DDハンモックはテントよりも簡単に設営でき、荷物がコンパクトになり、地面のコンディションが悪くても気にならず快適な寝心地です。
一度この快適さ、便利さを体験するとテント泊になかなか戻ることのできない悪魔のアイテムです。
木が2本あれば5分もかからず設営できる
風があれば夏でも涼しい
数あるハンモックの中でも人気の高いイギリスブランド「DDハンモック」から販売されている「DD Frontline Hammock(DDフロントラインハンモック)」!
蚊帳付きのハンモックのため虫の心配がなく、ソロキャン芸人ヒロシも愛用しているキャンパーに人気のハンモックです。
テント泊だと地面のゴツゴツが気になったり、暑かったりと何だか寝れないなと感じていたところ、ハンモック泊に変えたことで、今ではぐっすりと寝れるようになっています。
テント泊で寝れない人にこそ使って欲しい
快適な寝心地!
ハンモック泊はテントとはまた違った魅力があり、個人的には好きなスタイルなのですが、レビューを見ると人によっては寝れないという意見もあり、向き不向きがあります。
今ではほぼ毎回持っていっているDDハンモックは本当に寝心地が悪く寝れないのか?
寝れる理由と寝れない理由両方から検証し、本当の寝心地はどっちなのかレビューします。
DDフロントラインハンモックとは
イギリスのエジンバラに本拠を置く「DDハンモック」から販売されている、「DDフロントラインハンモック」はDDハンモックの中で一番人気のハンモックです。
コットンなどを使った高級ハンモックに比べると、DDハンモックはポリエステル製のため割安で購入することができ、蚊帳も付いているため虫の侵入を防ぎ、ユラユラと快適な寝心地です。
木が2本あれば素早く設置を完成させることができ、寝るだけでなく、チェア代わりとして使うこともできるので荷物の軽量化にも繋がります。
自然と一体化したデザイン
うちはマルチカム(迷彩柄)のDDフロントラインハンモックを選んだので、しっかりとカモフラージュされ自然と一体化します。
マルチカム以外でもオリーブグリーン・コヨーテブラウン・フォレストグリーンなど、自然の雰囲気を損なうことのないカラバリなのでキャンプサイトとも合わせやすいです。
設営には木が2本必要
DDフロントラインハンモックに限らず、ハンモックを設営するためには人を支えるくらい丈夫な木やポールが必要となります。
そのため広っぱなどハンモックを設営できる木がないサイトでは設営ができません。
120cmくらいのタープポールを2本用意して、ハンモックを地面に置いてテントみたいに設営することはできますが、ハンモックの浮遊感を味わうことができるメリットがなくなってしまうので、そこまでするなら初めからテントを持っていきます。
浮遊してこそのハンモック
森林サイトなど木がいっぱいあるキャンプ場へよく行く人向け
設営・撤収が超簡単
DDハンモック木に取り付けて開くだけなので簡単に設営できますが、DDハンモックから販売されているウーピースリングやハンモックスリーブを取り付けることで設営が更に簡単になります。
5分以内、早ければ3分くらいで設営が終わる
必要なのは木が2本だけ!
ウーピースリングがあることで、ハンモックを設営した時の長さを簡単に調整することができます。
付属のロープだと毎回高さを調整したりする時に、結び直しをしないといけないため時間がかかり、めんどくさいので、ウーピースリングはDDハンモックを使う上で必須のアイテムとなっています。
DDハンモックスリーブは靴下を履いたり、脱いだりするような感覚でハンモックを広げたり、収納できたりできます。
スルスルっと簡単に出し入れができるため、設営・収納の時短アイテムとして役立ちます。
超気持ちよく、素早く設営できる
使ってみてわかる必須のアイテム!
テントだと地面の状態が悪いとグランドシートが泥だらけになってしまいますが、ハンモックは宙に浮いてるため、汚れの心配もないため、使用後のメンテナンスも乾燥させるだけで簡単に済みます。
軽量・コンパクト
製品名 | DDフロントラインハンモック |
---|---|
サイズ | 2.7m×1.4m |
耐荷重 | 125kg |
重量(ハンモックのみ) | 860g |
1kgを切るテントは、シングルウォールだったり、フロアレスだったり何かを犠牲にしないといけませんが、DDフロントラインハンモックは本体重量が860gと、とても軽くコンパクトに持ち運べます。
サイバトロンバックパック3Pタクティカルのサイドポーチにシンデレラフィットしたため、うちはバックパックキャンプではサイバトロンのバックパックで持ち運んでいます。
タープを持っていっても2kg以内におさまる
DDフロントラインハンモックのバリエーション
DD Hammocks Japan の公式ページには、12種類のハンモックが販売されています。カラーの違い(マルチカム)を除くと実質9種類のハンモックが揃っています。
大きく分類すると、虫から守ることができる蚊帳付きハンモック、軽量化に特化した蚊帳なしハンモックがあります。
DDフロントラインハンモックは、DDハンモックの数あるハンモックの中の一つとなっています。
製品名 | DDフロントライン | DDスーパーライトフロントライン | DD XLフロントライン |
---|---|---|---|
カラー | オリーブグリーン コヨーテブラウン フォレストグリーン ジェットブラック オレンジ マルチカム | オリーブグリーン | オリーブグリーン マルチカム |
サイズ | 2.7m×1.4m | 2.7m×1.4m | 3m×1.8m |
耐荷重 | 125kg | 100kg | 125kg |
重量(ハンモックのみ) | 860g | 620g | 1250g |
DDフロントラインの中でも、カラーを覗くと、基本のDDフロントラインハンモック、軽量化したスーパーフロントライン、大きなサイズのXLフロントラインと3種類のサイズがあります。
DD Frontline Hammock
製品名 | DDフロントラインハンモック |
---|---|
カラー | オリーブグリーン・コヨーテブラウン・フォレストグリーン・ジェットブラック・オレンジ |
サイズ | 2.7m×1.4m |
MAV身長・耐荷重 | 身長196cm・耐荷重125kg |
重量(ハンモックのみ) | 860g |
定番人気のDDフロントラインハンモックはカラバリが豊富にあるため、サイトカラーに合わせた自分好みのハンモックを選ぶことができます。
DDハンモックの中での一番人気の高いハンモックなので、基本DDフロントラインハンモックを選べば問題なくハンモック泊を楽しむことができます。
軽量ハンモック泊の基本
迷ったら定番人気を選べば間違いなし
DD Frontline Hammock MC
製品名 | DDフロントラインハンモック マルチカム |
---|---|
カラー | マルチカム |
サイズ | 2.7m×1.4m |
MAV身長・耐荷重 | 身長196cm・耐荷重125kg |
重量(ハンモックのみ) | 860g |
DDフロントラインハンモックのカラーが迷彩柄(マルチカムVer.)となっています。
DDフロントラインハンモックとはカラーと価格が異なる以外は、サイズも使い方も一緒です。
マルチカムは森林サイトにも溶け込むデザイン
自分のサイトがどこだかわからないくらい自然とマッチ
DD SuperLight Frontline Hammock
製品名 | DDスーパーライトフロントラインハンモック |
---|---|
カラー | オリーブグリーン |
サイズ | 2.7m×1.4m |
耐荷重 | 100kg |
重量(ハンモックのみ) | 620g |
フロントラインシリーズの中で一番軽量なモデルがスーパライトフロントラインとなります。
メインレイヤーを一枚にすることで、ノーマルのフロントラインと比べて約240gの軽量化に成功しています。
とにかく軽さを求める方で、オリーブグリーンでも全然構わない場合はスーパーライトを選ぶのも一つの方法です。
カラーはオリーブグリーンの一色のみ
軽さを重視したキャンパー向け
DD XL Frontline Hammock
製品名 | DD XL フロントラインハンモック |
---|---|
カラー | オリーブグリーン |
サイズ | 3m×1.8m |
耐荷重 | 125kg |
重量(ハンモックのみ) | 1250g |
体が大きな外人さんでも対応できるように作られたのがXLサイズのフロントラインハンモックです。
サイズの違いだけでなく、蚊帳をつけるポールも湾曲しており、トンネル型にすることで快適な居住空間を生み出したハンモックです。
体が大きい人向けのハンモック
ノーマルも194cmまで対応してるから、居住空間の快適さを求める人向け
DD XL Frontline Hammock MC
製品名 | DD XL フロントラインハンモック マルチカム |
---|---|
カラー | マルチカム |
サイズ | 3m×1.8m |
耐荷重 | 125kg |
重量(ハンモックのみ) | 1250g |
XLフロントラインハンモックのマルチカムVer.です。
XLフロントラインとサイズは同じですが、カラーがマルチカムに変わり、価格が少し上がってます。
大きなサイズで、迷彩柄のハンモックが欲しい方におすすめのハンモックです。
DDハンモックの寝心地は?寝れない原因
地面が平らでないと寝れない人、しっかりと寝返りを打ちたい人、圧迫感が苦手な人にとっては寝心地が悪く寝れないと言われているハンモックですが、個人的には寝心地は良いと感じてますし、朝までぐっすりと眠れています。
包み込まれる感じがいいけど、それが苦手な人もいる!?
個人的にはベッドよりもぐっすり眠れる
テント泊で寝れない人こそハンモックを使って欲しいと思っていますが、寝心地が悪く寝れないと言われている原因と、実際に寝てみて感じた寝心地が良いと感じる理由を紹介します。
地面が平らでないと寝れない
地面が平らでないと寝れない人は、ハンモックに限らずキャンプにはあまり向いてないと思います。
自然の中で楽しむキャンプでは、平らな場所がそもそも少ないし、地面はゴツゴツしてるし、キャンプをするのであれば、グランピング施設でエアコンを効かせてベッドで快適に楽しんだ方がいいです。
ちょっと辛口すぎない?
ハンモック泊が好きだからこその感想!
寝返りはしづらく寝れない
ハンモックの中で寝ている時は「くの字」の体勢となります。
そのため眠る前、スマホなどを見ながらうだうだしている時間は、確かに寝返りをうつことは少しやりづらいなと感じます。
寝ている間は、朝まで起きることがないため、自然と寝返りをしているのかなと思います。
寝てるから寝返りできてるか気づけない
ハンモック泊でも枕を使った方が、眠る前少し横向きになりたいなと感じた時もやりやすいです。
乗り物酔いして寝れない
ハンモックは普段のベッドと違い、空中に浮いてる状態の中、布切れで身体を支えます。
意識して揺らそうとしなければ、それほど揺れることはありませんが、ハンモックの中に入る直後はけっこう揺れます。
そのため、乗り物酔いしやうい人は、それだけで気持ちが悪くなると言うレビューもあります。
うちは二人とも乗り物酔いはしないため、ハンモックの揺れで気持ちが悪くなることもなく、むしろ揺れが心地よく感じています。
ブランコに乗って揺れに強いか確認してみよう!
ブランコで気持ち悪くなる人は厳しいかもしれない
寝袋に入りづらくて寝れない
ハンモックは包み込まれるような寝心地ではありますが、包み込まれることによって寝袋の中に入るのに一苦労します。
夜中寝ている時にトイレに行きたい場合は、狭い中寝袋のファスナーを開けて、DDハンモックのファスナーがどこだか探してと、すぐにはトイレに行くことができません。
その後、また寝袋の中に入るのも一苦労するため、トイレに行くだけで目が覚めてしまいます。
夜中トイレに行くためにバタバタするのもしんどいため、うちはハンモック泊の場合は寝袋の中には入らず、掛け布団のようにして使っています。
そもそも寝袋の圧迫感があまり好きではない
ハンモックの包み込まれている感じは好きだけど!
DDハンモックの寝心地は?寝れる理由
続いて、DDハンモックの寝心地がなぜ良いと感じるか、朝までぐっすりと寝れる理由を紹介します。
地面のコンディションを気にせず寝れる
ハンモックを設営できるような森林サイトは、地面が木の根っこでゴツゴツしているため、テント泊だと根っこや石などが体に当たって、痛くて寝れないことがありました。
森林サイトは平らな場所は少ない
斜めになってる場所でも、雪でもハンモックだと関係なし
ハンモック泊に変えたことで、地面のコンディションを気にすることなく眠ることができるので、テント泊よりも寝心地が良く、快適な朝を迎えることができます。
雨が降って地面が泥だらけだとしても、ハンモックは宙に浮いている状態なので、汚れることなくタープを張っていれば雨に濡れることなく眠ることができます。
- QDDハンモックにタープは必須?
- A
雨予報の時は必須だけど、降らない予報であれば使わないことも多いです。
DDハンモック単品だと蚊帳しかないため、雨が降ると寝ている時にビシャビシャになってしまいます。
そのため、別途ハンモックの上にタープを張ることで雨で濡れるのを防いでくれます。
最初の頃はハンモックとタープはセットで使うと思っていましたが、タープを使わずにDDハンモック単体で使う方が設営もすぐに終わり、タープを張る手間が省けるため、天気予報をみて雨が降らない時はタープなしで開放的に楽しんでいます。
帰ったあとタープを干すのも手間やし
- Qタープの大きさは3×3と4×4どっちを選ぶ?
- A
ソロキャンプは軽さを重視しているため、3×3のタープを選ぶ!
雨の日はDDハンモック全体を覆うことができる4×4のタープの方が安心ではありますが、3×3のタープの方が軽く持ち運びもしやいため、どちらを持っていくかと言われれば3×3のタープを選びます。
雨が心配なら3×3タープを斜めに張れば全体を覆える
涼しく快適だから寝れる
通気性の高いポリエステル生地のおかげで、暑くても風さえ吹いてくれれば夏でも涼しく眠ることができます。
なんやかんやキャンプ中は色々と動き回るので、翌日に疲れを残さないためにも睡眠をしっかりとることは大切です。
暑がり屋さんにとってハンモックの寝心地は最高!
うちは暑がりだし、地面のゴツゴツが気になって寝れないタイプのため、ハンモックを設営できるキャンプ場へ行く時は、100%ハンモック泊を選びます。
ハンモック泊ができないキャンプ場へ行くことが少なくなった
- Q通気性が良いってことは冬は寒い?
- A
寒い!
ハンモックは宙に浮いているため、夏でも風が吹いていれば結構涼しく眠れますが、逆にその通気性の良さが冬だと冷たい北風によって寒さが倍増されます。
DDフロントラインハンモックには布と布の間にマットを入れることができるスペースがあります。
そこにマットを入れたり、ブランケットなどを突っ込み下からの冷気を遮断させることもできます。
電熱マットや電熱ベストなど文明の力に頼るか
冬は寝心地を良くするためにも寒さ対策が必要!
対策:アンダーブランケットを使う
製品名 | DD Underblanket |
---|---|
カラー | オリーブグリーン・コヨーテブラウン・マルチカム |
長さ | 2m |
収納サイズ | 20×17×17cm |
重量(ハンモックのみ) | 950g |
アンダーブランケットとは、簡単に言うとハンモック用のダウンです。
ハンモックの下部分に空気の層を作ることで暖かくなり、-5度の温度までは耐えることができます。
DDアンダーブランケットは、純正品だけあって、カナビラパチパチと取り付けるだけで簡単にセットすることができます。
かなり暖かそう
DDハンモック純正以外からもアンダーブランケットは販売されてる
アンダーブランケット自体がハンモック本体より重くて大きいサイズとなっているため、いくらハンモック泊が軽量で楽しめると言っても、冬キャンプはなんやかんや荷物が増えてしまいます。
バックパック一個でキャンプを楽しむ軽量キャンパーさんの場合は、アンダーブランケットの分バッグのスペースをあけとかないといけません。
耐荷重が高いから安心して寝れる
DDフロントラインハンモックは耐荷重が125kgあるため、一般体型であれば問題なく使えます。
落ちてしまわないか心配な方もいると思いますが、設営するための木選びを間違えず、カナビラを耐荷重の低い安物を使わない限り心配ありません。
DDハンモックの素材はパラシュートにも使われている丈夫なポリエステルを使っているため、裂けたり破れたりするのにも強く、汚れもつきづらい素材となっています。
耐荷重が高く、素材も丈夫なため、落ちたりなどの不安もなく安心して眠ることができます。
チェア代わりにも使える
軽量化にこだわるキャンパーさんは、日中寝ない時はハンモックをチェアとして使っています。
蚊帳を外しておけば、かなり横にも広がるので軽い背もたれを作ることもできます。
ブランコに乗っているみたいで快適
ロッキングチェア代わりに最適!
蚊帳のおかげで虫の心配なく寝れる
DDフロントラインハンモックには蚊帳が付いているため、虫が入ってくる心配はありません。
真夏のキャンプでもしっかりとファスナーを閉めることで、虫の侵入を防ぎ快適な睡眠を取ることができます。
ファスナーの閉め忘れに注意
DDフロントラインハンモックまとめ
今回はDDハンモックから販売されているDDフロントラインハンモックのレビューをまとめました。
テント泊とはまた違った楽しさを味わうことができるハンモック泊は、ハンモック独特の浮遊感と包み込まれる気持ち良さを楽しむことができます。
これだからハンモック泊はやめられない
荷物が減るのがいい感じ
寝れないというレビューも多いですが、寝心地もテント泊よりハンモックの方が格段に良く、地面の状態を気にしなくてもいいので、ハンモック泊に変えてからは朝までぐっすりと寝ています。
そのため、結論としては「寝心地は人によって好き嫌いが分かれる」です。
好きな人はハンモックにすごくはまりますし、無理な人は苦手なまま敬遠します。
乗り物酔いをしやすいかどうかわからない場合は、公園のブランコでユラユラ試してみてください。
特に気持ち悪くなったりしなければ、ハンモックに向いてるはずです!?
知らんけど
普段のテント泊に少し飽きてきた、テントは寝にくいと感じている人、地面のゴツゴツが気になる人にこそハンモック泊はおすすめです。
コットを使うよりも軽い!
心地よい揺れで快適な寝心地!
コメント