メスティンのおかげで、一躍人気キャンプブランドへと駆け上がった「トランギア」!
今や他のキャンプブランドや100均などでもメスティンは販売されているため、「メスティン」がブランド名だと勘違いしている人までも現れているほど人気のクッカーです。
そんな「トランギア」は、メスティンだけでなく、アルコールバーナーやストームクッカーなど、キャンプ調理を楽しむためのアイテムが実はたくさんあります。
アウトドア用の調理器具を主に製造しているのがトランギア!
その中でもトランギアの隠れた銘品「ビリーコッヘル 1.0L」は、吊り下げ調理が出来そうな無骨でシンプルな一人鍋にちょうど良いサイズのアルミ製クッカーです!
ビリーコッヘルでお鍋をしたら絶対旨い!
実は吊り下げ出来ないけど・・・。
この記事では、トランギア ビリーコッヘル 1.0Lの基本情報をはじめ、スタッキング例や実際に使用して感じたこと、気になったことなどをまとめてレビューします!
レビュー:トランギア ビリーコッヘル 1.0L ディティール
トランギア ビリーコッヘルは、簡単に言えば超シンプルな普通のアルミ鍋です。
これと言って大きな特徴もない・・普通のアルミ鍋。
なんの加工もされてない普通のアルミクッカーなのでもちろん焚き火に突っ込んで調理することも出来ますし、鍋や蒸し料理を作るのにも使いやすいクッカーです。
ソロキャンプで使うなら1.0Lが使いやすいサイズ!
ビリーコッヘルはサイズが3種類
製品名 | ビリーコッヘル 1.0L | ビリーコッヘル 2.5L | ビリーコッヘル 4.5L |
---|---|---|---|
品番 | TR-612410 | TR-502253 | TR-504254 |
サイズ | φ17.8×H7.1cm | φ21.5×H13.2cm | φ25×H16.2cm |
重量 | 188g | 399g | 548g |
材質 | アルミ製(無垢) | ポット:アルミ製(ノンスティック加工済) 蓋:アルミ製(無垢) | ポット:アルミ製(ノンスティック加工済) 蓋:アルミ製(無垢) |
トランギア ビリーコッヘルは使用人数に合わせて、1.0L・2.5L・4.5Lと容量の違う3つのサイズから選ぶことが出来ます。
うちはソロキャンプで使う予定だったため、ビリーコッヘル 1.0Lを購入しました。
ビリーコッヘル 1.0Lは無垢のアルミで作られているため黒ずみや変色が起きやすくシーズニングが必要です。
2.5L・4.5Lのビリーコッヘルはノンスティック加工が施されているおかげでシーズニングをせずとも使うことが出来ます!
ビリーコッヘル 1.0L サイズ:φ17.8×H7.1cm
製品名 | トランギア ビリーコッヘル 1.0L |
---|---|
外寸サイズ | φ17.8×H7.1cm |
内寸サイズ | φ16×H6.5cm |
重量 | 188g |
トランギア ビリーコッヘル 1.0Lのサイズはφ17.8×H7.1cmです。
内寸サイズを計測したところφ16×6.5cmだったため、このサイズに収まるクッカーなどがスタッキング出来ます。
ビリーコッヘル 1.0L 重量:188g
トランギア ビリーコッヘル 1.0Lはアルミ製のため188g(実測190.5g)と軽量なお鍋です。
レビュー:トランギア ビリーコッヘル 1.0L デメリット
- ベイルハンドルがグラグラ
- シーズニングが必要
- ケトル0.6Lがスタッキングできなかった
トランギア ビリーコッヘル 1.0Lを実際にキャンプで使ってみて感じたデメリットからレビューします。
デメリット①:ベイルハンドルがグラグラで吊り下げれない。
トランギア ビリーコッヘル 1.0Lは、ベイルハンドル(つる)付きの吊り下げ式クッカーのはずなのに、中身を入れてハンドルを持ち上げようとするとグラグラしてひっくり返ってしまい、中身が全部溢れてしまいます。
知らずに使ってカレーを全部ぶちまけた・・。
トライポッドなどに吊り下げて調理しようにも、ベイルハンドルがロック出来ないため斜めになってしまいそのままひっくり返ってしまいます。
なんのためのハンドルかわからん。
ビリーコッヘルによって個体差があるのかも知れませんが、うちのビリーコッヘル 1.0Lはハンドルの付け根部分がバカになっているのか、吊り下げ調理を楽しむことが出来ませんでした。
吊り下げて使いたかった。
一応対策として、ハンドルを両手でギュッと外側に向けて引っ張れば3秒ほどロックされ吊り下げることが出来ますが、すぐに元に戻りグラグラになってしまいます・・。
付け根を潰して改造するしかないのか。
ベイルハンドルが使い物にならなかったため、ビリーコッヘル 1.0Lは「アルミハンドル TR-TH25」など別途ハンドルが必要です。
元々持ち手がないクッカーのため、ビリーコッヘルからそのまま直食いしたい時もハンドルがあった方が食べやすいです。
今は100均でもアルミハンドルは買える!
デメリット②:ビリーコッヘル 1.0Lはシーズニングが必要!
ビリーコッヘル2.5Lと4.5Lはノンスティック加工されているためシーズニングは不要ですが、ビリーコッヘル 1.0Lはメスティンと同じく「無垢のアルミ」で作られているため、シーズニングをせずに使うと変色したり焦げ付きやすくなります。
- STEP1ビリーコッヘルを洗剤で洗う
- STEP2鍋の中にお米のとぎ汁を入れる
- STEP320分くらい研ぎ汁を煮込む
- STEP4鍋に付いたヌメリを洗い落とせばシーズニング完成
ビリーコッヘルのシーズニングはメスティンと同じで、お米のとぎ汁を20分ほど煮込むだけですが、あくまでも簡易的に膜をつけてるだけのため、使っていくうちに変色は起きてしまいます。
変色や黒ずみが出てきた時は、レモン汁やお酢・クエン酸などを水と一緒に煮込むことで落とすことが出来ます。
無垢のアルミで作られたクッカーよりも、アルマイト加工が施されてるクッカーの方がメンテナンスは楽。
デメリット③:ケトル0.6Lがスタッキング出来なかった。
うちがビリーコッヘル 1.0Lを選んだ理由は、同じトランギア同士だし、サイズ的になんとなくビリーコッヘル 1.0Lの中に「325ケトル 0.6L」がスタッキング出来るだろうと思い購入しました。
サイズをちゃんと計測せず、アウトドアショップで試したりしなかったのもいけなかったのですが、高さが合わず、ビリーコッヘル1.0Lとケトル0.6Lはスタッキング出来ませんでした。
同じトランギアだから合うと思ったのに・・。
フタが閉まらない。
レビュー:トランギア ビリーコッヘル1.0L メリット
- 直火OK
- ひとり鍋に最適なサイズ
- ラーメンは2玉まで作れる
- 炊飯は2合までOK
- ミニロースターがシンデレラフィット
トランギア ビリーコッヘル 1.0Lを実際にキャンプで使ってみて感じたメリットをレビューします。
メリット①:ビリーコッヘル 1.0Lは直火で使える!
テフロン加工されたクッカーはこびりつきもないし、掃除も楽ですが焚き火調理には不向きです。
トランギア ビリーコッヘル 1.0Lはなんの加工もされてない「無垢のアルミ」で作られているため、遠慮なく焚き火に突っ込んで使うことが出来ます。
空焚きすると溶けて穴があくから注意!
本当はビリーコッヘルをトライポッドに吊り下げて調理をしたかったのですが、五徳の上でお鍋を煮たり、ラーメンやおでんを作ったりと色々活躍するソロキャンプ用クッカーです。
メリット②:ひとり鍋に最適なサイズ!
トランギア ビリーコッヘル 1.0Lは、ひとり鍋を楽しむのに最適な容量です。
容量は1.0Lと記載されてますが、縁ギリギリまでお水を入れたら1.3Lまで入るくらいのサイズのため具材たっぷりのお鍋が作れます。
溢れずに使える容量が1.0Lまで!
ビリーコッヘル 1.0Lは高さ7.1cmの浅型のお鍋のため食材が重なりにくく、均一に火が通るおかげで美味しいお鍋が出来上がります。
浅型の鍋は作りやすいし、食べやすい!
見た目も美味しそうに作れる!
ビリーコッヘル 1.0Lのフタには樹脂製のツマミが中央に付いてます。
フタのツマミは樹脂製のおかげでそこまで熱くなることがないため、調理中も中身の確認を簡単に出来ます。
火傷が心配ならグローブをつけたり、トングで開けたりも出来る!
メリット③:ラーメンはふた玉同時に作れる!
ビリーコッヘル1.0Lは、鍋の中にそのままインスタントラーメンをスタッキング出来るサイズです。
一人前のラーメンを作るには700mlほどの容量が必要ですが、ビリーコッヘル 1.0Lであればふた玉同時にも作れる大きさのため大食いキャンパーさんでも満足できるお鍋です。
ビリーコッヘル 1.0Lはインスタントラーメンだけでなく、冷凍ラーメンもそのまま入る大きさのためサイズ的にも使い勝手が良いクッカーです。
メリット④:お米は2合まで炊飯OK!
ビリーコッヘル 1.0Lは炊飯も出来ます。
2合まで炊ける!
- STEP1無洗米2合とお水480ml入れて吸水
ビリーコッヘル 1.0Lを使って2合炊飯する場合は、無洗米2合とお水を480ml入れて、30分以上吸水させておきます。
- STEP2火にかけて15分炊飯
吸水が終わったらビリーコッヘルを火にかけて15分ほど炊飯します。
- STEP3火から下ろして10分蒸らす
15分経ったら火からおろし、10分ほど蒸らしておきます。
- STEP4ビリーコッヘルを使った炊飯 完成
ビリーコッヘル 1.0Lを使った2合炊飯の完成です。
メスティンなどと同じような感じで炊飯すればOKなため、特にビリーコッヘルだからと言って炊飯に難しさはなく、簡単に炊飯出来ます。
メリット⑤:ユニフレーム ミニロースターがシンデレラフィット!
トランギア ビリーコッヘル 1.0Lは「ユニフレーム ミニロースター」とシンデレラフィットでスタッキング出来ます。
ユニフレーム ミニロースターは炎を熱に変えることが出来るバーナーパットと、BBQ用の網がセットになったマルチに使える便利な網です。
ユニフレーム ミニロースターの網を蒸し網のように使えばビリーコッヘル 1.0Lで豚まんや小籠包など蒸し料理を調理することが出来ます。
シンデレラフィットするからこそ出来る料理!
まとめ:ビリーコッヘル1.0Lは美味しくひとり鍋が楽しめる
今回はトランギアのビリーコッヘル1.0Lのレビューをまとめました。
吊り下げ調理に憧れ、ケトル0.6Lとスタッキング出来ると思い買ったはずがまさかの失敗・・。
ハンドルがグラグラのため吊り下げ調理は出来ないし、トランギア ケトル0.6Lともスタッキングが出来ませんでした。
スタッキングがしにくいと荷物が無駄に増えてしまうため、今は吊り下げ調理する場合は「エバニュー バックカントリーアルミポット」や「戦闘飯盒2型」を持っていき、キャンプにビリーコッヘルを持っていく回数は少なくなってしまいました。
スタッキング出来るギアが限られるし・・。
ガッツリお鍋やラーメンを食べたい時に活躍!
ビリーコッヘル1.0Lが活躍するのはお家です!
ひとり鍋やラーメンを食べる時用のサイズ感としては使いやすく浅型で食べやすいため、今はビリーコッヘルはお家で大活躍しています。
冬のひとり鍋には必須のクッカー!
トランギア ビリーコッヘル 1.0Lは浅型サイズのおかげ熱が通るのも早く、盛り付けもしやすためひとり鍋をするのには最適なクッカーです。
夏はぶっかけうどんや蕎麦を食べる時に活躍し、冬は自分好みの具材をビリーコッヘルにぶっ込みひとり鍋が楽しめるので、なんだかんだ一年中活躍してます。
好き嫌いが多い人こそ、ひとり鍋がおすすめ!
好きな具材だけで食べる鍋は美味しい!
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