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トランギアのケトルはシーズニングが必要!黒ずみが起こる原因と対策は?

トランギアのケトルはシーズニングが必要!黒ずみが起こる原因と対策は?

トランギアのケトルは、アルマイト加工などがされておらず、無垢のアルミをそのまま使用して製造されているため、アルミの性質上、黒ずみが起きたり変色したりします

黒ずみを起こさないためには、ケトルの中にお米の研ぎ汁などを入れて煮沸するシーズニングをすることで、ある程度変色を防ぐことが出来ます。

むすめ。
むすめ。

トランギア ケトルは無垢のアルミだからシーズニングが必要!

ただ、何回もケトルを使っていくうちにシーズニングで生成された膜も剥がれてしまい、またケトルの中が黒ずみだらけになってしまいます。

おとん
おとん

黒ずみはアルカリ性が原因!

むすめ。
むすめ。

アルカリ性酸性で戻せば黒ずみは消える?

おとん
おとん

正解!
クエン酸・お酢・レモン汁などをケトルの中に入れて、煮沸すれば黒ずみは消える!

この記事では、トランギア ケトルにはシーズニングが必要な理由や、トランギア ケトルに黒ずみが起きてしまった場合の対策を紹介します。

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トランギア製ケトルはシーズニングが必要!

トランギア ケトルはシーズニングをしないと黒ずみが起きて変色
トランギア ケトルはシーズニングをしないと黒ずみが起きて変色

トランギアのケトルを購入後、シーズニングをしないでそのまま使用することは出来ますが、トランギア製のクッカーは無垢のアルミを使用しているため、アルミの性質上変色することがあります。

アルミは基本的にサビや色うつりには強い金属ですが、アルカリ性には弱いため、水が残ったまま放置したりすると黒ずみや変色の原因となります。

むすめ。
むすめ。

ほっといたら超真っ黒になる!

アルミが変色する理由

アルミはサビづらく耐食性が高い金属です。

元々アルミの表面には、薄い酸化アルミニウムの膜が自然に覆われており、この薄い膜のおかげで腐食しずらくなっています。

しかし、この酸化膜は酸やアルカリに反応することで破壊されてしまい、それが黒ずみや変色の原因となっています

トランギア ケトルの注意点
トランギア ケトルの注意点

例えトランギア ケトルを湯沸かしにしか使っていなくても、お水のミネラルはアルカリ性のため、水しか入れてなくても変色は起きてしまいます。

黒ずみや変色は、健康上問題ないとは言われていますが、やっぱり見た目がよくないため、シーズニングをして膜を作ってあげる必要があります

シーズニングで皮膜を作る

お米のとぎ汁をケトルの中に入れて、弱火で10分くらい煮沸(シーズニング)すると、表面に被膜ができ、素材が保護され変色しづらくなります。

アルマイト加工が施されたクッカーやケトルにシーズニングは不要!

アルマイト加工が施されたクッカーやケトルはシーズニングはしない!
アルマイト加工が施されたクッカーやケトルはシーズニングはしない!

よくブログやTwitterなどで、アルマイト加工されたクッカーやケトルにもシーズニングをしているのをアップしている人がいますが、アルマイト加工されたクッカーにはシーズニングはしないです!

原因は「トランギア メスティン」のブームによって、「アルミ製クッカー=シーズニング」のイメージがついてしまったからだと思いますが、トランギア メスティンも、無垢のアルミで製造されたクッカーだからシーズニングが必要となっています。

むすめ。
むすめ。

思い込みは怖い。

アルマイト加工されたクッカーの断面図
アルマイト加工されたクッカーの断面図

アルマイト加工されたクッカーやケトルは、無垢のアルミが変色を起こしたりしないように、直接アルマイト処理をして酸化皮膜を生成します。

アルマイト処理とは

電解槽の中にアルミニウム製品を投入して電流を流し、電解によってアルマイト皮膜を生成させる技術。

おとん
おとん

アルマイト処理は日本発祥の世界に誇る技術!

アルマイト加工されたクッカーやケトルは耐食性が高まり、表面の変色や腐食を防止してくれるだけでなく、硬度や耐摩耗性もアップします!

むすめ。
むすめ。

アルマイト加工されたクッカーやケトルはシーズニングは不要!

アルマイト処理のデメリット
  • 熱伝導率が低くなる:無垢のアルミに比べると、酸化膜によって熱伝導率が下がります。
  • 耐熱性が低くなる:元々アルミは空焚き厳禁ですが、無垢のアルミよりも耐熱性が低いため、加熱時に剥がれる恐れがあります。

アルマイト加工されたクッカーやケトルは、既にシーズニングが終わっている状態のため、変色や腐食もしないので、わざわざ素人の研ぎ汁でシーズニングをしたところで何も変化はありません

おとん
おとん

アルマイト加工されたクッカーにシーズニングは無駄な行為だから辞めとこう!

トランギア ケトルをシーズニング

トランギア ケトル シーズニング やり方
トランギア ケトル シーズニング やり方

トランギア製のケトルは、アルマイト加工されてない無垢のアルミだからシーズニングは必要です!

シーズニングに必要なアイテム
  • お米のとぎ汁

トランギア ケトルのシーズニングは、トランギアの正規代理店イワタニプリズムでも推奨されている、お米のとぎ汁を使ってのシーズニングが一般的です

シーズニングをするためにお米のとぎ汁が必要
シーズニングをするためにお米のとぎ汁が必要
Q
トランギア ケトルのシーズニングはとぎ汁以外でもできる?
A

とぎ汁以外にも、紅茶やコーラ、くず野菜の煮込みなどでもシーズニングは可能ですが、研ぎ汁を使うのが一般的です。

おとん
おとん

お米のとぎ汁を使えば無料タダでシーズニングができる!

むすめ。
むすめ。

牛乳や重曹は失敗するからダメ!

トランギア ケトル シーズニング やり方
  • STEP1
    ケトルを洗う
    ケトルを中性洗剤を使って洗う
    ケトルを中性洗剤を使って洗う

    トランギア ケトルのシーズニングを始める前に、まずはケトルをしっかりと洗剤を使って洗い、余計な汚れや膜を洗い落とします。

  • STEP2
    ケトルの中にとぎ汁を入れる
    ケトルの中にお米のとぎ汁を入れる
    ケトルの中にお米のとぎ汁を入れる

    トランギア ケトル0.6Lのシーズニングをするため、ケトルの中にお米のとぎ汁を500mlほど入れておきます。

  • STEP3
    約20分程煮込む
    ケトルを20分くらい煮込んでシーズニングする
    ケトルを20分くらい煮込んでシーズニングする

    ケトルの中にとぎ汁を入れたら、火にかけて20分ほど煮込んでシーズニングします。

  • STEP4
    ヌメリを洗い落とす
    シーズニングで付いたヌメリを洗い落とす
    シーズニングで付いたヌメリを洗い落とす

    煮込みが終わったら、火からおろしケトルを冷まします。

    シーズニング後はとぎ汁のヌメリが付着してヌルヌルしているため、軽く水で洗い流します。

    注意点

    せっかくシーズニングをして生成した皮膜が剥がれてしまう恐れがあるため、ヌメリを落とす時に洗剤を使わないで下さい!

    むすめ。
    むすめ。

    水で洗い落として、軽く手で擦るだけでOK!

  • STEP5
    トランギア ケトルのシーズニング完成
    トランギア ケトルをシーズニングすることで表面に膜がつく
    トランギア ケトルをシーズニングすることで表面に膜がつく

    ヌメリを落とし、乾燥させたらシーズニングは完成です。

    軽く指で触れてみて、薄い膜みたいなのがひっついているのを感じることが出来ていればシーズニングは成功です!

トランギア ケトルの黒ずみや変色の対策

トランギア ケトルの黒ずみや変色の対策
トランギア ケトルの黒ずみや変色の対策
Q
トランギア ケトルが黒ずみや変色を起こした時の対策は?
A

ケトルが変色した場合は、クエン酸・お酢・レモン汁・など酸性の液体を使って煮沸すると元通りになります。

トランギア ケトルをシーズニングしても、使っていくうちにシーズニングは剥がれてしまい、再び黒ずみや変色が起きてしまうため、黒ずみを落としてから、再度シーズニングが必要となります。

黒ずみや変色にはクエン酸が最強!

アルカリ性に傾いたアルミを酸性を使って元に戻す
アルカリ性に傾いたアルミを酸性を使って元に戻す
黒ずみや変色の対策

黒ずみや変色が起きた場合の対策は、アルカリ性に傾いてしまったアルミを、酸性で戻せばOK

小学校の授業で、リトマス紙を使ってアルカリ性や酸性などの実験をした記憶があると思いますが、ケトルの変色は水のミネラルによるアルカリ性が原因のため、酸性を投入することで元通りになります。

おとん
おとん

phとか、なんか色々あった気がする。

むすめ。
むすめ。

ph3以下が酸性でph3〜6くらいが弱酸性!

酸性の水溶液
  • クエン酸:ph2.0〜2.3
  • レモン汁:ph2.0〜2.3
  • お酢:ph2.6〜2.9
  • スポーツドリンク:ph3.0〜4.0
  • ワイン・ビール:ph4.0
  • 牛乳:ph4.0〜6.0
黒ずみの除去にはクエン酸が活躍
黒ずみの除去にはクエン酸が活躍

ph3以下の酸性の水溶液を使って煮沸をすれば、黒ずみも元通りになりますが、お酢は煮沸中の刺激臭が強かったため、サビ落としなどで活躍するクエン酸が最強です!

おとん
おとん

100均でクエン酸は買えるしコスパも高い!

むすめ。
むすめ。

レモン汁は高いし。

トランギア ケトルの黒ずみをクエン酸を使って除去

クエン酸を使ってケトルの黒ずみを除去
  • STEP1
    準備するアイテム
    トランギア ケトル 黒ずみを除去するために準備するアイテム
    トランギア ケトル 黒ずみを除去するために準備するアイテム
    準備するアイテム
    • クエン酸
    • 大さじ

    レモン汁やお酢でもケトルの黒ずみは除去出来ますが、クエン酸しかお家になかったので、クエン酸を使ってケトルの黒ずみを除去します。

  • STEP2
    クエン酸と水をケトルの中に投入
    トランギア ケトル0.6Lの中にクエン酸を大さじ一杯投入
    トランギア ケトル0.6Lの中にクエン酸を大さじ一杯投入

    お水1Lでクエン酸30gが必要です。

    今回はトランギア ケトル0.6Lの黒ずみを除去するので、お水500ml、クエン酸は15g必要なので、大さじ一杯のクエン酸をケトルに入れます。

    水を500cc投入
    水を500cc投入

    クエン酸を投入後、お水を500ml入れました。

  • STEP3
    10分〜15分ほど煮沸
    沸騰してから10分〜15分ほど煮込む
    沸騰してから10分〜15分ほど煮込む

    ケトルの中にクエン酸とお水を入れて火にかけて、沸騰させます。

    沸騰してから大体15分〜20分ほど煮込んでいると、だんだん黒ずみが消えていくのがわかります。

  • STEP4
    洗い流せば黒ずみは除去されてる
    最後に洗い流してあげると、トランギア ケトルの黒ずみは除去されてます
    最後に洗い流してあげると、ケトルの黒ずみは除去されてます

    煮沸して黒ずみが除去したら火からおろし、冷まします。

    冷めてから洗い流してあげると、黒ずみはちゃんと除去されています。

    再度シーズニング

    黒ずみ除去後は皮膜も除去されているため、再度シーズニングをやり直してください。

    シーズニングをしないと、また黒ずみや変色が起きてしまいます。

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まとめ:無垢のアルミだからシーズニングが必要!

トランギア ケトルのシーズニングと黒ずみ対策 まとめ
トランギア ケトルのシーズニングと黒ずみ対策 まとめ

今回はトランギア ケトルのシーズニングと黒ずみや変色が起きた時の対策を紹介しました。

黒ずみや変色は健康上の問題はないと記載されてはいましたが、やっぱり気にはなります。

細かいことは気にならないのであれば、シーズニングをしないのも一つの方法ですが、見た目的にやっぱり嫌だなと感じた場合は、クエン酸を使って黒ずみを除去し、シーズニングをすれば綺麗に使うことが出来ます!

この記事のまとめ
  • アルマイト加工されたクッカーやケトルはシーズニングをしないでもOK!
  • トランギア製ケトルは無垢のアルミのため、シーズニングが必要!
  • クエン酸を入れて煮沸すれば黒ずみや変色は除去できる!
  • シーズニングは米のとぎ汁を入れて、弱火で10分くらい煮沸すればOK!

トランギア ケトルの黒ずみは簡単に除去することが出来るため、黒ずみが気になったらクエン酸など酸性の水溶液で煮沸して除去してください!

むすめ。
むすめ。

除去した後は再度シーズニング!

おとん
おとん

めんどくさい場合はシーズニングが要らないケトルを買うのも一つの方法!

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