キャンプや登山に一台あると何かと便利なシングルバーナー!
せっかくのアウトドアだからこそOD缶(OutDoor)対応のバーナーを使いたいと思ってるキャンパーさんも多いはずです!
ちょっとOD缶って響きに憧れてた(笑)
SOTOのOD缶バーナーといえば「ウインドマスター」が定番ですが、普段使いのキャンプにそこまでのスペックは必要ないなと考えているキャンパーさんにおすすめのOD缶バーナーが「SOTO アミカス SOD-320」です!
- 軽量&コンパクト
- 4本五徳で安定性が高い
- 風に強いバーナーヘッド
- 必要十分な火力
- 耐衝撃性が高い
バーナー
SOTO アミカスはエントリーモデルでありながら必要最低限以上のスペックを誇り、初めてのOD缶バーナーとしてトータルバランスの優れたコスパ最高の一台です。
SOTOの中で一番安いバーナー!
全然問題なく使えてる!
この記事ではSOTO アミカスの基本情報をはじめ、初めてのOD缶バーナーにSOTO アミカスをおすすめしたい理由をレビューします。
SOTO アミカス SOD-320
「アミカス」はラテン語で「友達・朋友」という意味があり、SOTO アミカスには一緒に冒険する相棒という意味合いが込められてます。
SOTO アミカスはコンパクト(手のひらサイズ)で、軽く(81g)持ち運ぶことができる、OD缶対応のシングルバーナーです。
SOTO アミカスの燃料はOD缶!
- 屋外使用での安定した火力
- コンパクトな形態性
- 値段が高い
- 入手しづらい
OD缶の「OD」は「OutDoor」の略で、名前の通りアウトドアでの使用を目的としたガス缶です。
OD缶はアウトドアで使うためのガス缶なだけあって、寒い時期でも安定した火力を出すことができ、110缶サイズのOD缶であればとってもコンパクトに持ち運ぶことも出来ます。
110サイズのOD缶が約190g!
SOTO アミカス(81g)と合わせて約270gで持ち運べる!
CB缶と比較すると価格が高く、アウトドア専門店や一部のホームセンターでしか買えないため、いざという時に入手はしづらいですが、出来るだけ荷物は軽くしたいと考えている登山家さんやソロキャンパーに人気があります!
SOTO アミカスをクッカーの中にスタッキング出来るコンボ!
SOTO アミカスは単品でも購入することは出来ますが、クッカーとアミカスがセットになったコンボも販売されています。
単品づつで買うよりも、ちょっとだけお得!
クッカーは自分で揃えるなら単品でもOK!
クッカーの中にアミカスとOD缶(250サイズ)をスタッキングしてまとめて持ち運ぶことが出来るため、登山家さんに人気なセットです!
SOTO アミカス ポットコンボ SOD-320PC
SOTO アミカス ポットコンボは、ニューリバーポットとアミカスがセットになったシンプルなクッカーコンボとなります。
ニューリバーポットが1000mlあるため、一人鍋をはじめ、ラーメンを作ったり、お湯を沸かしたりなど、一人分の簡単な調理をすることも可能です。
ニューリバーポットの中に、アミカスとOD缶(110・250サイズ)をスタッキングしてまとめて持ち運ぶことが出来ます。
セットがお得と思って購入したけど、結局ニューリバーポットは使わなくなった。
アミカスクッカーコンボ SOD-320CC
アミカスクッカーコンボ SOD-320CCは、1000mlのクッカー大と500mlのクッカー、2つのクッカーがセットになっているため、一人で贅沢に使うのはもちろん、2〜3人のキャンプ料理を作ることも出来ます。
ポット一個だけだと不安だしやっぱり取り皿も欲しい場合は、クッカー(大)で調理して、クッカー(小)をシェラカップのように使うことも可能です。
もちろん、アミカスとOD缶をスタッキングして持ち運ぶことも出来るため、キャンパーだけでなく登山家さんにも人気なコンボです!
【レビュー】SOTO アミカスのディティール
SOTO アミカスをレビューするために、まずは各部の名称を確認しておいてください。
SOTO アミカス サイズ
製品名 | SOTO アミカス SOD-320 |
---|---|
使用時サイズ | W76×D100×H86mm |
収納サイズ | W40×D43×H75mm |
ゴトク外径 | φ106mm |
ゴトク内径 | φ42mm |
重量 | 81g |
発熱量 | 3.0kW(2,600kcal/h)※1 |
使用時間 | 約1.5時間(SOD-725T 1本使用時)※2 |
点火方式 | 点火方式圧電点火方式 |
器具栓つまみ | ステンレス |
点火スイッチ | 樹脂 |
※2 気温25℃無風状態で点火後から30分間の燃焼データより算出(メーカー実測)
SOTO アミカスの使用時サイズはW76×D100×H86mmとなります。
110サイズのOD缶にセットした時の高さは約14.3cm、250サイズのOD缶にセットした時の高さは約16.8cmでした。
SOTO アミカスの収納サイズはW40×D43×H75mmと手のひらサイズしかないため、コンパクトに持ち運ぶことが出来ます!
SOTO アミカスに使用できるクッカーサイズ
SOTO アミカスの五徳は、根本がフックで引っかかってロックされているため、使用中に外れてしまう心配はありません!
五徳の先端にはギザギザの凹凸があるため、クッカーが滑り落ちたり横ずれを防ぐようにで設計されてます。
- QSOTO アミカスに使えるクッカーサイズは何センチまで?
- A
SOTO アミカスに使用できるクッカーサイズは直径15cmまでが安定して使えるサイズです。
SOTO アミカスの五徳は外径106mmと小さいため、大きいサイズのクッカーを使用すると不安定になります。
アミカスに限らずOD缶バーナーは、五徳の大きさがそれほど大きいわけではないため、大きいサイズのクッカーよりは、細めのクッカーの方が使いやすいです。
ケトルサイズがちょうど安定してた!
お湯を沸かしたり、一人鍋やスープくらいならSOTO アミカスでも十分に調理できますし、メスティンを使って炊飯することも出来ます。
SOTO アミカスは携帯性に優れたサイズ感!
SOTO アミカスの重さは約81gです。
計測してみたところ、本体のみが79.2g、本体+収納袋の重量は89.5gでした。
110サイズのOD缶(新品:約190g)を使う場合は、アミカスと合わせても270gほどしかないため軽量化を考えているキャンパーさんにおすすめです!
ちょっとOD缶の中身が減ってるから計測したら240gでした。
アミカスは収納時のサイズがW4×D4.3×H7.5cmと片手に収まるほど小さいので、クッカーどころかシェラカップやマグカップに収納することも出来ます。
携帯性に優れたサイズ感!
マイクロレギュレーターは非搭載!
出典:SOTO
SOTOのバーナーにはマイクロレギュレーターを備えたバーナーが数多くありますが、アミカスはエントリーモデルのため搭載されていません。
そのため、厳冬期にアミカスを使うと火力が弱まったり、つかなかったりパワーダウンします。
マイクロレギュレーターを簡単にまとめると火力が落ちにくい機能!
アミカスを5度以下で使うと、パワーダウンする恐れがあるため、極寒の冬キャンプや冬登山がメインのキャンパーや登山家さんにはおすすめできません。
マイクロレギュレーター搭載のOD缶バーナーはウインドマスターがおすすめ!
型番 | ウインドマスター SOD-310 | アミカス SOD-320 |
---|---|---|
使用時サイズ | 90×117×100mm | W76×D100×H86mm |
収納サイズ | 47×90×88mm | W40×D43×H75mm |
五徳径サイズ | 100mm/144mm | 106mm |
重量 | 67g | 81g |
発熱量 | 3.3kW(2800kal/h) | 3.0kW(2,600kcal/h) |
マイクロレギュレーター搭載のOD缶バーナーは、やっぱり定番のウインドマスター SOD–310がおすすめです。
ウインドマスターの名前の通り、耐風性能に優れたSOTOのフラッグシップモデルのため、冬の使用はもちろん、アミカスよりもコンパクトに持ち運べ、ハイパワーで使うことが出来ます!
ゆるキャン△のリンちゃんと一緒のバーナーがウインドマスター!
名前の通り風に強いバーナー!
SOTO アミカスが点火しない!
- QSOTO アミカスが点火しない・つかない場合は?
- A
点火スイッチが故障していたり、自然環境の影響で点火しない場合は、ガスを出してライターを使って着火することで点火します。
SOTO アミカスのイグナイターが故障していたり、ガスの出し過ぎや、気温・風・湿度等の自然条件によっては点火しないことがあります。
SOTO アミカスが点火しない時は、ガスを出してからライターを使って着火するようにしましょう!
点火スイッチが壊れた。
SOTO アミカスは点火に必要な電気回路を内部に装着しているため、着火性能と耐衝撃性が高いです。
しかし、うちのアミカスはイグナイターが壊れてしまい、押しても点火しません。
点火しないからライターでつけてたのですが、ドライバーで簡単に取り外すことは出来るため、分解してイグナイター部分を修理しました。
自分で修理するのは自己責任となるため、本来はSOTOのHPから依頼すれば修理してくれます。
クッカーの中心が焦げ付きやすい!
SOTO アミカスに限らずOD缶バーナーは炎が中央に集中するため、クッカーの真ん中部分が焦げ付きやすくなります。
フライパン調理などは真ん中だけが熱くなり焦げが偏ってしまうため、基本的にはお湯を沸かしたり、鍋を使った煮込み料理に向いてるバーナーです。
【レビュー】SOTO アミカスはコスパが高いOD缶バーナー
製品名 | SOTO アミカス SOD-320 |
---|---|
発熱量 | 3.0kW(2,600kcal/h)※1 |
使用時間 | 約1.5時間(SOD-725T 1本使用時)※2 |
※2 気温25℃無風状態で点火後から30分間の燃焼データより算出(メーカー実測)
SOTO アミカスは、SOTOから発売されているCB缶を含めた全バーナーの中で一番リーズナブルに購入することが出来ます。
値段は大事!!
エントリーモデルだから、壊れやすい、使い勝手が悪いわけではなく、キャンプで普通に使うのであれば、必要最低限以上のスペックもあるし、ちゃんと使えるバーナーです。
コスパが高いからこそ初めてのOD缶バーナーにおすすめしたい!
OD缶だからといって使い方が難しいわけでもなく、初心者さんでも簡単にSOTO アミカスを使うことが出来ます!
発熱量:3.0kW(2,600kcal/h)
製品名 | SOTO レギュレーターストーブ ST-310 | SOTO アミカス SOD-320 |
---|---|---|
発熱量 | 2.9kW(2,500kcal/h) | 3.0kW(2,600kcal/h) |
キャンパーに人気の高い定番のCB缶シングルバーナー「レギュレーターストーブ ST-310」の発熱量は2.9kWです。
数多くのキャンパーさんがレギュレーターストーブ ST-310を使ってお湯を沸かしたり、調理をしたりしているのに、ほぼ同じ発熱量のアミカス(3.0kW)が使えないわけがないです!
CB缶バーナーはどうしてもCB缶の部分がデッドスペースになるため、ソロキャンプ用のちっちゃいテーブルだとテーブルのスペースをほぼ占領してしまいますが、アミカスなどOD缶バーナーはサイズがコンパクトなため、テーブルの上を有効活用出来ます。
収納サイズもかなり違ってくるため、荷物をコンパクトにまとめたい、軽量化を考えているならアミカスやOD缶バーナーがおすすめです!
サイズ感を重視するならOD缶もあり!
風に強いすり鉢型のバーナーヘッド!
SOTO アミカスのバーナーヘッド部分は風に強いとされる「すり鉢型」になっています。
ヘッドのフチがリング状に立ち上がっているため中心に風が当たりにくく、炎が内側に向かって集まる構造になっています。
燃焼効率が下がらない工夫!
ただ、風が強くなると火力が弱まり燃費も悪くなってしまうため、風が強い日は風防で囲んでから使用することをおすすめします!
高さがある分20cmくらいの風防が必要!
SOTO アミカスに装着させたい風防
製品名 | OPTIMUS クリップオンウインドシールド |
---|---|
サイズ | 115×90×H103mm |
重量 | 87g |
材質 | アルミ製 |
SOTO アミカスに取り付けるタイプの風防は、他社製品になりますが「OPTIMUS(オプティマス)クリップオンウインドシールド」を装着することで風を遮ってくれます。
ちゃんと素早くお湯を沸かせる!
SOTO アミカスはエントリーモデルだし、ウインドマスターなどと比べると火力は弱いですが、問題なくお湯を沸かすことが出来ますし調理も出来ます!
トランギアケトル 0.6L(アルミ製)を、アミカスを使用して沸騰した時間を計測してみました。
気温 | 200ml | 400ml | 600ml |
---|---|---|---|
室内24度(無風)・蓋なし | 1分38秒 | 2分35秒 | 3分20秒 |
室内24度(無風)・蓋あり | 1分15秒 | 1分58秒 | 2分42秒 |
室外26度(弱風)・蓋なし | 1分58秒 | 2分49秒 | 3分45秒 |
室外26度(弱風)・蓋あり | 1分24秒 | 2分12秒 | 3分03秒 |
カップラーメンの待ち時間より早い!
SOTO アミカスを使っても問題なく、お湯を素早く沸かすことが出来ます!
マイクロレギュレーターは非搭載のため、寒冷地で使うと火力は弱まりますが、普通にキャンプをするのであれば、特に問題なく使用することが出来ます!
キャンプレベルであれば、十分なスペック!
まとめ:SOTO アミカスは初めてのOD缶バーナーにおすすめ!
今回はなぜ初めてのOD缶バーナーにSOTO アミカスがおすすめなのかレビューしました。
SOTO アミカス SOD-320はコスパが高く、キャンプで使う分には問題ないスペックがあるため、冬登山とか考えてないのであれば、アミカスレベルでも十分に使用出来ます!
コスパが高いからこそ初めてのOD缶バーナーにおすすめ!
コンパクトサイズでありながら風にも強く、火力も十分に出すことができ、セッティング・片付けも簡単なので、荷物の軽量化を考えているソロキャンパーさんにおすすめのOD缶バーナーです!
SOTO アミカスは「一緒に冒険する相棒」と言う名前の通り、軽くコンパクトにまとまるし、気軽に持ち運びしやすいので、初めてのOD缶バーナーにおすすめです。
楽にカップラーメンもホットコーヒーも作れる!
アウトドアの頼れる友になること間違いなし!
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