二次燃焼が楽しめる定番の焚き火台「ソロストーブ」!
ソロストーブからは大小合わせて6種類の焚き火台のラインナップがあるのですが、うちはその中でも一番小さな焚き火台「ソロストーブ ライト」を選びました。
ソロストーブは折りたたみが出来ない焚き火台のため大きいサイズだと持ち運ぶのがめんどくさいし、収納スペースも取ってしまうので、メインはソロキャンプだし敢えて小さいサイズを選びました。
折りたたみが出来ないとやっぱ邪魔だし。
ソロストーブ ライトは小さくてもしっかりと二次燃焼を楽しむことが出来る焚き火台です!
その辺に落ちてる小枝をポキポキ折りながら焚き火が出来るから燃料費も無料!
そんなにガッツリと長時間焚き火を楽しむための焚き火台ではないため、湯沸かしや調理をする時のサブとして使ったり、帰りしなにちょこっと焚き火を楽しみたい時などに活躍します!
ちっちゃい焚き火台だから夏キャンプにも使いやすい!
この記事では、ソロストーブ ライトの基本情報をはじめ、実際にキャンプで使ってみて感じたメリット・デメリットなどをまとめてレビューします。
二次燃焼が楽しめる ソロストーブ ライト レビュー
ソロストーブ ライトはアメリカ テキサス州で誕生した、二次燃焼を楽しめるウッドストーブ(ネイチャーストーブ)です。
自然に落ちてる小枝や落ち葉などを燃料にして焚き火を楽しめるため燃料費は無料だし、煙までも燃焼させる二次燃焼の焚き火台のため衣服に焚き火の匂いが付きにくいです。
二次燃焼の炎は綺麗!
燃焼効率が高い焚き火台のため焚き火中は燃料の追加で少し忙しいですが、簡単に火起こしも出来ますし、使いたい時にすぐに楽しめる焚き火台です。
誰でも簡単に着火出来る!
ソロストーブはサイズが6種類!
出典:UPI OUTDOOR
製品名 | ソロストーブ ライト | ソロストーブ タイタン | ソロストーブ キャンプファイヤー | ソロストーブ レンジャーキット | ソロストーブ ボンファイヤーキット | ソロストーブ ユーコンキット |
---|---|---|---|---|---|---|
使用時サイズ | 108×145mm | 130×200mm | 178×235mm | 381×317.5mm | 483×358mm | 686×406mm |
収納時(高さ) | 100mm | 140mm | 170mm | 317.5mm | 356mm | 406mm |
重量 | 255g | 467g | 998g | 6.8kg | 9.1kg | 17.2kg |
外観 |
ソロストーブからは大小合わせて6種類の「ソロストーブ」が販売されてます。
レンジャー以上のソロストーブはさすがに大きすぎてソロキャンプで使うには持て余してしまいますし、車も必須の大きさになるため「ライト」・「タイタン」・「キャンプファイヤー」この3つのサイズのどれにしようか最初は悩みました。
調理や焚き火のしやすさだけを考えると「キャンプファイヤー」が一番使いやすいサイズです。
ソロキャンプでも十分に使えるサイズ!
最初はキャンプファイヤーにしようと思っていましたが、折りたたみが出来ないことがどうしてもネックとなり、一番小さなソロストーブ ライトを選びました。
タイタンは中途半端なサイズだし初めから論外。
大きいサイズになると、折りたたみタイプの方がやっぱり便利。
ソロストーブは二次燃焼が楽しめるウッドストーブ!
出典:UPI OUTDOOR
ソロストーブはどれも二次燃焼が楽しめる焚き火台です。
ソロストーブの側面は中が空間になった二重構造になっており、この空間が空気の通り道となり温められた空気が上昇し、二次燃焼が起こります。
ソロストーブ ライトは小さなサイズの焚き火台ですがしっかりと二次燃焼は起こりますし、綺麗な二次燃焼の炎を楽しむことが出来ます!
ソロストーブ ライトは二次燃焼が起こるから煙が少ない?
ソロストーブに限らず、レビューを見てると二次燃焼系の焚き火台は煙が全く出ないと勘違いしているキャンパーさんが多いですが、二次燃焼が起きる前は煙は出ます!
特に雨上がりの翌日のキャンプ場など、落ちてる燃料が湿っていれば燃焼が始まる前はモクモクと煙が出てきます。
しっかりと乾燥されてる燃料を使ったり、燃え続けることで湿った小枝も乾き二次燃焼がしっかりと起きれば煙も少なくなり、風がない時は綺麗な二次燃焼の炎を楽しむことが出来ます!
ソロストーブは灰になるまで燃やせる噂は本当?
ソロストーブは燃焼効率が高く、燃料を灰になるまで燃やすと言われてる焚き火台ですが、さすがにサラサラの灰になるまで炎が燃え続けるのは難しかったです。
上記の画像の状態のまま30分ほど放置しておけば灰にはなりますがその間焚き火の炎を楽しめるわけでも、調理が出来るわけでもないので、ちょっとは燃料が残ります。
燃え切りはするけど、放置すれば別にどの焚き火台でも灰にまでなるし。
焚き火台とウッドストーブ(ネイチャーストーブ)の違いは?
普通の一般的な焚き火台は乾燥された市販の薪を燃やすことを前提に設計されているため、湿気った薪や自然の燃料を使って焚き火をすると煙が出やすかったり、燃焼効率が落ちる場合があります。
一方、ネイチャーストーブやウッドストーブは自然の燃料を燃やすことを前提に設計されているため、湿気った薪や濡れた葉っぱでも燃やせるように燃焼効率を重視したモデルが多いです。
普通の焚き火台だと、最後まで燃やすのが大変だし時間も掛かる。
ウッドストーブは全て二次燃焼が起こるわけではなく、一重の壁になったウッドストーブは煙突効果の仕組みによって燃焼効率が上がるように設計されてるモデルが多いです。
例えば、ユニフレーム ネイチャーストーブラージは底がメッシュになっており、下から空気を吸い込むことで暖かい空気が上に行き煙突効果が起きることで、湿った薪でもガンガンに燃えてくれます。
レビュー:ソロストーブ ライトのディティール
ソロストーブ ライトは本体・ゴトク・収納袋の3つだけと、超シンプルな焚き火台です。
折りたたむことは出来ませんが、パカっとゴトクをセットするだけですぐに使うことが出来ますし、収納する時はゴトクを逆さまにしてなおすだけです。
使いたい時にすぐに使える!
まずは、ソロストーブ ライトのサイズなどディティールからレビューします。
ソロストーブ ライト 使用時サイズ:φ108×高さ145mm
製品名 | ソロストーブ ライト |
---|---|
使用時サイズ | φ108×H145mm |
内径サイズ | φ93mm |
収納サイズ | φ108×H100mm |
重量 | 255g |
材質 | ステンレススチール(SUS304)・ニクロムワイヤー |
ソロストーブ ライトの使用時サイズはφ108×高さ145mmです。
ペレットを入れる場合は別途ペレット用ロストルが必要です。
ソロストーブ ライトの内径はφ93mmのため、ロストルを自作したり、別途購入する場合は93mm以内に抑えないと入りません。
100均の五徳を使ってロストルは作れるし、市販のロストルも色々なメーカーから販売されてる!
燃料を入れすぎても二次燃焼は起きないし、ソロストーブ ライトはちょこっとづつ燃料を追加しながら焚き火を楽しむサイズの焚き火台です。
ソロストーブ ライト 収納サイズ:φ108×高さ100mm
ソロストーブ ライトの収納サイズはφ108×高さ100mmです。
折りたたみ式の焚き火台と比べると、ソロストーブは円柱の形をしているため嵩張ってはしまいますが、ソロストーブ ライトのサイズであればソロキャンプでも持ち運びはしやすいです。
250サイズのOD缶もφ108mmとソロストーブ ライトの直径と同じ大きさのため、OD缶をスタッキング出来る深型クッカーにソロストーブ ライトもスタッキング出来ます。
ソロストーブ ライトを選んだ理由の一つに、900mlサイズの深型クッカーとスタッキング出来るサイズだった!
ソロストーブ ライト 五徳サイズ
ソロストーブ ライトの五徳サイズ内径はφ90mmで、ゴトク同士の一辺の長さは約75mmでした。
スタッキング出来る900mlサイズの深型クッカーを置くことが出来ますし、一辺の最短の長さが55mmだったため、それ以上のサイズのクッカーであればゴトクに置けます。
シェラカップもギリ置けるサイズ!
ソロストーブ ライト用の五徳なんてのもサードパーティから販売されてますが、ライトの五徳サイズであれば特に必要ないです。
タイタン・キャンプファイヤーの大きさになると底が小さなカップは置けなくなるし、必要になるかも。
ソロストーブ ライト 重さ:255g
ソロストーブ ライトの重さは255gと記載されてましたが、計測してみたら本体+ゴトクで269g、収納袋込みで281.3gと少し重かったです。
ソロストーブ ライト自体はステンレス製の軽量焚き火台だし、サイズもコンパクトなためソロキャンプでも特に邪魔になることなく持ち運べる大きさの焚き火台です。
レビュー:ソロストーブ ラージ デメリット
- 長時間楽しむための焚き火台ではない!
- ストーブから薪がはみ出ると二次燃焼は起きない!
- 炭を使ってのBBQはやりにくい!
- 暖目的では使えない!
- 掃除がしにくい!
ソロストーブ ライトを実際にキャンプで使ってみて感じた注意点とデメリットをレビューします。
デメリット①:長時間焚き火を楽しむための焚き火台ではない!
ソロストーブ ライトは焚き火を楽しむための焚き火台ではなく、自然燃料を使って調理や湯沸かしをするためのストーブです。
純粋に焚き火を楽しみたいのであれば、わざわざソロストーブ ライトのような小さなウッドストーブなんか使わず、普通の焚き火台で焚き火をした方が楽しいです。
ソロストーブ ライトで長時間焚き火をしようとしたら大量の小枝が必要になるし、燃料の追加も多く灰が底に溜まったら燃焼効率は落ちてしまうため、長時間楽しむための焚き火台ではないです!
焚き火を楽しむ焚き火台とは使い道が異なる焚き火台!
デメリット②:ストーブから薪がはみ出ると二次燃焼は起きない!
ソロストーブ ライトに限らず、二次燃焼系の焚き火台は薪がはみ出たりしてると空気孔が塞がれてしまい二次燃焼が起きません。
二次燃焼を起こすためには小枝や薪はあらかじめ短くカットしておかないといけないし、あまり燃料を入れすぎても不完全燃焼が起きて煙だけが出てきてしまいます。
二次燃焼と言うのはどういうものかを理解せずに使うと、ただただ煙がよく出る小さな焚き火台としてしか使えないため注意が必要です!
無意味にガンガン突っ込むための焚き火台ではない!
デメリット③:炭を使ってのBBQはやりにくい!
ソロストーブ ライトの燃料は薪や小枝・ペレット以外に炭も使えます!
燃焼効率が良い焚き火台のため炭おこしも簡単に出来ますが、いざバーベキューをしてみようとしたら非常にやりにくかったです。
ゴトクにうまいこと網を挟まないとすぐズレて落ちるし。
ソロストーブ ライトに炭を入れても真ん中付近だけ火力が強く、網も小さいのでうまく焼いてあげないと真ん中だけ焦げてしまいます。
焼き鳥もソロストーブ ライトでやってみましたが、出来なくはないけど全体的に綺麗に温めるのが難しく焼きムラが出来てしまいました。
ソロストーブ ライトは掃除もしにくい焚き火台のため、バーベキューをすると油掃除がめんどくさくなるし、炭を使ったバーベキューは2度とやりたくないなと感じました。
炭はやっぱりBBQグリルの方が使いやすい!
デメリット④:暖目的では使う焚き火台ではない!
ソロストーブ ライトは小さなサイズの焚き火台のため、夏でも使いやすい焚き火台です。
逆に言うとそこまで暖かくは感じないので、冬に暖目的で使うにはサイズ的にも厳しいし、手を近づけないことには暖めることも出来ません。
暖目的で使うのであれば、やっぱり普通の焚き火台の方が使いやすいし暖かいです。
デメリット⑤:掃除が超やりにくい!
ソロストーブ ライトの底にはニクロムワイヤーがロストル代わりに付いてます。
このワイヤーは簡単に取り外しが出来る感じではないため、底部分の掃除が超やりにくいです。
シャワーを当てて汚れを落とすくらいでガッツリ掃除が出来ない。
特にソロストーブ ライトでバーベキューをすると油汚れが底に溜まり落とすことが出来なくなるので、普通に湯沸かしやクッカーを使って調理する用に使うのがおすすめです!
レビュー:ソロストーブ ライトをおすすめしたい5つのメリット
- 二次燃焼が楽しめる!
- 燃料費が無料
- 900mlサイズのクッカーとスタッキング出来る!
- シンプルで頑丈
- アルコールバーナーも使える!
ソロストーブ ライトを実際にキャンプで使ってみて感じた、おすすめしたい5つのメリットをレビューします。
メリット①:ソロストーブ ライトは二次燃焼が楽しめる!
ソロストーブ ライトは小さなサイズの焚き火台ですが、ちゃんと綺麗な二次燃焼を楽しめます。
風が弱い時の方が通気孔から出てくる炎が綺麗に上に舞い上がり、二次燃焼の炎をしっかりと出すことが出来ます。
小枝よりもペレットを使った方が二次燃焼がわかりやすい!
湯沸かしもスムーズに行うことができ、約950mlの水を8〜10分で沸かすことが出来ます。
メリット②:燃料費が無料!
ソロストーブ ライトはその辺に落ちてる小枝を使って焚き火が出来るため燃料費は無料です。
そこまで大きな枯れ木を拾う必要はなく本当に小枝だけで十分なため、どこのキャンプ場に行っても燃料に困るってことはなかったです!
火おこしも簡単に出来る!
画像くらいの量の小枝があれば炊飯やスープを作るぐらいであれば十分な量ですし、小枝はポキポキと手でも折れるのでナイフやノコギリが無くても焚き火は楽しめます!
メリット③:900mlサイズのクッカーとスタッキング出来る!
製品名 | スノーピーク トレック900 SCS-008 |
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サイズ | ポット:φ120×107mm フタ:φ127×39mm |
重量 | 265g |
収納サイズ | φ130×140mm |
容量 | ポット:900ml フタ:250ml |
材質 | 本体:アルマイト加工 ハンドル:ステンレススチール |
ソロストーブ ライトは250サイズのOD缶をスタッキング出来る900ml前後の深型クッカーの中にスタッキング出来ます。
深型クッカーの定番として人気の「スノーピーク トレック900」にもソロストーブ ライトを収納袋に入れたままスタッキングすることが出来ました。
製品名 | SOTO ニューリバーポットM SOD-511 |
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サイズ | φ120×高さ130mm(ポット:φ120×深さ98mm/フタ:φ118×厚み17mm) |
重量 | 141g(ポット:118g/フタ:23g) |
容量 | 1000ml |
材質 | ポット:アルミニウム フタ:樹脂/つまみ:シリコン |
お家にあったクッカーだと、他にもSOTO ニューリバーポットもソロストーブ ライトとスタッキングが出来ました。
製品名 | ソロストーブ ポット900 | プリムス ライテックトレックケトル&パン | パスファインダー チタン 1100mL ブッシュポット |
---|---|---|---|
サイズ | φ119×H115mm | φ130×H145mm/ポット:φ110×H110mm/フタ:φ110×H30mm | φ114×H107mm |
重量 | 220g | 280g | 155g |
材質 | ステンレス | ハードアノダイズド加工済みアルミ製(内側:ノンスティック加工) | チタン |
ソロストーブからもソロストーブ ライトとスタッキングが出来る「ポット900」が販売されてますし、色々なメーカーさんからこのサイズの深型クッカーが販売されてるため、自分のキャンプスタイルに合ったポットを選ぶことが出来ます。
ソロストーブ ライトはソロキャンプでも使いやすい900ml前後の深型クッカーをスタッキング出来るサイズのため、メインがソロキャンプであれば中途半端に大きくなるタイタンよりもライトの方が使いやすいし、持ち運びもしやすいです!
タイタンだと合わせるポットが1800mlと大きくなりすぎてソロキャンプだと持て余す。
メリット④:ソロストーブ ライトはシンプルで頑丈!
ソロストーブ ライトは組み立てもゴトクをセットするだけのシンプルな作りだし、ステンレス製の頑丈な焚き火台のため壊れる心配もありません。
軽くて丈夫なワンピース構造で作られたソロストーブ ライトはシンプルだからこそかっこいいし、小さくても使いやすい焚き火台でした。
コンパクトサイズなのも魅力的!
メリット⑤:アルコールバーナーの五徳としても使える!
ソロストーブ ライトはアルコールバーナーの五徳として使うことも出来ます。
アルコールストーブをソロストーブ ライトの中にスタッキングして一緒に持ち運ぶことも出来ますし、ただセットするだけなので使い方も簡単です!
五徳として使うにはソロストーブ ライトは重たいけど、一緒に持ち運べるのは便利!
ソロストーブ ライト+アルコールバーナー+トレック900を使って、自動炊飯でお米を炊くことも出来ました。
ソロストーブ ライト本体の五徳とかが邪魔してしまって、火力調整&火消し蓋は使いにくかったですが、普通にアルコールバーナーの五徳として使えます。
アルコールストーブを使うのはあくまでも予備!
まとめ:ソロキャンプで使うならソロストーブ ライトはおすすめ!
今回はソロストーブ ライトのレビューをまとめて紹介しました。
ソロストーブ ライトはソロストーブの中では一番小さなサイズですが、安定した火力と自然燃料で焚き火が出来るエコなストーブです。
何より900mlサイズの深型クッカーとスタッキングが出来るため、ソロキャンプでも持ち運びがしやすく、折りたためないデメリットもスタッキングでカバー出来ます。
スタッキングできるのは大きな魅力!
普通の焚き火台を使っても調理や湯沸かしは出来ますし、ソロストーブ ライトは決して必須なギアではないのですが、ちょこっと焚き火を楽しみたい時や、キャンプ場についてすぐに調理を始めたい時などにパパッと着火してすぐに使えるのはやっぱり便利です!
火おこしも簡単だし、使いたい時にすぐ使える!
サブの焚き火台としてソローストーブ ライトは優秀だし、スタッキングして持ち運べば邪魔にはなりにくいサイズで、これから始まる夏キャンプでも遊べる焚き火台としておすすめです!
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