カセットコンロでお馴染みのカセットボンベ「CB缶」は、価格も安くスーパーやコンビニなどで手に入りやすいため、CB缶を燃料に使用できるバーナーはキャンパーにも人気です。
CB缶=Cassette Gas Bombeの略
キャンパーに絶大な人気を誇る名作「SOTOレギュレーターストーブST-310」も、CB缶を使ったシングルバーナーです。
- 軽量・コンパクト
- マイクロレギュレーター搭載
- ギミックと機能美
- 豊富なオプション・カスタムパーツ
※一部モデルは除く
「ST-310」をはじめ、SOTOには人気のCB缶バーナーがまだまだあるため、今回はSOTOのCB缶バーナーを中心にまとめて紹介します。
SOTOのCB缶バーナー選びの参考になるよう、選び方や比較などを見ていきます。
SOTO CB缶バーナー
SOTOのCB缶バーナーの選ぶ時のポイントは5つあります!
- 一体型or分離型
- シングルor2バーナー
- マイクロレギュレーターの有無
- 収納サイズ
- オプションの数
一体型・分離型・2バーナー
出典:SOTO(当該ページのURL)を加工して作成
SOTOのCB缶は、CB缶に直接装着する一体型と、ホースで分離する分離型があります。
またコンロの数が1個のシングルバーナー・2個の2バーナーが販売されています。
一体型バーナー
OD缶一体型バーナーは、OD缶の上にバーナーを取り付けるため、重心が上に上がってしまい不安定になるデメリットがあります。
しかし、SOTOのCB缶一体型バーナーは横付けで、五徳がしっかりと地面に設置してるため、安定して使うことができます。
輻射熱には注意!
大きめの鍋の使用はボンベの爆発に繋がるため注意!
分離型バーナー
分離型は更に安定して、輻射熱の心配もなく使用することができるため、調理が好きな方は分離型、気軽に使いたい方は一体型がおすすめです。
FUSION ST-330は250gと軽い!
2バーナー
2バーナーはサイズが大きくなるため、持ち運びも大変になってきます。
大人数でのキャンプなど使用は限定的になりますが、お家での調理のような感じで調理ができるため料理好きにはおすすめです。
デザインがかっこいいGRID2バーナー
お値段お安めのST−527
マイクロレギュレーターの有無
出典:SOTO
マイクロレギュレーターを搭載することによって、外気温に左右されずに安定した火力を出力することができます。
マイクロレギュレーターを搭載したモデルであれば寒い時期でも安心して使うことができます。
初動出力も高く、火力が持続
SOTOの技術!
収納サイズ
SOTOのバーナーは他社のバーナーと比べても、コンパクトに収納できますが、その中でもGストーブは本のようにたたむことができる少し変わった収納です。
薄く持ち運びたい場合はGストーブ一択です。
ノート型のGストーブは380g
ST310:350g
ST340:360g
オプションの数
ST310はキャンパーに圧倒的な人気を誇るバーナーなだけありまして、オプションパーツやカスタムパーツがたくさん販売されています。
自分だけのバーナーへカスタムしたい方はST310がオススメです。
ST340はオプションの数は少ないですが、ST310のデメリットをカバーした進化型のバーナーです。
押しにくい点火スイッチのオプション「点火アシストレバー」を標準装備
シングルバーナー
レギュレーターストーブST-310
製品名 | レギュレーターストーブST-310 |
---|---|
使用時サイズ | 166×142×110mm |
収納サイズ | 144×70×110mm |
五徳径サイズ | 130mm |
重量 | 350g |
発熱量 | 2.9kW(2,500kal/h) |
キャンパーから絶大な支持を受ける人気の定番バーナーが「レギュレーターストーブST−310」です。
シンプルなデザインで、軽量化のために無駄を省いた設計になっているため、スイッチが押しづらい、風に弱いなどいくつかのデメリットがあります。
しかし、そのデメリットも豊富なオプションパーツやカスタムパーツで補うことができ、自分だけのST310へカスタムできるのが人気の秘密です。
デメリットはカスタムでカバー!
純正オプションパーツも社外カスタムパーツもたくさん!
レギュレーターストーブRange ST-340
製品名 | レギュレーターストーブRange ST-340 |
---|---|
使用時サイズ | 166×142×110mm |
収納サイズ | 144×70×110mm |
五徳径サイズ | 130mm |
重量 | 360g |
発熱量 | 3.3kW(2,800kal/h) |
2022年発売のSOTOの最新作バーナーが「レギュレーターストーブRange ST-340」です。
ST310のデメリットであったスイッチが押しづらい問題も、「点火アシストレバー」を標準装備にすることで解消しています。
火口の形状も変更
発熱量もアップ!
ST−310とST−340の比較
出典:SOTO(当該ページのURL)を加工して作成
ST310とST340を比較すると変更点が4つあります。
点火スイッチ
ST310は点火スイッチがセットで販売されてるモデルもありますが、基本オプションのため、別途「点火アシストレバー」が必要になります。
レンジST340は点火アシストレバーが標準装備されています。
点火アシストレバーがないと火傷の恐れが
点火アシストレバーで押しづらさを解消できる
火口サイズ
出典:SOTO
五徳サイズは変わりませんが火口サイズが変更されており、ST310が一点集中型の炎に対し、レンジST340は均等に火が通るように設計されています。
ST−310はとろ火調理のためにバーナーパッドが必要やった
ST−340は均等に加熱OK!
重量
重量の差は10gのため、そこまで気になる差ではありません。
発熱量
両モデルともにマイクロレギュレーターを搭載していますが、レンジST−340は更に火力がアップしています。
1.12倍アップ!
GストーブST-320
製品名 | GストーブST-320 |
---|---|
使用時サイズ | 153×195×77mm |
収納サイズ | 142×78×25mm |
五徳径サイズ | 85×90mm |
重量 | 380g |
発熱量 | 2.1kW(1,800kal/h) |
ブック型に薄くパタンと収納できる、世界最薄のシングルバーナーです。
SOTOらしいギミックを搭載しており、構造上、使用時は遮熱効果と高い風防効果で、燃焼効率を高めてくれます。
厚みが25mmと隙間収納に便利
男心をくすぐるギミックはSOTOが強い!
レギュレーターストーブ FUSION ST-330
製品名 | レギュレーターストーブFUSION ST-330 |
---|---|
使用時サイズ | 410×120×90mm |
収納サイズ | 110×75×90mm |
五徳径サイズ | 165mm |
重量 | 250g |
発熱量 | 2.6kW(2,200kal/h) |
大型の鍋も使用することのできる、CB缶使用の分離型シングルバーナーです。
約300個の炎口から火足の短い炎を噴射し、すり鉢状のバーナーヘッドにより耐風性能もアップした作りです。
250gと分離式バーナーとしてはかなり軽い!
折りたたんでコンパクトに収納可能
SOTOのCB缶シングルバーナーの比較
製品名 | ST-310 | ST-340 | GストーブST-320 | FUSION ST-330 |
---|---|---|---|---|
使用時サイズ | 166×142×110mm | 166×142×110mm | 153×195×77mm | 410×120×90mm |
収納サイズ | 144×70×110mm | 144×70×110mm | 142×78×25mm | 110×75×90mm |
五徳径サイズ | 130mm | 130mm | 85×90mm | 165mm |
重量 | 350g | 360g | 380g | 250g |
発熱量 | 2.9kW(2,500kal/h) | 3.3kW(2,800kal/h) | 2.1kW(1,800kal/h) | 2.6kW(2,200kal/h) |
外観 | ||||
マイクロレギュレーター | あり | あり | なし | あり |
SOTOの各CB缶シングルバーナーの比較を見ていきます。
サイズ
製品名 | ST-310 | ST-340 | GストーブST-320 | FUSION ST-330 |
---|---|---|---|---|
使用時サイズ | 166×142×110mm | 166×142×110mm | 153×195×77mm | 410×120×90mm |
収納サイズ | 144×70×110mm | 144×70×110mm | 142×78×25mm | 110×75×90mm |
五徳径サイズ | 130mm | 130mm | 85×90mm | 165mm |
Gストーブその独特な形状のため、世界最薄の収納サイズと五徳のサイズが少し変わっています。
ST310・ST340とFUSIONは、一体型と分離型の違いにより、使用時サイズ・収納サイズ・五徳サイズともに大きな違いがあります。
ST310はコンパクトにまとまると思っていましたが、更にFUSIONはコンパクトにまとまり、五徳サイズが大きいです。
OD缶は一体型の方がコンパクトで、CB缶は分離型の方がコンパクト
Gストーブの収納サイズが圧倒的なのがわかる
重量
製品名 | ST-310 | ST-340 | GストーブST-320 | FUSION ST-330 |
---|---|---|---|---|
重量 | 350g | 360g | 380g | 250g |
一体型バーナーはそこまで重量に差はありませんが、分離型のFUSIONは更に100g軽くなっています。
重量もOD缶は一体型が軽く、CB缶は分離型が軽いと逆の結果
分離型はCB缶が使いやすいってことかな
発熱量・マイクロレギュレーター
製品名 | ST-310 | ST-340 | GストーブST-320 | FUSION ST-330 |
---|---|---|---|---|
発熱量 | 2.9kW(2,500kal/h) | 3.3kW(2,800kal/h) | 2.1kW(1,800kal/h) | 2.6kW(2,200kal/h) |
マイクロレギュレーター | あり | あり | なし | あり |
マイクロレギュレーターのあり、なしによって、そのまま発熱量の違いが見られます。
その中でもレンジST340は圧倒的な発熱量を誇り、Gストーブと比べても約1.5倍の発熱量の違いが見られます。
ST340の凄さが際立ってる!
一般的な家庭用ガスコンロは約3,610kal/h
2バーナー
SOTOにはシングルバーナーだけでなく2バーナーも販売されています。
お家のコンロのように使えるので料理付きの方にはおすすすめできます。
2バーナーST-527
製品名 | 2バーナーST-527 |
---|---|
使用時サイズ | 545×540×330mm |
収納サイズ | 545×95×330mm |
重量 | 5.1kg |
発熱量 | 3.83kW(3,300kal/h) |
2バーナーST-527は、CB缶利用でマイクロレギュレーターを搭載していないのにも関わらず、高火力を発揮する2バーナーです。
2バーナーの中では比較的コスパが高く、五徳も広いため大型の鍋も安心して使用できます。
ガスを縦型にセットするから予想よりかさばる
オプションでキッチンを作れる
レギュレーター2バーナーGRID ST-526
製品名 | レギュレーター2バーナーGRID ST-526 |
---|---|
使用時サイズ | 473×252×145mm |
収納サイズ | 468×251×116mm |
五徳径サイズ | 160mm |
重量 | 2.25kg |
発熱量 | 2.9kW(2,500kal/h) |
テーブルの上でに気軽に使用できるように作られた、めっちゃ薄い2バーナーです。
2バーナーらしくないシンプルなデザインと機能美を兼ね備えたかっこいい2バーナーです。
キャンプで使うのは勿体ないくらいに輝いてる
薄くて軽いマイクロレギュレーター搭載の2バーナー
GRIDテーブルが何気に優秀
レギュレーター2バーナーGRIDにはオプションで「GRIDテーブル」があります。
バーナーの後ろに置いて調味料などを置くオプションテーブルではありますが、実はソロキャンプのサブテーブルとしても優秀なテーブルとなっています。
GRIDテーブルは1軍ギアとして、毎回ソロキャンプに持って行ってます。
まとめ:機能美に優れたバーナー
SOTOのCB缶対応のバーナーを比較し、まとめて見てみると、SOTOらしいギミックや機能美に優れたバーナーが多いことに気づきました。
キャンプだけでなく登山も対応したマイクロレギュレーターを搭載したモデルや、ギミック満載の折りたたみバーナーなどSOTOの技術をふんだんに使用したバーナーが多いのが特徴です。
そして、やっぱりレギュレーターストーブST310は、人気が高いシングルバーナーだと感じました。
- 軽量・コンパクト
- マイクロレギュレーター搭載
- ギミックと機能美
- 豊富なオプション・カスタムパーツ
※一部モデルは除く
オプションパーツやカスタムパーツも豊富なため、自分だけのバーナーを作り上げれるのも大きな特徴です。
もちろんCB缶バーナーだけでなく、キャンプらしくOD缶バーナーを選ぶのもアリです。
SOTOのバーナーは、基本男心くすぐるギミックと完成されたデザインで、CB缶でもマイクロレギュレーターのおかげで、高火力を実現してくれます。
やっぱりSOTOが好き!
キャンプに使いやすいバーナー
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