームセンターでワッシャー・ナットがセットになったネジが売っています。
2mmの穴を空けるため、ネジの太さはM2サイズ・長さは4〜6mmのサイズくらいあればOKです。
ネジの頭部分は今回「なべ小ねじ」を使いました。
実際作ってみたら長さは4mmでもいけた
ネジの頭の下が斜めってるタイプは浮いちゃうので、設置面が平になってるネジを選んでください。
必要な工具
電動ドリルがない場合は、千枚通しやキリなどで根気よく空けないといけませんが、電動ドリルを用意したほうが素早く自作することができます。
トランギアアルコールバーナーの蓋に取っ手を自作する方法
まずは取り付け方法の流れを簡単に紹介し、その後詳しく詳細を説明します。
- STEP1カーテンクリップを分解
- STEP2ゼムクリップの加工
- STEP3カーテンクリップに穴を空ける
- STEP4アルコールバーナーの蓋に穴を空ける
- STEP5ネジで留める
- STEP6完成
STEP1:カーテンクリップを分解
- 今ココカーテンクリップを分解
- STEP2ゼムクリップの加工
まずはカーテンクリップを分解するところから始めていきます。
カーテンクリップの片側を曲げる
カーテンクリップを真っ二つに割りやすくするために、まずはラジオペンチで片側を曲げます。
柔らかなスチールだから簡単に曲がった
ピンをカット
ニッパーで接続部分のピンをカットすることによって、ピンが抜けて簡単に真っ二つにすることができます。
後ほど蓋の形状に合うようにサイズを調整するので、まずはこのままにしておきます。
STEP2:ゼムクリップの加工
- STEP1カーテンクリップを分解
- 今ココゼムクリップの加工
- STEP3カーテンクリップに穴を空ける
続いてはゼムクリップを加工していきます。
ゼムクリップをカットし形を整える
ゼムクリップの頭を残し、その他の部分をニッパーでカットし、カーテンクリップに通すためにグニュっと端を曲げます。
長すぎると収納時に蓋から取っ手が飛び出してしまうため5.5cm以内に収まるように成型します。
カーテンクリップとゼムクリップを合体
カーテンクリップの穴に通して、長さの確認をします。
あとは穴を空けるだけ
STEP3:カーテンクリップに穴を空ける
- STEP2ゼムクリップの加工
- 今ココカーテンクリップに穴を開ける
- STEP4アルコールバーナーの蓋に穴を空ける
カーテンクリップに穴を空けます。
穴を空ける位置を確認
アルコールバーナーと合わせてみて、カーテンクリップに穴を空ける場所を確認します。
カーテンクリップがちと長い
カーテンクリップをカット
カーテンクリップはそのままだと長いのでカットします。
約1cmくらいまでカーテンクリップを小さくし、バリはヤスリで整えます。
穴を空ける
2mmのドリルビットを使い、電動ドリルで穴を空けます。
千枚通しで、ネジが通るくらいの大きさになるようグリグリし、バリをヤスリで整えます。
カーテンクリップの加工はこれで終了
STEP4:アルコールバーナーの蓋に穴を空ける
- STEP3カーテンクリップに穴を空ける
- 今ココアルコールバーナーの蓋に穴を空ける
- STEP5ネジで留める
いよいよアルコールバーナーの蓋へ穴を空けていきます。
穴を空けるのがもったいないなと感じた場合は、ここでストップしてください(笑)
穴を空ける位置を確認
アルコールバーナーの蓋の出っ張り部分に穴を空けるため、印をつけます。
穴を空ける
2mmのドリルビットを使い、電動ドリルで穴を空けます。
電動ドリルを使えば一瞬で空く
電動ドリルがなければ、キリなどで空けよう
STEP5:ネジで留める
- STEP4アルコールバーナーの蓋に穴を空ける
- 今ココネジで留める
- STEP6完成
ネジでカットしたカーテンクリップを留めます。
ここまでくるとあと少しで完成!
組み上げる
カーテンクリップと蓋をネジ・ワッシャー・ナットで挟んで取り付けます。
裏側のネジの出っ張りが気になる場合はカットしちゃってください。
ネジの長さは4mmでもよかった
STEP6:完成
- STEP5ネジで留める
- 今ココ完成
最後にゼムクリップを取り付ければ完成です。
アルコールバーナーに取っ手(ハンドル)がつきました。
お疲れさまでした
まとめ:自作すれば愛着もアップ
今回は100均のアイテムを使ったトランギアアルコールバーナーの取っ手の自作方法を紹介しました。
作業は大体15分もかからずに作り終えたので、とっても簡単に作ることができます。
ゼムクリップがいっぱい余ってるからまだまだ作れる
お家に余ってるゼムクリップや針金でも作れる
アルコールバーナーの蓋に取っ手があることで、以前よりも便利に使えるようになりました。
くれぐれも火傷には注意してください。
不器用やし、電動ドリルもないから自作するのはめんどくさいって人は、取っ手付きのアルコールストーブが販売されています。
トランギアアルコールバーナーと同じ真鍮製だと、エスビットやソロストーブのアルコールストーブは取っ手つきになります。
自作した方が愛着も湧くはず
初めから取っ手付きのアルストもやっぱり便利
エスビット アルコールバーナー
製品名 | エスビットアルコールバーナー |
---|---|
サイズ | φ74×H46mm |
重量 | 92g |
素材 | 真鍮 |
燃焼時間 | アルコールタンク2/3(70cc)の注入量で20〜30分燃焼 |
固形燃料とポケットストーブが有名なドイツブランド「エスビット」のアルコールストーブです。
火口が大小の順に開いてるため、炎の出方が他のアルストに比べて綺麗なのが特徴です。
ソロストーブソロアルコールバーナー
製品名 | ソロアルコールバーナー |
---|---|
サイズ | φ74×H46mm |
重量 | 100g |
素材 | 真鍮 |
燃焼時間 | アルコールタンク2/3(70cc)の注入量で20〜30分燃焼 |
2次燃焼を楽しめるネイチャーストーブ「ソロストーブ」が人気の、ブランド名もそのまま「ソロストーブ」のアルコールストーブです。
「バイオ燃料(落ち木など)が手に入りにくい時にバックアップとして用意して」というコンセプトで作られたアルコールストーブです。
ソロストーブのアルコールストーブの蓋にもハンドルがついてるため、消火時に便利です。
以上、取っ手がついてる人気のアルコールバーナーを紹介しました。
せっかくトランギアのアルコールバーナーを持っているなら是非取っ手(ハンドル)も自作して作っちゃってください。
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