キャプテンスタッグ キャンピングセカンドグリルは直火をする時のゴトクとして使えたり、焚き火台の前に置く焚き火テーブルとして愛用してますが、煤汚れがかなりひどくなってきました。
前回の記事で、ユニフレーム ネイチャーストーブ ラージを耐熱塗装で黒にリメイクしたのですが、その時に使った耐熱スプレーがまだ余っていたたため、キャンピングセカンドグリルも黒に塗装して改造することにしました。
キャンピングセカンドグリルは鉄製のため、雑に扱ったりするとサビてしまう恐れもありますが、耐熱塗装することでサビを防止したり、汚れを目立ちにくくしてくれます。

アイアンメッシュテーブルみたいにかっこよくなる!

プシューってスプレーするだけで簡単にカスタム!
この記事では、キャプテンスタッグ キャンピングセカンドグリルを耐熱塗装するやり方や、耐熱塗装後の焼き付け方法などをまとめてレビューします。
キャプテンスタッグ キャンピングセカンドグリルを改造

製品名 | キャンピングセカンドグリル | キャンピングワイドセカンドグリル |
---|---|---|
型番 | M-7572 | M−7566 |
使用時サイズ | 490×165×H185mm | 455×200×H185mm |
天板サイズ | 305×165mm | 305×200mm |
収納サイズ | 325×165×H20mm | 325×200×H20mm |
重量 | 590g | 700g |
材質 | 鉄(クロムめっき) | 鉄(クロムめっき) |
キャプテンスタッグ キャンピングセカンドグリルは、直火をする時やガスバーナーのゴトクとして使ったり、熱に強いテーブルとして焚き火台の前に置いても使えるマルチなグリルスタンドです。
キャンピングセカンドグリルの他に、少し奥行きがワイドになった「キャンピングワイドセカンドグリル」と2種類のグリルスタンドが販売されてます。
うちは焚き火台の前に置くテーブルとして使いたかったのと、よく行くキャンプ場が直火OKなキャンプ場のため、ゴトクが欲しくてキャプテンスタッグ キャンピングセカンドグリルを選びました。
直火で使うと煤で汚れる!

キャプテンスタッグ キャンピングセカンドグリルを直火のゴトクとして使うと、当たり前ですが煤で汚れてしまいます。

一瞬で新品時の輝きは失せる!

煤で汚れてしまったグリルスタンドを味と捉えるか、汚いと感じるかでも変わってきますが、煤だらけのクッカーはかっこよく感じますが、やっぱりテーブルは綺麗に使いため、耐熱塗装して改造することにしました。

耐熱スプレーも余ってたし!
キャンピングセカンドグリルを改造:塗装前の下準備

- 耐熱スプレー:塗装する用
- ダンボール・ブルーシート:塗装汚れ防止
- サンドペーパー #240 #400:色付きを良くするため
- パーツクリーナー:脱脂用
- ガスバーナー・スパッタシート:焼き付け用
- 金属ブラシ・中性洗剤:掃除用
- ゴム手袋:手が汚れないため
キャプテンスタッグ キャンピングセカンドグリルにそのまま耐熱スプレーを吹きかけてしまうと、うまく塗料がのらず剥がれやすくなるため、塗装前にしっかりと掃除して煤汚れを落とします。
汚れを除去した後は、耐熱塗料の食いつきをよくし、剥がれにくくするためにやすりがけ(足つけ)を行い、パーツクリーナーなどで脱脂をしてから塗装します。
- STEP1キャンピングセカンドグリルを掃除
- STEP2やすりがけ(足つけ)
- STEP3脱脂
STEP1:キャンピングセカンドグリルを掃除

煤だらけになったキャンピングセカンドグリルを、中性洗剤と金属ブラシを使って軽く汚れを落としておきます。

隙間が多いから金属ブラシが掃除しやすい!
やすりがけをすれば完全に汚れは落ちてくれるため、軽く掃除するくらいでOKです!
STEP2:塗料の付きを良くするためにやすりがけ

塗装前に240番〜400番のサンドペーパーを使ってやすりがけ(足つけ)を行い、凹凸を作ってあげることで耐熱塗料の食いつきを良くさせます。
やすりがけをすることで、掃除した時に落としきれなかったサビや煤汚れも完全に落とすことが出来ますが、キャンピングセカンドグリルは鉄製のため早く塗装しないとサビやすくなります。
ミッチャクロンなど下地処理に使うプライマーは熱に弱いため、焚き火をした途端、耐熱塗装と一緒に剥がれてしまいます。
耐熱塗装をする時はサンドペーパーのみの下地処理で、プライマーは不要です!
STEP3:パーツクリーナーを使い脱脂して油分を除去

塗装面に油分が残っていると塗料が浮いてしまうため、パーツクリーナーやシリコンオフスプレーを使ってキャンピングセカンドグリルを脱脂します。

プシューっと吹きかけるだけだから簡単!
キャンピングセカンドグリルを改造:耐熱塗装

- 表面を塗装耐熱スプレーを吹きかける→乾燥→塗装→乾燥
- 裏面を塗装耐熱スプレーを吹きかける→乾燥→塗装→乾燥
- 乾燥1時間以上乾燥
- 焼き付け耐熱塗装を焼き付けて硬化させる
一度に塗装を終わらせようとして厚塗りをしてしまうと、綺麗に塗装することが出来ずひび割れが起きたり、ムラが出来たりします。
そのため、塗装をする時は塗装→乾燥→塗装→乾燥を繰り返しながら、自分が納得いく色になるまで薄く重ね塗りを行います。
耐熱塗装は自然乾燥のみだと完全に硬化しないため、最後に焼き付けをして硬化させます。
耐熱塗料はアサヒペンの耐熱塗料を使用しましたが、色々なメーカーさんから耐熱塗料は販売されてるし、カラーも色々とあるため、お好みの耐熱塗料を選んでください。
- 炎や火器の近く、火器を使用している室内で使用しない
- 燃焼中のストーブや焚き火台に直接吹き付けない
- 天気の良い日に行う
- マスクや手袋をして塗料が皮膚に触れないようにする
- 焼き付けを行わないと耐熱性能の油膜機能は得られない
キャンピングセカンドグリルの表面を耐熱塗装

- 塗装する際は、使用前にスプレー缶をしっかりと振ってよく混ぜてからスプレーします。
- 塗料を吹き付ける時は、20〜30cmほど距離をあけてから塗装します。
- 一度に厚塗りはせず、平行に移動させながらやや薄めにまんべんなく塗装します。


1回目の塗装だとさすがに薄いですし、下地もまだまだ見えるため30分ほど乾燥させ、2回目の塗装を行いました。
2回目の塗装で満足する色になったので、再度30分ほど乾燥させてから裏面を塗装します。
キャンピングセカンドグリルの裏面を耐熱塗装

裏面も塗装のやり方は同じで30cmほど離してから薄くまんべんなく塗装します。


裏面も塗装→乾燥→塗装と繰り返し、2回の重ね塗りで満足する色になったので、そのまま1時間以上自然乾燥させます。
アサヒペンの耐熱塗料は自然乾燥1爺間ですが、耐熱塗料によって乾燥時間は異なるため、スプレーに記載されてる乾燥時間をチェックしておきましょう!
耐熱塗装後は硬化させるために焼き付けが必要!

自然乾燥だけだと耐熱塗装は完全に硬化することはないため、焼き付けを行い完全に硬化させます。
- STEP1キャンピングセカンドグリルの表面を焼き付け
ガストーチを使って耐熱塗装の焼き付けをする SOTOのキャンプ用ガストーチ(フィールドチャッカー ST-Y450)を耐熱塗料の焼き付け用に使用しました。
焼き付けを行うと煙が出てきて変な匂いもしますが、この煙と匂いが完全に消えるまで焼き付けることで、耐熱塗料を硬化させることが出来ます。
注意点焼き付けする時に地面も一緒に焼いてしまう恐れがあるため、必ず焚き火シート(スパッタシート)などを敷いてその上でやるようにしましょう!
- STEP2キャンピングセカンドグリルの裏面を焼き付け
裏面も同じく耐熱塗装の焼き付けを行う 表面の焼き付けが終わったら、同じく裏面も焼き付けを行います。
熱でキャンピングセカンドグリルがめっちゃ熱くなっているため、必ず耐熱グローブをつけてから行うようにしましょう!
- 完成耐熱塗装の焼き付け完成
キャプテンスタッグ キャンピングセカンドグリルの耐熱塗装のリメイク完成 耐熱塗装の焼き付けが終われば、キャンピングセカンドグリルのリメイクも完成です!
元々がシルバーのグリルスタンドが煤だらけで変な感じでくすんでしまいましたが、無骨なカラーに進化しました!

耐熱塗装の焼き付けが短いのではと心配もあったため、焚き火台の前に置いて焚き火をしながら暖めて更に硬化するようしばらく焚き火を楽しみました。

剥がれもなくちゃんと塗装されてる!

ガストーチで焼き付けしなくても、焚き火の熱でも硬化出来そう!
まとめ:改造したことでアイアンメッシュテーブルに近づいた!

今回はキャプテンスタッグ キャンピングセカンドグリルの改造方法として、耐熱塗料を使って黒にリメイクする方法を紹介しました。
元々、アイアンメッシュテーブルの黒さが無骨でかっこいいなと思っていましたが、キャンピングセカンドグリルも黒に塗装することでちょっとだけアイアンメッシュテーブルに近づきました(笑)

アイアンメッシュテーブルを買わなくてもどうにかなった!
- 耐熱塗装する前にやすりがけや脱脂が必要!
- 塗装は基本薄く重ね塗りをする!
- 耐熱塗装は塗装後に焼き付けをしないと塗料が硬化しないため注意!
耐熱塗装しているおかげで、直火で使うことも出来ますし、焚き火台の前に置いても問題なく使え、熱々の鉄板などを置いても問題なく使える無骨なテーブルにリメイクされました!

キャンp使い勝手はいつものセカンドグリルと一緒!
元々コスパが高いキャンピングセカンドグリルのため、耐熱塗装スプレー代を込みにしてもアイアンメッシュテーブルよりも安く抑えることができ、重量も590gと軽いのでソロキャンプにも使いやすいサイズ感です!
キャンピングセカンドグリルに限らず、汚れたテーブルやブラックギアを集めてるキャンパーさんは耐熱塗装するだけで新たなギアを買わなくても簡単に改造することが出来ます!

キャンプギアは耐熱塗装と相性が高い!
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