ソロストーブ ライトはソロキャンプ向きの小さな焚き火台です。
長時間焚き火を楽しむための焚き火台ではなく、湯沸かしやスープなどを作る時のストーブとして使ったり、短時間でサクッと楽しむための焚き火台です。
ガッツリと焚き火をしたいなら普通の焚き火台を使った方が断然やりやすい!
使用目的を勘違いすると後悔する。
ソロストーブ ライトは自然に落ちてる小枝や落ち葉などで焚き火が出来る燃焼効率が超高いウッドストーブに分類される焚き火台のため、薪だけでなく炭もすぐに着火出来ます。
ただ、炭は使えますがソロストーブ ライトだとサイズが小さすぎて網も小さくなるし、焼肉をしようにも中心ばっかり焦げるためバーベキューグリルとしては使いにくかったです。
ソロストーブ ライトを使って2度と焼肉はやりたくない。
五徳から網がズレるし、掃除もめんどくさいし。
この記事では、ソロストーブ ライトと炭を使って焼肉をするのはおすすめしない理由をまとめてレビューします。
ソロストーブ ライトで炭は使える?
製品名 | ソロストーブ ライト | ソロストーブ タイタン | ソロストーブ キャンプファイヤー | ソロストーブ レンジャーキット | ソロストーブ ボンファイヤーキット | ソロストーブ ユーコンキット |
---|---|---|---|---|---|---|
使用時サイズ | 108×145mm | 130×200mm | 178×235mm | 381×317.5mm | 483×358mm | 686×406mm |
収納時(高さ) | 100mm | 140mm | 170mm | 317.5mm | 356mm | 406mm |
重量 | 255g | 467g | 998g | 6.8kg | 9.1kg | 17.2kg |
外観 |
ソロストーブからは大小合わせて6種類のソロストーブが販売されており、ソロストーブ ライトはソロキャンプ向けのラインナップの中では最小サイズのコンパクトな焚き火台です。
ソロストーブは折りたたむことが出来ないため、サイズが大きくなるに連れて持ち運ぶのがめんどくさくなります。
持ち運びを考えると小さい方が使いやすい。
ソロストーブ ライトは「スノーピーク トレック900」など、900mlサイズの深型クッカーとスタッキング出来るため、折りたたむことは出来ませんがソロキャンプでも持ち運びしやすいサイズです。
ソロストーブ ライトの燃料
ソロストーブ ライトはその辺に落ちてる小枝や落ち葉を使って焚き火が出来るエコなストーブです。
手で簡単に折れるくらいの小枝の方がサイズ的に相性が高いため、ナイフやノコギリを使わずとも焚き火を楽しむことは出来ます。
小枝だけで簡単に焚き火は出来る!
ソロストーブ ライトは火入れ部分のサイズが小さいためペレットと相性が高く、ペレットを使えば簡単に二次燃焼の綺麗な炎を楽しめます。
サイズが小さいからこそペレットがおすすめ!
300gくらい持っていけば、一回の調理と焚き火両方を楽しめる!
基本的には自然燃料を使って調理や焚き火を楽しむためのストーブですが、ソロストーブ ライトは燃焼効率が高いため「炭」も簡単に着火出来ます。
炭と薪の違いは?
燃料 | 炭 | 薪 |
---|---|---|
火力 | 安定 | 不安定 |
火力調整 | 簡単 | スキルが必要 |
使用用途 | 調理やBBQ | 焚き火 |
コスパ | 3kg/500円前後 | 一束/600円〜1000円 落ちてる燃料は無料 |
市販の薪は木をそのまま切り出し乾燥させたもので、炭はじっくり時間をかけて蒸し焼きにして炭化したものです。
焚き火調理は火力が不安定で火力調節が難しいため慣れてないとすぐに焦がしてしまうし、焼肉をするにも鉄板が必要となります。
慣れてくれば焚き火調理も楽しいけど、経験が必要!
炭は火力も安定させやすいし使いやすい燃料なため、初心者キャンパーさんでも簡単にバーベキューや調理を楽しむことが出来ます。
バーベキューグリルを使えば簡単に焼肉が出来る!
ソロストーブ ライトを使えば炭おこしも簡単!
炭は着火させるのが難しいイメージがありますが、ソロストーブ ライトは燃焼効率が高い焚き火台のため、わざわざ市販の着火剤を使わなくても簡単に炭おこしが出来ます。
- STEP1割り箸を着火剤代わりに使用
割り箸ではなく普通に落ちてる小枝とかを使っても炭おこしは出来ますが、綺麗と言う理由で割り箸を使います。
割り箸をソロストーブ ライトのサイズに合わせてポキポキ折って入れときます。
- STEP2炭を投入
ソロストーブの中に炭を入れます。
炭のサイズが大きい場合は割ったりしてサイズを合わせて入れてください。
- STEP3着火して炭おこし
割り箸に付属してる紙やティッシュなどを着火させるとすぐに焚き付けられて最初は煙がモクモクと出てきます。
- STEP4ソロストーブ ライトを使った炭おこしは簡単
ソロストーブ ライトは燃焼効率が高い焚き火台のため、すぐに炭に着火され網を置けば焼肉が出来る状態になります。
火の付きが悪くても火吹き棒を使ってフーフーすればすぐに火が回り炭に着火出来ます。
ソロストーブ ライトのサイズ感であれば100均で買える豆炭もおすすめ!
ダイソーなど100均で買える豆炭は着火剤要らずなため、ターボライターなどで炙るだけですぐに着火させることが出来ます。
ソロストーブ ライトはサイズが小さいため、成形された炭をわざわざ砕いて入れるくらいなら豆炭を2〜3個入れて使った方が着火も簡単だしサイズ感的にもおすすめです。
ロゴスのミニラウンドストーブも使いやすい!
ソロストーブ ライトの網は100均で買える!
ソロストーブ ライトに使える網はダイソーで買える「焼き網(丸型12cm、角型11cm、2枚組)」の角型11cmが使えます。
五徳の上に置いただけだと網はズレるため、うまいこと五徳のツメに引っ掛けて使わないとお肉と一緒に落ちてしまいます。
ソロストーブ ライトの五徳に網を置いただけだとズレる!
ソロストーブ ライトの五徳はツメが3箇所あるだけのため、網を置いただけだとズレ落ちてしまいお肉と一緒に網も転げ落ちてしまいます。
ソロストーブ ライトの五徳は滑りやすい。
ツメにうまいこと引っかかると網が斜めになるだけですが、結局お肉は落ちてしまうし安定しないから網を置いただけだと使いものになりません。
五徳のツメに網を引っ掛けないと使えない!
ダイソー 焼き網に付属してる丸型の網はソロストーブ ライトの五徳のツメが2箇所しか引っ掛けることが出来ず斜めになってしまいます。
角型11cmの網は3箇所のツメを網目に引っ掛けて安定させることが出来るため、ソロストーブ ライトで焼肉をするならダイソー 焼き網 角型11cmが一応使えます。
丸型よりかは角型の方が使えた。
ユニフレーム ミニロースターは滑り落ちた。
五徳のツメに引っ掛かるのであれば、ユニフレーム ミニロースターのようなバーナーパッド付きの焼き網を使った方が安定出来るのではと思い試してみましたが、ソロストーブ ライトで使うにはサイズが大きすぎて安定しません。
ちょっとミニロースターが大きすぎた。
お肉を焼いてみようとしましたが、ミニロースターがソロストーブ ライトの五徳から滑り落ちてしまい上手く使うことは無理でした。
ソロストーブ ライトと炭を使った焼肉がおすすめできない3つの理由
- 中心から焦げる
- 網が小さすぎる
- ソロストーブ ライトは掃除がしにくい
ソロストーブ ライトと炭を使っての焼肉や焼き鳥はおすすめ出来ない3つの理由をレビューします。
中心から焦げていき端っこが焼けない!
ソロストーブ ライトは中心部分が一番火力が強く、炭を使っても熱が全体的に均一に回るわけではありませんした。
お肉を焼いても真ん中ばっかりが焦げていき、端っこ部分が全然焼けないので使いにくかったです。
焼きムラが出来やすい。
端っこを焼こうにも網が小さいためお肉のサイズを小さくしたりと、上手く中心部に火が当たるように焼かないといけないのでかなりめんどくさいです。
ソロストーブ ライトは焼肉に向いてない。
網が小さすぎて使いにくい!
ソロストーブ ライトは焼肉だけでなく焼き鳥も一応焼くことは出来ます。
同じく中心部しか焼けないため焼く場所をずらしながら焼かないといけないのですが、網のサイズが小さすぎて移動させるにも限界があります。
チビチビと楽しむことが出来るキャンパーさんであれば使えないことはないのですが、ソロキャンプで焼肉をするなら最低B6君くらいのサイズでないと使いにくかったです。
11cmの網サイズだとさすがに小さい。
ソロストーブ ライトは掃除がしにくい!
焼肉やバーベキューをすると煤汚れだけでなく、油汚れでグリルがベタベタになってしまうため掃除が必要になります。
ソロストーブ ライトも焼肉をした後は油汚れでめっちゃ汚れました。
ソロストーブ ライトの底はニクロムワイヤーのロストルが外れないため、底部の掃除がすごくやりにくくいです。
元々が掃除がしにくい焚き火台。
底部に油汚れが溜まったら、とりあえずシャワーなどをぶち当てて流し落とすしか方法がありません。
焼肉をするだけでめっちゃ汚れるし掃除もしにくい焚き火台のため、ソロストーブ ライトで焼肉をやりたいとは2度と思えませんでした。
グリル向きの焚き火台ではない!
まとめ:ソロストーブと炭を使った焼肉はやめとけ!
今回はソロストーブ ライトが炭を使っての焼肉はおすすめ出来ない理由をまとめてレビューしました。
ソロストーブ ライトを持っているようなキャンパーさんであれば、他にもいくつか焚き火台やバーベキューグリルを所持していると思います。
わざわざ小さなサイズのソロストーブ ライトで焼肉をする必要性は全く感じられなかったし、使いにくかったので、焼肉をするなら普通の焚き火グリルを使うのがおすすめです!
- 炭おこしは簡単!
- 中心から焦げて端が焼けない。
- 網が小さすぎて使いにくい。
- 網が五徳からズレて使えない。
- ソロストーブ ライトは掃除がしにくい。
餅は餅屋と言うだけあって、ソロストーブ ライトは火力を活かして湯沸かしやスープなどを調理するのに適した焚き火台です。
焼肉や焼き鳥に適したバーベキューグリルは星の数ほど販売されてますし、ソロキャンプ向けのグリルも色々と種類があるため、わざわざソロストーブ ライトと炭を使って焼肉をする理由もありません。
そもそもの使い道が違った。
ソロストーブ ライトと炭を使った焼肉や焼き鳥は出来なくはなかったのですが、うちは二度とやりたくないなと感じました。
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