深型クッカーはどちらかと言えばキャンプよりも登山向けのクッカーですが、細長いのでパッキングもしやすくソロキャンパーさんにも人気のクッカーです。
900mlサイズの深型クッカーが人気!
色々なブランドから深型クッカーは販売されてますが、その中でも定番人気と言えば「スノーピーク トレック900」です!
250サイズのOD缶やソロストーブライトをスタッキング出来る深型クッカー!
スノーピーク トレック900だけでもキャンプは出来ますが、クッカーは複数ある方が調理の幅も広がるため、一緒にスタッキング出来る「スノーピーク チタントレック700」も欲しくなります!
数量限定でチタントレック700が再販中!
チタントレック700は一人分の料理に使いやすいサイズ!
チタントレック700は日本では一時廃盤になっていましたが、「USA LIMITED ITEM チタントレック700」が逆輸入され数量限定で再販されてるため、気になってたキャンパーさんや登山家さんは今がチャンスです!
また、いつ買えなくなるかもわかんないし。
この記事では、スノーピーク チタントレック700の基本情報や使い勝手をはじめ、一緒にスタッキングできるギアなどをまとめてレビューします。
スノーピーク チタントレック700 レビュー
製品名 | スノーピーク チタントレック700 SCS-005T |
---|---|
サイズ | ポット:φ105×H113mm リッド(フタ):φ105×H20mm |
収納サイズ | φ105×H128mm |
重量 | 136g |
容量 | 700ml |
材質 | チタニウム |
セット内容 | ポット・リッド(フタ)・メッシュケース |
スノーピーク チタントレック700は、名前の通り容量700mlのチタニウム製深型クッカーです。
セット内容はハンドル付きのポット本体と湯切り用スリットの付いたリッド(フタ)、メッシュケースの3点となってます。
チタン製のため136gと軽くシンプルなクッカーなので、トレック900と一緒にスタッキングして持っていけばソロキャンプや登山に活躍します!
チタンは驚くほど軽い!
まずはスノーピーク チタントレック900のサイズや使い勝手をまとめてレビューします。
チタントレック700はソロキャンプにも使いやすいサイズ!
スノーピーク チタントレック700のポット外径サイズはφ105×H113mmと、公式サイトに記載されてるサイズと計測したサイズは一緒でした。
チタントレック700の内径サイズを計測したところφ98×H111mmだったので、スタッキングする際の参考にしておいてください。
ポットとリッド(フタ)を合わせたサイズはφ105×H128mmです。
フタの引っ掛ける用のフックが少し上に出っ張った形をしているため、ポット本体の高さ113mmよりも25mmほど高くなってます。
スノーピーク チタントレック700は容量が700mlのため、大食いキャンパーさんだと少し物足りないサイズですが、おっさんが使うソロキャンプであれば十分な量で使いやすいサイズでした。
USA LIMITED ITEMのチタントレック700のため、メモリにはオンスとミリリットル両方の単位が刻印されてます。
チタントレック700はチタン製だから136gとめっちゃ軽い!
スノーピーク チタントレック700の重量は公式サイトでは136gです。
実際に計測してみたところ、ポット+リッドは124.9g、メッシュケース込みで133gと少しだけ記載されてるサイズよりも軽かったです。
オールチタンで作られたクッカーのため、重さにシビアな登山でも持ち運びしやすいサイズの深型クッカーです。
重さは問題ないくらい軽い!
チタントレック700のフタは本体に引っかけられる!
スノーピーク チタントレック700のフタのサイズはφ105×H20mmです。
フタの端に付いてるフックはツマミ代わりとして使うことが出来ますし、ポットに引っ掛けておくことも出来るのですが、引っ掛けれることにそこまでメリットを感じることはなかったです。
普通のツマミ付きのフタでも良かったかな。
すぐ外れるし、使いやすいフタではない。
フタには湯切り口も付いてるためパスタの湯切りに使ったり、チタントレック700をケトル代わりに使えばコーヒードリップをする時に細く注ぐことも出来ます。
出典:スノーピーク
チタントレック700の注ぎ口には同じスノーピークの先割れスプーンもスタッキング出来るみたいですが、そこまでして持っていきたいとは思えなかったので、やっぱりフタは普通の形の方が使いやすいと感じました。
スノーピーク チタントレック900のフタが使いにくいと感じた場合は、「トークス チタニウムリッド95mm」がシンデレラフィットするため、交換して使うのも一つの方法です。
チタントレック700で1.5人前(160g)までのパスタが作れる!
スノーピーク チタントレック700は深型クッカーで湯切り穴も付いてるためパスタも作りやすいです。
そのままだとパスタははみ出してしまうので半分に折って茹でないといけませんが、容量が700mlあるため1.5人前(160g)までは吹きこぼれることなく作ることが出来ました。
湯切りをするのがめんどくさい時はワンパンパスタにしたり、スープパスタにすれば湯切り不要で一気に作ることも出来ます。
フタが安定しないから湯切りを失敗すると全部ぶちまけてしまう。
ラーメンはチタントレック700だと一人前まで作れる!
スノーピーク トレック700でインスタントラーメンを作る時は、そのままだと入らないため砕いてからポットの中に入れます。
一人前のラーメンであれば具入りでもチタントレック700で余裕を持って作れました。
スノーピーク チタントレック700は、トランギア メスティン(750ml)とほぼ一緒の容量のため、メスティンで出来ることはチタントレック700でも出来ます!
チタントレック700は深型クッカーのため、カップヌードルを食べる時と同じような感覚でラーメンを食べることができ、食べやすかったです!
チタントレック700で炊飯するならトレック900と一緒に水蒸気炊飯がおすすめ!
スノーピーク チタントレック700は熱伝導率の低いチタンのため焼きムラが起きやすく焦げつきやすいので、アルミクッカーと同じような感じで炊飯したら確実に失敗します。
チタンクッカーの炊飯はおすすめしない!
失敗せずに炊きたいのであれば、一緒にスタッキング出来るトレック900と水蒸気炊飯で炊くのがおすすめです!
チタントレック700とトレック900で水蒸気炊飯する場合は底上げ用の網と水蒸気用の水が必要です。
底上げ用の網は、キャンドゥで買えるシェラカップ用の網やアルコールストーブに使うゴトクなどを利用することで底上げが出来ます。
ガスバーナーで炊飯しても、焚き火で炊飯しても水蒸気炊飯であれば直接お米が入ったチタントレック700に火が当たることはないため、焦げつくことなく水蒸気の力で炊飯が出来ます!
水の量や炊飯時間をそこまで気にせずとも失敗せずに炊ける!
チタントレック700で炊飯する場合は水蒸気炊飯が一番確実で失敗しない炊飯方法のため、無理して焦がすくらいなら水蒸気の力で炊いた方が美味しいし、0.5合とかちょっと炊きたい時も簡単に炊けます!
水蒸気炊飯が一番簡単!
スノーピーク チタントレック700 スタッキングできるギアは?
製品名 | スノーピーク チタントレック700 SCS-005T |
---|---|
外径サイズ | ポット:φ105×H113mm リッド:φ105×H20mm ポット+リッド:φ105×H128mm |
内径サイズ | φ98×H111mm |
重量 | 136g |
スノーピーク チタントレック700は、同じスノーピークの110サイズOD缶+ギガパワーストーブや、トレック900など、スノーピーク同士相性良くスタッキングが出来るようにサイジングされてます。
シンデレラフィットでスタッキング出来るギアや、一緒に持っていきたいセットなどスノーピーク チタントレック700のスタッキング例をレビューします。
スタッキング例①:110サイズのOD缶+バーナー
スノーピーク チタントレック700には、同じスノーピークの110缶やギガパワーストーブがスタッキング出来るため、他社のOD缶やOD缶バーナーも同じようにスタッキング出来ます。
うちが持ってるOD缶バーナーは「SOTO アミカス」のため、同じSOTOの105サイズOD缶と一緒にチタントレック700の中にスタッキングしてみました。
- STEP1チタントレックの中に105サイズ OD缶をスタッキング
SOTOは110サイズ OD缶ではなく、105サイズのOD缶です。
サイズはほぼ一緒のため、チタントレック700の中に問題なくスタッキング出来ます。
- STEP2SOTO アミカスをチタントレック700の中にスタッキング
105サイズ OD缶バーナーをチタントレック700にスタッキングしたら、アミカスを上に置いてスタッキングします。
- STEP3ジップロックに入れたお米もスタッキング
OD缶とバーナーをスタッキングしてもまだ1/4ほどスペースが余っているため、ジップロックに入れたお米もチタントレック700の中にスタッキング出来ました。
スタッキング例②:アルコールストーブ
スノーピーク チタントレック700はバーナーだけでなく、アルコールストーブを使って調理することも出来ます。
アルコールストーブや風防兼五徳、燃料ボトルなども全てチタントレック700の中にスタッキング出来ました。
- STEP1スクリュートップキーパーの中にトランギア アルコールバーナーをスタッキング
うちが持ってるアルコールストーブは「トランギア アルコールバーナー」です。
トランギア アルコールバーナーに限らず、このサイズのアルコールストーブは「スクリュートップキーパー 250ml 浅型」の中にスタッキング出来ます。
むすめ。衛生的にも容器に入れてアルコールストーブを持ち運んだ方が安心!
- STEP2チタントレック700の中にスクリュートップキーパーをスタッキング
チタントレック700とスクリュートップキーパー 250ml 浅型は幅がシンデレラフィットでスタッキング出来るため、衛生的にアルコールストーブを持ち運べます。
- STEP3ミュニーク X-Mesh Stove ラージを隙間にスタッキング
スクリュートップキーパーとチタントレック700の隙間に、超薄くて軽い風防兼五徳「ミュニーク X-Mesh Stove ラージ」をスタッキングします。
- STEP4お米と燃料ボトルをスタッキング
チタントレック700にアルコールストーブをスタッキングしても上半分はスペースが余ってるため、燃料用アルコールを入れた100均の燃料ボトルやジップロックに入れたお米をスタッキングしてみました。
おとんアルコールストーブを使った炊飯セットをチタントレック700にスタッキング出来る!
スタッキング例③:カップヌードル
スノーピーク チタントレック700はカップヌードルの普通サイズがシンデレラフィットでスタッキング出来ました。
チタントレック700はケトル代わりに使うことも出来るため、カップヌードルを入れておけば非常食にも役立ちます(笑)
リフィルなら2個入る!
シンデレラフィットすぎてフタを閉めると1mmほど浮いてしまいますが、メッシュケースは余裕のあるサイズだし、一緒に持ち運ぶことは特に問題なかったです。
スタッキング例④:SOTO サーモスタック
製品名 | スノーピーク チタンシングルマグ 220 | スノーピーク チタンシングルマグ 300 | スノーピーク チタンシングルマグ 450 |
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サイズ | φ67.2×H79mm | φ76.2×H82mm | φ86.2×91.5mm |
重量 | 45g | 50g | 70g |
スノーピーク トレック700の中には同じスノーピークのマグを450→300→220とマトリョーシカのように順々にスタッキングしていくことも出来ます。
ソロキャンプで使うのにそんなにマグを持って行ってもどうするんやって話ですが、同じスノーピーク同士相性が高いクッカーです。
製品名 | SOTO サーモスタック SOD-520 |
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サイズ | φ86×H110mm |
総重量 | 182g |
セット内容 | ステンレスマグ350・チタンマグ400・リッド・ジョイント・マイクロリフター・収納ポーチ |
スノーピークのマグは持っていなかったため、「SOTO サーモスタック」をチタントレック700の中にスタッキングしてみました。
シンデレラフィットでスタッキング出来た!
SOTO サーモスタックはシングルウォールとしても使えるし、ダブルウォールとしても使えるので使い勝手も良く、フタ付きのマグカップなので衛生的に使えるのでおすすめなマグカップです。
スタッキング例⑤:スノーピーク トレック900
製品名 | スノーピーク トレック900 SCS-008 | スノーピーク チタン トレック900 SCS-008T |
---|---|---|
サイズ | ポット:φ120×107mm フタ:φ127×39mm | ポット:φ120×107mm フタ:φ127×39mm |
重量 | 265g | 175g |
収納サイズ | φ130×140mm | φ130×140mm |
容量 | ポット:900ml フタ:250ml | ポット:900ml フタ:250ml |
材質 | 本体:アルマイト加工 ハンドル:ステンレススチール | チタニウム |
スノーピーク チタントレック700はトレック900の中にスタッキング出来ます。
トレック900は「アルミ製」と「チタン製」の2種類が販売されおり違いは「重量」・「材質」・「価格」の3点だけで、外径サイズや内径サイズ、容量に関しては両方とも一緒です。
軽さを求めるならチタンだけど、キャンプで使うならアルミがおすすめ!
トレック700がチタンだし、ダブルチタンよりもチタン×アルミの方が料理の幅は広がる!
チタントレック700の中に先ほど紹介したアルコールストーブやOD缶などをスタッキングし、トレック900と一緒に持ち運べば水蒸気炊飯も出来ますし、キャンプであれば使い勝手十分なクッカーセットが完成します。
深型クッカーだからコンパクトにスタッキング出来る!
まとめ:トレック900の相棒にチタントレック700!
今回はスノーピーク チタントレック700のレビューとスタッキング例をまとめました。
チタントレック700はスノーピーク公式も登山向けのクッカーと謳ってますが、普段からトレック900をキャンプでも使っているなら一緒に持っておいて損のないクッカーです。
うちは登山は全くしないのですが、ソロキャンプで一人分の調理をするのに必要十分な量だし、足りなければトレック900もあるので、このセットだけでかなり料理の幅が広がります。
トレック900を持ってるならチタントレック700も!
チタントレック700は数量限定商品だし、またいつ廃盤になるのかもわからないため、買える時に買っておかないとまたしばらく手に入らない期間が続くかもしれません。
買いたい時が買い替えどき!
トレック900を持ってるならチタントレック700は一緒にスタッキング出来るしおすすめできる深型クッカーです!
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