ALITE メイフライチェアとモナークチェアを比較レビュー！おすすめはどっち？

GRAND TRUNK（グランドトランク）より、ALITE（エーライト）が復刻され、メイフライチェアを半年ほどキャンプで愛用して使っています。

元々持っていた旧型のALITE（エーライト）モナークチェアと、GRAND TRUNK ALITE メイフライチェアの違いを比較レビューします。

メイフライチェアはゆるキャン△でもお馴染みのチェアで、超ロースタイルのキャンプが好みだけど、お座敷スタイルまでいくと腰を痛めるキャンパーさんにおすすめのチェアです。

背もたれがあることで腰の痛みを和らげてくれるし、座面高が5cmと超低いためソロキャンプ用テントとも相性が良いです！

一方、モナークチェアはメイフライチェアの前脚がないバージョンとなっており、非自立式のロッキングチェアとして、ユラユラと楽しめる不思議なチェアです。

当たり前ですが、やっぱり前脚はあった方が便利だし、座り心地も良いですが、実際どれくらい違いがあるのか、ALITE（エーライト）メイフライチェアとモナークチェアのスペックや座り心地などを比較しながらレビューします。

GRAND TRUNK ALITE メイフライチェア

製品名	GRAND TRUNK ALITE メイフライチェア
使用時サイズ	約51×55×53cm
座面高	約5cm
収納サイズ	約29×11×11cm
重量	約770g
耐荷重	約110kg
座面シート	ブラック・ストーム・デューン：210D RS ナイロン アーバンカモ・ホライズン：450Dポリエステル
フレーム	7000系アルミニウム

メイフライチェアはゆるキャン△の影響で爆発的な人気を誇った超ローチェアです。

ALITEが潰れてしまったことも相まって、ゆるキャン△放送時はアホみたいに値段も高騰しましたが、2022年に「GRAND TRUNK」より復刻されたことで、入手しやすくなりました。

同じくALITEの人気チェア「マンティスチェア」よりも更に座面高が低いローチェアのため、普段からお座敷スタイルを楽しんでいるキャンパーさんにも使いやすいサイズ感のチェアです。

メイフライチェアには前脚がある！

メイフライチェアには前脚があるため、当たり前ですが普通のチェアとして座ることが出来ます。

包み込まれような座り心地で、軽量な超ローチェアのため、ソロキャンプはもちろん、荷物の軽量化を考えているキャンパーさんにもメイフライチェアはおすすめのチェアです。

メイフライチェアの前脚は外してモナークチェアのように使うこともでき、外すことで大きくロッキングできるチェアに早変わりします。

メイフライチェアは座面が低い！

メイフライチェアの座面高は5cmしかなく、座った時の重さによって段々と生地が伸びてきてしまい、お尻が地面にくっついてしまいます。

メイフライチェアの座面裏が地面につくことで底が汚れるし、擦れて破れてしまう恐れもあるため、対策として寝る時に使うクローズドセルマット「サーマレスト Zライトソル」を敷いて使ってます。

メイフライチェアはソロテントとの相性が高い！

メイフライチェアは超ローチェアのため、高さの低いソロキャンプ用テントとの相性が高いです。

BUNDOK ソロドーム1など、キャノピー付きのテントはローチェアでも頭がキャノピーに当たってしまい鬱陶しいですが、メイフライチェアであれば頭がぶつかることなく座れます。

タープとか使うなら別ですが、荷物を減らしたいソロキャンプであれば、軽量で超ローチェアのメイフライチェアはどんなテントでも相性良く使うことが出来ます！

ALITE（エーライト）モナークチェア

製品名	ALITE モナークチェア（旧型）	GRAND TRUNK ALITE モナークチェア（新型）
使用時サイズ	約54.6×43.2×H58.4cm	約53×49×50cm
座面高	約18cm	約20cm
収納サイズ	30.5×11.4×11.4cm	約31×11×11cm
重量	約522g	約670g

モナークチェアは前脚がない、2本脚の非自立式ロッキングチェアです。

前脚がない分、旧型モナークチェアは522g、GRAND TRUNKより復刻されたモナークチェアでも670gと超軽量な作りとなってます。

モナークチェアは非自立式のロッキングチェア！

モナークチェアは常にロッキング状態のため、短時間座って遊ぶチェアとしては楽しいロッキングチェアです。

ただ、自立しないため、作業をしたり長時間座るとなると前脚がすごい恋しくなりますし、座ってない時はグランドシートがないと座面が泥だらけになってしまいます。

モナークチェアを自立させるためのプチ改造！

モナークチェアを自立させるためには、寝る時に使うクローズドセルマットを前脚代わりとして使うことで自立させることが出来ます。

クローズドセルマット「サーマレスト Zライトソル」を前脚代わりに使うことで、あぐらも出来て作業もしやすくなるし、マットのおかげで座り心地がアップします。

モナークチェアもソロテントとの相性が高い！

モナークチェアも座面高が低いチェアのため、ソロキャンプ用のテントと相性が良いです。

クローズドセルマットを前脚代わりに使う場合は、10〜13cmほどしか座面高がないため、頭をキャノピーにぶつけることなく、テントの前室でくつろぐことが出来ます。

メイフライチェアとモナークチェアを比較レビュー

二本脚しかないALITE（エーライト）モナークチェアと、モナークチェアのようにも使えるメイフライチェアを比較します。

どちらのチェアがおすすめなのか、ディティールや座り心地などを比較しながらレビューします。

比較レビュー①メイフライチェアとモナークチェアのディティール

製品名	GRAND TRUNK ALITE メイフライチェア	GRAND TRUNK ALITE モナークチェア
使用時サイズ	約51×55×53cm	約49×53×50cm
座面高	約5cm	約20cm
収納サイズ	約29×11×11cm	約31×11×11cm
重量	約770g	約670g
耐荷重	約110kg	約110kg
座面シート	ブラック・ストーム・デューン：210D RS ナイロン アーバンカモ・ホライズン：450Dポリエステル	ストーム・デューン：210D RS ナイロン アーバンカモ・ホライズン：450Dポリエステル
フレーム	7000系アルミニウム	7000系アルミニウム

現在は旧型のALITE メイフライチェアやモナークチェアは購入することが出来ないため、画像は旧型のモナークチェアですが、GRAND TRUNKより復刻されたチェアのスペックで比較します。

ちなみにロゴはGRAND TRUNKに変わったことにより、ALITE（エーライト）の蝶々マークは小さくなりました。

メイフライチェアとモナークチェアの使用時サイズを比較

製品名	GRAND TRUNK ALITE メイフライチェア	GRAND TRUNK ALITE モナークチェア
使用時サイズ	約51×55×53cm	約49×53×50cm
座面高	約5cm	約20cm

GRAND TRUNK ALITE メイフライチェアとモナークチェアの使用時サイズは、一回りメイフライチェアが大きいくらいで、そこまでサイズの違いはありません。

旧型に関しても、座った感じの座面の広さはメイフライチェアもモナークチェアもあまり違いがわからないため、そこまで使用時のサイズ感は気にしなくてOKです。

座面高がメイフライチェアが5cm、モナークチェアが20cmと異なりますが、うちは座面高の低いメイフライチェアはお尻が地面についてしまうため、クローズドセルマットを底にしいてます。

モナークチェアは逆に自立しないため、同じくクローズドセルマットを前脚代わりに使っているので、実際の座面高は10cmくらいになります。

メイフライチェアとモナークチェアの収納サイズを比較

製品名	GRAND TRUNK ALITE メイフライチェア	GRAND TRUNK ALITE モナークチェア
収納サイズ	約29×11×11cm	約31×11×11cm （旧型：30.5×11.4×11.4cm）

収納サイズは旧型のモナークチェアの方が、明らかにGRAND TRUNK ALITE メイフライチェアよりも小さいくて細く見えますが、収納ポーチの大きさが新型は余裕があるだけで、実際はほぼ一緒です。

実際の収納ポーチに入れる前の収納サイズは、メイフライチェアもモナークチェアもほぼ一緒なサイズ感でコンパクトにまとめることが出来ます。

メイフライチェアとモナークチェアの重量を比較

製品名	GRAND TRUNK ALITE メイフライチェア	GRAND TRUNK ALITE モナークチェア
重量	770g	670g（旧型：522g）

重量は前脚がある分、メイフライチェア（770g）の方がモナークチェア（新型670g／旧型522g）よりも重たいですが、そこまで差はないし、どちらも十分に軽量なコンパクトチェアとなってます。

メイフライチェア・モナークチェア、どちらも超軽量チェアのため風には弱く、重しやチェアアンカーを使わないと飛んでいってしまいまうため注意が必要です。

メイフライチェアとモナークチェアの耐荷重はどちらも110kg！

メイフライチェアとモナークチェアの耐荷重はどちらも110kgとかなり頑丈です。

よっぽど雑な扱いをしない限り壊れることもないし、ポールもしなりがあって折れにくい7000系アルミニウムが使われています。

モナークチェアはもちろん、メイフライチェアもロッキングが出来るチェアですが、普通に使っていればまず折れないポールのため安心して使うことが出来ます。

カラーバリエーションの違いはブラックのみ！

モナークチェアにブラックがないだけで、復刻版のカラバリに関してはほぼ一緒です。

カラーによって素材の違いがあり、ホライズン・アーバンカモは450Dポリエステルを使用し、その他のカラーは210D RS ナイロンです。

どのカラーも火には弱いため、焚き火をしている時に油断していると火の粉でチェアに穴が空いてしまいます。

比較レビュー②：メイフライチェアとモナークチェアの設営・収納

メイフライチェアやモナークチェアの設営や収納は、どちらも簡単に組み立てることが出来ますし、たたむことも出来ます。

普段ヘリノックス系のチェアなどを使っていれば、特に設営や収納に関しては悩むことなく行えます。

ALITEからの伝統でもある、ポールの先端と差し込む所の色分けも、GRAND TRUNKに受け継がれているため、どこに何を刺すかも迷わずに組み立てることが出来ます。

比較レビュー③：メイフライチェアとモナークチェアの座り心地

メイフライチェアは前脚付きのあぐらチェアのため、お座敷スタイルを好むキャンパーさんにとっては腰を痛めずに快適に座ることが出来るチェアです。

一方、モナークチェアは脚が2本しかないため、あぐらも無理だし作業するにも倒れてしまうし、クローズドセルマットを使わない限りは常にロッキング状態となります。

両方のチェアを座ってみると、やっぱりメイフライチェアの方が前脚がある分安定しますし、いくらモナークチェアにクローズドセルマットを前脚代わりに使っても、メイフライチェアの快適さには敵いませんでした。

メイフライチェアは前脚を外して、モナークチェアのようにロッキングが出来ますし、外さなくても、少しの角度であれば後ろに倒してロッキングすることが出来ます。

モナークチェアは2本脚しかないため、結構な角度をつけてロッキングすることが出来ますが、調子に乗りすぎると転んでしまいます（笑）

メイフライチェアとモナークチェアがあればゆるキャン△ごっこが出来る！

出典：ゆるキャン△ コミックス 6巻 111ページより引用

ゆるキャン△で大垣千明・犬子・斉藤さんの3人で山中湖大間々岬キャンプ場に行った回で、大垣千明がメイフライチェアとモナークチェアを購入しハンモック風に座っていました。

そう言えばうちにもメイフライチェアとモナークチェアがあるってことで、同じようにゆるキャン△ごっこをして座ってみました。

結果的にハンモック風に座ってみましたが、そこまで快適さを味わうことは出来ず、ハンモックな感じも味わうことは出来なかったため、わざわざ２つ持ってキャンプに行こうとは思えませんでした。

旧型のモナークチェアの方が風通しが良い！

GRAND TRUNKのメイフライチェアやモナークチェアは、座面のメッシュ部分が詰まっているような感じで、旧型のチェアほど通気性は良くなかったです。

通気性が良すぎても冬は寒いですが、どちらにしろ冬に使うならチェアカバーなどを装着して使った方が暖かく座ることが出来ます。

まとめ：前脚付きのメイフライチェアがおすすめ！

今回はメイフライチェアとモナークチェアを比較しながらレビューしました。

モナークチェアしか知らなかった頃は、全然モナークチェア＋Zライトソルのセットで満足していたのですが、やっぱりメイフライチェアに座ると断然前脚付きが快適です。

モナークチェア風に使いたかったらメイフライチェアの前脚を外すだけで良いのですが、モナークチェアにちゃんとした脚を取り付けることは出来ないため、どちらかを選べと言われたらメイフライチェアを選びます。