キャンプ=焚き火
一昔前はBBQをしにキャンプに行くキャンパーさんが多かったのですが、昨今のキャンプブームは「焚き火目的」でキャンプを楽しむキャンパーさんも多いです。
現代社会は癒しが足りない!?
焚き火ブームのおかげで、各アウトドアブランドからキャンプスタイルに合わせた小型サイズから大型サイズまで多種多様な焚き火台が星の数ほど販売されてます。
ソロキャンプで使いたい焚き火台は、持ち運びに便利な軽量な焚き火台が主流ですが、最近はデザイン性の優れた大型の焚き火台も人気です。
毎年、新しい焚き火台が続々リリースされてるし。
- 焚き火台の種類
- 焚き火台の素材
- 焚き火台の高さ
- 焚き火台の重量
- 組み立て・収納
- 薪の焚べやすさ
- 料理のしやすさ
- 燃焼効率
- 価格
- デザイン
たくさんありすぎて選ぶのも大変ですし、色々と選び方のポイントも紹介していきますが、初心者さんが選ぶべき最初の一台は「焚き火も料理もしやすい焚き火台」が、なんやかんやで一番使い勝手が良くておすすめです!
ピコグリルタイプの焚き火台が特に人気!
キャンプにハマると結局2台・3台と増えていく。
この記事では、ソロキャンプにおすすめしたい焚き火台の選び方を中心に、選ぶ時のポイントや注意点などを初心者キャンパーさん向けに徹底レビューします。
- ソロキャンプにおすすめしたい焚き火台の選び方①:焚き火台の種類
- ソロキャンプにおすすめしたい焚き火台の選び方②:素材
- ソロキャンプにおすすめしたい焚き火台の選び方③:高さ
- ソロキャンプにおすすめしたい焚き火台の選び方④:重量
- ソロキャンプにおすすめしたい焚き火台の選び方⑤:組み立て・収納
- ソロキャンプにおすすめしたい焚き火台の選び方⑥:薪の焚べやすさ
- ソロキャンプにおすすめしたい焚き火台の選び方⑦:料理のしやすさ
- ソロキャンプにおすすめしたい焚き火台の選び方⑧:燃焼効率
- ソロキャンプにおすすめしたい焚き火台の選び方⑨:価格
- ソロキャンプにおすすめしたい焚き火台の選び方⑩:デザイン
- まとめ:ソロキャンプにおすすめしたい焚き火台
ソロキャンプにおすすめしたい焚き火台の選び方①:焚き火台の種類
ソロキャンプ向けの焚き火台は、持ち運びしやすい軽量・コンパクトなタイプから、純粋に焚き火を楽しむための焚き火台、焚き火も料理も楽しみたい焚き火台など、キャンプスタイルによって選ぶべき焚き火台は変わってきます。
焚き火台 | ウッドストーブ | B6サイズ 焚き火台 | 焚き火特化タイプ | マルチタイプ |
---|---|---|---|---|
サイズ | 小型タイプが多い | 収納サイズがほぼB6 | 薪をカットせずともOK | 幅40cmくらいが使いやすい |
料理 | 湯沸かし目的 | 1人BBQが楽しめるサイズ | 五徳やトライポッドが必要 | 火床から五徳まで高さがあると料理しやすい |
焚き火 | 小枝や枯れ木など自然燃料 | サイズに合わせてカットが必要 | 色々な薪の組み方で焚き火が出来る | 横並べに焚べるタイプが多い |
まずは、それぞれの焚き火台の特徴などからまとめてレビューします。
自然燃料で焚き火が楽しめるウッドストーブ
製品名 | ユニフレーム ネイチャーストーブ | ユニフレーム ネイチャーストーブ ラージ |
---|---|---|
使用時サイズ | 140×140×H160mm | 210×235×H250mm |
収納サイズ | 130×130×15mm | 205×215×45mm |
重量 | 320g | 1.2kg |
素材 | ステンレス鋼(メッシュ部のみ耐熱鋼) | ステンレス鋼(メッシュ部のみ耐熱鋼) |
ウッドストーブは、キャンプ場に落ちてる小枝や枯れ木、松ぼっくりなどの自然素材を燃料にして焚き火が楽しめます。
ネイチャーストーブとも呼ばれてる!
湿った自然燃料を使っても簡単に着火や焚き火が出来るよう燃焼効率が優れた設計となっており、比較的小型でコンパクトなタイプの焚き火台が多いです。
自然の燃料を使うから燃料代は無料!
- 燃焼効率が高い
- 燃料代が無料
- 軽量・コンパクト
- 着火が簡単
- 組み立て・収納も簡単
- 燃焼効率が良すぎる
- 燃料を細かくする必要がある
- 小型タイプは湯沸かしがメイン
- 炎を育てる楽しみは少ない
小型タイプのウッドストーブは焚き火を楽しむというよりかは、ガスストーブの代わりに湯沸かしなどコンロ代わりに使うのがメインな使い方とはなりますが、「ユニフレーム ネイチャーストーブ ラージ」のような大型のウッドストーブであれば、焚き火も料理も楽しめます。
サブの焚き火台や夏キャンプ向けの焚き火台としてウッドストーブは優秀!
持ち運び便利なマルチに使えるB6サイズの焚き火台
製品名 | 笑’s コンパクト焚き火グリル B-6君 | キャプテンスタッグ カマド スマートグリル B6型 |
---|---|---|
使用時サイズ | 215×122×H165mm | 200×125×H180mm |
収納サイズ | 181×122×H18mm | 240×180×35mm |
重量 | 500g | 760g |
耐荷重 | 10kg | |
材質 | 0.6mm厚ステンレス・リベット | ステンレス鋼 |
B6サイズの焚き火台は、収納した時のサイズがほぼB6(128×182mm)と同じくらいの大きさの小型焚き火台です。
焚き火台としてだけでなく、BBQグリルや五徳としてなど2way・3wayとして使えるタイプも多く、持ち運びしやすいサイズなためソロキャンパーさんに人気が高いです。
B6だと小さいなと感じるなら、B5・A4などサイズアップした焚き火台も売ってる!
- 燃焼効率が高い
- 収納サイズがコンパクト
- ひとり焼肉が楽しめる
- ミニ焚き火も楽しめる
- オプションパーツが多い
- 燃焼効率が良すぎる
- 燃料を細かくする必要がある
- サイズが小さい
B6サイズの焚き火台は、ゆるキャン△でもお馴染みの「笑’s コンパクト焚き火グリル B-6君」が有名ですが、キャプテンスタッグから販売されてる「カマド スマートグリル B6型」もコスパが良いため、初心者キャンパーさんに人気です。
どっちの焚き火台もオプションパーツが多いから、自分が使いたい焚き火台にカスタム出来る!
純粋に焚き火を楽しめる焚き火特化タイプの焚き火台
製品名 | ウルフアンドグリズリー ファイヤーセーフ | バンドック 焚火スタンド ハンディ |
---|---|---|
使用時サイズ | 286mm×278mm×H105mm | 410×410×345mm |
収納サイズ | 292mm×105mm×20mm | φ90×460mm |
重量 | 910g | 1kg |
素材 | ステンレススチール | ステンレス |
焚き火特化タイプの焚き火台は、純粋に焚き火を楽しむためだけに作られたシンプルな焚き火台が多いです。
燃焼効率を上げるために火床がメッシュになったタイプや、直火気分が味わえる火床の高さが低い焚き火台もあります。
メッシュタイプは消耗品だし、穴があいたら交換が必要!
- 純粋に焚き火を楽しめる
- 薪の組み方が自由
- 料理するには五徳やトライポッドが必要
- 風に弱い
- ロータイプは芝生が焦げる
- メッシュは交換が必要
色々な薪の組み方が出来るおかげで炎を育てる楽しみは一番高いのですが、料理するには別途五徳やトライポッドなどが必要となってくるため、ある程度キャンプや焚き火に慣れてから選ぶことをおすすめします。
初心者さんの初めての一台って感じではない。
うちもある程度キャンプを楽しんでから、やっぱり直火気分で焚き火を楽しみたいってことで「ウルフアンドグリズリー ファイヤーセーフ」を購入しましたが、使い方は限定されるため初心者さん向けな焚き火台ではなかったです。
楽しさがわかるには経験も必要!
焚き火も調理も楽しめるマルチタイプな焚き火台
製品名 | ピコグリル 398 | ピコグリル 760 |
---|---|---|
使用時サイズ | 380×250×H250mm | 540×380×H270mm |
収納サイズ | 335×235×10mm | 450×300×25mm |
重量 | 495g | 740g |
材質 | ステンレス鋼 | ステンレス鋼 |
マルチタイプな焚き火台は、五徳や網などがセットになった焚き火も調理も楽しめる焚き火台です。
火床から五徳まで高さのある焚き火台であれば火力の調整もしやすいため焚き火調理もはかどりますし、網付きな焚き火台であれば焚き火だけでなくBBQも楽しめます。
マルチに使えるから初めて焚き火台としてもおすすめ!
- 焚き火が楽しめる
- 料理も楽しめる
- 薪の組み方の自由度が少ない
- デザインによっては重たい
マルチタイプな焚き火台の中でも特に「ピコグリル398」の人気が高く、似たようなデザインの「パチグリル」と呼ばれてる焚き火台も多く販売されてます。
他にも五徳付きや網付きの料理も楽しめる焚き火台も多く販売されてるため、焚き火台の中では一番種類も数も多く、初心者〜ベテランキャンパーさんまで愛されてる人気の焚き火台です。
マルチに使えるから結果的に荷物も減る!
迷ったらマルチタイプの焚き火台!
ソロキャンプにおすすめしたい焚き火台の選び方②:素材
焚き火台の素材は主にステンレスかチタンです。
- 頑丈
- サビにくい
- 種類が多い
- 耐熱温度:700〜800度
- 軽量
- 頑丈
- サビにくい
- 耐熱温度:1660度
- チタンブルーに変色
- 高価
たまに鉄製もあったりしますが重たいのでそこまで数が多くはなく、この二つの素材で作られた焚き火台が多いです。
ステンレス・チタンそれぞれの素材を使った焚き火台の特徴などをまとめてレビューします。
ステンレス製
製品名 | バンドック ロータス BD-499 | バンドック ロータス プラス BD-467 |
---|---|---|
使用時サイズ | 370×370×H310mm | 370×370×H330mm |
収納サイズ | 330×270×40mm | 360×250×40mm |
重量 | 1kg | 1.55kg |
材質 | ステンレス鋼 | ステンレス鋼 |
焚き火台の中で一番種類が多いのが耐久性も高く熱にも強いステンレスで作られた焚き火台です。
800度まで耐えれる!
そこまで高価な素材でもないし加工もしやすい素材のため、色々なデザインの焚き火台が販売されてますし、自分の使い勝手にあった一台を選べます。
特に素材にこだわらなければ基本ステンレス一択!
厚みのあるステンレスの焚き火台であれば10年近く使うことも出来ますし、手入れもしやすい素材のため特に気にせずガンガン使って焚き火が楽しめます。
チタンよりかは重たいけど、薄い軽量焚き火台も多い!
チタン製
製品名 | テンマクデザイン 男前ファイアグリル | ベルモント 焚き火台 TABI |
---|---|---|
使用時サイズ | 250×200×H150mm | 237×360×H170mm |
収納サイズ | 310×165×15mm | 178×360×15mm |
重量 | 493g | 478g |
耐荷重 | 4kg | 15kg |
材質 | オールチタン | 本体:チタニウム・スタンド:ステンレス |
チタンは加工が難しく高級な素材ではありますが、ステンレスよりも更に耐熱温度が高く(1660度)、軽量なため持ち運びもしやすいです。
ステンレスと比べると焚き火台の種類も少ないしお値段もお高めなのですが、荷物の軽量化を求めてるキャンパーさんに人気が高い素材です。
同じデザインの焚き火台であればチタンの方が軽い!
テンマクデザイン 男前ファイアグリルのようなオールチタンで作られた焚き火台もあれば、ベルモント TABIのように火床など一部にチタンが使われている焚き火台もあったりします。
チタン製焚き火台は火入れすることでチタンブルーと呼ばれる美しい変色が起きますし、使うほど良い味が出てくるのも魅力です。
チタンって響きがかっこいい!
ソロキャンプにおすすめしたい焚き火台の選び方③:高さ
焚き火台は高さによっても使い勝手は変わってきます。
高さのあるチェアに座って焚き火をするなら、スタンド付きのある程度高さのある焚き火台を使った方が腰を痛めずに済みますし、直火感覚で焚き火を楽しみたいなら地面までの距離が短い焚き火台がおすすめです。
高さによって焚き火台にどんな違いがあるのかなどをまとめてレビューします。
直火気分が味わえる焚き火台
製品名 | TAKIBISM リアル ファイヤースタンド ジカビ Sサイズ | TAKIBISM リアル ファイヤースタンド ジカビ Mサイズ | TAKIBISM リアル ファイヤースタンド ジカビ Lサイズ |
---|---|---|---|
使用時サイズ | φ310×H56mm | φ400×H70mm | φ500×H80mm |
パンの直径 | φ230mm | φ270mm | φ310mm |
本体重量 | 720g | 1.15kg | 2.0kg |
材質 | ステンレス | ステンレス | ステンレス |
昨今は「ローインパクト」が叫ばれてる時代でもあるため、直火禁止なキャンプ場も増えてきましたが、やっぱり直火OKなキャンプ場で焚き火をするのは楽しいです。
火床までの距離が低いロースタイルな焚き火台は直火気分で焚き火を楽しみたいキャンパーさんにおすすめな焚き火台です。
直火ならではの自由さが楽しめる!
直火気分が楽しめる焚き火台は地面までの距離が近すぎるため、焚き火シート(スパッタシート)がないと結局地面にダメージを与えてしまうため必須です。
ただ、地面との距離が近いだけで直火気分で焚き火が楽しめますし、薪の組み方によって炎の形も変わってくるため、純粋に焚き火を楽しむことが出来ます。
シンプルな焚き火台ほど楽しい!
スタンド付き
製品名 | ユニフレーム ファイアグリル solo | ユニフレーム ファイアグリル |
---|---|---|
使用時サイズ | 295×295×H180mm | 430×430×H330mm |
収納サイズ | 210×210×50mm | 375×375×70mm |
重量 | 900g | 2.7kg |
耐荷重 | 5kg | 20kg |
材質 | 本体:ステンレス・スタンド:鉄 | 本体:ステンレス・スタンド:鉄 |
スタンド付きの焚き火台は地面から火床まで距離があればあるほど、地面へのダメージを軽減することが出来ますし、チェアに座って焚き火をするのにもしやすい高さになります。
焚き火台によってもスタンドの高さは様々!
ロースタイルでキャンプを楽しむのかロースタイルでキャンプを楽しむかによっても高さ選びは変わってきますが、中には焚き火台を吊り下げるタイプがあるなど種類も様々です。
高さがある方が地面へのダメージは少ない!
ソロキャンプにおすすめしたい焚き火台の選び方④:重量
ソロキャンプで使用する焚き火台選びは重量も大切です。
車で行くかバイクで行くかでも持って行く焚き火台は変わりますし、キャンプ場によってはソロキャンプ用サイトが駐車場から歩かないといけない所も多いです。
重たいと持ち運びが大変。
焚き火台もウッドストーブであれば軽くてコンパクトなため持ち運びもしやすいし、フルサイズの焚き火台でも500gを切るような軽量な焚き火もたくさん販売されてます。
ソロキャンプは1.5kg以内の焚き火台が持ち運びしやすい!
キャンプは焚き火台だけでなく、テントやチェア・テーブルなど他にも持っていく荷物はたくさんあります。
焚き火台はデザインやサイズによっては嵩張りますし、ザックの中にも入らない焚き火台も多いため、ソロキャンプであれば出来るだけ軽くてコンパクトなサイズがおすすめです!
駐車場からサイトまで遠いと持ち運ぶのもしんどいし。
ソロキャンプは全て1人でしないといけないし、軽量・コンパクトが使いやすい!
オートサイトなら重さを気にせず使える!
製品名 | スノーピーク 焚火台 S | スノーピーク 焚火台 M | スノーピーク 焚火台 L |
---|---|---|---|
使用時サイズ | 285×285×H205mm | 350×350×H248mm | 455×455×H315mm |
収納サイズ | 355×410×20mm | 450×515×27mm | 560×640×32mm |
重量 | 1.8kg | 3.5kg | 5.5kg |
材質 | ステンレス | ステンレス | ステンレス |
ソロキャンプ向けの焚き火台は軽量タイプが多いのですが、デザイン性にこだわった焚き火台やファミリーサイズの焚き火台をソロキャンプ用に流用するとサイズが大きくなり重たくなってしまいます。
普段キャンプは車で行くし、横付けできるオートサイトでしかキャンプをしないのであれば、特に重さもサイズも気にすることなくキャンプは出来ます。
ただ、オートサイトは宿泊料も高い。
スノーピーク 焚火台は、分厚いステンレスを使っているため10年単位で使えるタフな焚き火台ではありますが、頑丈なだけあってSサイズでも1.8kgと重たいです。
Lサイズになると5.5kg
ただ、オートサイトであれば車に入れっぱなしにも出来ますし車から降ろすだけ使えるため、あまり重さは気にせずとも持ち運びが出来ます。
オートサイトでしか使わないなら焚き火台の選択肢も増える!
ソロキャンプにおすすめしたい焚き火台の選び方⑤:組み立て・収納
ソロキャンプは設営や撤収を全てひとりで行わないといけないため、組み立てや片付けが簡単に出来る焚き火台の方が無駄な時間を短縮出来ますし、チェックアウトまでの時間もバタバタせずに済みます。
ソロキャンプは自由だけど、めんどくさいのは嫌。
基本、ソロキャンプ向けの焚き火台は簡単に組み立てや収納が出来るように設計はされてますが、あまりパーツが多すぎても無くしてしまうリスクも上がるし考えものです。
コンパクトに収納できる組み立て式
製品名 | 笑’s コンパクト焚き火グリル B-6君 | 笑’s コンパクト焚き火グリル B-GO | 笑’s 焚き火グリル A-4君 |
---|---|---|---|
使用時サイズ | 215×122×H165mm | 303×176×H240mm | 365×206×H290mm |
収納サイズ | 181×122×H18mm | W256×D176×H20mm | 292×206×H20mm |
重量(本体) | 500g | 1,150g | 1,900g |
材質 | ステンレス | ステンレス | ステンレス |
組み立て式の焚き火台は、全部パーツをばらすことでコンパクトに収納出来ます。
B6君など笑’sの焚き火台は、「B6君=B6サイズ」・「B-GO=B5サイズ」・「A4君=A4サイズ」などと、名前に合わせて収納サイズが選べます。
100均で買えるビニールネットケースを収納ケースに代用出来る!
パーツが多いため無くさないように注意が必要とはなりますが、組み立て式の焚き火台は基本コンパクトに収納出来ますし、笑’sだけでなくピコグリル系の焚き火台もA4サイズと薄くコンパクトに収納することが出来ます。
開くだけですぐに使える折りたたみ式
製品名 | UCO フラットパックグリル S | UCO フラットパックグリル M | UCO フラットパックグリル L |
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使用時サイズ | 241×178×H203mm | 340×254×H285mm | 510×410×H375mm |
収納サイズ | 270×180×30mm | 375×270×35mm | 510×410×50mm |
重量 | 832g | 1.75kg | 4.3kg |
耐荷重 | 6.8kg | 9kg | 13.5kg |
材質 | ステンレス | ステンレス | ステンレス |
折りたたみ式(フォールディングタイプ)の焚き火台は、「開くだけ」・「閉じるだけ」と、使いたい時にすぐに使えるのが魅力です。
組み立てすらめんどくさいと考えてるズボラキャンパーさん向け。
組み立て式の焚き火台と比べると収納サイズが大きくはなってしまいますが、手を真っ黒にしながら汚れた焚き火台を組み立てたり片付けたりするよりかは楽に使えます。
二次燃焼系焚き火台に多い円柱型
製品名 | BP ウッドバーニングストーブ STV-11 | ソロ BP ウッドバーニングストーブ STV-12 |
---|---|---|
使用時サイズ | φ105×H205mm | φ94×H183mm |
収納サイズ | φ105×H105mm | φ94×H94mm |
重量 | 225g | 151g |
材質 | チタン | チタン |
円柱型タイプの折りたたみが出来ない焚き火台は二次燃焼系の焚き火台の多いです。
余計なつなぎ目とがないおかげで耐久性が高くいのですが、折りたたむことが出来ないため持ち運ぶ時にどうしても嵩張ってしまいます。
大型サイズになると車が絶対必須!
特に二次燃焼に興味がなければ、わざわざ持ち運ぶのがめんどくさい円柱型の焚き火台を選ぶ理由はないのですが、二次燃焼に興味が出てきたら綺麗な炎が楽しめますし、小型サイズの焚き火台であればスタッキングも楽しめます!
ソロキャンプにおすすめしたい焚き火台の選び方⑥:薪の焚べやすさ
焚き火台は薪の焚べやすさも大事です。
小さいサイズの焚き火台だと薪をノコギリを使ってカットしてからでないと使えませんが、意外とノコギリでカットする作業は地味にしんどいです。
量が多いと腕がパンパン。
薪をカットせずともそのまま置けるサイズの焚き火台であれば、そのまま焚べることが出来ますし格段に焚き火も楽になります。
市販の薪の長さは30〜40cm
市販の薪の長さは30〜40cmほどです。
横幅が40cm前後の焚き火台であれば薪をカットせずともそのまま置くことが出来るサイズのため、特に初心者キャンパーさんは横幅サイズをポイントに選ぶと楽に焚き火が楽しめます。
人気のピコグリル398は横幅38cm!
40cm前後の焚き火台を選べば間違いない!
浅型の焚き火台
製品名 | コールマン ファイアーディスク | コールマン ファイアーディスク | コールマン ファイアーディスク マックス |
---|---|---|---|
使用時サイズ | φ30×H16cm | φ45×H23cm | φ60×H23cm |
収納サイズ | φ32×10cm | φ46×8.5cm | φ60×10cm |
重量 | 900g | 1.6kg | 3.2kg |
耐荷重 | 25kg | 30kg | 30kg |
材質 | ステンレス | ステンレス |
純粋に焚き火や火いじりを楽しみたいキャンパーさんは浅型の焚き火台の方が使いやすいです。
炎が焚き火台で隠れてしまうことがないためじっくりと炎を眺めることが出来ますし、薪の追加や組み直しもしやすいため火加減の調整もしやすいです。
コールマン ファイアーディスクは浅型の焚き火台として人気も高く、脚を開くだけですぐに使えますし、通常サイズであればφ45cmあるおかげで薪をカットせずとも焚べることが出来ます。
ただ、浅型の焚き火台は風の影響を受けやすく火の粉も飛び散りやすいため、状況によっては風防(ウインドスクリーン)が別途必要です。
深型の焚き火台
製品名 | テンマクデザイン フラット焚火台 M | テンマクデザイン フラット焚火台 L |
---|---|---|
使用時サイズ | 325×325×H195mm | 418×418×H226mm |
収納サイズ | 500×260×35mm | 528×387×35mm |
重量 | 2.5kg | 4.18kg |
耐荷重 | 8kg | 10kg |
材質 | ステンレス430 | ステンレス430 |
ガンガンと薪を放り込むことが出来る深型タイプの焚き火台は、燃焼スペースが深く覆われたタイプとなっているため、浅型と違い火の粉が飛び散る量も少なく、高火力で焚き火が楽しめます。
焼き網や五徳をセットすれば調理も楽しめるため、焚き火も調理も楽しみたいキャンパーさんに向いている焚き火台です。
出典:tent-Mark DESIGNS
サイズ的に深型の焚き火台は重ためなタイプが多く、炎の鑑賞にも向いてはいないのですが、側面にデザイン模様をつけたおしゃれな焚き火台もガレージブランドから多く販売されてます。
ソロキャンプにおすすめしたい焚き火台の選び方⑦:料理のしやすさ
焚き火台は、純粋に焚き火だけを楽しめるタイプから焚き火も調理も楽しめる焚き火台など様々なデザインがありますが、なるべく荷物を減らしたいソロキャンプであれば料理がしやすい焚き火台を選んだ方が荷物は減ります。
焚き火調理はBBQ調理とはまた違う楽しさ!
薪を使う焚き火調理よりかは炭を使ったバーベキューの方が料理はしやすいのですが、料理しやすい焚き火台であれば薪でも美味しく焚き火調理が楽しめます!
炭の方が火力は安定!
火床から五徳まで高さのある焚き火台が料理しやすい!
製品名 | キャプテンスタッグ ソロライトグリル | ベルモント 焚き火台 TOKOBI |
---|---|---|
使用時サイズ | 415×240×H230mm | 415×460×H320mm |
収納サイズ | 380×300×20mm | 260×460×60mm |
重量 | 950g | 2.2kg |
材質 | ステンレス鋼 | ステンレス |
焚き火調理をするなら火床から五徳まで高さのある焚き火台を使った方が調理はしやすいです。
焚き火は火力コントロールが難しいため、火床から五徳までの距離が近すぎると常に強火状態となりすぐに焦げてしまうし、中々上手に調理をすることが難しいです。
高さがあった方が火力コントロールがしやすい!
「キャプテンスタッグ ソロライトグリル」や「ベルモント 焚き火台 TOKOBI」のように五徳の高さを変更出来る焚き火台であれば、火力によって高さを変更出来るため更に調理はしやすくなります。
五徳のない焚き火台はトライポッドや五徳が別途必要!
直火気分を味わえる焚き火台やメッシュ系の焚き火に特化したタイプの焚き火台は五徳がついてないため、料理向きではありません。
五徳のない焚き火台で調理をしたい場合は薪の組み方で五徳を作ったり、別途トライポッドや五徳が必要です。
例え焚き火台が軽くても結局荷物が増える。
ブッシュクラフトが楽しめようなキャンプ場であれば、トライポッドや五徳がなくても自分で作ることも出来ますし、なきゃないでどうにかなるもんですが、初心者キャンパーさんはまずは五徳付きの料理しやすい焚き火台の方が使い勝手は高いです。
耐荷重の高い焚き火台はダッチオーブンもOK!
製品名 | ユニフレーム 薪グリル solo | ユニフレーム 薪グリル | ユニフレーム 薪グリル ラージ |
---|---|---|---|
使用時サイズ | 205×180×H185mm | 475×300×H350m | 680×400×H400mm |
収納サイズ | 135×210×65mm | 250×455×65mm | 355×560×80mm |
重量 | 1.1kg | 3.6kg | 4.6kg |
耐荷重 | 10kg | 10kg | 20kg |
材質 | ステンレス鋼 | ステンレス鋼 | ステンレス鋼 |
焚き火台によっては「耐荷重」が記載されてます。
耐荷重が高い焚き火台ほど頑丈な証でもあるのですが、全部の焚き火台に必ず記載されてるとは限りません。
記載されてない焚き火台の方が多い。
耐荷重の高い焚き火台であれば「ダッチオーブン」など重たい調理器具を使って焚き火調理することも出来ますし、薪をガンガン突っ込んでも崩壊する心配が減ります。
ソロキャンプにおすすめしたい焚き火台の選び方⑧:燃焼効率
焚き火台は燃料をしっかりと燃やすために、基本燃焼効率が良くなるように設計されてます。
特にウッドストーブ系の焚き火台は自然に落ちてる燃料を使うため、例え湿っていてもしっかりと燃えるように煙突効果や二次燃焼の仕組みを利用してよく燃えるように設計されてます。
なぜ、燃焼効率が上がるのか煙突効果や二次燃焼の仕組みなどをまとめてレビューします。
煙突効果
煙突効果は浮力の作用を利用した冷たい空気を下から取り入れて、温められた空気を上に排出する現象のことです。
暖かい空気はどんどん上に浮上しますが、下から冷たい空気を取り込むことで更によく燃えて燃焼効率をアップさせます。
製品名 | ファイヤーボックス ストーブ GEN2 | VARGO ヘキサゴンウッドストーブ チタン T-415 |
---|---|---|
使用時サイズ | 127×H190mm | 76(上部)×127(底部)×H101mm |
収納サイズ | 95mm | φ132×H12mm |
重量 | 907g | 116g |
材質 | ステンレス | チタン |
煙突効果を利用した焚き火台は下部に空気を取り込むためのロストルが設置されており、煙突効果の仕組みを利用し小さなサイズでも高火力で焚き火が楽しめるように作られてます。
設計自体は単純だけどよく燃える!
二次燃焼
二次燃焼を簡単に言うと「煙まで燃やす焚き火台」です。
二次燃焼系焚き火台は、中が空洞になった壁が二重構造になっており、温められた空気が煙まで燃やしてくれるおかげで煙の量が少なく、通気孔から綺麗な炎が吹き出します。
独特のトルネード状の炎!
燃焼効率も高いから灰になるまでしっかりと燃える!
出典:UPI OUTDOOR
製品名 | ソロストーブ ライト | ソロストーブ タイタン | ソロストーブ キャンプファイヤー | ソロストーブ レンジャーキット | ソロストーブ ボンファイヤーキット | ソロストーブ ユーコンキット |
---|---|---|---|---|---|---|
使用時サイズ | 108×145mm | 130×200mm | 178×235mm | 381×317.5mm | 483×358mm | 686×406mm |
収納時(高さ) | 100mm | 140mm | 170mm | 317.5mm | 356mm | 406mm |
重量 | 255g | 467g | 998g | 6.8kg | 9.1kg | 17.2kg |
外観 |
二次燃焼焚き火台の定番と言えば「ソロストーブ」です。
折りたたむことが出来ない円柱型ではありますが綺麗な二次燃焼の炎が楽しめますし、サイズも豊富にあるため、自分のキャンプスタイルに合わせた一台を選べます。
ソロキャンプならライトかキャンプファイヤーがおすすめ!
レンジャーキット以上のサイズになると車がないと運べない。
ソロキャンプにおすすめしたい焚き火台の選び方⑨:価格
焚き火台の価格はピンキリです。
キャンプ道具を揃えるにも焚き火台以外に色々と費用は掛かるため、お財布と相談しながら焚き火台も選ぶようにしましょう!
リーズナブルな焚き火台もたくさん売ってる!
高いから長く使えるとは限らない。
焚き火台の価格はピンキリですが、高級だから長持ちするとは限りません。
分厚くて重たい焚き火台であれば10年単位で使うことが出来ますが、軽量化に特化した焚き火台であれば極限までステンレスを薄く加工しているため、金属疲労でだんだんと割れてきます。
パーツ交換が出来る焚き火台であれば壊れたパーツだけ買い直せばOKですが、アフターサービスがない焚き火台や既にサ終した焚き火台は新しく買い替えとなってしまいます。
高いから耐久性が高いわけではない。
有名焚き火台を真似たリーズナブルな焚き火台も多い!
製品名 | TOKYO CAMP 焚き火台 | CARBABY 焚き火台 コンパクト |
---|---|---|
使用時サイズ | 402×212×H268mm | 390×230×H270mm |
収納サイズ | 320×220mm | 340×240×10mm |
重量 | 985g | 575g |
材質 | ステンレス | ステンレス |
焚き火台の中には有名焚き火台をモチーフにして作られた焚き火台も多く販売されてます。
ピコグリルに似た焚き火台は「パチグリル」とも呼ばれており、本家よりも格段にリーズナブルに作られてるため、Amazonとかで常に売上ランキング上位に位置してます。
他にも有名焚き火台をパチった焚き火台は多く販売されてますが、中には粗悪品も多く販売されてるため安さだけで選ぶと結局は安物買いの銭失いに陥ってしまうこともあります・・。
リーズナブルだからおすすめとは言えない。
ソロキャンプにおすすめしたい焚き火台の選び方⑩:デザイン
焚き火台選びで1番大事なのは結局デザインです!
キャンプは所詮趣味のお遊びだし、自分が気に入ったデザインの焚き火台を選べば満足感も高いし、多少使い勝手が悪かろうが納得出来ます。
最後は自己満足な世界!
流行りの焚き火台はもちろん、キャンプなんてギアの品評会みたいなところもあるため、他人の目が気になるキャンパーさんほどデザインで選んだ方が満足感は高いです(笑)
ガレージブランドの焚き火台はおしゃれ!
製品名 | モノラル ワイヤフレーム ソリッド | MANIKA TAKIBI-STATION-FULL SET |
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使用時サイズ | 370×370×H275mm | 735×365×H325mm |
収納サイズ | 70×90×260mm | 焚き火台:430×60×60mm・サイドテーブル:380×365×325mm |
本体重量 | 1050g | 焚き火台:700g・サイドテーブル:1600g |
材質 | アルミ合金/ステンレス | ステンレス |
おしゃれキャンパーを目指しているなら、ガレージブランドの焚き火台もおすすめです。
生産数が少ないため、それなりに勉強しないといけないお値段ですが、デザイン性が優れた焚き火台も多く、オリジナル感溢れる個性的な焚き火台をゲット出来ます。
インスタ映え向き!
人気な焚き火台ほど手に入れるのが難しい。
ガレージブランドもどんどん増えてますし、機能的なテーブルも多く販売されてるため、人とは違った焚き火台を探してるキャンパーさんにも人気です!
自分好みのテーブルをCheck!
最後は自分が気に入ったデザインの焚き火台を選ぶ
なんやかんや言いましたが、最後焚き火台選びで一番大事なのはデザインです。
最初に妥協してしまうと結局買い替えとなってしまい無駄な出費が増えるだけだし、趣味なんだから気に入った焚き火台を選ぶのがやっぱり一番納得いきます!
安物買いの銭失い。
今はインスタで気軽に他人のキャンプスタイルを覗き見出来ます。
気に入ったスタイルがあればすぐに真似出来ますし、気になった焚き火台があるのであればどう使ってるのかもすぐにチェック出来るので焚き火台選びの参考にもしやすい時代です。
アウトドアショップで実物もチェックしやすいし!
まとめ:ソロキャンプにおすすめしたい焚き火台
今回はソロキャンプにおすすめしたい焚き火台の選び方をまとめてレビューしました。
色々なメーカーからたくさんの焚き火台が販売されてるからこそ悩んでしまいますが、その悩んでる時が実は一番キャンプの楽しい時間でもあります(笑)
ある程度キャンプに慣れてくると自分のキャンプスタイルもわかってくるし、選ぶべき焚き火台もわかってくるのですが、始めたばかりの頃にあれこれ悩んでた時が結局は一番楽しかったです。
なんだかんだいっぱい失敗したし。
手に入れるまでが一番ワクワク!
キャンプの醍醐味とも言える焚き火を楽しむためにも、自分が気に入った焚き火台を選ぶことでテンションも上がるし、ますます焚き火も楽しくなってきます。
選択肢が多いからこそ気に入ったデザイン!
焚き火を楽しみたいか、焚き火も料理も楽しみたいかで変わってはきますが、初心者キャンパーさんであればまずは焚き火も調理も楽しめる焚き火台を選んで、そこからキャンプスタイルを見つけてから2台目を選ぶのも一つの選択です。
キャンプにハマればなんだかんだで2台目・3台目が欲しくなる。
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