シンプルでレトロなデザインの「UCO キャンドルランタン」はキャンプで定番人気のキャンドルランタンです。
UCO キャンドルランタンはコンパクトに収納することができ携帯性に優れているため、特に荷物に制限のあるソロキャンパーさんに人気です。
サイトの雰囲気作りに役立ち優しい炎に癒されるランタンですが、UCO キャンドルランタンを使うとロウがベタベタとくっついてしまいロウを剥がすのが超めんどくさい・・。
スペアキャンドルも高くてコスパ悪いし・・。
手入れのめんどくささやコスパの悪さは、UCO キャンドルランタンを「オイル化」にカスタムすることで解決出来ます。
- 山椒の瓶を使ってオイルインサートを自作
- 市販のオイルインサートを購入
UCO キャンドルランタンをオイル化するためには、山椒の瓶などを使ってオイルインサートを自作するか、市販のオイルインサートを購入することで簡単にオイル化出来ます。
この記事ではUCO キャンドルランタンをオイル化すべき理由や、山椒の瓶を使ったオイルインサートの作り方、オイル化にカスタムしたUCO キャンドルランタンの使い勝手などをレビューします。
UCO キャンドルランタンはオイル化が必要!
製品名 | UCO キャンドルランタン ブラス | UCO キャンドルランタン アルミ |
---|---|---|
使用時サイズ | φ5×16.5cm | φ5×16.5cm |
収納サイズ | φ5×10.6cm | φ5×10.6cm |
重量 | 250g | 180g |
付属品 | キャンドル1本 | キャンドル1本 |
燃焼時間 | 約9時間 | 約9時間 |
材質 | 真鍮・ガラス | アルミ・ガラス |
UCO キャンドルランタンは真鍮製のブラスとアルミ製、2種類のランタンが販売されてます。
ふたつの違いは「重量」と「素材」が異なるだけで、サイズや使い方に関しては全く一緒だし、オイル化にカスタムするやり方も一緒です。
アルミはカラーがグレー・レッド・グリーン・イエロー・アルミと5色から選べる!
ブラスは金色のみ!
UCO キャンドルランタンはオイル化にして使うカスタムが人気です。
UCO キャンドルランタンにシンデレラフィットするオイルインサートも販売されていますし、山椒の瓶を使ってカスタムすることも出来ます。
なぜUCO キャンドルランタンをオイル化にするべきなのか、主な理由は二つあります。
- ロウの掃除がめんどくさい
- スペアキャンドルはコスパが悪い
手入れが必要
まずはUCO キャンドルランタンをオイル化へカスタムするべき理由をレビューします。
キャンドルを使うとロウの掃除が必要!
UCO キャンドルランタンは熱源にキャンドル(ロウソク)を使うのですが、キャンドルから溶けたロウが本体やガラスにこびり付いてしまい、使用後の掃除が超めんどくさいです。
ロウの融点は60℃のため、お湯に浸けてロウをとかしたり、ドライヤーで温めながら掃除したりなど色々な方法がありますが、どちらにせよ手入れが必要な時点でめんどくさいです。
UCO キャンドルランタンをオイル化することで、使用後の掃除や手入れの手間を省くことが出来るため、オイル化にカスタムするのがおすすめです!
スペアキャンドルはコスパが悪い!
製品名 | スペアキャンドル | スペアキャンドル ビーズワックス | スペアキャンドル シトロネラ |
---|---|---|---|
内容 | 3本セット | 3本セット | 3本セット |
重量 | 1本:約50g | 1本:約57g | 1本:約50g |
燃焼時間 | 約9時間 | 約9時間 | 約9時間 |
特徴 | 通常のキャンドル | 蜂蜜の香り付きアロマキャンドル | 虫除け効果のあるキャンドル |
UCO キャンドルランタンのスペアキャンドルは、アロマ系を含めると計3種類のキャンドルが販売されてます。
1本あたり約9時間と長く燃焼しますが、白い標準のキャンドルでも3本入り825円(税込)と中々強気な価格設定です。
価格 | 1時間燃焼時の値段 | |
---|---|---|
純正キャンドル:3本 | 定価 税込825円(1本:275円) | 約30円 |
パラフィンオイル(1L) | 1000〜1500円 | 約5〜7.5円 |
灯油(1L) | 約120円 | 約0.6円 |
UCO キャンドルランタンをオイル化した時の燃料は「パラフィンオイル」や「灯油」を使用します。
灯油は圧倒的にコスパは高いのですが、煤が多くて掃除がめんどくさいため個人的にパラフィンオイルがおすすめです!
1時間あたりのコスパを見ても、UCO 純正のキャンドルは1時間あたり30円と意外とランニングコストが高いためオイル化にして使った方がコスパにも良いしおすすめです!
オイル化した方が経済的!
掃除の手間も省けるし!
UCO キャンドルランタンをオイル化:オイルインサートの代用は山椒の瓶
UCO キャンドルランタンのオイル化は市販のオイルインサートを使っても出来ますが、山椒の瓶を使ってカスタムすることも出来ます。
まずはオイルインサートを作るのに必要なアイテムから紹介します。
S&B さんしょうの粉の瓶
S&Bからは塩や胡椒、ガーリックに七味などたくさんの調味料が販売されていますが、種類によって微妙に瓶のサイズが異なります。
UCO キャンドルランタンのオイル化に必要な瓶は「S&B さんしょうの粉」です!
次に紹介する「ムラエ LUNAX MINI MGT-4」の口金と「S&B さんしょうの粉」の瓶がシンデレラフィットするため山椒の瓶が必要です!
さんしょうの粉の中身は移し替えるか、うなぎをたくさん食べる!
麻婆豆腐に入れても美味しい!
ムラエ LUNAX MINI MGT-4の口金
オイルランタンの販売しているメーカーとして有名な「ムラエ」のミニオイルランタン「LUNAX MINI MGT-4」の口金が山椒の瓶とシンデレラフィットします。
ただ、最近は「ムラエ LUNAX MINI MGT-4」を買える場所が全然ない・・。
オイルランタン単品を手に入れるのが難しい。
正確にサイズを計測したことがないのですが、カインズに行った時に「カメヤマキャンドルハウス プチボトル 4H」が売ってました。
カメヤマキャンドルハウス プチボトル 4Hの口金サイズに合う瓶をセットすれば、同じようにオイルインサートが作れそうです。
カメヤマキャンドルは手に入りやすい!
ただ、価格を考えると市販のオイルインサートを買った方が安い・・。
替え芯(ウィック):3mm
ムラエ MGT-4純正の芯(ウイック)だと山椒の瓶に合わせた時に長さが短いため、別途3mmの太さの替え芯が必要です。
グラスファイバー製の芯の方が火のつきが良いのですが、綿のロープやタコ糸などでも代用することが出来ます。
3mmの太さだけ間違えなければOK!
セロハンテープ
口金に替え芯を通そうとしても、先端が開いてしまって通しにくいため、セロハンテープで先端を縛り芯を通しやすくさせます。
糸を通すための裁縫道具などがあるのであれば、セロハンテープではなく他の代用品でもOKです。
UCO キャンドルランタンをオイル化:オイルインサート 組み立て方
山椒の瓶・口金・替え芯を使ってUCO キャンドルランタンのオイルインサートを組み立てます。
自作と言っても山椒の瓶などパーツを組み合わせるだけのため、誰でも簡単にオイルインサートは完成します!
- STEP1山椒の瓶の中身を移しラベルも剥がす
- STEP2口金に芯(ウイック)を通す
- STEP3口金を山椒の瓶に取り付ければ完成
STEP1:山椒の瓶の中身を移しラベルも剥がす
さんしょうの粉が使いきれなかった場合は中身を別の容器に移し、洗浄して乾かしておきます。
ラベルはビニールタイプのため簡単に剥がせます。
ラベルを剥がせばオイルの残量をチェックしやくすい!
これで下準備は完成!
STEP2:口金に芯(ウイック)を通す
替え芯の長さは山椒瓶の高さが約8cmのため、10cm以上は必要です。
芯は使用する度に短くなっていくため、あらかじめ長めにカットしておけば交換する頻度が減ります。
芯をそのまま口金に通すのは難しいため、先端にセロハンテープを巻いて細くしておき、クルクルと回しながら入れると先っぽが出てきます。
あとはキュッと引っ張るだけ!
芯を口金の穴に通し終えたら、セロハンテープを外しておきます。
STEP3:口金を山椒の瓶にセットすればオイルインサートの完成!
最後は芯を通した口金を山椒の瓶に取り付けたら、UCO キャンドルランタンのオイルインサートが完成します!
芯を入れるのがめんどくさいけど、簡単に作れる!
オイルインサートが着火するか確認
山椒の瓶で作ったオイルインサートが、実際にちゃんと着火できるのか確認してみます。
- STEP1パラフィンオイルを入れて芯にオイルを浸透させる
芯(ウィック)はオイルを吸い上げないことには着火しません。
山椒の瓶の中にパラフィンオイル(灯油)を入れて、10分ほど芯がオイルを吸い上げるのを待ちます。
燃料は入れすぎると不完全燃焼を起こすため、8分目あたりまで入れときます。
- STEP2着火
口金から出てる芯は長ければ炎が大きくなり、短いと炎が小さくなります。
芯が長すぎると炎がトップに当たるため、1mm〜MAX3mmくらいの長さで調整して着火します。
むすめ。着火は問題なし!
UCO キャンドルランタンをオイル化:本体にオイルインサートをセット
山椒の瓶で作ったオイルインサートをUCO キャンドルランタンにセットします。
キャンドルがオイルインサートに変わっただけのため、通常のキャンドルの交換と基本やり方は一緒です。
- STEP1UCOキャンドルランタンをばらす
- STEP2キャンドルとオイルインサートを交換
- STEP3組み立てなおして完成
STEP1:キャンドルを取り出す
まずはキャンドルを交換する時と同じように、UCO キャンドルランタンをバラします。
STEP2:キャンドルとオイルインサートを交換
キャンドルが入っていた筒にオイルインサートを入れ替えるのですが、オイルインサートは斜めにするとオイルがこぼれてしまうため、こぼさないよう注意しながら交換します。
STEP3:本体にセットしなおせば完成
オイルインサートに入れ替えたら、UCO キャンドルランタンを組み立て直して完成です。
UCO キャンドルランタンをオイル化:使い方
オイル化にカスタムしたUCO キャンドルランタンの着火や消し方などの使い方や、実際にキャンプで使ってみて感じた使い勝手などをまとめてレビューします。
オイル化したUCO キャンドルランタンを着火!
- STEP1ホヤガラスを下げて着火
着火はキャンドルの時と同じように、ホヤガラスを下げてから着火します。
- STEP2着火したらホヤガラスを上げる
炎が着火したらホヤガラスを上げて炎を風から守ります。
UCO キャンドルランタンはそこまで風に強いランタンではないため、風が強いと火が消えてしまいます。
オイル化したUCO キャンドルランタンの燃焼時間は?
容量 | 燃焼時間 | |
---|---|---|
山椒の瓶 | 30ml | 約6時間 |
山椒の瓶は約30mlのパラフィンオイルが入ります。
芯の長さを約1mmにセットして燃焼させてみた結果、約6時間燃焼しました。
芯を長くすれば、その分燃焼時間は短くなる。
暗くなってから火を灯してから寝る時まで、特に燃料を継ぎ足すこともなくオイル化したUCO パラフィンオイルで過ごすことが出来ました。
UCO キャンドルランタンは本体横の窓から残量の確認が出来ます。
山椒の瓶のラベルを剥がしておくことで、燃料がどれくらい残っているのかが確認しいやすいです。
市販のオイルインサートはアルミや真鍮製で作られているタイプが多いため、残量がどれくらい残ってるのかがわかりませんが、山椒の瓶だと簡単に残量を確認出来ます。
炎の消し方&収納
UCO キャンドルランタンの炎の消し方は息を吹きかけるか、上フタを下にガシャンと下ろすことで消化が出来ます。
使用中や使用後は本体が超熱くなっているため、火傷には注意してください!
実際火傷した。
山椒の瓶で作ったオイルインサートはUCO キャンドルランタンにシンデレラフィットするため、収納したまま持ち運ぶことは出来ますが、オイルが残ったまま持ち運ぶと口金の隙間からオイルが漏れます。
UCO キャンドルランタンを安全に持ち運ぶためにも、パラフィンオイルは燃料ボトル(フューエルボトル)に入れておいた方が安心です。
一回分の燃料(30ml)だけ持っていくのであれば、100均で買えるボトルやナルゲンなどの小さなミニボトルが持ち運びしやすいです。
フュアーハンドランタンなどと併用して使う場合は、大きめのフューエルボトルを準備しておけば両方対応出来ます。
UCO キャンドルランタンをオイル化:市販のオイルインサート
UCO キャンドルランタンはキャンパーに大人気のランタンなだけあって、色々なメーカーからオイル化するためのオイルインサートが販売されています。
山椒の瓶を使ってオイルインサートを作るよりも、初めからオイルインサートを購入した方がリーズナブルな噂もチラホラ・・(笑)
口金を買う値段でオイルインサートが買える。
市販のオイルインサートは中身が見えないアルミ製や真鍮製が多いですが、オイル漏れを防ぐキャップ付きも多いため、わざわざ燃料ボトルを持って行かなくても持ち運べます。
ブッシュクラフト オイルインサートキャンドル
製品名 | オイルインサートキャンドル45 2.0 | オイルインサートキャンドル90 2.0 |
---|---|---|
サイズ | 直径28×高さ40×高さ(キャップ込み)45mm | 直径28×高さ85×高さ(キャップ込み)90mm |
容量 | 10ml | 20ml |
重量 | 30g | 40g |
燃焼時間 | 2時間 | 4時間 |
UCO キャンドルランタン用のオイルインサートとして人気が高いのが「ブッシュクラフト オイルインサート キャンドル」です。
サイズは2種類販売されており、小さいタイプは2時間、大きいタイプは4時間燃焼します。
経年変化を楽しめるかっこいい真鍮で作られたオイルインサートのため、UCO キャンドルランタン ブラスと合わせて使ってもかっこいいです!
SRECNO オイルランプミニ
製品名 | SRECNO オイルランプミニ |
---|---|
サイズ | 直径27.6×高さ90mm |
容量 | 100ml |
重量 | 38g |
燃焼時間 | 約6時間 |
SRECNO オイルランプミニは100mlと大容量タンクを搭載したオイルインサートのため、長時間灯りを楽しめます。
UCO キャンドルランタンのオイルインサートとしてかなりリーズナブルに購入出来ますし、アルミ製のため38gと超軽いです!
100mlで6時間しか燃焼しないという説明が少し引っかかりますが、芯の長さを調整すればもう少し長く燃焼させておくことも出来そうです。
まとめ:UCO キャンドルランタンはオイル化へカスタムがおすすめ
今回はUCO キャンドルランタンをオイル化するカスタムをまとめてレビューしました。
山椒の瓶を使ってオイルインサートを作るのも簡単だし、市販のオイルインサートであれば何も加工することなくすぐにオイル化出来ます!
現状「ムラエ ルミナックス MGT-4」が入手しづらい状況となっているため、市販のオイルインサートを購入した方が早いしリーズナブルです。
山椒の瓶だけでなく、栄養ドリンクの瓶とホームセンターで買えるアンカーボトルを使ってオイルインサートを自作するやり方もあります。
めんどくさいし、市販のオイルインサートを買った方が早い!
UCO キャンドルランタンはオイル化にカスタムした方がキャンドルよりもコスパが高いし、ロウ掃除の手間を省くことができるので、使い勝手が格段にアップします!
2度とキャンドルには戻れない!
UCO キャンドルライトのオイル化はメリットだらけ!
特段、UCO キャンドルランタンのオイル化に難しさや注意点がある訳でもないし、簡単にオイル化へカスタムが出来るため、是非試してみてください!
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