アルコールストーブはアルコールを燃料にしたストーブ(コンロ)です。
軽量で持ち運びもしやすいアルコールストーブは登山家さんやソロキャンパーに人気が高く、ダイソーやキャンドゥなどの100均でも購入することが出来ます。
アルコールストーブだけでなく、風防や五徳も100均で買える!
ダイソー アルコールストーブは40mlと80ml、2種類のサイズが販売されてます。
アルミ製のため、一般的な真鍮やチタン製のアルコールストーブと比較すると耐久性は劣りますが、普通に湯沸かしや炊飯などもすることが出来るため、入門としてもおすすめです。
お試しには100均はもってこい!
この記事では、ダイソーで買えるアルコールストーブ 40ml・80mlの燃焼時間や火力、使い勝手などを比較しながらレビューします。
レビュー:ダイソーで買えるアルコールストーブ
製品名 | ダイソー アルコールストーブ 40ml | ダイソー アルコールストーブ 80ml |
---|---|---|
価格(税込) | 220円 | 330円 |
サイズ | φ60×H29mm | φ72×H36mm |
容量 | 40ml(MAX 26.66ml) | 80ml(MAX53.33ml) |
重さ | 14.5g | 22.5g |
燃焼時間 | 燃料25mlで9分48秒 | 燃料50mlで18分12秒 |
材質(本体・フタ) | アルミニウム | アルミニウム |
材質(パッキン) | シリコーンゴム | シリコーンゴム |
アルコールストーブとは、アルコールバーナーや略して「アルスト」とも呼ばれる「アルコール(エタノール・ミチルアルコール)」を燃料としたストーブ(コンロ)です。
ダイソーからは40ml・80mlと2種類のサイズのアルコールストーブが販売されてます。
基本の使い方は100均でも一緒!
まずはダイソー アルコールストーブを使用する上での注意点などをまとめてレビューします。
ダイソー アルコールストーブ 40ml
製品名 | ダイソー アルコールストーブ 40ml |
---|---|
価格(税込) | 220円 |
サイズ | φ60×H29mm |
容量 | 40ml(MAX 26.66ml) |
重さ | 14.5g |
燃焼時間 | 燃料25mlで9分48秒 |
材質(本体・フタ) | アルミニウム |
材質(パッキン) | シリコーンゴム |
ダイソー アルコールストーブ 40mlは、100均ですが200円(税込220円)で販売されてます。
40mlと記載されてはいますが、実際は25mlほどしか燃料は入れることが出来ず、25mlの燃料で約10分燃焼します。
ダイソー アルコールストーブ 80ml
製品名 | ダイソー アルコールストーブ 80ml |
---|---|
価格(税込) | 330円 |
サイズ | φ72×H36mm |
容量 | 80ml(MAX53.33ml) |
重さ | 22.5g |
燃焼時間 | 燃料50mlで18分12秒 |
材質(本体・フタ) | アルミニウム |
材質(パッキン) | シリコーンゴム |
ダイソー アルコールストーブ 80mlは、300円(税込330円)で販売されてます。
こちらのアルコールストーブも容量は80mlですが、実際は50mlほどしか燃料を入れることは出来ず、燃料50mlで約18分燃焼します。
倍になったからと言って、燃焼時間が倍になる訳ではなかった。
キャンドゥで買えるアルコールストーブはパッケージが違うだけで中身は一緒!
アルコールストーブはダイソーだけでなく、キャンドゥでも購入することが出来ます。
ダイソー アルコールストーブとキャンドゥ アルコールストーブを比較してみたところ、箱のパッケージが違うだけで中身は同じアルミ製で一緒だしサイズも一緒です。
中身は同じだし、どっちを買っても使い勝手は一緒!
ダイソー アルコールストーブは燃料を2/3までしか入れることが出来ない!
ダイソー アルコールストーブは燃料に「燃料用アルコール」を使用します。
薬局やホームセンターでも燃料用アルコールは購入出来る!
同封されている取扱説明書には「燃料は2/3までしか入れないで下さい!」と記載されているため、実際に使用できる容量は思ったよりも少ないです。
2/3で計算すると中途半端な数値になるため、40mlタイプは約25ml、80mlタイプは約50mlまで燃料が入ります。
アルコールストーブは風防や五徳が必要!
ダイソー アルコールストーブに限らず、基本アルストはクッカーを置くための五徳と、風除けのための風防が別途必要です。
風防や五徳も100均で購入することが出来るため、アルコールストーブに必要なセットは100均でリーズナブルに揃えることが出来ます。
製品名 | MUNIEQ X-Mesh Stove(large) エックスメッシュストーブ ラージ |
---|---|
展開サイズ | φ82×H67mm φ72×H67mm φ62×H67mm |
収納サイズ | φ267×H67mm |
厚さ | T0.17mm |
重量 | 17g |
耐荷重 | 1kgf |
材質 | ステンレス |
うちは風防と五徳を別々に準備すると忘れる自信がすごくあるため(笑)、風防と五徳が一体になった風防兼五徳を使ってます。
さすがに100均には風防兼五徳は売ってないため、うちは重さ17gと超軽くて薄い「ミュニーク X-Mesh Stove ラージ」を使ってます。
薄いからスタッキングもしやすい!
ダイソー アルコールストーブはフタを閉じての消化が出来ない!
ダイソー アルコールストーブのフタにはシリコーンゴムのパッキンが付いてるため、フタを閉じての消化が出来ません。
アルコールが燃え尽きるまで待たないといけない。
パッキンは付いてるけど、燃料を入れたままの持ち運びは出来ない!
一応パッキンは外れるためフタを閉じての消化は出来なくはないのですが、取扱説明書にも「フタで消化しないで下さい!」と記載されてます。
ダメって書いてるならやらない!
ダイソー アルコールストーブは火力調整が出来ない!
製品名 | トランギア アルコールバーナー TR-B25 |
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サイズ | φ7.5×H4.5cm |
重量 | 110g |
材質 | 真鍮 |
トランギア アルコールバーナーはフタのスライドを開閉することで火力調整が出来るのですが、ダイソー アルコールストーブは火力調整が出来ません。
アルコールストーブを使ってそこまで火力を調整することはないのですが、一般的なアルストと比較すると100均のアルコールストーブは安さは魅力的なのですが色々と制限は掛かってしまいます。
ダイソー アルコールストーブ 40ml・80ml 比較レビュー
製品名 | ダイソー アルコールストーブ 40ml | ダイソー アルコールストーブ 80ml |
---|---|---|
価格(税込) | 220円 | 330円 |
サイズ | φ60×H29mm | φ72×H36mm |
容量 | 40ml(MAX 26.66ml) | 80ml(MAX53.33ml) |
重さ | 14.5g | 22.5g |
燃焼時間 | 燃料25mlで9分48秒 | 燃料50mlで18分12秒 |
沸騰時間 | 200ml:5分14秒 | 200ml:4分50秒 |
材質(本体・フタ) | アルミニウム | アルミニウム |
材質(パッキン) | シリコーンゴム | シリコーンゴム |
ダイソー アルコールストーブは40mlと80ml、2種類のサイズが販売されてます。
ソロキャンプでダイソー アルコールストーブを使うならどちらのサイズがおすすめなのか、比較しながらレビューします。
比較レビュー①:サイズ
製品名 | ダイソー アルコールストーブ 40ml | ダイソー アルコールストーブ 80ml |
---|---|---|
サイズ | φ60×H29mm | φ72×H36mm |
ダイソー アルコールストーブは40mlと80mlタイプで入る燃料は倍違いますが、大きさはそこまでの違いはありません。
直径は12mmしか違わないし高さも7mmしか差はないため、80mlタイプを選んでもコンパクトに収納することが出来ます。
炎が出る穴の数はどちらのサイズも18個ですが、直径は80mlタイプの方が大きいため、炎の形状は似ていますが少しだけ80mlタイプの方が炎のサイズが大きくなります。
比較レビュー②:重量
ダイソー アルコールストーブはアルミ製のため、めっちゃ軽いです。
40mlタイプが14.5g、80mlタイプが22.5gと、チタン製のアルコールストーブよりも軽いため、グラム単位で軽さを求める登山家さんにもおすすめです!
予備で持って行っても気にならない重量!
比較レビュー③:五徳
ダイソー アルコールストーブは100均で買える五徳はどれもセットすることが出来ます。
40mlタイプはポケットストーブの五徳にも置くことが出来るのですが、炎とクッカーの距離が近すぎて逆に沸騰させるまでに時間が掛かってしまいます。
何故近くなると火力が弱まってしまうのか理由はよく分かりませんが、実際近いと火力が弱まってしまい沸騰まで時間が掛かるので、40mmくらい離した方が沸騰までの時間は早くなります。
比較レビュー④:燃焼時間
製品名 | ダイソー アルコールストーブ 40ml | ダイソー アルコールストーブ 80ml |
---|---|---|
50ml | ー | 18分12秒 |
40ml | ー | 14分23秒 |
25ml | 9分48秒 | 9分19秒 |
20ml | 7分17秒 | 6分42秒 |
10ml | 4分02秒 | 3分28秒 |
ダイソー アルコールストーブの燃焼時間を比較してみると、40mlタイプの方が直径が小さくて炎が小さいためか、少しだけ燃焼時間は長いです。
ただ、40mlタイプはMAX25mlしか燃料が入らないし10分ほどしか燃焼しないため、湯沸かしくらいしか使い道がなく、長時間煮込みたい時は燃料を追加する頻度も増えてしまい少しめんどくさいです。
使用用途を考えると80mlタイプの方が使い勝手は上!
トランギア アルコールバーナーはMAX70mlまで燃料を入れることができ、約25分燃焼します。
ダイソー アルコールストーブよりかは少しだけ燃費が良く、火力もトランギア アルコールバーナーの方が強かったです。
比較してみると、やっぱりメーカー品の方が使い勝手は上がる!
比較レビュー⑤:火力
製品名 | ダイソー アルコールストーブ 40ml | ダイソー アルコールストーブ 80ml |
---|---|---|
100ml | 3分06秒 | 2分37秒 |
200ml | 5分14秒 | 4分50秒 |
400ml | 失敗 | 9分25秒 |
ダイソー アルコールストーブの火力を比較してみたところ、80mlタイプの方が炎が大きいため火力も強かったです。
20〜30秒くらい80mlタイプの方が早く沸騰する!
40mlタイプのアルコールストーブは燃料が25mlしか入れれなかったため、400mlのお湯を一回の燃料で沸かすことが出来ませんでした。
コーヒー用の湯沸かしくらいしか使い道がない。
比較レビュー⑥:スタッキング
ダイソー アルコールストーブはコンパクトなため、どちらのサイズであっても特にスタッキングは問題なかったです。
メスティンの中にアルコールストーブ+風防+五徳をスタッキングしてもまだスペースは余っているので、お米など炊飯セットもまとめてスタッキング出来ます。
丸いからカップの中にもスタッキング出来る!
まとめ:ダイソー アルコールストーブは80mlの方が使い勝手は良い!
今回はダイソーで買えるアルコールストーブ(40ml・80ml)の比較レビューをまとめました。
どちらのサイズも消化や火力調整が出来ないなど、一般的なアルコールストーブと比較するとやれることに制限はありますが、予備として使うならリーズナブルだし湯沸かしくらいなら問題なく出来ます。
40ml・80mlどちらのサイズを選ぶかと言われたら、80mlタイプの方が使用用途の幅は広がるし、サイズも対して変わらないため80mlの方が使い勝手は良かったです。
わざわざ25mlしか入らない40mlタイプを選ぶ理由はないかな。
40mlタイプだと炊飯も出来ないし。
100均でアルコールストーブが買えるのも凄い時代だし、とりあえずアルコールストーブの使い勝手はどんなものか気になってる場合は、ダイソー アルコールストーブで試してみるのも一つの方法です。
ダイソー アルコールストーブを取り敢えず使ってみて自分のキャンプスタイルに合うなら、アウトドアメーカーのアルコールストーブも検討してみてください!
メーカー品のアルストもそこまで高価ではないし、手に入れやすい!
ガスバーナーとはまた違う楽しさがアルコールストーブにはある!
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