スノーピーク ペンタシールドは名前の通り、ペンタ(五角形)の形をしたソロキャンプ向けの張り姿が美しい小型タープです。
シールド加工(遮光ピグメントPU加工)のおかげで、下手な軽量タープよりも遮光性が高く、簡単に設営も出来るため夏のデイキャンプにも活躍します!
ソロキャンプにおすすめなタープ!
ペンタシールドは基本ポールを1本使って設営するワンポールタープですが、ポールを2本使ってヘキサタープのようにも張れますし、逆張りで張ったり色々キャンプスタイルによってアレンジも可能です。
小川張りも出来るし、ポールの高さを変えるだけでも使い勝手は変わる!
ペンタ型でもアレンジはしやすいし、1人で簡単に張れる!
この記事では、スノーピーク ペンタシールドの設営やたたみ方、張り方のアレンジ例などをまとめてレビューします。
スノーピーク ペンタシールドの張り方:設営前の準備
製品名 | スノーピーク ライトタープ ペンタシールド STP-381 |
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サイズ | 400×320×150cm |
収納サイズ | 32×20×9cm |
重量 | 790g(本体のみ) |
耐水圧 | ミニマム値:1,800mm |
材質 | 本体:75Dポリエステルタフタ(遮光ピグメントPUコーティング・UVカット加工・テフロン撥水加工 ) ペグ:シェラルミン |
スノーピーク ライトタープ ペンタシールド STP-381は、変形五角形の形をした小型タープです。
軽量タープは遮光性が低いタープが多いのですが、ペンタシールドは「遮光ピグメントPUコーティング」のおかげで夏キャンプでも影がかなり濃く、下手なタープよりも涼しくキャンプを楽しめます。
タープを使うなら涼しさは大事!
ポールを1本使って簡単に設営できるワンポールタープですが、ポールの長さや数を変更するだけで簡単にアレンジも出来ますし、ヘキサ張りにすれば2〜3人でも使える広さになります。
タープは風の影響を受けやすいし、1人で簡単に設営できるのは大事!
スノーピーク ペンタシールド:セット内容
スノーピーク ペンタシールドのセット内容はタープ本体の他、ペグやロープなど基本的なセットは全て含まれてます。
ペグは使い物にならないから交換が必要だし、アレンジして張るならロープも必要!
スノーピーク ペンタシールド独自のセット内容にパドルフッキングカバーがあります。
カヤックやSUPで使うパドルをポール代わりに使うことが出来るのですが、かなりマイノリティーな使い方のため、そこまで必須な感じはしません。
ただ、付属の収納ケースよりもパドルフッキングカバーの方がサイズが大きいため、タープを収納する時は雑にたたんでも詰め込むことが可能です。
収納ケースはサイズに余裕がある方が収納しやすい!
ペンタシールドを設営するためには別途150cmサイズのポールが必要!
スノーピーク ペンタシールドのセット内容にはタープポールが含まれてないため、別途ポールが必要です。
ポールの長さは150cmが推奨されてますが、長さは多少前後しても設営は出来ますし、ポールを長くした方が居住スペースは減りますがデッドスペースも減ります。
ポールを長くした方が使いやすかった!
スノーピークからはペンタシールド用の150cmピッタリのポールは販売されてますが、長さを調整出来るタイプのポールの方がアレンジはしやすかったです。
ペンタシールド 付属のペグは鋳造ペグへの交換が必要!
スノーピーク ペンタシールドの設営には最低6本のペグが必要です。
ペンタシールドに付属してるペグは細くて短いジュラルミンペグのため、タープ用のペグとしては心許ないし、風が強いとすぐに曲がるし抜けてしまいます。
どうせ使い物にならないなら、はじめから別売りにすればいいのに・・。
ペンタシールドに限らずタープ用のペグは風の影響を受けやすいため、最低30cm以上の鋳造ペグやチタンペグがおすすめです!
軽さを求めるならチタンだし、頑丈さなら鋳造ペグ!
スノーピークからも頑丈なソリッドステークが販売されてる!
ペンタシールドをアレンジして張るならロープも必要!
スノーピーク ペンタシールドに付属されてるロープは細いですが、普通にタープ用として使うなら千切れる心配はなかったです。
タープのカラーと合わないくらい。
ただ、自在金具は使いにくかったため、うちは3つ穴の自在金具に変更しました。
3つ穴の自在金具はセリアでも買える!
ペンタシールドの張り方によってロープの長さは変わってきますが、色々な張り方に対応するためには、3.5m×2本、1m×5本のロープを用意すればある程度のアレンジに対応することが出来ます!
結局付属のロープは全取っ替え!
スノーピーク ペンタシールドの張り方:設営
スノーピーク ペンタシールドの設営に必要なギアは、タープ本体・ポール・ロープ・ペグハンマーがあれば設営出来ます。
アレンジするならポールやロープの長さが変わったり、二股化ジョイントなどもあると便利なのですが、まずは基本の張り方から紹介します。
- STEP1ペンタシールドにロープを取り付けておく
- STEP2風に飛ばされないように5箇所全て仮止め
- STEP3ペンタシールドにタープポールをセット
- STEP4前両サイド2箇所のロープを調整しながらペグダウン
- STEP5後ろ両サイド2箇所を調整しながらペグダウン
- 完成全体的にテンションをかけて調整すればペンタシールドの設営は完成
STEP1:ペンタシールドにロープを取り付けておく
ペンタシールドの設営前にあらかじめロープを取り付けておきます。
- Qペンタシールドのロープの長さは?
- A
付属のロープは3m×1本、1m×2本ですが、設営する時は3m×1本、1m×2本、30cm×2本、50cm×1本あると設営しやすかったです。
基本の張り方であれば、後方3箇所のロープは短めにセットし、前方両サイドのロープは100cmほどあれば綺麗に張れます。
STEP2:風に飛ばされないように5箇所全て仮止め
ペンタシールドの設営場所を決めたら、本体を広げA〜Eまでの5箇所全て仮止めし、尻尾部分に当たるAの場所のみしっかりとペグダウンしておきます。
風が強いと設営中にタープが飛んでいく!
ペグダウンする時は45度くらいの角度で打ち込んだ方がペグは抜けにくいし、風が強くてもタープが飛ばされず安定します。
STEP3:ペンタシールドにタープポールをセット
タープポールの長さは150cmが推奨されてます。
ペンタシールドのF部分にタープポールをセットしたら立ち上げます。
STEP4:前方両サイド2箇所のロープを調整しながらペグダウン
前方両サイド(B・C)を張りジワが少ない方向にテンションを掛けてペグダウンし、ロープの長さも軽く調整しておきます。
STEP5:後方両サイド2箇所を調整しながらペグダウン
後方両サイド(D・E)も張りジワが少ない方向へテンションを掛けてペグダウンします。
STEP6:全体的にテンションをかけて調整すればペンタシールドの設営は完成
前後両サイド(B・C・D・E)全てのペグ位置を確認し、全体的にテンションを掛けてタープの形を綺麗に整えればスノーピーク ペンタシールドの設営は完成です。
慣れれば5分くらいで設営は出来る!
ポールは1本しか使わないし、一人で簡単に設営出来る!
スノーピーク ペンタシールド:張り方をアレンジ
- ポールの高さを変更
- 二股化
- 逆張り
- 小川張り
- ヘキサ張り
スノーピーク ペンタシールドは、ポールを1本使った尻尾が長めの飛行機のような形をした張り方が基本なのですが、逆張りや小川張りなど張り方のアレンジも楽しめます。
ペンタシールドの張り方 アレンジ例を5種類、やり方や使い勝手などをレビューします。
スノーピーク ペンタシールド アレンジ例①:ポールの高さを変更
スノーピーク ペンタシールドのポールの長さは150cmを推奨されてますが、長さが多少前後しても設営は可能です。
ポールの長さが変わるとサイズが変わるしペグダウンする位置が変わるけど、張り方は基本一緒!
ポールの長さを180cmにアレンジしてペンタシールドを設営してみたところ、居住スペースは少し狭くなりますが、端のデッドスペースが少し広くなるためタープ泊する時も圧迫感は少なくなるし、逆にレイアウトもしやすくなりました。
- Qペンタシールドを使ったタープ泊におすすめの蚊帳は?
- A
デッドスペースも多いため、テントとの組み合わせよりも寝るだけならポップアップメッシュシェルターの方が使いやすかったです。
タープ泊だけでなく、ペンタシールドとテントの組み合わせでも、ポールの長さを180cmでセットすればサイドにソロドームを入れることも出来ました。
ポールを高くするだけでもだいぶ使い勝手は変わってくる!
スノーピーク ペンタシールド アレンジ例②:二股化
スノーピーク ペンタシールドは真ん中にポールが付いてるため、レイアウトするにも作業するにもポールが邪魔に感じることが多々あります。
二股化パーツを使えばペンタシールドを二股化にアレンジすることができ、ポールがないだけで一気にレイアウトもしやすくなり広々快適に使えます!
二股化にした方が断然使い勝手は上がる!
二股化するためには、「二股化ジョイントパーツ」と「230〜250cmのポール×2本」を準備します。
二股化ジョイントパーツは高さの調整も角度を変えるだけで簡単に出来るしリーズナブルなため、一体化になった二股パーツよりもおすすめです!
二股化しても張り方は基本一緒!
スノーピーク ペンタシールド アレンジ例③:逆張り
スノーピーク ペンタシールドは、尻尾部分をトップにした逆張りで張ることも可能です。
ポールをセットする位置が逆になるけど、同じような張り方で設営出来る!
逆張りにアレンジすることで日陰スペースはだいぶ減りますが、順張り(基本の張り方)よりかは広々と開放的に使えます。
ペンタシールドを逆張りでセットしてみたところ、ポールの長さが150cmだと居住スペースも少ないしデッドスペースも多くなるため、少し使いにくかったです。
這いつくばる感じ。
逆張りにアレンジする時は、ポールの長さを180cm以上にしてセットした方がデッドスペースも減り広く使うことが出来ました。
スノーピーク ペンタシールド アレンジ例④:小川張り
スノーピーク ペンタシールドはポール2本と延長テープを準備することで小川張りで設営が出来ますし、延長テープを準備しなくてもテントを中に入れて張ることも可能です。
ペンタシールドは濃いブラウンだから、テントとの色の組み合わせが少し難しい。
ペンタシールドとテントの組み合わせだと、タープポールが150cmの場合は前室からポールまで130cm、タープポールが180cmだと前室からポールまで120cmほどでした。
天候にもよりますが、テントとペンタシールドを組み合わせるならポールは長い方が開放感もあり使いやすかったです。
ペンタシールドを逆張りにしてテントと組み合わせてみたところ、タープポールが150cmだと綺麗に張ることが出来なかったため、180cm以上に長くセットした方が張りやすかったです。
逆張りだとテントからポールまで180cmあるし広々使える!
夏の暑い時とかはインナーテントのみで涼しく寝たいのですが、ペンタシールドとインナーテントの組み合わせだと、寝ている姿が周りから丸見えになってしまいあまりおすすめ出来ません。
おっさんの寝姿なんか見たくないし!
女子が寝てても逆に危ないし。
スノーピーク ペンタシールド アレンジ例⑤:ヘキサ張り
スノーピーク ペンタシールドはポールを2本使って設営することで、ヘキサタープのように張る(ヘキサ張り)ことも出来ます。
ポールが1本増えますが、B・C・D・Eを仮止めした後、前後2箇所にポールをセットし立ち上げペグダウンしていけば一人でも設営出来ます。
風さえなければ一人でも簡単に張れる!
ペンタシールドは基本ソロキャンプ用のタープですが。ヘキサ張りにアレンジすれば、2〜3人でも使えますし、夏のデイキャンプにも活躍します!
遮光性も高いし、夏キャンプ向け!
スノーピーク ペンタシールド:たたみ方
製品名 | スノーピーク ライトタープ ペンタシールド STP-381 |
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収納サイズ | 32×20×9cm |
重量 | 790g(本体のみ) |
スノーピーク ペンタシールドはポリエステル製の軽量タープ(790g)なため、小さくたたんでいけばコンパクトに収納出来ます。
風が強い日などはキャンプ後、綺麗にたたむことは出来ませんが、パドルフッキングカバーは収納サイズにも余裕があるため、ある程度雑にたたんでも余裕で収納出来ました!
風が強い日は綺麗にたたむのを諦める!
- STEP1タープポールやペグを外す
- STEP2端の角を合わせて半分に折りたたむ
- STEP3上の三角形部分を折りたたみ長方形にする
- STEP4更に半分に折りたたむ
- STEP5小さく折りたたみ収納ケースに収納
STEP1:タープポールやペグを外し半分に折りたたむ
スノーピーク ペンタシールドにセットしたタープポールやペグを全て取り外し、真ん中を半分にして折りたたみます。
STEP2:端の角を合わせて半分に折りたたむ
左端の角を合わせて、更に半分に折りたたみます。
STEP3:上の三角形部分を折りたたみ長方形にする
上の三角形部分を折りたたみ長方形にします。
STEP4:更に半分に折りたたみ収納ケースの大きさにしておく
長方形の形になったら更に半分に折りたたみます。
このサイズになれば収納ケースに合わせて折りたたんでも収納出来ますし、クルクルと丸めながら収納ケースに入れることも出来ます。
長方形にたためさえすれば、綺麗に収納しやすくなる!
STEP5:収納ケースのサイズに合わせて折りたたみ収納
最後は収納ケースの大きさに合わせて小さく折りたたんでいき、最後は収納ケースになおせばスノーピーク ペンタシールドのたたみ方と収納は完成です。
長方形にするのがポイント!
まとめ:スノーピーク ペンタシールド 張り方とアレンジ例
今回はスノーピーク ペンタシールドの張り方とたたみ方、アレンジ例などをまとめて紹介しました。
ペンタシールドは基本ワンポールを使った飛行機のような形に張りますが、逆張りや小川張りも出来ますし、ポールの長さを変えたり、二股化することで更に使い勝手は良くなります。
小型のタープだし、ポールが2本になっても一人で簡単に設営は出来ますし、基本の張り方であれば5分くらいですぐに設営は終わります!
暑い中、ダラダラと時間掛けて設営する必要はなし!
他にもポールを4本使って張ることも出来たり、ペンタシールドを2枚使って組み合わせたりなど、五角形のタープでも色々とアレンジして楽しむことが出来ます。
ソロキャンプに使いやすいタープだし、おしゃれで綺麗に張りやすい遮光性の高い軽量タープのため、夏キャンプでも使いやすいです!
下手なタープより涼しいし、設営も簡単!
スノーピーク ペンタシールドは、タープ泊も楽しめるアレンジしやすいソロキャンプにおすすめ出来るタープです!
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