SOTO アミカスを購入した時に一緒に付属してたアルミ製のお鍋「ニューリバーポットM」をレビューします。
SOTO ニューリバーポットMは容量1000mlの超軽い深型クッカーです。
1〜2人分の調理に活躍するクッカーサイズ!
うちは色々とクッカーを持っていたので、ほぼ使うことなく倉庫に眠っていたのですが「ソロストーブ ライトとスタッキング出来そう!」と思い、引っ張り出してみました(笑)
結果的にはスタッキングは出来るのですが、フタが樹脂製だしハンドルカバーも火で溶けてしまいそうな感じだったので一緒に使うには、ちょっと違うなと感じました。
焚き火には突っ込みにくいクッカー。
ガスバーナーやアルコールバーナーとは相性が高い軽いお鍋のため、SOTO ニューリバーポットMはどちらかと言えばキャンプよりも登山向きのポットです。
この記事では、SOTO ニューリバーポットMの基本情報をはじめ、実際にキャンプで使ってみて感じたことや、スタッキング例などをまとめてレビューします。
SOTO ニューリバーポットM サイズ
製品名 | SOTO ニューリバーポットM SOD-511 |
---|---|
サイズ | φ120×高さ130mm(ポット:φ120×深さ98mm/フタ:φ118×厚み17mm) |
重量 | 141g(ポット:118g/フタ:23g) |
容量 | 1000ml |
材質 | ポット:アルミニウム フタ:樹脂/つまみ:シリコン |
SOTO ニューリバーポットMは、1000mlのアルミ製ポットと樹脂製のフタがセットになった深型クッカーです。
このタイプのクッカーはアルミ製だと200gを超えるのが多いのですが、SOTO ニューリバーポットは141gとチタン並に軽いクッカーです。
SOTO ニューリバーポットは単品購入も出来ますが、アミカスとセットになった「アミカスポットコンボ SOD-320PC」として一緒に購入することも出来ます。
アミカスとニューリバーポットMを別々で買うよりかは、セットで購入した方がちょっとだけお得になります。
SOTO ニューリバーポットM 外径サイズ
ポット本体 | ポット+フタ | |
---|---|---|
公式サイズ | φ120×H98mm | φ120×H130mm |
計測したサイズ | φ120×H100mm | φ125×H130mm |
SOTO ニューリバーポットMサイズの外径サイズを計測してみたところ、公式サイトに記載されてるサイズよりも若干誤差がありました。
計測したサイズはポット本体がφ120×H100mmと深さに2mmの差がありました。
ポット+フタは、ポットのハンドル部分を閉じた時の厚みまで計測するとφ125mm、高さは130mmと公式サイズと一緒です。
ポットだけなら120mmと一緒!
SOTO ニューリバーポットM 内径サイズ
SOTO ニューリバーポットMの内径サイズを計測したところφ113×H98mmだったため、スタッキングする時の参考にしてください。
SOTO ニューリバーポットM 重さ
SOTO ニューリバーポットMの重さは141g(実測141.8g/収納袋込み:149g)とアルミ製クッカーなのに超軽いです!
製品名 | スノーピーク トレック900 | ソロストーブ ポット900 | プリムス ライテックトレックケトル&パン |
---|---|---|---|
サイズ | φ130×140mm | 119×H115mm | φ130×H145mm |
重量 | アルミ:265g チタン:175g | 220g | 280g |
材質 | アルミ/チタン | ステンレス | ハードアノダイズド加工済みアルミ製(内側:ノンスティック加工) |
250サイズのOD缶をスタッキング出来るこのタイプのクッカーは200gを超えるサイズが多いのですが、SOTO ニューリバーポットは141gとアルミ製の中ではかなり軽いクッカーです。
チタントレック900の175gよりも軽い!
SOTO ニューリバーポットM レビュー
- メモリがない
- 吹きこぼれしにくい樹脂製のフタ
- 焚き火では使えない
- 炊飯は2合までOK
- チキンラーメンがシンデレラフィット
SOTO ニューリバーポットMを実際にキャンプで使ってみて、感じたことや気になったことなどをまとめてレビューします。
SOTO ニューリバーポットMはメモリがない!
SOTO ニューリバーポットMにはメモリが付いてません。
炊飯する時や調理をする時にメモリがないのはやっぱり不便なため、別途シェラカップなど計量出来るカップを一緒に持って行った方が便利です。
SOTO ニューリバーポットMは「エバニュー 400FD」がスタッキング出来たため、うちは400FDを計量カップ代わりに使いました。
400FDで150・250は計量出来る!
吹きこぼれしにくい蒸気孔付きの樹脂製フタ!
SOTO ニューリバーポットMのフタは樹脂製でシリコンの赤いつまみが付いてます。
グローブなどをせずともシリコンのつまみのおかげで素手でフタを開けることが出来ますし、半透明なフタのため中身の確認はしやすいです。
フタは逆さまにして閉める事もできるため、高さをちょっとだけ低くする事も出来ます。
登山向けにパッキングしやすくなってる!
SOTO ニューリバーポットMのフタには「蒸気孔」が付いてるため吹きこぼれが起きにくく、注ぎ口として使うことも出来ました。
それでも吹きこぼれは起きるから重石を置いた方が安心!
SOTO ニューリバーポットMを焚き火で使うとハンドルやフタが溶ける!
SOTO ニューリバーポットはソロストーブ ライトをスタッキングして持ち運べます。
ただ、フタが樹脂製だしハンドルカバーはシリコン製のため、焚き火でニューリバーポットMを使うと溶けてしまいます。
アルミ製のクッカーではありますが、あまり焚き火向けに使いたいクッカーではなかったです。
バーナーやアルスト向けのクッカー。
SOTO ニューリバーポットを使っての炊飯は2合まで炊ける!
SOTO ニューリバーポットMは2合まで炊飯が出来ます。
普通のアルミ製クッカーのため、水の量と炊飯時間を間違えなければ焦げることなく炊飯出来ますし、アルコールストーブや固形燃料を使っての自動炊飯も出来ました!
特に炊飯は難しくなかった!
チキンラーメンはシンデレラフィット!
SOTO ニューリバーポットMは「マルちゃん正麺」や「ラ王」などの丸型ラーメンはギリギリ入らないのですが、「チキンラーメン」はちょっとサイズが小さいためシンデレラフィットでスタッキング出来ました。
丸型のインスタントラーメンはメーカーによってスタッキング出来る。
四角型のラーメンや丸型でも入らないラーメンは、半分に割ったり崩してから入れることで調理することが出来ます。
SOTO ニューリバーポットMは容量が1000mlのため、1人前であれば具材をたっぷり入れても余裕で作れますし、1.5人前までの量であれば問題なく作れる大きさです。
具材なしで2人前がギリ作れる。
SOTO ニューリバーポットM スタッキング出来るギアは?
SOTO ニューリバーポットMは、OD缶をスタッキング出来るようにサイジングされてる深型クッカーです。
色々と手持ちのギアを組み合わせてスタッキングをしてみたので、SOTO ニューリバーポットMのおすすめ出来るスタッキング例をレビューします。
スタッキング例①:105サイズOD缶+バーナー
SOTO ニューリバーポットMは105サイズのOD缶とアミカスをスタッキング出来るのですが、スペースが結構余ってしまいカタカタとうるさいため400FDもプラスしてスタッキングさせました。
- STEP1エバニュー 400FDと105サイズOD缶をスタッキング
エバニュー 400FDは105(110)サイズのOD缶がスタッキング出来ます。
- STEP2SOTO ニューリバーポットMの中に400FD+OD缶をスタッキング
SOTO ニューリバーポットMの中にOD缶をスタッキングさせた400FDをスタッキングさせることで、OD缶がカタカタするのを防ぎます。
- STEP3SOTO アミカスをニューリバーポットMの中にスタッキング
最後にアミカスをスタッキングさせてフタを閉じればSOTO ニューリバーポットMのスタッキングは完成です。
まだ隙間が余ってるため、ジップロックに入れたお米などをスタッキングさせればカタカタすることなく持ち運べます。
スタッキング例②:250サイズOD缶
SOTO ニューリバーポットの中には250サイズのOD缶もスタッキング出来ます。
ただ、250サイズのOD缶をスタッキングしてアミカスもスタッキングしようとすると、微妙にはみ出してしまいます。
OD缶を逆さまにしても無理やった。
250サイズOD缶+アミカスだとニューリバーポットMのフタが閉まらなくなるため、食器バンドとかで留める必要があります。
スタッキング例③:ソロストーブ ライト
SOTO ニューリバーポットMに限らず、250サイズのOD缶がスタッキング出来る深型クッカーはだいたい「ソロストーブ ライト」もスタッキングが出来ます。
ソロストーブ ライトを収納袋の中になおして、ニューリバーポットMの中にシンデレラフィットでスタッキングさせることも出来ますし、真ん中のスペースにアルコールストーブもスタッキングさせて一緒に持ち運ぶ事も出来ます。
スタッキング例④:エバニュー 400FD+アルコールバーナー
SOTO ニューリバーポットMの中には、アルコールバーナーやお米など自動炊飯に必要なギアを一式スタッキングして持ち運ぶことも出来ました。
- STEP1スクリュートップキーパー250 浅型の中にトランギア アルコールバーナーをスタッキング
まずはトランギア アルコールバーナーをスクリュートップキーパー 250ml 浅型の中にスタッキングさせます。
- STEP2エバニュー 400FDとスクリュートップキーパーをスタッキング
エバニュー 400FDとスクリュートップキーパーはシンデレラフィットでスタッキングが出来ます。
- STEP3SOTO ニューリバーポットMの中にエバニュー 400FDをスタッキング
アルコールバーナーをスタッキングした400FDをSOTO ニューリバーポットMの中にスタッキングさせます。
- STEP4ニューリバーポットMと400FDの隙間にミュニーク X-Mesh Stoveをスタッキング
ニューリバーポットMと400FDの隙間に、アルコールバーナーの風防兼五徳として使えるミュニーク X-Mesh Stove ラージをスタッキングさせます。
- STEP5お米の入ったシェラカップ用ケースをスタッキング
最後に100均で買えるシェラカップ用ケースの中にお米を入れてSOTO ニューリバーポットMの中にスタッキングさせます。
お米はジップロックに入れれば、燃料用アルコールの入ったフューエルボトルも一緒にスタッキングさせることも出来ます。
まとめ:ニューリバーポットMは登山向きのクッカー
今回はSOTO ニューリバーポットMのレビューやスタッキング例をまとめました。
キャンプで使えないことはないのですが、SOTO ニューリバーポットは141gと超軽いし、スタッキングも登山向けのためULハイクなどにおすすめ出来そうなクッカーです。
うちは登山をすることがないため、そこまで軽量化にシビアではないしキャンプでしか使わないので、これから先もそこまで出番がありそうな感じではなかったです。
焚き火に突っ込んでガンガン使いたいし。
キャンプでも焚き火調理は煤汚れがひどいし、普段から行わないってキャンパーさんであれば、1〜2人分の料理を作るには作りやすい大きさだし、OD缶もスタッキング出来るので活躍しそうです。
キャンプスタイルで向き不向きが分かれるクッカー。
登山はしないのであればクッカーも星の数ほど販売されてますし、わざわざニューリバーポットMを選ぶ理由は特にないかなと感じました。
コメント