SOTO レギュレーターストーブ ST-310は、CB缶を使って気軽に使えるし、カスタムもしやすいため、キャンパーに圧倒的に人気が高いシングルバーナーです!
お家のカセットコンロみたいにガスを入れてスイッチを押すだけとは違い、SOTO レギュレーターストーブ ST-310を使うためには組み立ててからの点火になります。
使い方を間違えると、火傷やガス漏れの危険がある!
SOTO レギュレーターストーブ ST-310のスイッチはちっちゃいし、点火したら脚がめっちゃ熱いし、CB缶の付け方を間違えたらガス漏れするしなど、使い方にはいくつか注意点があります。
アウトドア用バーナーならではの注意点!
この記事では、SOTO レギュレーターストーブ ST-310の組み立てや点火、収納などの使い方を、使用上の注意点を踏まえながら徹底的にレビューします!
SOTO レギュレーターストーブ ST-310の使い方:燃料はCB缶
ガス缶の種類 | CB缶(Cassette Gas Bombe) | OD缶(Out Door) |
---|---|---|
価格 | ◎ | × |
火力 | △ | ◎ |
寒冷地 | △ | ◎ |
買いやすさ | ◎ | △ |
キャンプや登山など、アウトドアで使用するバーナー(ストーブ・コンロ)の燃料は、CB缶とOD缶の2種類があります。
SOTO レギュレーターストーブ ST-310は、コンビニやスーパーなどで気軽に安く入手することができるCB缶を使用します!
CB缶が使えるのもST−310が人気な理由!
レギュレーターストーブ ST-310の燃料はCB缶!
- 値段の安さ
- 入手しやすい
- OD缶より火力が弱い
- 寒さに弱い
CB缶は「Cassette Gas Bombe」の略で、カセットコンロでよく見るあのカセットガスです!
山奥や田舎へと行くことが多いキャンプですが、万が一燃料が切れてしまっても、日本全国あっちこっちにスーパーやコンビニがあるため、CB缶は手軽に手に入ります。
SOTO レギュレーターストーブ ST-310は、CB缶を使用するシングルバーナーのため、OD缶バーナーと比較するとコスパも高いし、お家のカセットコンロと燃料を併用して使うことも出来ます。
お財布に優しい!
SOTO純正のCB缶を使うべき?
SOTOに限らず、基本的にどのメーカーさんも自社製ガス以外の使用は認めていません。
製品名 | SOTO レギュレーターストーブ ST-310 |
---|---|
発熱量※1 | 2.9kW(2,500kcal/h) |
使用時間※2 | 約1.5時間(ST-760 1本使用時) |
使用容器 | SOTO製品専用容器(ST-760、ST-700) |
※2 気温25℃無風状態で点火後から30分間の燃焼データより算出。
取扱説明書に記載されているスペックも、純正の燃料を元に発熱量や使用時間を試算しているため、純正以外のCB缶を使ってるにも関わらずパワーが弱いとか、燃焼時間が短いと言ったクレームは受け付けてはいません!
一応どこのメーカーのCB缶を使っても火はつきますが、「よそのガスを使って壊れても保証はしないしですよ」ってスタンスです。
あくまでも自己責任!
企業からしたらそう言うしかないし。
SOTO純正のCB缶は、 パワーガス(ST-760)は名前の通りパワーが強く、CB缶の弱点でもある寒さを克服したCB缶のため、冬でも高火力でレギュレーターストーブ ST-310を使うことが出来ます!
純正ならではのメリット!
SOTO レギュレーターストーブ ST-310の使い方:組み立て
SOTO レギュレーターストーブ ST-310の使い方を解説するために、まずは各部の名称を確認しておいてください。
- STEP1脚と遮熱板を開く
- STEP2CB缶をセット
SOTO レギュレーターストーブ ST-310の組み立ては、脚と遮熱板を開いて、CB缶を取り付けるだけのため、簡単に使うことが出来ます!
組み立てをする際の注意点を踏まえながら解説します。
STEP1:脚と遮熱板を開く
遮熱板をボンベホルダーの方まで回して、閉じてる4本の脚を(五徳)を開きます。
脚の下についてるバネを押さなくても開く!
開くとバネがロックされる!
脚を4本開き終わったら、しっかりとロックが掛かってるか確認して遮熱板を上げます。
ロックが掛かったら脚は動かない!
STEP2:CB缶をセット
ガス漏れを防ぐために、器具栓つまみを時計まわりに回して、完全に回らなくなるまで閉じているのか確認します。
誤ってガス漏れして引火したら大変!
CB缶をセットするときは、レギュレーターストーブ本体の接続部分の向きをチェックしてください!
CB缶を接続する黒い凸部分が上になってるとCB缶はセット出来ないため、凸部分が斜め横になっていることを確認します。
手で回せば簡単に動かせる!
CB缶の切り込みと、ボンベホルダーの凸部分噛み合わせてCB缶を押し込み、時計回りに約60度くらい回し、凸部分がちゃんと真上になっていたらCB缶の取り付けはOKです!
ガス漏れが続いてる場合はちゃんとセットが出来てないから、再度セットしなおしてみる!
注意点はガス缶の向きくらいで、SOTO レギュレーターストーブ ST-310は基本的には簡単に組み立てることが出来ます!
SOTO レギュレーターストーブ ST-310の使い方:点火・消火
- 点火つまみを反時計まわりに回してスイッチを押す
- 火力調整器具栓つまみを回して火力を調節
- 反時計まわり:火力を強く
- 時計まわり:火力を弱める
- 消火時計まわりに回して消火
SOTO レギュレーターストーブ ST-310の使い方:点火・火力調整・消火のやり方を注意点を踏まえながらレビューします。
点火
器具栓つまみを反時計回りに回すと「プシュー」とガスの出る音がします。
ガスが出る音を確認したら、バルブの下にある黒い点火スイッチを押すことで点火が出来ます。
- QSOTO レギュレーターストーブ ST-310が点火しない・つかない時は?
- A
スイッチが故障すると、押してもカチッと音がしないし、点火が出来なくなります。その場合は修理に出すか、ライターを使って点火させるしかありません。
イグナイターが故障したり、気温や風などの自然条件、ガスの出し過ぎなどでレギュレーターストーブ ST-310が点火しないことがあります。
イグナイターが故障した場合は、SOTOに修理の依頼をすることで補償期限内であれば無償で修理できますし、保証外の場合も有償で修理を受け付けてます。
自分でイグナイターの修理をする場合は、補償対象外のため完全に自己責任となります。
注意点①:点火スイッチは押しにくい!
SOTO レギュレーターストーブ ST-310をカスタムしていないノーマルの状態で使うと、点火スイッチは小さくて押しづらい場所にあるため、とっとも押しにくいです。
下手したら火傷する!
スイッチが押しにくい対策として、レギュレーターストーブ ST-310の純正パーツとして「点火アシストレバー」が別途販売されています。
必須にして欲しいくらい便利!
点火アシストレバーをレギュレータストーブ ST-310にセットすることで、広いレバーを押すだけで簡単にワンプッシュで点火が出来ます!
2022年新作 Range ST-340は点火アシストレバーが標準装備
製品名 | レギュレーターストーブ Range ST-340 | レギュレーターストーブ ST-310 |
---|---|---|
使用時サイズ | 166×142×110mm | 166×142×110mm |
収納サイズ | 144×70×110mm | 140×70×100mm |
五徳径サイズ | 130mm | 130mm |
重量 | 360g | 330g |
発熱量 | 3.3kW(2,800kal/h) | 2.9kW(2,500kal/h) |
2022年に発売されたばっかりの「レギュレーターストーブ Range ST-340」は、レギュレーターストーブ ST-310よりも更に高火力で使え、火口が大きくなったSOTOの技術が詰まった最新作バーナーです。
レギュレーターストーブ ST-310に「点火アシストレバーを標準装備して欲しい!」という要望が多かったのか、レンジST-340には「点火アシストレバー」が標準装備されています。
やっぱり点火アシストレバーは必要!
ST-310の進化版!
注意点②:クッカーを載せて点火するのは厳禁!
SOTO レギュレーターストーブ ST-310を点火する時に、クッカーを載せたまま点火すると、ぶつかってクッカーが落ちてしまう恐れがあります。
そのため、点火する時はクッカーなどは載せずに点火するようにしてください!
中身を全部溢したら大変。
注意点③:輻射熱に注意!
スペック | SOTO レギュレーターストーブ ST-310 |
---|---|
型番 | ST-310 |
展開サイズ | W166×D142×H110mm |
収納サイズ | W140×D70×H100mm |
五徳サイズ | φ13cm |
使用可能鍋サイズ | φ19cm |
重量 | 330g |
耐荷重 | 5kg |
SOTO レギュレーターストーブ ST-310の五徳外径サイズは約130mmです。
- QSOTO レギュレーターストーブ ST-310は直径何センチまでのクッカーを使える?
- A
SOTO レギュレーターストーブ ST-310で使用できるクッカーサイズは直径19cmまでです。
使用できるクッカーのサイズは直径19cmまでで、それを超えると輻射熱によってCB缶が破裂する恐れがあります。
他にも鉄板や網など輻射熱が大きい調理器具を使うと、温められた熱によってボンベが破裂する恐れがあるため、使わないように注意してください!
長方形の鉄板は横向きにして使うとか、輻射熱がボンベに当たらないように使う!
火力調節
SOTO レギュレーターストーブ ST-310の火力は、器具栓つまみを回すことで火力を調節出来ます。
お家のコンロとかと回す方向が逆になっている場合があるため、わかんなくなった場合は軽く回して、どっちだったか確認してみた方が安全に使えます。
SOTO レギュレーターストーブ ST-310は風に弱い!
SOTO レギュレーターストーブ ST-310には風防が付いてないし、バーナーヘッドが盛り上がっている形をしているため、風には弱いです。
風で炎が流されると火力が弱まり、なかなかお湯を沸かすことが出来ないため、風が強い日は風防をつけておくことをおすすめします。
レギュレーターストーブ ST-310純正の風防も販売されていますが、五徳カバーと併用することが出来ないため、うちは100均で買える抜型を風防代わりに使っています。
推奨されてる使い方ではないから、あくまでも自己責任で!
消火
SOTO レギュレーターストーブ ST-310の消火は、器具栓つまみを時計まわりに回しきるだけで簡単に消火が出来ます。
レギュレーターストーブ ST−310を使用後は五徳が熱い!
SOTO レギュレーターストーブ ST-310を使用後は、めっちゃ五徳部分が熱くなっています。
消化や火力を調整しようとした時に、五徳に触れてしまうとめっちゃ熱いし、火傷してしまう恐れがあります。
そのため、器具栓つまみをを回す時は五徳に気をつけながら触れないといけないのですが、五徳カバーを取り付けることで、ある程度火傷のリスクを減らすことが出来ます!
レギュレーターストーブ ST-310の五徳カバーも100均で買うことが出来ます!
セリアにST310用のシリコンカバーが売ってる!
レギュレーターストーブ ST-310の純正オプションパーツでも五徳カバーは購入することは出来ますが、セリアだと110円だし、やっぱり100均の価格は魅力的です(笑)
SOTO レギュレーターストーブ ST-310の使い方:収納
SOTO レギュレーターストーブ ST-310の収納は、基本的には組み立てと逆の手順となります。
- STEP1CB缶を外す
CB缶を反時計まわりに回すことで、レギュレーターストーブ本体から外すことが出来ます。
- STEP2脚を閉じる
脚の付け根にあるバネを押しながらロックを解除し、一本一本脚をたたんでいきます。
- STEP3遮熱板を閉じる
遮熱板をクルッとサイドに回して閉じます。
- STEP4収納袋になおす
最後は収納袋の中に入れれば、収納は完成です!
買いたての頃は、この開けたり閉じたりのギミックが楽しくて、何回もカチャカチャ開いたり、閉じたりしていました(笑)
収納袋は交換するべき?
SOTO レギュレーターストーブ ST-310本体はしっかりとした作りですが、一転、収納袋がペラペラですぐに破けてしまいます。
完全に破けてるし、収納袋の意味がない!
SOTOからも純正のしっかりとした保護ケースは販売されていますが、それよりも付属の収納袋をもっとちゃんとした縫製にして欲しいなと使ってみて感じました。
ナイロン袋みたいな収納袋は100均に行けばいっぱい売ってますし、とりあえずお家に余ってたナイロン袋に今はなおしてます。
まとめ:SOTO レギュレーターストーブ ST-310の使い方は簡単!
今回はSOTO レギュレーターストーブ ST-310の使い方をまとめてレビューしました。
アウトドア用のバーナーだからといっても特別使い方に難しさがあるわけではなく、基本的には誰でも簡単に使えるように、そしてコンパクトに収納することが出来るように作られています。
火を使うため、火傷には気をつけて使わないといけませんが、SOTO レギュレーターストーブ ST-310の使い方は簡単です!
これからレギュレーターストーブ ST−310を検討しているキャンパーさんも、持っているけど使い方を忘れてしまったキャンパーさんも、使い方の参考になってもらえたら嬉しいです!
コメント
消化→消火ですよね。
いつも詳しい記事楽しみにしています。
コメントいただきありがとうございます。
完全に消火を勘違いしてました(笑)
消化不良にならないよう訂正しておきます!