- Qソロキャンプにケトルは必要?
- A
ケトルがなくてもシェラカップやクッカーで代用することが出来るため、ソロキャンプには必要ありません。
うちにもソロキャンプで使う小さなケトルが転がっていますが、ソロキャンプにケトルが「いる」か、「いらない」かで言うと「いらない」です。
ケトルがあればサクッとお湯を沸かすことが出来るし便利ではありますが、ケトルが必須ギアかと言われると、ケトルがなくてもクッカーやシェラカップでお湯を沸かすことが出来るため、なかったとしても代用品でなんとかなります。
ファミキャンとか複数人のキャンプだとケトルがあると便利!
オートサイトならともかく、ソロキャンプの場合は駐車場からサイトまで歩かされるキャンプ場も多いため、荷物を増やしてまで持っていかなくても、実際ケトルがなくて困ったことは一度もありません。
ただ、キャンプ用のケトルはおしゃれなデザインのケトルも多いため、飾っておくだけでもかっこいいし、ホットをよく飲むキャンパーさんであれば、ケトルがあった方が代用ギアを使うよりも便利な場合もあります。
かわいいデザインのケトルも多い!
この記事では、ソロキャンプにはケトルがいらない理由と代用ギアとケトルの比較などをまとめてレビューし、ソロキャンプには本当にケトルが必要なのか検証します。
ソロキャンプにはケトルがいらない理由
- 荷物が増える
- 代用ギアでお湯が沸かせる
どうにかなる
キャンプ場はだいたいチェックインがお昼頃の時間が多いため、キャンプ場についたらまずはカップラーメンなどでお昼を済ますことも多いです。
そんな時にバーナーでパパッとすぐにお湯を沸かせる便利なギアがキャンプ用ケトルです。
当たり前だけどお湯を沸かすのに大活躍!
ただ、お湯を沸かすだけなら、ケトルをわざわざ使わなくてもクッカーやシェラカップなどの代用ギアで沸かせます。
荷物が増えるし、わざざわケトルを持っていかなくてもどうにかなる。
まずは、ソロキャンプにはケトルがいらない理由をレビューします。
ケトルがいらない理由①:荷物が増える!
ソロキャンプにはケトルがいらない一番大きな理由が、1個余計に荷物が増えてしまうことです。
あまりにもケトルを使わなすぎて、ケトルが必要な機会がなかなか思い浮かばないほど、ソロキャンプでケトルを使う機会はそんなにないです。
湯沸かししか出来ないケトルのためにわざわざ荷物を増やしたくないし、ケトルがなくてもカップラーメンを食べなければ良いだけだし、コップを代用してお湯を沸かせばコーヒーも飲めます。
荷物を増やしてまで持っていくメリットがない。
製品名 | トランギア ケトル 0.6L | トランギア ケトル 0.9L | トランギア ケトル 1.4L |
---|---|---|---|
サイズ | φ13.5×H7.5cm | φ15×H8.5cm | φ15×H12cm |
重量 | 140g | 190g | 200g |
うちはキャンプを始めた頃にケトルは必要なんだとろう思いトランギア ケトル0.6Lを購入しました。
荷物が増えると言っても、トランギア ケトル0.6Lの重量は140gだし、スノーピーク アルミパーソナルクッカーのLポットにスタッキングして一緒に持ち運ぶことも出来ます。
ただ、実際にソロキャンプをしてみて感じたことは、確かに軽いし重さを気にするなら他のギアを見直せばすぐに挽回できるサイズですが、小食だったためアルミパーソナルクッカー Lポットを使うとお腹がパンパンになって食べきれないし、ケトルを使う機会もなかったです。
アルミパーソナルクッカーもケトルも必要なかった。
キャンプは色々つまんで食べるし、1Lのお鍋が必要なかった。
せっかくスタッキングが出来ても使わないと意味がないし、結局無駄に荷物が増えるだけだったため、ソロキャンプにはケトルはいらないです!
ケトルがいらない理由②:代用ギアでお湯は沸かせる!
- Qケトルの代わりに代用できるギアは?
- A
アルミクッカーやシェラカップ、マグカップなどを代用してお湯を沸かすことが出来ます。
お湯を沸かすだけなら、ケトルを使わなくてもクッカーやシェラカップなどの代用ギアでお湯は沸かせます。
なるべく荷物は増やしたくないと考えてるソロキャンパーさんであれば、手持ちのギアで上手にやりくりするのもソロキャンプの醍醐味です。
コーヒーなら200mlもあれば作れるため、マグカップなどでお湯は沸かせるし、カップヌードルなど300ml必要な場合はシェラカップでお湯を沸かせます。
カップ焼きそばが意外とお湯の量を必要とし、500ml以上のお湯のお湯を沸かさないといけないのですが、クッカーを代用すれば作ることが出来ます!
ソロキャンプであれば、手持ちのクッカーなどを代用して湯沸かしくらいなら問題なく出来ますが、ファミリーキャンプなど人数の多いキャンプでは、ケトルがあると一度に大量のお湯を沸かすことが出来るため活躍します。
ソロキャンプにはケトルはいらない!
ファミキャンだとケトルがあると便利!
キャンプ用ケトルと代用ギアを比較レビュー
キャンプ用ケトルの一番大きなメリットは、お湯の注ぎやすさです。
お湯を沸かすだけならクッカーなどで沸かせますが、縁にヘリがないとお湯がドバドバと溢れてしまうし火傷の恐れもあります。
コーヒーに超こだわりがある人はケトルではなく、お湯も沸かせるドリップケトルを持って行くと思います。
特にこだわりはなく、インスタントコーヒーで十分であれば200mlくらいしかお湯を必要としないため、ケトルがなくても手持ちのカップでも代用出来ます。
実際にクッカーやシェラカップなどがケトルの代用ギアとして使えるのか、湯沸かしのスピードやお湯の注ぎやすさを比較しながらレビューします。
代用ギア①:ソロキャンプ用クッカーとケトルを比較
ケトルの代用として使用するクッカーは、ソロキャンパーに人気のクッカーセット「スノーピーク アルミパーソナルクッカーセット」を使用します。
スノーピーク アルミパーソナルクッカーセットは、大小2つのお鍋がセットになってます。
スノーピーク アルミパーソナルクッカー Lポットとトランギア ケトル0.6Lはスタッキングすることが出来るため、一緒に持ち運ぶことも出来ます。
カップラーメンを食べる時は400〜500mlのお湯が必要なため、400mlのお湯が沸く時間の速さをケトルVSクッカーで比較します。
使用ギア | トランギア ケトル 0.6L | スノーピーク アルミパーソナルクッカー Sポット | スノーピーク アルミパーソナルクッカー Lポット |
---|---|---|---|
MAX容量 | 600ml | 780ml | 1000ml |
材質 | アルミ | アルミ | アルミ |
400mlの沸騰時間 | 3分48秒 | 3分3秒 | 3分35秒 |
注ぎやすさ | ◎ | △ | △ |
お湯を沸くまでの時間は、なぜかスノーピーク アルミパーソナルクッカーセットの方が圧倒的に早かったです(笑)
アルミパーソナルクッカーが勝利した理由として考えられるのは、多分蓋です。
トランギア ケトルう0.6Lは注ぎ口から湯気が逃げてしまうため、完全に蓋で密閉することの出来るアルミパーソナルクッカーの方がお湯が沸くのが早いのかなと思いました。
ケトルよりもクッカーの方が優秀な感じがする。
アルミパーソナルクッカーには注ぎ口がないため、ケトルのように細く注ぐのは苦手でしたが、縁にヘリが付いてるため、こぼすことなく注ぐことは出来ました。
勢いよく入れると、もちろん溢れるから注意!
代用ギア②:シェラカップとケトルを比較
シェラカップもケトルの代用として使用することが出来ます。
シェラカップの容量は大体250〜500mlと小型なサイズが多いため、スープなどを作るのにちょうど使いやすいサイズです。
ケトルとクッカーの比較にアルミを使用したため、チタン製とステンレス製のベルモントの深型シェラカップ480mlを使用し、300mlのお湯が沸騰する時間をケトルと比較します。
使用ギア | トランギア ケトル0.6L | ベルモント チタンシェラカップ | ベルモント ステンレスシェラカップ |
---|---|---|---|
MAX容量 | 600ml | 480ml | 480ml |
材質 | アルミ | チタン | ステンレス |
300mlの沸騰時間 | 2分05秒 | 2分17秒 | 2分41秒 |
注ぎやすさ | ◎ | △ | △ |
お湯が沸く時間を比較してみると、代用ギア云々より素材による熱伝導率の違いが、そのまま沸騰時間に直結してました。
ステンレスは温まりにくいですが冷めにくい素材のため、沸騰には時間が掛かりますが、冷めるのは一番早いです。
逆にアルミやチタンは温まりやすく冷めやすいため、沸騰させるだけを考えると軽いし早いので使いやすいです!
キャンプ用のクッカーはアルミが一番使いやすい!
注ぎやすさはクッカー同様、シェラカップにも口触りが良くなるよう縁にはヘリがついてるため、細く注ぐのは苦手ですが、ちょっとづつ注げば溢さずに注ぐことが出来ます。
シェラカップでお湯を沸かす時はスープを作る時くらいのため、スープの素をそのまま投入するだけであれば注ぐ必要もないので、ケトルはいらないです。
代用ギア③:マグカップとケトルを比較
ホットコーヒーにこだわりはなく、インスタントで済ます場合は、ケトルを使わずマグカップで代用することが出来ます。
ホットコーヒー一杯に必要なお湯の量が150〜200mlくらいのため、200mlのお湯が沸騰する時間をケトルと比較してみます。
マグカップは、ステンレスカップとチタンカップをスタッキングしてダブルウォールのカップにすることが出来る、SOTO サーモスタックを使用します。
使用ギア | トランギア ケトル 0.6L | SOTO サーモスタック |
---|---|---|
MAX容量 | 600ml | 400ml |
材質 | アルミ | チタン |
200mlの沸騰時間 | 1分22秒 | 2分14秒 |
注ぎやすさ | ◎ | ◎ |
SOTO サーモスタックに蓋を付けなかったため、沸騰までの時間はケトルの圧勝でした!
SOTO サーモスタックは注ぎやすいよう蓋に注ぎ口がついてるため、トランギア ケトル0.6Lよりも細ーく注ぐことが出来ました。
SOTO サーモスタックはマグカップとしてかなり優秀!
コーヒーくらいなら余裕で代用出来る!
代用ギア④:カンティーン(水筒)とケトルを比較
パスファインダー カンティーン クッキングセットのカンティーンは、焚き火に突っ込んでお湯を沸かすことが出来る、シングルウォールの水筒です。
直火で使える水筒!
厚みのあるステンレスのカンティーンのため、お湯を沸かすのは比べるまでもなく時間が掛かるのはわかりますが、焚き火を楽しみながらお湯を沸かし、そのまま湯たんぽにしたりすることも出来ます。
とりあえず500mlのお湯を焚き火でどれくらいの早さで沸かせるかケトルと比較してみました。
使用ギア | トランギア ケトル 0.6L | パスファインダー カンティーン |
---|---|---|
MAX容量 | 600ml | 1150ml |
材質 | アルミ | ステンレス |
500mlの沸騰時間 | 2分32秒 | 4分14秒 |
注ぎやすさ | ◎ | ○ |
焚き火で沸かしたため、バーナーよりも火力が強いしケトルだと素早く沸かすことが出来ます。
予想通りカンティーンはステンレス製だし、蓋も樹脂製のため外して沸かしたので、予想以上に沸くまで時間が掛かりました。
焚き火を楽しみながらのんびりと沸かすためのギア!
パスファインダー カンティーンは広口ボトルのため細く注ぐことは難しいのですが、水筒なので注ぎやすさは全く問題ありませんでした。
パスファインダー カンティーンのような直火で使える水筒であればケトルの代用として使えるし、存在感もあるためかっこよさもプラスされます。
カンティーンが重たいし、荷物の軽量化には向いてない。
ソロキャンプに持っていきたいかっこいいケトル
ソロキャンプにはケトルはいらないし、代用ギアでどうにかなるとレビューしましたが、それでもソロキャンプへ持っていきたくなる、かっこいいおしゃれなケトルを3種類紹介します。
必要なくてもかっこいいケトルだと魅力を感じる!
おしゃれキャンパーさんっぽい!
トランギア オープンファイアケトル 0.9L
製品名 | トランギア オープンファイアケトル 0.9ℓ |
---|---|
サイズ | φ13.5×H9.5cm |
重量 | 188g |
素材 | アルミ |
トランギア オープンファイアケトルは、完全に焚き火で使うことを前提に開発されたケトルです。
蓋のつまみがステンレス製のため溶ける心配もないし、ハンドルも取り外して使えます。
出典:IWATANI-PRIMUS
火傷防止のためにハンドルの溝に枝を差し込むことでハンドルを長くしたりと、ブッシュクラフトにも似合うかっこいいケトルです。
焚き火で真っ黒にして使いたいケトル!
ケトル0.6Lとはまた違うかっこよさがある!
ミニマルワークス ミニケトル ボーグル 0.6L
製品名 | ミニマルワークス ミニケトル ボーグル 0.6ℓ |
---|---|
サイズ | φ14.5×H8.5cm |
重量 | 195g |
素材 | ステンレス |
ミニマルワークス ミニケトル ボーグル 0.6Lは、頑丈なステンレスで作られている韓流ケトルです。
ステンレス製でありながら195gと軽量なので、女子キャンプにも使える可愛いケトルです!
おしゃれキャンパーさんが使ってるイメージ!
ハンドルは熱くならなようシリコンチューブが取り付けられており、ステンレスのヘアライン加工がとっても美しく仕上がっているソロキャンプに使いたいケトルです。
おしゃれすぎて使いきれなさそう(笑)
イーグルプロダクツ キャンプファイヤーケトル 0.7L
製品名 | イーグルプロダクツ キャンプファイヤーケトル 0.7ℓ |
---|---|
サイズ | φ14.5×H7.4cm |
重量 | 236g |
素材 | ステンレス(底部:銅メッキ) |
ノルウェーのブランド「イーグルプロダクツ」の、銅とステンレスのツートンカラーが美しいキャンプファイヤーケトルです。
キャンプで使うのがもったいないと感じるくらい、デザインがめちゃめちゃかっこいいです!
使うのがもったいなく感じて買えなかった。
銅はステンレスの約25倍も熱伝導率が高く、底部に銅を使用することによって、ノルウェーの寒さでもめっちゃ早くお湯が沸くように作られています。
使わずにただ飾っておきたいケトル!
煤だらけにするのも、もったいない感じ。
まとめ:ソロキャンプにケトルはいらないけどかっこいいケトルは欲しい
今回はソロキャンプにケトルは必要か、いらないかをまとめました。
ソロキャンプにケトルは決して必須のギアではないため、買おうかどうか迷っているくらいなら必要はありません。
ケトルの代用ギアとして紹介したクッカーやシェラカップなどで問題なくお湯を沸かすことが出来るため、なくてもキャンプは出来るし、代用ギアでどうにかなります!
ただ、キャンプ用ケトルはかっこいいケトルが多いのも事実です。
ケトルの便利さよりかは、おしゃれアイテムとしてケトルを持っていくのは「アリ」だなと感じました。
便利さよりもデザイン性!
かっこいいギアはいくつあってもいいからね!
煤だらけになったケトルももちろんかっこいいし、デザイン性の高いケトルは持っているだけでテンションが上がるため、かっこいいギアを集めるのが趣味と考えれば全然OKです!
ケトルはお湯を沸かすだけしか使い道はないのですが、やっぱりかっこいいケトルを見つけると必要ないのにワクワクしちゃうし、物欲が湧いてくるのは完全に沼落ちだなと感じました(笑)
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