オピネルナイフはハンドル部分が木製のため、水に濡れてしまったまま放置したり、長期間使ってないとハンドルが膨張してしまって開かない場合があります。
オピネルナイフが開かない時にまず試して欲しい事が「サヴォワ打ち」と呼ばれるナイフのお尻をコンコンと叩いて刃を出すことです。
- ロックが解除されてるか確認
- オイルを吹きかけてみる
- サヴォワ打ち(コンコン)
ハンドルの膨張を抑えるために、刃を出やすくするために、オイル漬けやら、付け根を削るなどのカスタム方法がありますが、そんな事をする前にまずはコンコンと試すことをおすすめします。

オピネル公式の対策だから間違いなしの方法!

叩くだけだから簡単!
今回はオピネルの刃が開かない時の対策、「サヴォワ打ち」のやり方と注意点を紹介します。
サヴォワ打ちとは

サヴォワ打ちとは、ナイフの刃が出ない時にコンコンと叩いて刃を出す、オピネルが推奨している公式の対策です。

公式サイトではフランス語・英語・イタリア語・スペイン語・オランダ語で紹介されてる。

日本語がないのが残念。
日本の正規輸入代理店は「HIGHMOUNT(ハイマウント)」となっており、No.6〜No.12までのサイズのオピネル折りたたみナイフを買うことが出来ます。
※個人輸入や並行輸入品であれば、他のサイズのオピネルやハンドルの素材が違うオピネルを買うことが出来ます。
出典:OPINEL
オピネルの折りたたみナイフは、No.2〜No.13まで全部で11種類のサイズがあります。
自分の手の大きさにあったナイフ、予備として持っておきたい小さなナイフなど、豊富なサイズから選ぶことができ、しかもブランド料などが上乗せされることなく、低価格で手に入れることができるのもオピネルナイフの人気が高い理由の一つです。

本場フランスだと、子どもにファーストナイフとしてプレゼントする習慣もあるみたい!

なんかお洒落!
なぜサヴォワ?

オピネル誕生の地がフランスのサヴォワ地方、その地で古くから伝承されてきた方法のため、「サヴォワ打ち」と呼ばれています。

当時18歳のジョセフ・オピネルが折りたたみナイフの原型を開発!

若いのに凄っ!
- フランス語:Le Coup du Savoyard
- 英訳:The Savoyard’s tap
- 日本語訳:コンコン

What dose the FOX say?
コンコンと叩くサヴォワ打ちのやり方

サヴォワ打ちのやり方を簡単に言えば、ハンドルの後ろの先端を固い所にコンコンと打ち付けることで、刃が少し開きだし、開けることが出来る方法です。
サヴォワ打ちのやり方
- ロックを解除ヴィロブロックは解除しておく
ヴィロブロックは解除し乾燥した状態で行う オピネルが濡れたままだどサヴォワ打ちでも開きにくいので、必ずハンドル部分を乾かしてから行うようにして下さい。
- 打ちつける場所ハンドルお尻部分の角
コンコンする場所はお尻の角 打ちつける場所はハンドルの刃側部分のお尻の角です。
開いた時に刃で怪我をしないために、ハンドルのサイドを持って刃には当たらないようにしましょう!
- コンコンオピネルを硬い所に叩く!
コンコンとサヴォワ打ち テーブルや石など硬い箇所に「コンコン」と打ち付けながら叩きます。
注意点アスファルトのようなゴツゴツしている所で叩くと、逆にオピネルが削れてしまいます。
また、ガラスなど叩いたら割れてしまうようなものなどにも叩かないようにして下さい。
最初は軽めにコンコン、どうしても刃が出ない場合は少し強めにコンコンしてみて下さい。
- 刃が出てくる叩いた衝撃で開く
叩いた衝撃で刃が少し出てくる コンコンとした衝撃で、ちょこっと刃が出てきます。
あとは手でキュッと引っ張り出せば、完全に刃が開いてくれます。
コンコンする場所は?

サヴォワ打ちでコンコンと叩く場所は、ナイフの刃側のハンドル付け根です。
コンコンと叩きやすいように、凹まないようにあらかじめ平らになっているため、わかりやすいです。

ゴツゴツしたとこでなく、テーブルなどにコンコン叩けば傷も入りにくい!
コンコンの強さは?

力いっぱいコンコン叩くと、逆にオピネルのお尻に傷がついてしまいます。

勢いよく刃が出て怪我しても大変!
せっかくの美しい木製ハンドルなので、傷が付いたらもったいないし、そこまでの力も要りません。
ほんとにかるーくコンコンと打ち付け、それでも開かないなら少しだけ強めにコンコンすれば、開いてくれます。
どうしても開かない時

- Qサヴォワ打ちをしても開かない時は?
- A
オイルを吹きかけてからもう一度コンコンしてみる
サヴォワ打ちをしても刃が開かない場合は、付け根部分や刃が収まっている溝部分に潤滑オイルや亜麻仁油などを吹きかけ、オイルを馴染ませてからコンコンすることで開きやすくなります。
ヴィロブロックが解除されているかも確認!

オピネルの刃を折りたたむ付け根部分(ハンドルの先端)には、クルックルッと動かせるリングが付いてます。
このリングは「ヴィロブロック」と呼ばれ、使用中刃が勝手に折りたたまれないように、折りたたみ時に刃が勝手に出ないようにすることができるオピネル独自のロック方法です。

単純な作りだけどちゃんとロックできる!

ロックがあるなんて知らなかった。

当たり前ですが、ロックされているとどんなにコンコンしても開くことはありません。
必ずロックは解除してからコンコンするようにして下さい!
まとめ:使用後のお手入れが大切!

今回はオピネルナイフが開かない時の対策、コンコンと叩くサヴォワ打ちのやり方を紹介しました。
うちはキャンプに持っていく料理の具材は、基本お家で事前に準備して、ジップロックに小分けして持って行っているため、実際のところオピネルの出番はそんなにはありません。

たまに足りなくてネギを買って切ったり、ステーキをカットするくらい。

年に数回しか使わない。
長期間オピネルを使わないと膨張すると言われていますが、そこまで使ってないからか、使用後のお手入れをちゃんとしているからなのか、固まってしまうことも今の所はありません。
- 汚れをしっかりと落とす
- 水気はしっかりと拭き取る
- 風通しの良い場所で乾燥させる
- 切れ味が悪くなった場合は研ぐ
調理用で使っているナイフなのに、「濡れたらあかん!」ってのもどうかとは思いますが、うちは使用後は濡らさないようウェットティッシュで刃の汚れを拭き取り、乾燥させてから収納しているため、5、6年使っていますが、いまだに綺麗なままでちゃんと開閉できます。

オイル漬けとかもしたことない!

使用後のお手入れは大切!
とりあえずオピネルナイフが開かない場合は、まずはコンコンとサヴォワ打ちを試してみて下さい!
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