バトニングやフェザースティック作り、キャンプ料理などに活躍するアウトドアナイフですが、実際にキャンプをしてみると意外とナイフの出番が少ない・・・。
フェザースティックを作らなくても着火は出来ますし、バトニングをしなくても焚き火は出来ます。
バトニングが楽しいとかなら別だけど・・・。
どちらかと言えば、ノコギリの方がキャンプでは活躍する。
料理に関しても、あらかじめお家で食材はカットして持ち運べば荷物の軽量化につながるし、ナイフを使うこともありません。
なんとなく「アウトドアナイフ」って響きはかっこいいし、所有欲も満たされるアイテムではありますが、キャンプにナイフが「いる」か「いらない」かで言うと、「いらない」です。
ナイフがなくてもキャンプは楽しめる!
特にキャンプを始めたばかりの初心者さんの場合は、テントやチェア・テーブルなど色々と費用が嵩んでしまうため、ナイフの優先順位は後回しにしても問題はありません!
ナイフよりも必要なギアはたくさんある!
この記事では、キャンプにナイフを使うメリットや、なくてもどうにかなる「ナイフがいらない理由」などをまとめてレビューします。
キャンプにナイフは必要か?ナイフを使うメリット
- 包丁代わりに使える
- ハサミ代わりに使える
- バトニング・フェザースティック作りなど焚き火で活躍
- ブッシュクラフトが楽しめる
- かっこいい
個人的にはナイフがなくてもキャンプが出来てますし、ナイフはいらないかなとも思ってますが、まずは実際にキャンプをしてみてナイフが役立つ場面や、ナイフを持っていくメリットから紹介します。
メリット①:お肉や野菜など食材のカットが出来る!
キャンプにナイフを持っていけば、包丁代わりとしてお肉や野菜のカットが出来ます。
なんとなくイメージとして、キャンプで使うアウトドアナイフはランボーが使うようなごっつい大きさのナイフって感じではありますが、食材カット用のコンパクトなフォールディングナイフも多く販売されてます。
刃厚が厚いナイフはみじん切りや千切りなど細かいカットが苦手。
料理用に使うナイフは刃厚が2mm前後がおすすめ!
製品名 | オピネル フォールディングナイフ No.9 | FEDECA 折畳式料理ナイフ |
---|---|---|
刃素材 | ステンレス | ステンレス |
柄素材 | ビーチウッド | 積層強化木(黒) |
刃長 | 90mm | 93mm |
全長 | 210mm | 220mm(収納時 147mm) |
刃厚 | 2mm | 2mm |
重量 | 52g | 84g |
特に「オピネル(OPINEL)」のフォールディングナイフや、「フェデカ(FDDECA)」の折畳式料理ナイフなどが食材カット用としてキャンパーさんに人気が高いです。
折りたためるからコンパクトに持ち運べる!
メリット②:ロープや袋のカットなど、もしもの時に役立つ!
キャンプでナイフがあれば、ロープのカットやパウチや袋のカットなどハサミ代わりとしても使えます。
ハサミを持っていけば?
ナイフがあればもしもの時に役立つ!
メリット③:バトニングが出来る!
バトニング(ナイフを使って薪を小割りにする作業)目的でナイフを購入するキャンパーさんが多いです。
斧や鉈でも薪割りは出来ますが、ナイフに比べると重たいし扱いも難しいので、「フルタングナイフ」と呼ばれる頑丈なナイフでバトニングをした方が安全に出来ます。
キャンプレベルであれば斧とか使わなくてもナイフで十分薪割りは出来る!
ナイフの方がコンパクトだし、軽量化にも繋がる!
メリット④:ブッシュクラフトが楽しめる!
キャンプにナイフを持っていけば、ペグ作りやタープポール作り、フェザースティックに簡単な工作など、「ブッシュクラフト」と呼ばれるキャンプも楽しめます。
- Qブッシュクラフトとは?
- A
ブッシュクラフトとは、Bush(茂み)とCraft(工作)を掛け合わせた造語で、自然の中で生きてくための技術や行動など「生活の知恵」を表した総称です。
キャンプだと、木を使ってポールやペグなどを作ったり、バトニングやフェザースティック作りなど、最低限の荷物でキャンプを楽しむことを「ブッシュクラフトキャンプ」と呼んだりしてます。
なんとなくベテランさんな雰囲気を醸し出してかっこいい!
特にソロキャンパーさんにブッシュクラフトキャンプの人気が高く、ちっちゃなリュックとナイフだけでキャンプを楽しむ猛者もいます(笑)
メリット⑤:純粋にナイフはかっこいい!
キャンプ用のアウトドアナイフは種類も多く、デザイン性にも優れているため、興味がなくても欲しくなりますし、やっぱりキャンプにナイフを持っていくことに憧れます。
単純にかっこいい!
いる・いらないではなく、ナイフが欲しいかどうかで選ぶのも一つの選択です!
欲しいなら買うべき!
キャンプにナイフがいらない理由
- フェザースティックを作らなくても着火は出来る
- バトニングをしなくても焚き火は出来る
- お家で食材をカットすればナイフはいらない
- 銃刀法違反のリスク0
実際にキャンプをしてみると思った以上にナイフの出番が少ないし、もしかしたら「キャンプにナイフはいらないのでは?」と思うキャンパーさんも多いです。
キャンプにナイフがなくてもどうにかなるし、実はナイフがいらないと思ってしまった理由などをまとめてレビューします。
フェザースティックを作らなくても着火は出来るからナイフはいらない!
焚き火をする時のテクニックとして有名なのが「フェザースティック」です。
キャンプ番組やネット情報で良く紹介されてる!
- Qフェザースティックとは?
- A
細く割った薪や木の棒などの表面を、ナイフで薄く削り重ね羽毛(フェザー)のような形にした天然の着火剤のことを「フェザースティック」と呼びます。
特に雨上がりの湿った薪は火がつきにくいため、フェザースティックにして木の内側の乾燥面を表に出すことで、空気の触れる部分を多くなり着火しやすくなります。
火口や焚き付け材として使われてる!
キャンプ始めたての頃に一度は試してみる焚き火のテクニック!
ただ、実際に着火する時にフェザースティックを作るかと言われると、実際は作らなくても落ち葉や小枝を集めて着火は出来ます。
結局めんどくさくなってフェザースティック作りはやらなくなる。
焚き火においてフェザースティックは必須ではないし。
そんなわけで、ナイフを購入したばかりの頃はフェザースティック作りも挑戦しましたが、結局やらなくなるので特にナイフはいらないし、なかったとしても焚き火は楽しめます!
バトニングしなくても焚き火は楽しめるからナイフはいらない!
焚き火は薪を小割りにしないと着火出来ないと勘違いしているキャンパーさんも多いのですが、あらかじめ細い枝や枯れ木などを集めておけば、焚き火は出来ます。
薪拾い禁止のキャンプ場だと厳しいけど。
ある程度火が安定したら太い薪にも着火しますし、わざわざバトニングをせずとも焚き火は出来ます。
どちらかと言えば、焚き火で必要なのはナイフよりも「ノコギリ」です。
焚き火台の長さに合わせて薪をカットしないといけないため、バトニングよりもノコギリさえあればキャンプで焚き火は楽しめます!
ノコギリにこだわった方が楽に焚き火が楽しめる!
キャンプにナイフはいらないけど、ノコギリは必要!
ノコギリも色々と種類があるのですが、特にキャンパーさんに人気なのは「サムライ ノコギリ」や「シルキー ゴムボーイ」です。
カーブソーが楽にカットしやすくておすすめ!
あらかじめ食材をカットして持っていけばナイフはいらない!
うちはソロキャンプがメインってこともあるし、地産地消にも興味がないため、キャンプに持っていく食材はあらかじめお家でカットし、ジップロックに小分けして冷凍しクーラーボックスに突っ込んでます。
そのため、キャンプ場では小分けにした食材をそのまま焼いたり鍋にしたりするだけのため、ナイフや包丁を使うこともありません。
たまに持っていかないといけない食材を忘れて、ナイフが役立つこともある。
ちっちゃい予備の1本あれば十分かな。
本格的なアウトドアナイフは必要ありませんが、予備として持ち運びしやすい小型ナイフがあれば、一応もしもの時対策として十分事足りました。
ネックナイフとか、折りたたみナイフの方が自分のキャンプスタイルには合ってる気がする。
銃刀法違反で捕まるとめんどくさいからナイフはいらない!
キャンプ用のガッツリとした大型のアウトドアナイフは「銃刀法違反」に注意が必要です。
今までの人生で職務質問を受けたことがないし、普段から車にキャンプ道具を積みっぱなしにはしていますが、一応正当な理由なくナイフを所持していた場合、「銃刀法違反」で罪に問われる可能性があります。
さすがにナイフは家に置いてるけど。
正当な理由をどう判断するのかは警察官の判断となってしまうため、とりあえずキャンプや釣りの時以外はナイフは車に積みっぱなしは出来ませんし、実際にキャンプの行き帰りに警察に捕まってしまった場合は正当な理由を証明しないといけません。
普段から職質されやすい人は注意!
リスクがあるならナイフなんていらない!
キャンプにナイフが必要なキャンパーさんの特徴は?
うちのキャンプスタイルだと特にナイフはいらないのですが、キャンパーさんによってキャンプの楽しみ方はさまざまだし、ナイフが必要なキャンパーさんも実際は多いです。
だからこそナイフは人気だし、よく売れてる!
どんなキャンプスタイルだとナイフが必要なのか、ちょっとだけまとめてみました。
ブッシュクラフトを楽しみたいと考えてるソロキャンパーさん
最小限の荷物でキャンプに行き、足りないギアは現地調達するブッシュクラフトキャンプを楽しむキャンパーさんはナイフが必須です。
荷物になるベグやタープポールなどもナイフがあればクラフト出来ますし、なんならチェアやテーブルまで作ることも可能です。
かなりガチなキャンパーさんはナイフが必要!
ベテランさんの雰囲気を醸し出したいとか(笑)
バトニングやフェザースティック作りが純粋に楽しいと感じてるキャンパーさん
着火しやすい云々ではなく、ただ純粋にバトニングするのが楽しいと感じてるキャンパーさんもナイフは必要です。
コンコンしてるだけでストレス発散!
パカって割れるのも気持ち良いし。
フェザースティック作りも、自慢したいとか見せつけたいとかあるなら全然作れば良いし、それもキャンプの楽しみの一つです!
ナイフをコレクションで集めてるキャンパーさん
ナイフをコレクションとして集めてるキャンパーさんも多いです。
ナイフは純粋にかっこいいし。
デザインも豊富だし種類も多いため、こだわる人はとことんこだわりますし、一度ナイフ沼にハマると抜け出せないキャンパーさんも多いです(笑)
キャンプにナイフがいらないキャンパーさんの特徴は?
- 薪は拾う派
- ブッシュクラフトに興味がない
- 事前準備が出来る
キャンプを始めたばかりでナイフが「必要」なのか「いらない」のかがわからない場合は、これから紹介する3つの基準に当てはまるならナイフはいらないです。
薪は買うよりも拾う派のキャンパーさん
市販の薪だけを使って焚き火をする場合は焚き付け用にバトニングをしないといけませんが、大体のキャンプ場は落ち葉や小枝などが落ちてるため、バトニングせずとも焚き火は出来ます。
そもそも薪を買うではなく拾う派のキャンパーさんは、ノコギリだけあれば焚き火は出来るため、ナイフの出番が出てきません。
薪は拾えば無料!
燃やすものにお金を掛けたくないと考えてるキャンパーさんは、ナイフもいらないです(笑)
薪は買うとお金を燃やしてる気分になる。
ブッシュクラフトに興味がないキャンパーさん
ブッシュクラフトに興味がないキャンパーさんもナイフはいらないです。
ペグもお箸も持っていくし、わざわざキャンプ場で作る予定もないのであれば、本格的なアウトドアナイフを持って行っても、ただの宝の持ち腐れになってしまいます。
箸忘れても、コンビニで貰えるし。
今はどんなニッチなギアも売ってるし。
事前準備がしっかりと出来るキャンパーさん
食材はあらかじめお家でカットしておいたり、キャンプに持っていく荷物を忘れずに準備出来ているのであれば、ナイフの出番なしでキャンプは楽しめます。
食材は行きしなのスーパーで買いたいなと思ったとしても、ナイフがいらない食材を選べば使うことはないし、本格的なアウトドアナイフではなくても、予備として小型のフォールディングナイフが1本あればどうにかなります。
いかにもキャンプ用って感じの本格的なナイフでなくてもどうにかなる!
カッターナイフでも良いし、100均のナイフでもOK!
まとめ:キャンプにナイフがなくても実際どうにかなる!
今回はキャンプにナイフがいらない理由をまとめてレビューしました。
ナイフは実際かっこいいし、欲しくなる気持ちもわかりますが、いざキャンプをしてみると予想以上に出番が少なく、ブッシュクラフトへの興味が特にないのであれば優先順位は低くなります。
決していらないわけではないけど、必須ではない。
うちのキャンプスタイルだとナイフよりもノコギリの方が断然活躍してますし、とりあえずちっちゃなフォールディングナイフをバッグの中に忍ばせて、もしもの時に使えるようにはしております。
あまりにも使わなすぎてどこに収納したかを忘れる(笑)
ナイフは欲しいけど、ちょっとどうしようか悩んでいるキャンパーさんは、まずは自分のキャンプスタイルを振り返り、本当に欲しいのかどうか、実はいらないのかなども考えてみてから選ぶのがおすすめです。
欲しいなら我慢せず買えば良いし、いらないならなくてもどうにかなる!
ただ、いらないとは言っても気になってる時点で欲しくはなってはいるので、後悔がないようにまずはお安めのナイフから選ぶのも一つの選択だし、思い切って良いナイフを買うと愛着が湧きブッシュクラフトにも興味が出るようになるかもしれません(笑)
ナイフ沼の入り口(笑)
コメント
とても分かりやすくて勉強になりました!ナイフとても沼ですねヌフフ
これからも記事投稿たのしみです
vlogなどもみてみたい!!