キャンプでコーヒーなど飲み物を飲む時に必要なマグカップ!
マグカップひとつとってもたくさんの種類があるため、どのマグカップにしようか悩むキャンパーさんも多いと思います。
自分の好きなブランドのマグカップ、直火で使えるマグカップ、蓋付きのマグカップ、保温力が高いマグカップなど、選ぶ基準は人それぞれにこだわりがあります。
シングルウォールがいいのか、ダブルウォールがいいのか・・!?
うちも色々なマグカップを試してみましたが、最終的に落ち着いたマグカップは「SOTO サーモスタック」です。
SOTO サーモスタックは、容量350mlのステンレス製マグ・400mlのチタン製マグ・蓋・マイクロリフター・収納袋がセットになったマグカップです。
どちらのマグもシングルウォールで作られているため直火での使用がOKで、コーヒーやスープなどが冷めてしまった場合も温め直せます。
SOTO サーモスタックは蓋付きのため虫や焚き火の灰などの侵入を防ぐことができ、350ml・400ml二つのマグをスタッキングすることでダブルウォールとなり、保温・保冷能力がアップします。
シングルウォール・ダブルウォール両方使えるから使い勝手も抜群!
この記事では、SOTO サーモスタックの基本情報をはじめ、スタッキング方法やキャンプ用マグカップ選びに悩んだらSOTO サーモスタックをおすすめしたい3つの理由をまとめてレビューします。
レビュー:SOTO サーモスタック ディティールをチェック
SOTO サーモスタックの収納ポーチを除いた、5点セットのサイズはφ86×H110mm、総重量182gと、一般的なマグカップに比べると少し重たいです。
使い勝手を考えると許容範囲の重さ!
セット内容 | マグ350 | マグ400 | マグリッド | ジョイント | マイクロリフター |
---|---|---|---|---|---|
サイズ | φ84×H98mm | φ85×H94mm | φ85×D83×H12mm | φ85×H22mm | φ88×D22×H22mm |
重量 | 80g | 50g | 12g | 12g | 13g |
容量 | 350ml | 400ml | ー | ー | ー |
材質 | ステンレス | チタン | 本体:樹脂 パッキン:シリコン | 本体:樹脂 パッキン:シリコン | アルミニウム・ステンレス |
まずはSOTO サーモスタック 各セットのディティールからレビューします。
マグ350:ステンレス製マグカップ
製品名 | マグ350 |
---|---|
サイズ | φ84×H98mm |
重量 | 80g |
容量 | 350ml |
材質 | ステンレス |
マグ350は、容量350mlのステンレス製シングルウォールのマグカップです。
シングルウォールのマグカップのため直火で使うこともOKだし、ステンレス製のため頑丈に使え、保冷力や保温性も高いです。
マグ350単品で使うとシングルウォールのため結露を起こしてしまいますが、マグ400を重ねてダブルウォールで使うことで保冷力・保温力が更にアップし結露も起こさずに使うことができます。
マグ350には100ml・200ml・250mlと3つのメモリが入っているため、計量カップの代用として使うことも可能です。
マグ400:チタン製マグカップ
製品名 | マグ400 |
---|---|
サイズ | φ85×H94mm |
重量 | 50g |
容量 | 400ml |
材質 | チタン |
マグ400は、容量400mlのチタン製シングルウォールのマグカップです。
チタン製のため容量の少ないステンレス製のマグ350(80g)よりも30g軽い、たった50gのマグカップです。
チタンは熱伝導率が低いため熱い飲み物を入れてもマグカップ自体が熱くなりにくく、マグ400もシングルウォールのため直火に対応しています。
マグリッド:マグ350・マグ400共通の蓋
製品名 | マグリッド |
---|---|
サイズ | φ85×D83×H12mm |
重量 | 12g |
材質 | 本体:樹脂 パッキン:シリコン |
マグリッド=蓋です。
マグ350・マグ400両サイズに対応した蓋のため、荷物を軽量化したい場合は「マグ400+マグリッド」のみ持って行くことで、合計62gで持ち運ぶこともできます。
SOTO サーモスタックは蓋付きのおかげで虫の侵入を防いだり、焚き火中に灰の侵入を防げるため、普通のマグカップに比べて衛生的に使えます。
マグリッドの飲み口・注ぎ口の穴は小さいため、ストローを使う場合は紙パック飲料で使うような細いストローを使うことでタングラーみたいな使い方もできます。
100均で細いストローは買える!
ジョイント:カップをダブルウォールにする時のつなぎ目
製品名 | ジョイント |
---|---|
サイズ | φ85×H22mm |
重量 | 12g |
材質 | 本体:樹脂 パッキン:シリコン |
ジョイントはマグ350とマグ400をダブルウォールとして使う時に繋げるためのアイテムです。
マグ350にジョイントさせることで、マグ400を重ね合わせて使えます。
SOTO サーモスタック クッカーコンボには、色付きの蓋とジョイントのセットが販売されてます。
イエロー・オレンジ・ブルーの3色から選ぶことができるため、また違った雰囲気のサーモスタックへカスタム出来ます。
マイクロリフター:ちっちゃいハンドル
製品名 | マイクロリフター |
---|---|
サイズ | φ88×D22×H22mm |
重量 | 13g |
材質 | アルミニウム・ステンレス |
マイクロリフターは、温めたマグカップを持った時に火傷をしないための小さなハンドルです。
同じようなギアで、「トランギア アルミハンドル」などもあります。
トランギア アルミハンドルと比較しても、SOTO サーモスタックのマイクロリフターはとっても小さいため、かなりコンパクトに持ち運ぶことができます。
マイクロリフターはマグカップだけでなく、他社のアルミクッカーなども持ち上げることができるため、コンパクトだし予想以上に活躍するハンドルです。
マイクロリフターは単品でも購入可能!
収納ポーチ
SOTO サーモスタックは収納ポーチも付属してます。
メッシュ素材の収納ポーチのためコジーとして使うには少し物足りないし、かなりサイズがピッタリな収納ポーチです。
収納ポーチになおすことで、持ち運びの際にカチャカチャとぶつかる音を吸収してくれます。
サーモライトがセットになったSOTO サーモスタック クッカーコンボ
セット内容 | マグ750 | マグリッドL | コジー |
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サイズ | φ102×H120mm | φ102×D98×H13mm | ー |
重量 | 84g | 17g | 40g |
容量 | 750ml | ー | ー |
材質 | アルミニウム | 本体:樹脂 パッキン:シリコン | ターポリン・アルミ付着シート |
SOTO サーモスタックには、「サーモライト」がセットになった「SOTO サーモスタック クッカーコンボ」も販売されてます。
サーモスタックのセット内容に、アルミ製のマグ750、マグ750の蓋、保温機能があるコジーがプラスされたセットです。
調理がしやすいアルミ製マグがプラスされているため、使い勝手の幅は広がります。
うちはすでに色々とアルミ製クッカーを持っていたので、わざわざアルミマグを使うことは無いなと感じたため、SOTO サーモスタック単品を選びました。
どちらかと言えば登山家さん向けのセット。
サーモスタックとサーモライトを別々で買うよりもセットの方がお得!
SOTO サーモスタック コーヒーセットをスタッキング
SOTO サーモスタックは、全てのセットをスタッキングして収納ポーチになおせます。
スタッキングは簡単!
- STEP1マグ350にジョイントをセット
マグ350にジョイントを取り付けます。
- STEP2マグ350とマグ400をスタッキング
マグ350とマグ400をスタッキングさせます。
マグの中にマイクロリフターを収納することが出来ます。
- STEP3蓋を閉じる
蓋を閉じればダブルウォールのカップとして使用できます。
- STEP4収納ポーチに収納すればSOTO サーモスタック スタッキング 完成
最後に収納ポーチに収納すれSOTO サーモスタックのスタッキングは完成です。
特別なにかスタッキングに注意点があるわけでもなく、簡単にコンパクトなカップにまとめれます。
マグ350の中には、アミカスなどSOTOのOD缶バーナーや、100均のアルコールストーブ、固形燃料などをスタッキングさせることもできます。
SOTO サーモスタックのスタッキング例として、コーヒーセットのスタッキングを紹介します。
- STEP1マグ350にX-mesh Stoveを巻きつける
- STEP2マグ350とマグ400をスタッキング
- STEP3マグ350の中にアルコールストーブなどをスタッキング
- 完成コーヒーセットのスタッキング 完成
STEP1:マグ350にX-mesh Stoveを巻きつける
ミュニーク X-Mesh Stove ラージは超薄く(0.17mm)・超軽い(17g)、アルコールストーブなどに使える風防兼五徳です。
世界最軽量クラスの風防兼五徳!
ミュニーク X-Mesh Stove ラージは薄いステンレスシートのためスタッキングしやすく、今回はSOTO サーモスタックと一緒に持ち運ぶためマグ350に巻きつけておきます。
STEP2:マグ350とマグ400をスタッキング
マグ350とマグ400とスタッキングすると、ちょうど隙間にX-Mesh Stove ラージをスタッキングさせることが出来ます。
STEP3:マグ350の中にアルコールストーブなどをスタッキング
最初はSOTO サーモスタックに「トランギア アルコールバーナー」をスタッキングさせたかったのですが、入り口付近で引っかかってしまいスタッキング出来ませんでした。
あと1mmの差なのに。
ダイソーで買ったアルコールストーブはサイズが小さかったため、問題なくサーモスタックの中にスタッキング出来ました。
ダイソー アルコールストーブを奥まで入れて、アルコール燃料が入った燃料ボトルやマイクロリフター、インスタントコーヒーなど、まとめてマグ350の中にスタッキングしました。
まだまだスペースが残ってるため、お好みでスティックシュガーやフレッシュなども一緒にスタッキング出来ます。
SOTO サーモスタック コーヒーセットのスタッキング 完成
最後に蓋をして収納ポーチになおせば、コーヒーセットのスタッキングが完成します。
キャンプだけでなく登山や釣りなどに持っていけるセットのため、SOTO サーモスタックは使い勝手の良いスタッキングしやすいマグカップです!
SOTO サーモスタックを使ったコーヒーの淹れかた
- STEP1アルコールストーブを着火
- STEP2マグ400でお湯を沸かす
- STEP3マグ350にドリッパーをセットしお湯を注ぐ
- STEP4スタッキングしてダブルウォールへ
- 完成SOTO サーモスタックを使ったコーヒー 完成
コーヒーセットのスタッキングが完成したので、SOTO サーモスタックを使ったコーヒーの淹れ方も紹介します。
STEP1:アルコールストーブを着火
アルコールストーブに燃料を入れて着火し、風防兼五徳(ミュニーク X-Mesh Stove ラージ)を使い、風から炎を守ります。
SOTO サーモスタックは底が細いため、ミュニーク X-Mesh Stove ラージを最大サイズ(82mm)で使うとスポっと中にハマってしまい五徳の機能が損なわれてしまいます。
サイズが合わなかった。
五徳にかますための細い棒を2本用意することで、SOTO サーモスタックをX-Mesh Stove ラージに置くことが出来ます。
ホームセンターや100均で細いステンレス棒が買える!
棒も一緒にカップの中にスタッキングして持ち運べる!
ダイソー アルコールストーブはサイズが小さいため、X-Mesh Stove ラージのサイズも小さくすることで棒などをかますことなくSOTO サーモスタックを置けます。
STEP2:マグ400を使いお湯を沸かす
アルコールストーブの着火を終えたら、マグ400にお水を入れてお湯を沸かします。
SOTO サーモスタックはアルコールストーブだけでなく、バーナーや焚き火でもお湯を沸かせます。
STEP3:マグ350にドリッパーをセットしてお湯を注ぐ
ドリップコーヒーを使うのであれば、マグ350にドリッパーをセットして豆を入れておきます。
SOTO サーモスタックの注ぎ口は小さいため、ドリップポットのように細いお湯をドリッパーへ注ぐことが出来ます。
インスタントコーヒーであれば、マグ350でお湯を沸かしてインスタントを淹れれば完成です。
STEP4:スタッキングしてダブルウォールへ
コーヒーを注ぎ終えたら、マグ350とマグ400をスタッキングしてダブルウォールにすることで保温性がアップします。
SOTO サーモスタックを使ったコーヒー 完成
SOTO サーモスタックを使って淹れたコーヒーが完成です。
コーヒーが冷めてしまってもマイクロリフターで取り出して温め直すことも出来ますし、ダブルウォールの蓋付きマグカップのため保温性能もかなり高いです。
スタッキングしたコーヒーセットでコーヒが飲める!
キャンプ用マグカップにSOTO サーモスタックがおすすめな理由
- シングルウォール・ダブルウォール両方楽しめる
- マグカップは蓋付きが便利
- それぞれのマグに違う飲み物を入れてもOK
キャンプ用マグカップとしてSOTO サーモスタックをおすすめしたい理由をレビューします。
SOTOサーモスタックのディティールや、スタッキング、使い方などあらためてまとめてみると、キャンプ用のマグカップにSOTOサーモスタックをおすすめできる理由が3つあります。
SOTO サーモスタックはシングルウォール・ダブルウォール両方楽しめる!
キャンパーに人気の定番マグカップの一つに「スノーピーク チタン シングルマグ」があります。
スノーピーク チタンシングルマグはシングルウォールのため直火で温め直しもできるし、ハンドルも付いていて軽いため人気なのもうなづけるマグカップです。
スノーピークってだけでオシャレだし!
スノーピーク チタンシングルマグはシングルウォールでしか使えないため、ダブルウォールとして使えるSOTO サーモスタックの方が保温性は高いです。
スノーピークには同じくチタン製のダブルウォールのマグカップも販売されています。
しかし、ダブルウォールだと逆に直火での温め直しが出来なくなるため、やっぱり分割できるSOTO サーモスタックの方が利便性は高いです。
価格はあまり変わらないのに、SOTO サーモスタックの方が使い勝手が高い!
SOTO サーモスタックはシングルウォールとしても使えるし、ダブルウォールでも使えるため、どちらにしようか悩むことなく両方の使い勝手を楽しむことが出来ます。
スタッキングしてまとめて持ち運べるのも大きなポイント!
シングルウォール・ダブルウォールどっちにするか悩むくらいなら、両方体験出来るSOTO サーモスタック!
ステンレス・チタン両方の素材のカップも使えるため、どの素材にするかもSOTO サーモスタックなら悩まずに済みますし、両方のいいとこ取りが出来ます!
キャンプ用マグカップ界の大谷翔平!
キャンプ用マグカップは蓋付きが便利!
蓋付きのマグカップと蓋なしのマグカップを比べると、やっぱりキャンプ用のマグカップは屋外での利用のため、蓋付きが便利です。
キャンプで蓋を被せておかないと、葉っぱ・灰・虫など色々なものがドリンクの上に浮いてしまいテンションが下がります。
なんか飲むの嫌だ・・。
何か浮いてるのを見ながら口をつけるのはさすがに躊躇してしまうため、やっぱりキャンプ用マグカップは蓋付きがおすすめですし、蓋なしと比べても保温力はアップします。
SOTO サーモスタックは初めから蓋付きのマグカップのため、別途蓋を用意することなく使うことが出来ます。
注ぎ口もあるから、ストローも使える!
SOTO サーモスタックはそれぞれのマグに違う飲み物を入れることも可能!
SOTO サーモスタックはマグが初めから2個セットになっているため、それぞれのマグに違う飲み物を入れることも出来ます。
片方のマグにはジュース、もう片方のマグにはスープなど、熱さも種類も違う飲み物を入れることも出来るため、普通のマグカップを一個持っていくよりも様々な用途で使えます。
一台二役、三役と使えるマグカップ!
まとめ:マグカップ選びに悩んだらSOTO サーモスタック
今回はSOTO サーモスタックのレビューやスタッキングなどをまとめて紹介しました。
一般的なマグカップと比較しても、SOTO サーモスタックの方が使い勝手が勝るため、キャンプ用マグカップ選びに悩んだらSOTO サーモスタックがおすすめです。
一般的なマグカップよりも少し重たいデメリットはありますが、重さを差し引いても使いやすさはSOTO サーモスタックに軍配が上がります。
- シングルウォール・ダブルウォール 両方使える!
- キャンプは蓋付きが衛生的!
- 一台で色々な用途に使える!
マグカップ
SOTO サーモスタックはハンドルはありませんが、ダブルウォールのおかげで熱くなることもないため、ハンドルがない不便さは特に感じません。
シングルウォールかダブルウォールにするかで悩むなら、両方の良い所取りしたSOTO サーモスタックがおすすめです!
キャンプ用マグカップ選びに悩んだらSOTO サーモスタック!
タンブラー感覚でも使える画期的なマグカップ!
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