シェラカップよりもおすすめ！EPI アルミ3点食器セット レビュー

「キャンプには絶対シェラカップを持っていく！」ってキャンパーさんは多いと思いますが、うちはシェラカップの出っ張ったハンドル部分がスタッキングしにくいと感じたため使うのを辞めました。

うちはシェラカップの代わりにエバニューのハンドルがたためるカップ「Ti 400FD Cup」や「Ti 570FD Cup」をスタッキングしてキャンプに持っていってます。

ただ、エバニュー 400FDや570FDはチタン製だし、揃えていくとお値段もそれなりに上がってしまいます。

お値段がリーズナブルでシェラカップの代わりとなるクッカーセットがないか探してみたところ見つけたのが、「EPI（イーピーアイ） アルミ3点食器セット C-5201 」です！

EPI アルミ3点食器セットは、大小2個のカップと蓋が1個のセットをまとめてスタッキングしたアルミ製の軽量クッカーセットです。

ハンドルをたたむことが出来るためスタッキングもしやすく、ソロキャンプにもちょうど使いやすい容量で、何よりもお値段が超リーズナブルです！

この記事では、EPI アルミ3点食器セットの基本情報をはじめ、実際にキャンプで使ってみて感じたメリット・デメリットや、ソロキャンプにはシェラカップよりもEPI アルミ3点食器セットがおすすめな理由をまとめてレビューします。

EPI アルミ3点食器セット ディティールをレビュー

製品名	EPI（イーピーアイ） アルミ3点食器セット C-5201
収納サイズ	φ135mm×高さ68mm
総重量	165g
材質	本体／アルミニウム(アルマイト加工)  取手／ステンレス

EPI アルミ3点食器セットは「EPIgas」から販売されているアルミ製のシンプルな食器セットです。

食器セットという名称ですが、バーナーや焚き火など直火で調理することも可能なため、クッカーセットのように使えます！

リーズナブルなお値段のため作りは少し甘いですが、どうせ煤で真っ黒になるし、気にせずガンガンと使えるコスパの高いクッカーセットがEPI アルミ3点食器セットです。

まずは、EPI アルミ3点食器セットのディティールからレビューします。

セット内容：大小2個のカップとフタが一個

セット内容	大カップ	小カップ	フタ
サイズ	φ118×H65mm	φ107×H55mm	φ127×H21mm
重量	74g	64g	28g
容量	640ml	490ml	120ml

EPI アルミ3点食器セットは大小2個のカップと1個のフタがセットになってます。

3つのセットをまとめてスタッキングすることで、φ135mm×高さ68mmとかなりコンパクトになるため、荷物に制限のある登山家さんやソロキャンパーでも持ち運びしやすいサイズ感です。

小カップの中には、同じEPIgasのストーブor110サイズのOD缶カートリッジをスタッキングして収納出来るようにサイジングされてます。

小カップの内径・外径 サイズ

EPI アルミ3点食器セット	小カップ
外径サイズ	φ115×H55mm
内径サイズ	φ107×H53mm
重量	64g
容量	490ml

EPI アルミ3点食器セット 小サイズのカップの外径を計測したらφ115×高さ55mmでした。

容量490mlあるため炊飯も出来るし、スープも余裕で作れるので、シェラカップの代用として使っても十分な容量です。

EPI アルミ3点食器セット 小サイズのカップの内径を計測したところφ115×高さ55mmでした。

記載されてたサイズがφ107×H55mmでしたが、計測してみたところ計測ミスなのか誤差なのかはわかりませんが、少しズレがありました。

大カップとロックできる優秀なフタ 外径・内径サイズ

セット内容	大カップ	フタ
外径サイズ	φ126×H65mm	φ135×H22mm
内径サイズ	φ118×H63mm	φ129×H20mm
重量	74g	28g
容量	640ml	120ml

大カップは容量が640mlあるため、一人前のインスタントラーメンも作れるし、ちっちゃなひとり鍋もこしらえることが出来ました。

フタは蓋としてだけでなく、ひっくり返せばお皿としても使えます。

EPI アルミ3点食器セット 大サイズのカップの外径を計測したらφ126×高さ65mmでした。

EPI アルミ3点食器セット 大サイズのカップの内径を計測したところφ118×高さ63mmでした。

小カップと同じく、大カップやフタに関しても、公式サイトに記載されてるサイズと計測したサイズにズレがありました。

EPI アルミ3点食器セットのフタが何気に優秀で、大カップの凹みと、蓋の凸部を合わせることで開くことができ、フタを少し回すだけでロックが掛かり、フタが勝手に外れないようになってます。

ロックが掛かっていれば持ち上げても外れないため、バッグの中で中身をばらけさせないで済みますし、炊飯時に重石を使わなくても吹きこぼれでフタが吹っ飛ぶこともありません。

ハンドルを開いたままだとフタは完全に閉じる事ができず被せただけになるため、しっかりと閉じたい場合はハンドルを閉じてからフタを閉めるようにしましょう！

EPI アルミ3点食器セット 重量

EPI アルミ3点食器セットの重さは166g（実測165g）とアルミ製で軽いため、荷物の軽量化を考えている登山家さんやソロキャンパーさんにもおすすめ出来るセットです。

料理にこだわらなければ、アルミ3点食器セットだけでもキャンプは出来るため、かなり荷物を削減出来ます。

EPI チタン3点食器セット

セット内容	大カップ	小カップ	フタ
サイズ	φ137×H60mm	φ129×H55mm	φ148×H35mm
重量	88g	80g	28g
容量	650ml	500ml	400ml

EPIgasからはチタン製の食器セットも販売されてます。

チタンと言えば軽いのが魅力ですが、アルミ3点食器セットの総重量が165gに対して、チタン3点食器セットは196gと、なぜかチタンの方が重たいです。

EPI チタン3点食器セットはフタにもハンドルが付いてるし、サイズもアルミ3点食器セットよりも少し大きいですが、せっかくなら同じサイズで材質だけを変更してくれた方がスタッキングしやすかったのにと思いました。

EPI アルミ6点食器セット

製品名	EPI アルミ3点食器セット	EPI アルミ6点食器セット
収納サイズ	φ135mm×高さ68mm	φ145mm×高さ70mm
総重量	165g	205g
材質	本体／アルミニウム(アルマイト加工)  取手／ステンレス	本体／アルミニウム(アルマイト加工)  取手／アルミニウム

EPIgasからはアルミ3点食器セットだけでなく、3個のカップと2枚の皿、1個のフタがセットになったアルミ6点食器セットも販売されてます。

EPI アルミ3点食器セットは取手がステンレスですが、アルミ6点食器セットはアルミ製です。

お互いのクッカーを上手くスタッキングさせて組み合わされば良かったのですが、微妙にサイズが異なるため互換性はなくスタッキングが出来ませんでした。

セット内容	大カップ	中カップ	小カップ	皿×2枚	フタ
サイズ	φ129×H58mm	φ119×H53mm	φ109×H48mm	φ109×H11mm	φ138×H18mm
重量	51g	48g	40g	19g	28g
容量	700ml	520ml	410ml	130ml	180ml

アルミ3点食器セットよりも底が丸みを帯びてるため、安定感はアルミ6点セットの方が高かったです。

ただ、ソロキャンプにこんなに食器が必要かと言われると微妙で、うちは料理もそんなに得意ではないし、そんなに量も食べれる訳ではなかったため持て余してしまいました。

レビュー：EPI アルミ3点食器セット デメリット

EPI アルミ3点食器セットを実際にキャンプで使ってみて感じたデメリットをレビューします。

デメリット①：アルミの強度が弱い！

EPI アルミ3点食器セットを購入した当初から既に底に凹みがありました。

アルミ製だし、どうせ使っていくうちに凹むことはあるためあまり気にはしませんが、さすがに新品の時くらいは綺麗なままの状態でいて欲しかったです。

一応アルマイト加工はされてるみたいなのですが、1回目の使用でアルミに傷がついてしまいました。

うちにある他のアルミ製クッカーは凹むことはあっても傷がつくまではなかったため、EPI アルミ3点食器セットは安いだけあって値段相応のクッカーセットです。

デメリット②：メモリがついてない！

EPI アルミ3点食器セットにはメモリがついてません。

メモリはあるもんだと思って炊飯する時に水の量を計ろうとしたら、メモリがなかったためちょっと焦りました。

真ん中の折れ目の線までの水の量を計測してみたところ、小カップは110ml、大カップは200mlだったため、参考にしておいてください。

デメリット③：底がすり鉢型のため安定感が低い！

EPI アルミ3点食器セットは底にかけてスペースが小さくなるすり鉢型のカップです。

ハンドルを開いた時に食器内の中身が少なくなるとコテっと倒れてしまうし、五徳サイズが合わない焚き火台だと置くことが出来なくなります。

寸胴型カップの方が安定感は高いため、中身をぶちまけないように注意して置く必要があります！

デメリット④：スタッキングが中途半端！

EPI アルミ3点食器セットは一応110サイズのOD缶をスタッキング出来ます。

ただ、シンデレラフィットではなく微妙に隙間があるからカチャカチャうるさいし、傷がつきやすいアルミのため、持ち運び中に傷だらけになる恐れがあります。

いつもメインで使っているエバニュー 570FDと400FDは寸胴型だし、400FDの中にスクリュートップキーパー 250ml 浅型がシンデレラフィットでスタッキング出来ます。

スクリュートップキーパー 250ml 浅型はお米が一合ピッタリ入るし、アルコールストーブの収納にも使えてかなり便利です！

EPI アルミ3点食器セットにもスクリュートップキーパーをスタッキング出来ますしフタも閉まりますが、微妙に隙間があくのが気になりました。

EPI アルミ3点食器セットは底がすり鉢型になっているため、寸胴型のカップとのスタッキングが相性悪く、なかなかシンデレラフィットするサイズのカップが見つからなくて中途半端に感じました。

ダイソー シェラカップに入るクリアケースがシンデレラフィット！

スクリュートップキーパーのスタッキングが中途半端だったし、何かシンデレラフィットするケースがないか探してみたところ、ダイソーで買える「シェラカップに入るクリアケース」がEPI アルミ3点食器セットとスタッキング出来ました。

ダイソー シェラカップに入るクリアケースも、お米をMAX一合入れて持ち運べます。

ダイソー シェラカップに入るクリアケースは簡易的なメモリも付いてるし、底がすり鉢型になっているため、EPI アルミ3点食器セットとほぼシンデレラフィットでスタッキング出来ました！

レビュー：EPI アルミ3点食器セット メリット

EPI アルミ3点食器セットをキャンプで実際に使ってみて感じたメリットをレビューします。

メリット①：コスパが高い！

EPI アルミ3点食器セットは値段が超リーズナブルなため、作りが甘いなど細かいことを気にしなければ、問題なく使えるコスパの高いクッカーセットです。

うちがメインとして使っているクッカーセットは、エバニュー バックカントリーアルミポット＋570FD＋400FDをスタッキングしたセットですが、全部定価で揃えると1万円を超えてしまいます。

EPI アルミ3点食器セットは約1/10の値段で購入出来るのに、作ってる料理は何も変わったないため（笑）、自己満足さえ除けばEPI アルミ3点食器セットの方が断然お得です！

メリット②：スタッキングすれば超コンパクト！

EPI アルミ3点食器セットはスタッキングすることでφ135mm×高さ68mmと、超コンパクトに持ち運ぶことが出来ます。

スタッキング後のサイズが薄いため、バックパックの中に入れても邪魔にならないし、合計165gと軽量なので重さも苦になりません。

お鍋を食べる時に使っているEBM アルミ田舎鍋 15cmと、EPI アルミ3点食器セットがシンデレラフィットでスタッキング出来ました。

スタッキングして持ち運べたことにより、EPI アルミ3点食器セットを使ってお米を炊き、田舎鍋でお鍋を作るってことも出来ました。

メリット③：食器だけど直火もOK！

EPI アルミ3点食器セットは食器という名前なだけあって、取り皿としてしか使えなさそうなイメージですが、直火で使っても問題なく利用出来ました。

焚き火台に突っ込む時は五徳サイズを気にしないといけないですが、ネイチャーストーブ ラージのゴトクには普通に置けましたし、安定感もありました。

焚き火で使うだけでなくバーナーやアルコールストーブでも調理出来るため、煤だらけにしたくないと考えてるキャンパーさんでも安心してEPI アルミ3点食器セットは使えます。

EPI アルミ3点食器セットのハンドルはステンレス製ですが、直火で使うとハンドルも熱くなってしまうため、火傷には注意してグローブを使うようにしましょう！

メリット④：ソロキャンプには十分な容量！

EPI アルミ3点食器セットを使って炊飯する場合、大カップは1合炊飯、小カップは0.7合くらいまでの量がちょうど炊きやすい容量です。

1合食べるのもキツい年齢になってきたため、小カップで0.5合炊いて、大カップでラーメンやスープを一人前作れば十分な量になりました。

まだまだたくさんの量を食べれるキャンパーさんであれば、もっと容量が大きいクッカーセットの方がおすすめですが、あまり量を食べれないキャンパーさんはEPI アルミ3点食器セットでも十分です。

メリット⑤：EPI アルミ3点食器セットで水蒸気炊飯が出来る！

キャンドゥで購入出来るシェラカップ用の網を底に敷くことで、EPI アルミ3点食器セットでも戦闘飯盒2型のような水蒸気炊飯が出来ます。

水蒸気炊飯をすれば絶対にクッカーが焦げつくこともないため、食後の掃除がとっても楽になります。

シェラカップよりもEPI アルミ3点食器セットがおすすめな理由

キャンプ＝シェラカップなイメージがありますが、うちはソロキャンプがメインだし、シェラカップとの相性が悪かったため、今はお家の中に転がってるだけで出番がありません。

ソロキャンプだとシェラカップよりもEPI アルミ3点食器セットがおすすめな理由をレビューします。

EPI アルミ3点食器セットはハンドルがたためる！

シェラカップはハンドルをたたむことが出来ないのが、ソロキャンプとの相性が悪い大きな理由です。

中にはハンドルがたためるシェラカップも売ってはいますが基本たためないため、ハンドル部分のスペースが収納時やスタッキングする時に邪魔になってしまいます。

EPI アルミ3点食器セットのハンドルはたたむことが出来るため、収納スペースも小さく済むし、スタッキングもしやすくなります。

一つ例にとると、EPI アルミ3点食器セットはハンドルがたためるおかげでスノーピーク アルミパーソナルクッカーなど内径14cmほどのクッカーの中にスタッキングして一緒に持ち運ぶことが可能です。

シェラカップはハンドル部分が邪魔をしてしまいスタッキングが出来ないため、両方持っていこうとすると、収納スペースが2倍必要になってしまいます。

シェラカップよりもサイドがそり立ってるため、こぼれにくい！

シェラカップは完全にすり鉢型になっている形が多いため、スープなどを入れるとこぼれやすいし、冷めやすいので思っている程使いやすいカップではありません。

EPI アルミ3点食器セットは底部分こそすり鉢型ですが、サイドはそり立ってるため、汁物を入れてもこぼれにくいですし、ハンドルも持ちやすいです。

EPI アルミ3点食器セットは収納ケースがなくてもばらけない！

EPI アルミ3点食器セットはフタがロックされて外れない作りとなっているため、収納ケースがなくてもバッグの中でバラバラにならずに持ち運べます。

シェラカップは同じシェラカップ同士スタッキング出来ますし、シェラカップ用のフタも販売されてますが、ロックはされないため収納ケースがないとばらけてしまいます。

EPI アルミ3点食器セットはシェラカップよりも安い！

シェラカップは100均などを除けば、安くても一個1000円くらいします。

EPI アルミ3点食器セットはシェラカップ1個とほぼ同じ価格で購入出来るため、下手にシェラカップを複数購入するよりもアルミ3点食器セットを購入した方が安く抑えれます。

唯一シェラカップが優れている点はメモリ付きな点ですが、それを差し置いてもソロキャンプで使うならシェラカップよりもEPI アルミ3点食器セットの方がおすすめです！

まとめ：EPI アルミ3点食器セットはコスパが最高

今回はEPI アルミ3点食器セットのレビューをまとめました。

EPI アルミ3点食器セットは安さ故のデメリットはありますが、値段を考えたら全然許せますし、普通に使う分には特に問題なく使えるソロキャンプ用のクッカーセットです。

「ソロキャンプを始めてみたいけど、クッカーセットはたくさんあるしどれにしようか悩み中・・・」って方であれば、とりあえずお試しで使ってみるのにもおすすめ出来るお値段だし、失敗したとしても後悔は少ないです。

EPI アルミ3点食器セットは食器ですが、直火でも使えますし、炊飯はもちろん、水蒸気炊飯も出来る優秀なクッカーセットです。

コスパはかなり高いため、クッカーの買い替えを考えているソロキャンパーさんも、初心者ソロキャンパーさんにもおすすめ出来るクッカーセットがEPI アルミ3点食器セットです！