外で食べる飯は美味いし、普段料理をしなくてもキャンプ料理はなんかワクワクするし、下手でもなんとなく楽しめます!
キャンプ料理を楽しむ時に必要となるギアが「クッカー/コッヘル」です。
- Qクッカーとコッヘルの違いは?
- A
登山やキャンプで使われいる調理器具のことを英語ではクッカー(Cooker)、ドイツ語ではコッヘル(Kocher)と呼んでいます。
各アウトドアメーカーさんから多種多様なクッカーが販売されてますし、デザイン性の高いおしゃれなクッカーも数多く販売されてるため、選ぶのが楽しいギアの一つです。
料理が苦手なキャンパーさんほどクッカーが増えていく矛盾。
- クッカーの素材
- クッカーの形状
- クッカーの深さ
- クッカーの容量
- 蓋
- 加工
- スタッキング
高級なクッカーを使ったところで料理が美味しくなるとは限らないし、ぶっちゃけお家で使ってるフライパンとか、100均で買えるような鍋を持っていっても料理は出来ます。
ソロキャンプ向けのクッカーはスタッキングすることでコンパクトに持ち運べるクッカーが多く、ひとり飯を楽しむだけのコンパクトなサイズのクッカーが多いです。
自分のキャンプスタイルに合わせたクッカーセットをスタッキングするのも楽しみ!
この記事では、ソロキャンプにおすすめしたいクッカーの選び方を中心に、選ぶ時のポイントや注意点などを初心者キャンパーさん向けに徹底レビューします。
ソロキャンプにおすすめしたいクッカーの選び方①:素材
素材 | アルミ | ステンレス | チタン |
---|---|---|---|
比重 | 2.7 | 7.8 | 4.5 |
重量 | ○ | × | ◎ |
熱伝導率 | 236W/m K | 20W/m K | 17W/m K |
保温性 | 熱しやすく冷めやすい | 熱しにくく冷めにくい | 熱しやすく冷めにくい |
耐久性 | △ | ◎ | ◎ |
耐食性 | ○ | ○ | ◎ |
融点 | 660℃ | 1400〜1530℃ | 1668℃ |
価格 | ◎ | ○ | × |
キャンプ用クッカーの主な素材は、アルミ・ステンレス・チタンの3つです。
素材によって得意分野が異なるため、キャンプスタイルによっても、作りたい料理によっても選び方が変わります。
一番万能に使えるのはやっぱりアルミクッカー!
軽さを求めてチタンを選ぶキャンパーさんも多い!
まずは各素材の違いや特徴などをまとめてレビューします。
熱伝導率が高いアルミ製クッカー
製品名 | トランギア ビリーコッヘル 1.0L | トランギア ビリーコッヘル 2.5L | トランギア ビリーコッヘル 4.5L |
---|---|---|---|
サイズ | φ17.8×H7.1cm | φ21.5×H13.2cm | φ25×H16.2cm |
重量 | 188g | 399g | 548g |
容量 | 1L | ||
材質 | アルミ製(無垢) | ポット:アルミ製(ノンスティック加工済) 蓋:アルミ製(無垢) | ポット:アルミ製(ノンスティック加工済) 蓋:アルミ製(無垢) |
アルミ製クッカーは耐久性はそこまで高くないし、飲み口や取手が熱くなりすぎて直食いするのは向いてませんが、熱伝導率が優れているおかげで、炊飯をはじめさまざまな料理に対応出来ます。
そこまで重たくないし使い勝手が高い!
比較的リーズナブルなクッカーが多く入手しやすいメリットもあるため、アルミ製クッカーが一番種類が多いです。
料理が苦手なキャンパーさんほどアルミ製クッカーがおすすめ!
トランギア ビリーコッヘル 1.0Lは、ソロキャンプにも使いやすい容量のアルミ製クッカーです。
浅型のためお鍋料理も作りやすいし、フライパンやお皿などを一緒にスタッキングして持ち運べるクッキングセット「メスキット」があれば、色々な調理にも対応出来ます。
クッカーの中にアルコールバーナーも一緒にスタッキングできる!
頑丈なステンレス製クッカー
製品名 | アルパインストアウェイポット 475cc | アルパインストアウェイポット 775cc | アルパインストアウェイポット 1.1L | アルパインストアウェイポット 1.6L |
---|---|---|---|---|
サイズ | 11.5×5.5cm | 14×6.2cm | 16×6.5cm | 18×7.3cm |
重量 | 270g | 365g | 440g | 550g |
容量 | 475cc | 775cc | 1.1L | 1.6L |
材質 | ステンレス | ステンレス | ステンレス | ステンレス |
ステンレス製クッカーは、同サイズのアルミやチタン製クッカーと比べると倍以上重たくはなりますが、とにかく頑丈さが魅力です!
ガンガン焚き火に突っ込める!
熱伝導率が低いため、焼き調理よりかは煮込み料理や鍋料理を得意とし、調理したお鍋も冷めにくいため、熱々な料理を長く楽しめます。
MSR アルパインストアウェイポットはステンレスクッカーの中でも人気が高く、長いハンドルのおかげで焚き火に突っ込んでもハンドルが熱くなりにくく、ガシガシ雑に使える頑丈なクッカーです。
食べれる容量に合わせて4種類のサイズから選べる!
軽さが魅力のチタン製クッカー
製品名 | エバニュー Ti U.L. Pot 600 | エバニュー Ti U.L. Pot 900 | エバニュー Ti U.L. Pot 1300 |
---|---|---|---|
サイズ | 124×52mm | 136×64mm | 150×77mm |
重量 | 95g | 115g | 130g |
容量 | 600ml | 900ml | 1.3L |
材質 | チタン | チタン | チタン |
チタン製クッカーは、軽量化を求める登山家さんやソロキャンパーに人気の高いクッカーで、耐久性もアルミより優れてますし、熱が逃げにくいため保温性も高いです。
アルミと比較するとチタンは60%ほど重たいけど、強度は2倍!
チタンは薄く加工できるから軽い!
熱伝導率が低いので熱の通りにムラが出来やすく、焦げ付きやすいため作れる料理は限定されますが、食材に味移りも起きませんし、アレルギー反応も起きないので安心して使える素材です。
湯沸かしやスープ、煮込み調理向き!
炊飯は炊きムラが出来て難しい。
フリーズドライや即席麺、コーヒーやお茶を飲むための湯沸かしをメインとして使うならチタンクッカーで問題ないし、軽量化にも役立ちます。
ソロキャンプにおすすめしたいクッカーの選び方②:形状
形状 | 丸型 | 角型(正方形) | 角型(長方形) | そら豆型(飯盒) |
---|---|---|---|---|
調理 | ◎ | ○ | ○ | ◎ |
注ぎやすさ | △ | ◎ | ◎ | △ |
スタッキング | ◎ | △ | △ | △ |
パッキング | ○ | ◎ | ○ | △ |
種類 | ◎ | △ | ○ | △ |
クッカーの形状は大きく分けると丸型か角型に分かれますが、角型も正方形や長方形によって使い勝手が変わったりしますし、飯盒のようなそら豆型のクッカーも販売されてます。
形状にによってどうクッカーの使い勝手が変わるかなどを、まとめてレビューします。
丸型クッカー
製品名 | キャプテンスタッグ アルミ製マウントクッカー 12cm | キャプテンスタッグ アルミ製マウントクッカー 14cm |
---|---|---|
サイズ | 鍋:φ124×66mm フタ:φ132×20mm | 鍋:φ144×72mm フタ:φ154×30mm |
収納サイズ | φ132×71mm | φ154×75mm |
総重量 | 195g | 295g |
容量 | 760ml | 1.1L |
材質 | 本体:アルミニウム(表面加工・内面:ふっ素樹脂塗膜加工・中面:シリコンポリエステル塗装)(底の厚さ1.1mm) 取っ手:ステンレス鋼、収納バッグ:ポリエステル | 本体:アルミニウム(表面加工・内面:ふっ素樹脂塗膜加工・中面:シリコンポリエステル塗装)(底の厚さ1.1mm) 取っ手:ステンレス鋼、収納バッグ:ポリエステル |
クッカーの中で一番種類が多く、使い勝手も想像しやすいのが丸型クッカーです。
ソロキャンプ向けの丸型クッカーはコンパクトなサイズが多いし、OD缶をスタッキングして持ち運べるサイズも多いです。
悩んだら丸型クッカーを選べば間違いない!
マトリョーシカのようにサイズ違いのクッカーを組み合わせていくことで多くのクッカーを持ち運ぶことも出来るため、スタッキングする楽しみも高いです。
お家で使うフライパンや鍋なども丸いタイプが多いため特に迷うことなく使えますし、持ち運びもしやすいので、ソロキャンプでは一番出番が多いです。
角型(正方形)クッカー
製品名 | ユニフレーム 山クッカー 角型3 |
---|---|
サイズ | 鍋13:12.7×12.7×D7.45cm 鍋11:10.8×10.8×D6.4cm フライパン:13×13×D3.4cm |
収納サイズ | 14×14.7×H8.8cm |
容量 | 鍋13:1L 鍋11:600ml |
総重量 | 449g |
材質 | 鍋本体・フタ:アルミニウム(アルマイト加工) フライパン:アルミニウム(フッ素樹脂加工) ハンドル:ステンレス鋼 ツマミ:フェノール樹脂 |
炊飯 | 鍋13:1〜2合 鍋11:1合 |
ソロキャンプ向けの角型クッカーは、インスタントラーメンを割らずに作れると謳ってるクッカーが多いのですが、丸型クッカーでも700〜1,000mlサイズの浅型クッカーであれば割らずに作れるため、そこまでメリットには感じません。
パッキングするにもデッドスペースが生じにくいとは言われてますが、丸型でもそこまで気になることはなかったので、わざわざ角型を選ぶ理由とは感じれなかったです。
丸型を超えるようなメリットがあまり感じれなかった。
唯一、沸かしたお湯を注ぐのに角を使えばコントロールはしやすいのですが、スタッキングを考えてもわざざわキャンプで角型クッカーを選ぶ理由はあまりなかったです。
種類も少ないからそこまでスタッキングの楽しみもない。
角型(長方形)クッカー
製品名 | トランギア メスティン |
---|---|
サイズ | 17×9.5×H6.2cm |
容量 | 750ml |
重量 | 150g |
材質 | アルミ(無垢) |
炊飯 | 1.8合 |
角型クッカーの中でも、キャンパーさんに人気のクッカーが長方形の「メスティン」です。
特に「トランギア メスティン」はメスティンの中でも特に人気が高く、キャンプブーム初期の頃は手に入れるのも難しかったほどのクッカーです。
持ってるけど、なぜ人気なのかはわからない。
スタッキングしやすいわけでもないし、クッカーを2個、3個と複数持っていくとなるとメスティンだと嵩張ってしまうため、なぜ人気なのかは未だによくわからないのですが、炊飯〜お鍋までなんでも作れる万能クッカーです。
流行ってるだけで、どうしてもメスティンでなきゃって言う理由がない。
そら豆型(飯盒)
製品名 | ロスコ 戦闘飯盒2型(OD) |
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サイズ | 17.5×10.5×D10cm |
容量 | 本体:1.1L・中子:400ml・蓋:600ml |
総重量 | 400g |
素材 | 本体・中ふた・ふた:アルミニウム(底の厚さ 0.9mm) 表面加工:アルマイト加工・特殊変性ポリエステル樹脂塗装 つる素材:硬鋼線(特殊変性ポリエステル樹脂塗装)SWB |
炊飯 | 2合 |
クッカーの形状は丸型・角型が一般的ではありますが、昔ながらの軍隊で使われていたそら豆型の「飯盒」もキャンパーさんに人気が高いです。
焚き火で炊飯する時も全体に熱が通りやすい形状のため簡単にお米が炊けますし、中子を使っての同時調理も出来ます。
どんな料理にも対応できる万能クッカーだし、ミリタリー好きなキャンパーさんに人気!
一般的な飯盒は4合炊きタイプが多いのですが、ソロキャンプ向けに半分のサイズになった「戦闘飯盒2型」が2021年頃から続々復刻してます。
MAX2合炊きだし、1Lサイズだからソロキャンプに使いやすい!
ソロキャンプにおすすめしたいクッカーの選び方③:深さ
- 底面積が広く調理がしやすい
- クッカー同士のスタッキングがしやすい
- 食事がしやすい
- バックパックにパッキングしやすい
- OD缶をスタッキング可能
- 熱効率が悪い
キャンプ用のクッカーは底面積が広く深さが浅い「浅型」と、底面積が狭く深さがある「深型」の2種類があります。
登山家さんであれば、同じ容量でもコンパクトにパッキングできる深型クッカーが人気ですが、食べやすさや調理のしやすさを考えるとやっぱり浅型クッカーの方が使いやすいです。
カップラーメンも深型と浅型に分かれてる!
浅型クッカー・深型クッカー、それぞれの特徴などをまとめてレビューします。
万能に使える浅型クッカー
製品名 | スノーピーク アルミパーソナルクッカーセット | スノーピーク チタンパーソナルクッカーセット |
---|---|---|
サイズ | Sポット:φ126×76mm Sフタ:φ132×32mm Lポット:φ148×80mm Lフタ:φ155×36mm | Sポット:φ128×69mm Sフタ:φ134×30mm Lポット:φ150×72mm Lフタ:φ155×32mm |
収納サイズ | φ155×100mm | φ155×100mm |
総重量 | 500g | 330g |
容量 | Sポット:800ml Sフタ:350ml Lポット:1150ml Lフタ:550ml | Sポット:780ml Sフタ:350ml Lポット:1000ml Lフタ:500ml |
材質 | 本体:アルミニウム(アルマイト) ハンドル:ステンレス銅 | チタニウム |
浅型クッカーはストーブの火が当たる底面積が広いので、深型に比べて燃料のロスが少なく熱ムラも起きずらいため失敗も少ないです。
万能感は浅型の方が優れてる!
お家で使う家庭用のお鍋も浅型タイプが多いため、お家で調理する時と同じような感覚で調理が出来ますし、具材もすくいやすいのでお鍋料理も作りやすいです。
迷ったら浅型を選べば間違いない!
スノーピーク アルミパーソナルクッカーセットやチタンパーソナルクッカーセットは、大小2つのポットと2つのフライパン兼フタがセットになったソロキャンパーさんに人気のクッカーセットです。
Lポットはインスタントラーメンを割らずにそのまま入れることが出来ますし、Sポットは1合のお米を炊くのにもちょうどなサイズのため、ソロキャンプでも使い勝手の良いサイズ感です。
初心者さんからベテランキャンパーさんまで愛されてる定番クッカーセット!
パッキングしやすい深型クッカー
製品名 | スノーピーク トレック900 | スノーピーク チタン トレック900 |
---|---|---|
サイズ | ポット:φ120×107mm フタ:φ127×39mm | ポット:φ120×107mm フタ:φ127×39mm |
重量 | 265g | 175g |
収納サイズ | φ130×140mm | φ130×140mm |
容量 | ポット:900ml フタ:250ml | ポット:900ml フタ:250ml |
材質 | 本体:アルマイト加工 ハンドル:ステンレススチール | チタニウム |
深型クッカーは欧米の寸胴鍋(ポット)を元にして作られたクッカーのため、シチューなど煮込み料理を得意とするクッカーです。
同サイズの浅型クッカーと比べると、細長いおかげでパッキングがしやすく登山家さんに特に人気の形状となっており、フリーズドライやコーヒー・お茶を飲むための湯沸かしにも使いやすいです。
深型は吹きこぼれも起こしにくい!
スノーピーク トレック900は、名前の通り900mlサイズの深型クッカーです。
900mlサイズの深型クッカーは各アウトドアブランドから販売されており、どれも250サイズのOD缶とバーナーをまとめてスタッキング出来ます。
インスタントラーメンは割らないと入りませんが問題なく調理は出来ますし、同じスノーピークのサイズ違いの深型クッカーをまとめてスタッキングして持ち運ぶことも可能です。
調理よりもコンパクトさ優先のクッカー!
ソロキャンプにおすすめしたいクッカーの選び方④:容量
キャンパーさんによってどれくらい食べれるかは変わってくるため、クッカーの容量も選ぶ上で重要なポイントです。
うちはキャンプを始めた頃はたくさん食べれると思い大きめのクッカーを選んだのですが、実際にキャンプをしてみるとそこまでたくさん食べることが出来ず、結局小さなサイズのクッカーに変更しました。
色々とつまみたいタイプなら小さいクッカーでも対応できる!
ソロキャンプだと1Lサイズのクッカーが人気!
製品名 | チェコ軍 メスキット |
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サイズ | φ15×10cm |
重量 | 310g |
容量 | 1L |
材質 | アルミ |
ソロキャンプであれば、よほど大食いキャンパーさんでない限り「1Lサイズ」のクッカーで十分事足ります。
1Lサイズのクッカーであればラーメンは2人前作れますし、スーパーで買えるカット野菜を丸々突っ込んでお鍋も作れます。
男性キャンパーさんでも満足出来る量!
サイズダウンしたクッカーをスタッキングしていけば、自分のキャンプスタイルに合わせたクッカーセットも作れるため、まず最初に選ぶのにおすすめなサイズが1Lサイズです。
小食キャンパーさんであれば700mlサイズでも十分!
製品名 | スノーピーク チタントレック700 SCS-005T |
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サイズ | ポット:φ105×H113mm リッド(フタ):φ105×H20mm |
収納サイズ | φ105×H128mm |
重量 | 136g |
容量 | 700ml |
材質 | チタニウム |
セット内容 | ポット・リッド(フタ)・メッシュケース |
そこまで量を食べれない少食キャンパーさんであれば、700mlサイズをメインにクッカーを選ぶのもおすすめです。
ラーメン一人前を作るにも700mlサイズであれば、具材を入れても溢れることなく余裕を持って作れますし、ちょこっと鍋を食べたい時にも食べ切りやすいサイズです。
700mlサイズでも3つくらいのクッカーをまとめてスタッキング出来る!
キャンプ料理は一品をドンっと作るよりも、色々な料理をちょこちょこつまみたいと考えてるキャンパーさんも、700mlサイズをメインにクッカーセットを作っていけば、食べ切りサイズとして使いやすいです。
ソロキャンプにおすすめしたいクッカーの選び方⑤:ハンドル
キャンプ用のクッカーはハンドル付きがほとんどなのですが、サイドに持ち手が付いてるタイプはもちろん、吊り下げるための「ベイルハンドル」付きのクッカーもあります。
基本、サイドに持ち手が付いてるハンドルが使いやすいのですが、それぞれのハンドルの使い勝手などをまとめてレビューします。
サイドに持ち手がついたハンドル
製品名 | PRIMUS イージークック ソロセットS | PRIMUS イージークック ソロセットM |
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サイズ | ポット:9.5×8.7cm ミニポット:9.5×4.8cm | ポット:11.2×9.9cm ミニポット:11.2×4.8cm |
収納サイズ | φ11×12.8cm | φ11×12.8cm |
重量 | 201g | 250g |
容量 | ポット:630ml ミニポット:395ml | ポット:900ml ミニポット:400ml |
材質 | アルミ(ハードアノダイズド加工) | アルミ(ハードアノダイズド加工) |
サイドに持ち手がついたクッカーであれば、ハンドルを持ちながらそのまま直食いも可能です。
少ないクッカーでも対応できる!
特にハンドルカバー付きのハンドルであれば、アルミ製クッカーであっても熱さを抑えることが出来ますし、グローブなしでも掴めます。
ただ、ハンドルカバーは熱に弱く、焚き火などで火に直接当たると溶けてしまうので注意が必要です。
焚き火で使うならハンドルカバーは外しておく!
吊り下げ調理が出来るベイルハンドル
製品名 | エバニュー バックカントリーアルミポット |
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サイズ | φ122×H67mm |
重量 | 140g |
容量 | 650ml |
素材 | 本体:アルミニウム(アルマイト加工) つる:ステンレスハンドル |
吊り下げるための「つる」が付いたベイルハンドル付きのクッカーは、焚き火で吊り下げ調理が楽しめます。
トライポッドに吊り下げるだけでベテランキャンパーさんっぽく見えますし、五徳のない焚き火台で特に活躍するクッカーです。
吊り下げ調理は火力調整もしやすい!
エバニュー バックカントリーアルミポットは、ソロキャンプ向けのクッカーだと珍しい、つる(ベイルハンドル)付きのクッカーです。
吊り下げながら一合のお米を簡単に炊くことも出来るのですが持ち手がないため、お鍋から直接直食いする時は別途ハンドルが必要です。
ハンドルは100均でも買える!
ハンドル&吊り下げ両方付いた良い所取り!
製品名 | パスファインダー チタン 1100mL ブッシュポット |
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サイズ | φ114×H107mm |
重量 | 155g |
容量 | 1100ml |
素材 | チタン |
クッカーの中には、持ち手とベイルハンドルの両方が付いたタイプもあります。
このタイプのクッカーであれば、別途ハンドルを準備しなくてもOKですし、キャンプスタイルに合わせて吊り下げたり、五徳に直接置いたりなど使い分けることも出来ます。
ソロキャンプにおすすめしたいクッカーの選び方⑥:蓋
ソロキャンプ向けのクッカーは純粋に蓋としてしか使えないタイプのクッカーもありますが、一石二鳥を狙ったフライパンやお皿と兼用して使えるタイプの蓋も多いです。
調理の幅が広がる蓋兼フライパン
製品名 | コールマン パックアウェイクッカーセット |
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サイズ | 鍋:φ15.3×9cm フライパン:φ16.5×4cm |
重量 | 480g |
容量 | 1.7L |
素材 | 本体:アルミニウム(ノンスティック加工・フッ素樹脂コーティング) ハンドル:ステンレス・シリコン |
フライパンやクッカーとしても使える蓋は、単純にクッカーの数が2倍に増えるため、色々な料理を作って楽しみたいキャンパーさんにおすすめです。
特にフライパンとしても使えるタイプのクッカーであれば、メインのクッカーで汁物を作って、蓋で焼き料理が出来るため、料理の幅が広がります。
深型クッカーの蓋兼フライパンは少しサイズが小さすぎて使いにくい!
浅型クッカーの方がフライパンの面積も大きくなる!
取り皿にも使える蓋兼お皿
製品名 | EPI アルミ3点食器セット | EPI アルミ6点食器セット |
---|---|---|
収納サイズ | φ135mm×高さ68mm | φ145mm×高さ70mm |
総重量 | 165g | 205g |
容量 | 本体大:640ml 本体小:490ml フタ:128ml | L本体:700ml M本体:520ml S本体:410ml 皿:130ml |
材質 | 本体/アルミニウム(アルマイト加工) 取手/ステンレス | 本体/アルミニウム(アルマイト加工) 取手/アルミニウム |
蓋だけでなく、ひっくり返すことでお皿として使えるタイプのクッカーは、別途取り皿とかを用意しなくてもOKとなります。
EPI アルミ3点食器セットであれば、ソロキャンプで使うにもカップ2個と蓋兼取り皿付きのため、十分にカバーすることが出来ますし、グルキャンなど人数が増えるのであれば、EPI アルミ6点食器セットでも十分にカバー出来ます。
まとめてスタッキング出来るからコンパクトにまとまる!
少しでも荷物を減らしたいと考えてるキャンパーさんは一石二鳥として使える蓋付きのクッカーを選ぶのもおすすめです。
ソロキャンプにおすすめしたいクッカーの選び方⑦:加工
キャンプ用のクッカーは、加工具合によって使える火器が変わってきます。
お家でも活躍するテフロン加工などが施されたクッカーは火力の強い焚き火調理が出来ませんし、何も加工されてない無垢のアルミは変色が起きるためシーズニングが必要だったりします。
加工によっての違いなどをまとめてレビューします。
シーズニングが必要な無垢のアルミ!
トランギア製のクッカーに多いのですが、何も加工などが施されていない「無垢のアルミ」で作られたクッカーは、だんだんと黒ずんだり変色が起きたりします。
水のアルカリと反応してアルミが変色!
黒ずんでも害はないとは言われてますが見た目がかなり悪くなるため、変色や黒ずみが起きないように「無垢のアルミ」で作られたクッカーはシーズニングが必要です。
変色したらレモン汁やクエン酸を使って煮込めば元に戻る!
米の研ぎ汁などを使い煮込むことで薄い膜を付けるシーズニング方法が有名です。
コーティングすることで黒ずみが起きにくくなる!
簡単にシーズニング作業は出来るのですが、定期的にシーズニングをしないとすぐに膜が剥がれてしまうため、「無垢のアルミ」で作られたクッカーは手入れがめんどくさいです。
アルマイト加工はシーズニング不要!
大抵のアルミ製クッカーは、シーズニングなど無駄な作業が不要になるように「アルマイト加工」が施されてます。
アルマイト処理によって酸化皮膜を強制的に施してるおかげで、アルミ製でも変色することなくクッカーを綺麗に使うことが出来ます。
基本、キャンプ用のアルミクッカーはアルマイト加工が施されてる!
トランギア メスティンのせいで、アルミ製クッカーは全てシーズニングしないといけないと勘違いしているキャンパーさんも多いのですが、「アルマイト加工」されたクッカーはシーズニングは不要です!
アルマイト加工されてるクッカーにシーズニングをしてもなんの意味もない。
テフロン加工されたクッカーは焚き火では使えない!
クッカーの中には、ノンスティック加工やハードアノダイズド加工など、食材がクッカーに引っ付かないようにテフロン加工されたキャンプ用クッカーも多く販売されてます。
これらの加工に使われてるフッ素樹脂の使用上限度は260度となり、350度を超えると熱分解が始まり有害な微粒子状物質やガスが発生すると言われてるため、焚き火調理には使えません。
バーナー調理用!
テフロン加工は空焚き厳禁!
テフロン加工されてないクッカーであれば、アルミ・ステンレス・チタン問わず使うことが出来ますし、アルマイト加工されたクッカーも焚き火調理は可能です!
ソロキャンプにおすすめしたいクッカーの選び方⑧:スタッキング
ソロキャンプはなるべく荷物はコンパクトにまとめて持ち運びたいため、クッカーもスタッキング出来るかが大切です。
初めからスタッキングして持ち運べるクッカーセットを選ぶのも一つの選択だし、自分なりにシンデレラフィットするギアを探してオリジナルのクッカーセットを作るのも一つの楽しみです。
同じブランド同士だとスタッキングしやすいことが多い!
製品名 | エバニュー Ti Demitasse 220 FH | エバニュー Ti 400FD Cup | エバニュー Ti 570FD Cup |
---|---|---|---|
品番 | ECA543 | ECA530 | ECA531 |
サイズ | 外径φ80×内径φ75×深さ55mm | 外径φ102×内径φ95×深さ58mm | 外径φ120×内径φ110×深さ61mm |
容量 | 220ml | 400ml | 570ml |
重量 | 42g | 50g | 55g |
材質 | チタン | チタン | チタン |
同じブランド同士のクッカーであれば、サイズ違いでスタッキング出来るように設計されてるクッカーも多いです。
エバニューであれば、バックカントリーアルミポットの中に、570FD・400FD・Demitasse 220FHを順々にスタッキングしてまとめて持ち運ぶことも出来ます。
初めからスタッキングされてるセットを選ぶ!
製品名 | トランギア ストームクッカーS |
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収納サイズ | φ18×H10cm |
重量 | 880g |
セット内容 | フライパン:φ18cm ソースパン:1.0L×2 アルコールバーナー アルミハンドル 風防+ゴトク ストラップ |
自分でスタッキング出来るセットを探したり、試してみたりするのも楽しいのですが、初めからスタッキングされて持ち運べるセットを選ぶのも一つの選択です。
クッカーセットで検索すれば、初めからスタッキングされてるセットがいっぱい出てきますし、クッカーだけでなく、ケトルやアルストなどもスタッキング出来るセットなども販売されてます。
サイズ感を悩む必要もなし!
自分のキャンプスタイルに合わせて選ぶことは出来るのですが、不要なものまでセットになってるクッカーセットも多いため、その辺りは見極めて選ぶようにしましょう!
まとめ:ソロキャンプにおすすめしたいクッカー
今回は、ソロキャンプにおすすめしたいクッカーの選び方を8つのポイントに分けて、まとめてレビューしました。
色々なブランドからたくさんのクッカーが販売されてるからこそ悩んでしまいますが、その悩んでる時が実は一番キャンプの楽しい時間でもあります(笑)
ある程度キャンプに慣れてくると自分のキャンプスタイルもわかってくるし、選ぶべきクッカーもわかってくるのですが、始めたばかりの頃にあれこれ悩んでた時が結局は一番楽しかったです。
なんだかんだいっぱい失敗したし。
手に入れるまでが一番ワクワク!
キャンプ用のクッカーは100均でも買えますし、キャンプギアの中ではそこまで高価ってわけでもないためついつい増えてしまいがちだし、料理が苦手なキャンパーさんほどクッカー沼にハマりがちです(笑)
うちも料理が苦手だからこそクッカー沼にハマってしまいましたが、高価なクッカーを使ったところで美味しく作れるわけでもないし、料理が上手くなることもなかったです・・。
使いきれないほどあっても困る。
なぜ家庭用よりもキャンプ用の方が多い!?
ただ、シンデレラフィットするクッカーがあるだけでちょっとワクワクするし、使い勝手よりも綺麗にスタッキング出来ることを目的に増えたりもするため、クッカー沼は意外と奥が深いです。
- Q結果的にソロキャンプにおすすめのクッカーは?
- A
使い勝手を考えると、1L以下のアルマイト加工されたアルミ製浅型クッカー(丸型)のハンドル付きで、蓋がお皿と兼用出来るクッカーが使いやすいしおすすめです。
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