欠点はカスタムで対策！レギュレーターストーブ ST-310 7つのデメリット

SOTO レギュレーターストーブ ST-310は、キャンパー人気の高い定番シングルバーナーです。

レギュレーターストーブ ST-310はCB缶使うバーナーでありながらもマイクロレギュレーターのおかげで火力が強いため、キャンプで大活躍します！

ただ、レギュレーターストーブ ST-310は無駄な機能は全て省き軽量化したシンプルな構造のため、そのまま使うにはスイッチが押しづらい、風に弱いなど、色々と残念なデメリットがあります。

これらのデメリットは大抵カスタムすることで対策することが可能で、SOTO レギュレーターストーブ ST-310には、純正のオプションパーツはもちろん、他社からも豊富な量のカスタムパーツが販売されています！

この記事では、SOTO レギュレーターストーブ ST-310を使ってみて感じた7つのデメリットと、デメリットを対策するためのカスタムをレビューします。

SOTO レギュレーターストーブ ST-310 7つのデメリット

SOTO レギュレーターストーブ ST-310はCB缶が使えるため、ガス缶をお家にあるカセットコンロと併用して使うことが出来るし、キャンプで使っても火力は申し分ないし、使いたい時にすぐ使える便利なシングルバーナーです！

レギュレーターストーブ ST-310はキャンプに役立つ便利なバーナーですが、いざ使ってみると、スイッチが押しにくい、風が吹くとお湯が沸かない、五徳に触れて火傷したなどのデメリットがあり、不便さや物足りなさも感じます。

まずはSOTO レギュレーターストーブ ST-310を使ってみて感じた、7つのデメリットをレビューします。

デメリット①：点火スイッチが押しにくい！

SOTO レギュレーターストーブ ST-310の点火スイッチはとっても小さく、すごく押しにくい下の方にあります。

レギュレーターストーブ ST-310を連続して使う時などは、五徳がとても熱くなっているため、スイッチを押そうとする時に五徳に触れてしまうと火傷してしまう恐れがあります。

火傷をしないためにも、スイッチを押しやすくするためにも、対策として点火アシストレバーが販売されているので、取り付けてカスタムをしておくことをおすすめします！

デメリット②：点火しない・火がつかない！

点火スイッチ部分のイグナイター（電子式着火装置）が故障してしまうと、点火スイッチを押してもスカした感じで何も反応せず、火がつかない状態となります。

うちのレギュレーターストーブ ST-310はボロボロに使い込んでますが、まだスイッチを押してもちゃんと点火はしますが、同じSOTOのOD缶バーナー「アミカス」はイグナイターが壊れてしまい、押しても点火しません。

とりあえずイグナイターを取り外して分解してみて、どこが壊れているのかが分かれば自分で修理することも出来ます。

自分で修理するのは完全に自己責任となるし保証対象外のため、よくわかんない場合はSOTOのHPから修理の申し込みが出来るのでプロに任せちゃいましょう！

対策：点火しないならライターで着火！

SOTO レギュレーターストーブ ST-310の火がつかない、点火しない時に修理を出すのもめんどくさい場合は、ガスをちょっと出してからライターを使って着火して点火させることも出来ます！

デメリット③：使用後は五徳が超熱い！

SOTO レギュレーターストーブ ST-310を点火すると、当たり前ですが火によって五徳がとっても熱く熱されます。

しかも五徳には滑り止めも付いてないため、点火スイッチを押すときとかに支えてないとズルズルと滑ってしまいます。

火傷防止のためにも、滑り止め防止のためにも、五徳にシリコンカバーなどの五徳カバーを取り付けるカスタムをしておくことをおすすめします！

デメリット④とろ火（弱火）が苦手！

SOTO レギュレーターストーブ ST-310の火力はマイクロレギュレーターのおかげで強いのですが、弱火（とろ火）が苦手です。

かと言って強火にすると火が一点に集中して当たるため、クッカーの真ん中だけが焦げてしまいます。

SOTO レギュレーターストーブ ST-310の火力対策は、バーナーパットを使うことで一点集中の「炎」を、赤外線の「熱」に変換してくれます。

デメリット⑤：風に弱い！

SOTO レギュレーターストーブ ST-310のバーナーヘッドは盛り上がっていて剥き出しな状態のため、風が吹くと火が逃げてしまい、お湯を沸かすのにも時間がかかり燃費も悪化します。

風に関しては風防をレギュレーターストーブ ST-310に取り付けるカスタムをしたり、回りに風防を置いて対策することが出来ます。

デメリット⑥：収納袋がペラペラで破ける

SOTO レギュレーターストーブ ST-310に付属している収納袋は、縫製がかなり雑なナイロン製のペラペラな収納袋です。

そのため、ST-310本体の金属パーツに引っかかったりすると縫製が解けてしまい、中の糸が飛び出してぐしゃぐしゃになり、本体にも糸がめっちゃ絡まります。

最終的には収納袋のサイドが破けてしまいました。

デメリット⑦：サビる

完全に自分の不注意とめんどくさがりな性格が原因ですが、クッカーの吹きこぼれなどを掃除せず放置したらすぐにサビます。

サビは金属ブラシなどを使って頑張って取り除くしかないため、錆びさせないためにも使用後のメンテナンスは大事です！

レギュレーターストーブ ST-310 カスタム①：点火スイッチ

押しにくいSOTO レギュレーターストーブ ST-310の点火スイッチは、点火アシストレバーを取り付けるカスタムをすることで対策することが出来ます。

レギュレーターストーブ専用 点火アシストレバー ST-3104

製品名	レギュレーターストーブ専用 点火アシストレバー ST-3104
サイズ	22×40×40mm
重量	6g

SOTO純正から点火アシストレバーが販売されているため、レギュレーターストーブ ST-310に取り付けることで簡単にカスタムが出来ます！

ちっちゃくて押しにくいレギュレーターストーブ ST-310の点火スイッチですが、点火アシストレバーを取り付けることで押す部分が大きくなり、安全にワンプッシュで点火させることが出来るようになります！

サードパーティ製 点火アシストレバー

SOTO純正の点火アシストレバーは樹脂製ですが、サードパーティ製は金属製の重厚感ある点火アシストレバーなど色々販売されています。

人と被らないように自分だけのレギュレーターストーブ ST-310にカスタムするなら、サードパーティ製のアイテムを使ってカスタムするとオリジナル感を出すことが出来ます！

2022年新作 Range ST-340は点火アシストレバーが標準装備

製品名	レギュレーターストーブ Range ST-340	レギュレーターストーブ ST-310
使用時サイズ	166×142×110mm	166×142×110mm
収納サイズ	144×70×110mm	140×70×100mm
五徳径サイズ	130mm	130mm
重量	360g	330g
発熱量	3.3kW（2,800kal/h）	2.9kW（2,500kal/h）

2022年に発売されたばっかりの「レギュレーターストーブ Range ST-340」は、レギュレーターストーブ ST-310よりも更に高火力で使え、火口が大きくなったSOTOの技術が詰まった最新作バーナーです。

レギュレーターストーブ ST-310に「点火アシストレバーを標準装備して欲しい！」という要望が多かったのか、レンジST-340には「点火アシストレバー」が標準装備されています。

レギュレーターストーブ ST-310 カスタム②：五徳カバー

使用後に超熱くなるし、滑りやすいSOTO レギュレーターストーブST-310の五徳には、五徳カバーを取り付けるカスタムをすることで対策することが出来ます！

レギュレーターストーブ専用 アシストグリップ ST-3105

出典：SOTO

製品名	レギュレーターストーブ専用 アシストグリップ ST-3105
サイズ	直径８×長さ90mm（１本）
重量	2g×4本

SOTO レギュレーターストーブ ST-310の五徳カバーは、純正だと「アシストグリップ ST-3105」と点火アシストレバーがセットになった「カラーアシストセット」が販売されています。

アシストグリップ（ST-3105）は、AMAZONなどの通販サイトからは購入することが出来ず、「新富士バーナー通信販売」のみからの販売となっています。

レギュレーターストーブ専用 カラーアシストセット

製品名	レギュレーターストーブ専用 カラーアシストセット
カラー	オレンジ・イエロー・ブルー

カラーアシストセットは、「点火アシストレバー」と「アシストグリップ」がセットになっており、オレンジ・イエロー・ブルーの3色から選んでカスタムすることが出来ます！

セリア バーナー用シリコンチューブ

品名	セリア バーナー用シリコンチューブ4P
カラー	ブラック・グリーン
サイズ	約φ6mm（内寸φ4mm）×長さ120mm（1本）
重量	約2.5g（1本）
原料樹脂	シリコーンゴム
耐熱温度	200℃

SOTO レギュレーターストーブ ST-310の五徳カバーは100均で買うことも出来ます！

セリア バーナー用シリコンチューブはSOTO レギュレーターストーブ ST-310のために作られているなと感じる程シンデレラフィットします！

セリアの五徳カバーをレギュレーターストーブ ST-310に取り付けて使っても、ちゃんと滑り止めは効くし、耐熱効果もしっかりとあるため、問題なく使うことが出来ます！

レギュレーターストーブ ST-310 カスタム③：風防

風に弱いSOTO レギュレーターストーブ ST-310は、風防を取り付けるカスタムで対策したり、周りを風防で囲むことで風を対策する必要があります。

レギュレーターストーブ専用 ウインドスクリーン ST-3101

製品名	レギュレーターストーブ専用 ウインドスクリーン ST-3101
サイズ	幅165×奥行15×高さ95mm
重量	23g×2枚
材質	ステンレス

SOTO レギュレーターストーブ ST-310 純正の風防「ウインドスクリーン ST-3101」は、五徳に取り付けるだけで、簡単に風を遮ることが出来ます。

ウインドスクリーンを取り付けることで、500mlのお水を沸かすのに風防のあり・なしの比較で約3分ほど早く沸かすことが出来ます！

ただ、SOTO純正のウインドスクリーンにはひとつ大きなデメリットがあり、五徳カバーとの併用が出来ません。

五徳カバーを取り付けると、厚みによってウインドスクリーンを取り付けることが出来なくなるので、どちらか一方のカスタムを選ばないといけなくなります。

100均のお菓子作りに使う「抜型」を風防に代用！

SOTO レギュレーターストーブ ST-310のバーナーヘッドに取り付けるタイプの風防は、サードパーティからもたくさん販売されているため、お気に入りの風防を選んでカスタムすることが出来ます！

バーナーヘッドに取り付けるタイプ以外にも、遮熱板テーブルと一体になった風防もあるため、収納スペースをアップしたいならテーブル一体型も活躍します。

SOTO レギュレーターストーブ ST-310の風防を安く済ませたいなら、やっぱり100均です。

ダイソーやセリアで買えるクッキー作りなどに使う「抜型」が、SOTO レギュレーターストーブ ST-310のバーナーヘッドにシンデレラフィットするため、風防として代用することが出来ます！

自己責任の元、100均の抜型を風防にしてレギュレーターストーブ ST-310を使ってみましたが、特に問題なく使用することは出来ましたし、風も防いでくれました！

スタンド型風防でレギュレーターストーブ ST-310を囲む

SOTO レギュレーターストーブ ST-310に取り付けてカスタムするための風防を使わなくても、スタンド型の風防でレギュレーターストーブ ST-310を囲めば、風を防ぐことが出来ます。

風が吹いている方向がわかれば、風上に風防を置けば解決するし、スタンド型風防を使えば確実に風を遮ることが可能です。

レギュレーターストーブ ST-310 火力対策：バーナーパット

とろ火（弱火）が苦手だし、強火にしても一点集中型の炎となってしまうSOTO レギュレーターストーブ ST-310の対策は、バーナーパットを使用することで解決出来ます！

ユニフレーム バーナーパット M

バーナーパットを使うことで炎が分散し、強い火力を赤外線の熱に変えてくれるため、とろ火状態も簡単に作ることができ、クッカー全体を均等に加熱してくれるので焦げ付きにくくなります。

ユニフレーム バーナーパット Mサイズは、SOTO レギュレーターストーブ ST-310に合うサイズ感で、五徳の上に置くだけと使い方も簡単です！

ユニフレーム ミニロースター

ユニフレーム ミニロースターは、バーナーパットと網がセットになっているため、熱を赤外線に買えることが出来るし、遠赤外線効果がある焼肉や、トースト・お餅などを焼くことが出来ます。

ユニフレーム バーナーパットは四角形ですが、ミニロースターは丸い分、五徳に乗せた時のフィット感が高く感じます。

レギュレーターストーブ ST-310 収納ケース

SOTO レギュレーターストーブ ST-310の収納袋が破けてしまったため、代わりとなる収納袋や収納ケースが必要となりました。

レギュレーターストーブ用 マルチケース ST-3103

製品名	レギュレーターストーブ用 マルチケース ST-3103
サイズ	幅210×奥行145×高さ80mm
重量	140g
表面素材	合成皮革

SOTOもレギュレーターストーブ ST-310の収納袋がちゃちいことを理解しているのか、ちゃんとしたハードタイプの収納ケースを販売しています。

レギュレーターストーブの他にもウインドスクリーンやライターなどの小物を一緒にまとめて収納することが出来ます。

100均で買える巾着や、お家を探すと出てくるナイロン袋

SOTO レギュレーターストーブ ST-310に付属していた収納袋でも、破れる前までは特に問題なく使うことが出来ていたため、わざわざハードケースを買わなくても巾着袋やナイロン袋で代用することが出来ます。

100均に行けば、巾着袋やナイロン袋はいっぱい売ってるし、お家の中を探せば何かを収納していたのであろう巾着袋やナイロン袋が出てくるはずです（笑）

うちのレギュレーターストーブ ST-310はサビすぎて他のギアにサビ移りしそうなため、収納袋に入れてますが、綺麗なら収納袋がなくても裸のままバッグに突っ込んで持ち運ぶことも出来ます！

まとめ：ST-310のデメリットはカスタムで解決！

今回はレギュレーターストーブ ST-310のデメリットと、デメリットを解決するためのカスタムをレビューしました。

SOTO レギュレーターストーブ ST-310は、無駄を省いたシングルバーナーのため、その分使いにくさやデメリットが多々ありますが、自分が気になったデメリットはカスタムすることで解決出来るのも人気の秘密です。

カスタムするためのオプションパーツも純正からたくさん販売されてますし、レギュレーターストーブ ST-310は人気なシングルバーナーなだけあって、サードパーティからも紹介しきれないくらいたくさんのカスタムパーツが販売されてます。

デメリットをカスタムで解決する方法を紹介しましたが、更に使いやすくするカスタムや、ただおしゃれに使いたいだけのカスタムなど、SOTO レギュレーターストーブ ST-310のカスタムパーツは本当にいっぱいあるため、自分が使いやすいシングルバーナーへ進化させてください！