Alite by GRAND TRUNKのメイフライチェアを購入して、一ヶ月キャンプで使ってみましたが、最初の方はまだ生地も硬く、組み立ても力を入れてはめ込まないとなかなか上手くハマりませんでした。
しかし、使っていくうちに生地も伸び、組み立てにも苦労することはなくなったのですが、今度は生地が伸びたことでお尻が地面に着いてしまう!
メイフライチェアをはじめとした、超ローチェアの宿命でもありますが、あまりにも座面高が低過ぎるチェアは、地面にお尻が着くものと思って座らないといけません。
うちの体重ならまだ着かない?
座った時の体勢や、座る場所によっては底に当たる!
お尻が地面に着くことで、チェアシートが擦れて汚れたり、破れてしまう恐れもあるため、どうにか対策しないといけません。
そこで、普段寝る時に使っているクローズドセルマット、サーマレストのZライトソルをお尻に敷いて座ることにしました。
ZライトソルとキャプテンスタッグのEVAフォームマットを敷いて比較してみた!
今回はメイフライチェアに座るとお尻が地面に着いてしまったので、対策としてクローズドセルマットを敷いて座ってみた時の座り心地や、メリット・デメリットなどをまとめて紹介します。
メイフライチェアは座面高が低い
製品名 | GRAND TRUNK ALITE メイフライチェア |
---|---|
使用時サイズ | 約51×55×53cm |
座面高 | 約5cm |
収納サイズ | 約29×11×11cm |
重量 | 約770g |
耐荷重 | 約110kg |
メイフライチェアは、ゆるキャン△でリンちゃんやなでしこたちが使っていることでも有名な、ALITE(エーライト)のチェアです。
ALITE社は2018年に潰れてしまったため、オリジナルのメイフライチェアは中古でしか買うことは出来ませんでした。
転売価格がえらかった。
しかし、2022年アメリカのハンモックメーカー「GRAND TRUNK」社によって、ALITEが復刻することとなり、メイフライチェア・モナークチェア・マンティスチェアが再販されました。
座面高5cm!?
公式サイトにはメイフライチェアの座面高は約5cmと記載されています。
もちろん座っていない状態でのサイズだとは思いますが、どこを測っても5cmの場所がありませんでした。
どこを測れば5cm!?
初めから地面ギリギリの超ローチェアだと理解した上でメイフライチェアは買ったので、低さに文句はありませんが、5cmがどこの高さなのか疑問・・!?
新品時でも座ると既にギリギリ!
新品でまだ生地もしっかりピンと張ってて伸びもない時でも、メイフライチェアに座ると地面との距離は指1.5本分くらいしかない状態です。
アスファルトの上やまっ平な地面で既にギリギリなため、芝生サイトやちょっとでも凹凸のあるサイトだと、お尻に地面の芝や石などが当たります。
うちは普段、オレゴニアンキャンパーのグランドシートを敷いて、その上でメイフライチェアに座っているため、芝が当たることはないのですが、何も敷かずに座ったら新品時でもお尻に違和感を感じます。
生地が伸びると完全にお尻がくっつく
メイフライチェアを買ってから、7、8回キャンプをしましたが、5回目くらいから、お尻が地面に当たる感覚が・・・。
まさかとは思ったけど・・。
確かに生地も伸びた感じがして、新品の時みたいに組み立て時に力も要らず、サクッと組み立てることが出来るなと思ってはいました。
生地が伸びたおかげで、メイフライチェアに座る角度にもよりますが、お尻と地面がぺッタンコになってしまいます。
メイフライチェアがお尻につくのはクローズドセルマットで対策!
メイフライチェアに座っていて、お尻が地面にくっついてしまうと、擦れてしまい汚れたり、生地が薄くなり破けてしまう恐れもありますし、座り心地も悪化してしまいます。
お尻が着かないように座ると腰が痛くなる。
お尻を地面に着けて座ると、お尻が痛い。
最初は座布団でも買おうかなと考えましたが、今お家にあるキャンプギアで対策しようと思い、クローズドセルマットをチェアの下に敷くことにしました。
座布団は軽いけど、また荷物が増えるのもアレだし。
いつも必ず持っていくギアで対処出来れば問題無し!
対策①:キャプテンスタッグ EVAフォームマット
製品名 | EVAフォームマット |
---|---|
使用時サイズ | 56×182×厚さ2cm |
収納時サイズ | 13×12.5×56cm |
重量 | 270g |
材質 | 発泡ポリエチレン・EVA樹脂 |
まず初めに2軍落ちして使っていなかったキャプテンスタッグの「EVAフォームマット」を、メイフライチェアの下に敷いて座ってみました。
3列にしてチェアの下に敷けば、丁度全部覆えると思い、座ってみたところ、座り心地が格段にアップし、新品時を超える快適な座り心地でした。
びっくりするくらい座り心地がアップした!
全く腰が痛くならない!
しかし、もちろんデメリットもあり、脚もマットの上に乗せていたため、マットの凹凸部分も一緒に潰れてしまい、マットとしての機能が更に悪化してしまいました。
二軍落ちでほとんど使ってなかったマットだから別にいいけど・・。
でも、なんか対策としては間違っている!?
対策②:サーマレスト Zライトソル
製品名 | Zライトソル スモール | Zライトソル レギュラー |
---|---|---|
使用時サイズ | 51×130×厚さ2cm | 51×183cm×厚さ2cm |
収納時サイズ | 10×14×51cm | 13×14×51cm |
重量 | 290g | 410g |
材質 | 架橋ポリエチレン | 架橋ポリエチレン |
普段はうちは寝る時に、サーマレストのZライトソルを敷いて寝ています。
一軍のキャンプギア!
さすがに、Zライトソルまで凹凸部分を潰してしまうのはダメだと思い、2列にしてメイフライチェアの下に敷いてみた所、丁度脚と脚との間にシンデレラフィットしてくれました!
ナイス発見!
改めて、キャプテンスタッグのEVAフォームマットも2列にして、下に敷いたら同じくシンデレラフィットしました(笑)
初めからこう使えば良かった!
そんな訳で、普段使っているクローズドセルマットを、メイフライチェアの下に二列にして敷けば、クッション代わりとなり、座面のシート下を汚れや擦れから保護することが出来ます!
インフレーターマット派の人はどうすればいい?
座布団買うしかないかな。
メイフライチェアにクローズドセルマットを敷いて座ってみた感想
メイフライチェアの下に、クローズドセルマットを敷いて座ってみたメリット・デメリットや、EVAフォームマットとZライトソルどっちの方が座り心地が良かったかなどを紹介します。
注意点とデメリット
まずは、マットを敷いて座ってみた時に感じた注意点とデメリットから紹介します。
お尻が浮くことはない!
マットをメイフライチェアの下に敷いて使うと、マットの厚みがある分、お尻は完全にマットに着き、マットに背もたれが付いた座り心地となります。
メイフライチェア独特の浮遊感はなくなる!
座椅子に座っている感じ!
メイフライチェアは、ハンモックに包まれているようなふんわりとした座り心地ではありますが、マットを敷いてしまうとその感覚を味わうことはできず、座椅子に座っている感じとなってしまいます。
好みで変わってくるけど、全然別物の座り心地。
Zライトソル レギュラーは座高が高くなる!?
製品名 | Zライトソル スモール | Zライトソル レギュラー |
---|---|---|
使用時サイズ | 51×130×厚さ2cm | 51×183cm×厚さ2cm |
収納時サイズ | 10×14×51cm | 13×14×51cm |
重量 | 290g | 410g |
材質 | 架橋ポリエチレン | 架橋ポリエチレン |
うちが使っているZライトソルはスモールサイズのため、二列にして敷いても厚さ5cmと、ちょうど記載されているメイフライチェアの座高高(5cm)と同じ高さになります。
レギュラーサイズだと、二列にして6.5cmとなり、この1.5cmの差がどこまで座り心地に変化するのか、もしかしたら悪くなるかも知れません。
実際EVAフォームマットを敷くと、座っていない時は後脚が浮き、座るとメイフライチェアのフレームが当たりマットの角が潰れます。
Zライトソルはスモールよりレギュラーを使っているキャンパーさんの方が圧倒的に多いし!
なぜスモールを選んだ?
モナークチェアの脚として使いたかったし、座椅子のカバーにもスモールがシンデレラフィットしたし、寝る時は枕持っていくから長くなくても良いかなと!
最近はスモールが売っているのを見かけない。
3列にした方が座り心地が高い!
最初は何も考えず、キャプテンスタッグのEVAフォームマットを3列にして、全体的にチェアの下に敷いて座っていたのですが、お尻部分だけマットを敷くよりも、3列にして全体的に敷いてしまった方が座り心地は高かったです。
マットは潰れちゃうけど。
脚が地面に着いているよりも、マットの上の方が力が分散してくれるのか、どうなのかは分かりませんが、座り心地だけを求めるなら、3列にして座った方が快適でした。
理由はよくわからんけど、比較すると3列の方が座り心地が高い!
メイフライチェアにクローズドセルマットを敷いて座るメリット
- 今使ってるマットをそのまま使える
- 座面シートが汚れない
- 座面シートの保護
続いて、メイフライチェアの下にクローズドセルマットを敷いて座るメリットを紹介します。
今使っているマットをそのまま使える!
うちはキャンプには必ず、寝る時用にZライトソルを持って行ってます。
そのため今あるマットをそのまま、寝る時だけでなく、座る時にも使っているだけなので、キャンプに余計な荷物を持って行かずに済みます。
最初は座布団を別で買おう考えていましたが、Zライトソルで代用出来たので、無駄な出費も荷物も抑えることができました。
座面シート底が汚れない!
お尻が地面に着くことで、シート下が汚れてしまいます。
グランドシートの上で使っていても、砂がシート上に入り、その砂によって座面のシートが汚れてしまうため、毎回使用後は叩いて汚れをとっていました。
マットをチェアの下に敷くことで、汚れが付くことはだいぶ減り、特に汚れることを気にせず、お尻がついちゃうかもと気にせず座ることができます。
勢いよく座っても安心!
座面シートの保護
先代のALITEモナークチェアは、前脚がないのですが、代わりにZライトソルを前脚代わりに使っていました。
5、6年使っていたので、座面シート底もかなり汚れているし、擦れて薄くなっています。
幸い破れてしまうことはなかったのですが、地面にお尻が着く状態で使っていけば、擦れて破れてしまう可能性もあります。
チェアの下にマットを敷いて使うことで、マットのクッション性が座面底を守ってくれるため、長い期間壊れることなく使うことが出来そうな感じがしました。
焚き火の火の粉で穴を空けないように注意!
Zライトソル vs EVAフォームマット座り心地の比較
製品名 | EVAフォームマット | Zライトソル スモール |
---|---|---|
使用時サイズ | 56×182×厚さ2cm | 51×130×厚さ2cm |
収納時サイズ | 12.5×13×56cm | 10×14×51cm |
重量 | 270g | 290g |
材質 | 発泡ポリエチレン・EVA樹脂 | 架橋ポリエチレン |
メイフライチェアの下にサーマレスト「Zライトソル」とキャプテンスタッグ「EVAフォームマット」を敷いてみて、どっちのマットの方が座り心地が良かったかなど比較レビューします。
クッション性
Zライトソルよりも、EVAフォームマットの方が柔らかくクッション性は高いです。
固めの座り心地の椅子が好きか、柔らかめの座り心地が好みかで変わってはきますが、個人的には柔らかめの椅子の方が好きなため、比較するとEVAフォームマットの方が座り心地は良かったです。
Zライトソルでも十分座り心地が良いけど、比較するとEVAの勝ち!
あくまで個人の感想です。
座布団として使った場合
メイフライチェアの下に敷いて座椅子のような使い方ではなく、単純に座布団として使うと、何故か逆に今度はZライトソルの硬さがあった方が座り心地が良く感じます。
なんでやろ!?
体重の分散の仕方が影響しているのか、EVAフォームマットを座布団として使うとすぐに腰が痛くなりました。
サイズ感
製品名 | EVAフォームマット | Zライトソル スモール |
---|---|---|
使用時サイズ | 56×182×厚さ2cm | 51×130×厚さ2cm |
Zライトソルよりも、EVAフォームマットの方が幅が5cm長いです。
メイフライチェア(約51×55×53cm)の下に敷いた時、EVAフォームマットは若干はみ出しが見え、下に敷いた時の収まりはZライトソルの方が目立ちづらいです。
寝心地
クローズドセルマットの本来の使い方は、寝る時に敷くマットです(笑)
寝心地は圧倒的にZライトソルの勝ち!
両方のマットともに厚さ2cmですが、絶対EVAフォームマットの方が見た目から薄いし、柔らかすぎて地面の凹凸をダイレクトに味わってしまうので、痛くて眠れません。
眠れなかったら意味がないため、Zライトソルをキャンプに持って行ってます。
コットも必須!
両者を比較した結果
キャンプでは座っている時間も長いため、座り心地はもちろん重要ではありますが、眠れないと疲れは取れません。
寝ることも考えて、Zライトソルを使っていますが、ZライトソルでもEVAフォームマットより、若干座り心地が劣ると感じただけで、十分合格点な座り心地です。
EVAフォームマットの座り心地を10としたらZライトソルは9だったの違いくらい!
寝心地は5くらい差がある!
そのため、Zライトソルをキャンプに持って行くし、メイフライチェアの保護のため、下に敷いて使うことにしました。
まとめ:地面に着くのが気になったらマットを敷くのもアリ!
今回はメイフライチェアに座るとお尻が地面に着いてしまったので、その対策としてクローズドセルマットを敷いてみた感想をレビューしました。
結果的には座り心地も良くなりましたし、チェアの底が汚れることも、擦れてしまう心配もなくなったので、メイフライチェアにマットを敷いて座るのはアリです!
インフレーターマット派のキャンパーさんの場合は、別途キャンプ用の座布団を用意しないといけませんが、インフレーターマットを持っていけるぐらいだし、荷物の量が多少増えても気にならないと思います。
- 今使ってるマットをそのまま使える
- 座面シートが汚れない
- 座面シートの保護
メイフライチェアに限らず、このタイプの超ローチェアは、座っているとお尻が地面に着いてしまうデメリットがあるため、一つの対策として参考にしてみてください。
座り心地も良くなるし、壊れる心配も少ない!
クローズドセルマット派のキャンパーさんにおすすめの対策!
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