スノーピーク トレック900とソロストーブ ライトを使った炊飯のやり方

スノーピーク トレック900は登山家さんを中心に人気の深型クッカーですが、ソロキャンプでも十分に活躍する使いやすいサイズのクッカーです。

うちは「ソロストーブ ライト」とスタッキングさせるためにトレック900を購入したのですが、他にも250サイズのOD缶やスノーピーク チタントレック700・1400などもスタッキング出来ます。

この記事では、スノーピーク トレック900を使った炊飯のやり方を紹介します。

せっかくソロストーブ ライトがスタッキング出来るため、トレック900とソロストーブ ライトを使い、「焚き火で炊飯」と「アルコールバーナーで自動炊飯」2通りのやり方を紹介します！

スノーピーク トレック900を使った炊飯

製品名	スノーピーク トレック900 SCS-008
サイズ	ポット：φ120×107mm フタ：φ127×39mm
重量	265g
収納サイズ	φ130×140mm
容量	ポット：900ml フタ：250ml
材質	本体：アルマイト加工 ハンドル：ステンレススチール

スノーピーク トレック900は、900mlのポットと250mlのフタがセットになった、定番の深型クッカーです。

トレック900は深型クッカーのため浅型クッカーよりも吹きこぼれも起きにくいし、スタッキングやパッキングがしやすいクッカーです。

熱効率は浅型クッカーの方が優れてますが、トレック900を使っても水の量や炊飯時間を守れば焦げつくことなく炊飯も出来ます！

トレック900はMAX2合まで炊飯OK！

深型クッカーは吹きこぼれが起きにくいクッカーですが、2合炊きした場合はさすがに吹きこぼれてしまいます。

トレック900はMAX2合まで炊飯出来ますが、基本ソロキャンプや登山で使うクッカーのため2合も炊く機会は少ないです。

1合炊きであれば吹きこぼれが起きることなく炊飯出来ますが、圧をかけるためにも重石をフタの上に置いて炊飯した方が失敗せずに炊けました！

チタントレック900よりアルミの方が炊飯は成功しやすい！

製品名	スノーピーク トレック900 SCS-008	スノーピーク チタン トレック900 SCS-008T
サイズ	ポット：φ120×107mm フタ：φ127×39mm	ポット：φ120×107mm フタ：φ127×39mm
重量	265g	175g
収納サイズ	φ130×140mm	φ130×140mm
容量	ポット：900ml フタ：250ml	ポット：900ml フタ：250ml
材質	本体：アルマイト加工 ハンドル：ステンレススチール	チタニウム

スノーピーク トレック900は「アルミ製」と「チタン製」、2種類のトレック900が販売されてます。

アルミとチタンの違いは「重量」・「材質」・「価格」の3点だけで、外径サイズや内径サイズ、容量に関しては両方とも一緒です。

チタンは熱伝導率が低く、チタントレック900で炊飯するとムラが出来たり焦げつきやすく失敗しやすいため、アルミ製のトレック900の方が炊飯や調理には向いてます！

トレック900はソロストーブ ライトがシンデレラフィット！

製品名	ソロストーブ ライト
使用時サイズ	φ10.8×H14.5cm
収納サイズ	φ10.8×H10cm
重量	255g
材質	ステンレススチール(SUS304)・ニクロムワイヤー

スノーピーク トレック900は二次燃焼が楽しめる焚き火台「ソロストーブ ライト」とシンデレラフィットでスタッキング出来ます。

うちがトレック900を購入したきっかけがソロストーブ ライトとスタッキングさせるためだったので、毎回セットで持って行ってます。

アルコールバーナーや固形燃料を使えばトレック900で自動炊飯も楽しめる！

スノーピーク トレック900はソロストーブ ライトを使って焚き火で炊飯するだけでなく、ガスバーナーやアルコールバーナー、固形燃料などを使っても炊飯出来ます。

250サイズのOD缶がスタッキング出来るサイズのため、バーナーとも相性は高いです！

アルコールバーナーや固形燃料を使って炊飯する場合は、メスティンと同じような感じでトレック900でも自動炊飯が出来ます。

絶対に失敗したくないなら水蒸気炊飯もおすすめ！

スノーピーク トレック900はそのまま普通に炊飯も出来ますが、絶対失敗したくない時や0.5合とか少しだけ炊きたい時は水蒸気炊飯もおすすめです！

水蒸気炊飯であれば蒸気の力で炊いてるため焚き火でも絶対に焦げつくことはありませんし、水の量や火加減もそこまで気にせずとも失敗せずに炊けます。

トレック900と一緒にスタッキング出来るチタントレック700やマグカップなどを中子にして炊飯が出来るため、まとめて水蒸気炊飯セットをトレック900の中に入れて持ち運ぶことも出来ます！

トレック900とソロストーブ ライトを使って炊飯：やり方と手順

スノーピーク トレック900はソロストーブ ライトとスタッキング出来るため、この2つのギアを使った炊飯のやり方を紹介します。

まずはソロストーブライトで焚き火をしながら、トレック900で1合炊飯するやり方を紹介します。

STEP1：トレック900に無洗米１合・水250mlを入れて浸漬

キャンプ場は炊事場が遠かったり綺麗なお水が出るとは限らないため、普通精米よりも無洗米を使うのがおすすめです！

まずはトレック900のポットの中に無洗米1合とお水を250ml入れて30分以上浸漬させておきます。

お米は吸水させることで炊き上がりのふっくら感や味が変わってくるため、夏場は30分以上、冬場は1時間以上浸漬させてから火にかけます。

STEP2：浸漬中にソロストーブ ライトの準備

浸漬されるのを待っている間にソロストーブ ライトで焚き火の準備をしておきます。

ソロストーブ ライトは小枝を使ってすぐに着火は出来ますが、燃焼効率が良い焚き火台のため少し多めに小枝を用意しといた方がバタバタせずにすみます。

STEP3：トレック900を火にかけて15分炊飯

無洗米の浸漬が終わったら、トレック900を火にかけて15分炊飯します。

1合炊きであれば吹きこぼれることはないのですが、トレック900のフタに密閉力はないため圧をかけるためにも重石は置いておいた方が美味しく炊けます。

STEP4：火からおろして10〜15分蒸らす

15分経ったら一度フタを開けて炊き具合をチェックします。

問題なく炊けてるのであればそのまま蒸らしに入るのですが、まだ水気が残っている場合は再度3分火にかけ直します。

風が強かったりすると燃焼効率が落ちてしまい沸騰まで時間が掛かることもあるため、炊き具合をチェックしながら炊飯すれば失敗するリスクも減ります！

水気もなくいい感じに炊けてたら、フタを閉じてそのまま10〜15分蒸らします。

トレック900とソロストーブ ライトを使った炊飯 完成

蒸らしが終わればトレック900とソロストーブ ライトを使った炊飯は完成です！

水の量を少し多めにしたし、炊き具合をチェックしながら炊飯したため焦げつくことなく美味しいご飯を炊くことが出来ました！

トレック900とアルコールバーナーを使った自動炊飯：やり方と手順

先程は焚き火で炊飯するやり方を紹介しましたが、次はトレック900とアルコールバーナーを使った自動炊飯のやり方を紹介します。

アルコールバーナーの五徳としてソロストーブ ライトを使います。

五徳として使うにはソロストーブ ライトは超重たいのですが、トレック900＋ソロストーブ ライト＋アルコールバーナーを全部まとめてスタッキングして持ち運ぶことが出来るため、せっかくなので五徳として利用しました。

STEP1：トレック900に無洗米１合・水230mlを入れて浸漬

焚き火で炊飯した時はお水は250ml使用しましたが、アルコールバーナーで炊飯する場合は焚き火よりも火力が弱いためお水の量を230mlに減らしました。

トレック900の中に無洗米1合とお水230mlを入れて30分以上（寒い時期は1時間以上）浸漬させておきます。

STEP2：浸漬中にアルコールバーナーの準備

使用するアルコールストーブは「トランギア アルコールバーナー」です。

トランギア アルコールバーナーは燃料をタンクに2/3（約70ml）入れると約25分間燃焼します。

トレック900を使って自動炊飯する場合は最低15分くらいは火にかけておきたいため、燃料用アルコールは約40ml使います。

セリアで40mlのオイルボトルが売ってますし、ナルゲンなどの燃料用ミニボトルに燃料用アルコールを入れておけば一緒にスタッキングして持ち運ぶことも出来ます。

アルコールバーナーに燃料用アルコールを入れたら、ソロストーブ ライトにアルコールバーナーをセットしておきます。

STEP3：トレック900を火にかけたら30分ほったらかして自動炊飯

浸漬が終わったらアルコールバーナーを着火し、トレック900をソロストーブ ライトの五徳の上に置いて「自動炊飯」をします。

自動炊飯は火が消えてから蒸らしまでほったらかしとくだけのため、着火したら30分特に何もすることはありません！

ソロストーブ ライトはアルコールバーナーの五徳として使うことは出来ますが風防の役割はないため、風が吹いてる時は風防をセットしておきましょう！

手持ちの風防はソロストーブと高さが合わなかったので、土台を置いて高さを傘増ししました（笑）

自動炊飯で本当に炊けるのか心配な場合は、20分ほどしてアルコールバーナーの火が消えたら一度炊けてるかフタを開けてチェックしておきます。

お米に水気が残ってる場合はアルコールを継ぎ足し再度3分ほど火にかけて、問題なく炊けてるのであればそのまま蒸らしておきます。

トレック900とアルコールバーナーを使った自動炊飯 完成

着火してから30分のタイマーが鳴ったら、トレック900とアルコールバーナーを使った自動炊飯は完成です！

自動炊飯でも水の量や燃料を調整したおかげで、焦げつくこともなく美味しいご飯が炊けました。

まとめ：トレック900とソロストーブ ライトは相性が高い！

今回はスノーピーク トレック900とソロストーブ ライトを使った炊飯のやり方を紹介しました。

焚き火で炊飯する場合も、アルコールバーナーで炊飯する場合も、水の量や火にかける時間さえ間違えなければ失敗することなく美味しいご飯が炊けます！

今回はソロストーブ ライトを使いましたが、普通の焚き火台でも炊飯は出来ますし、バーナーや固形燃料を使って炊飯も可能です。

使う火器によって水の量や火にかける時間は変わってきますが、基本的な炊飯のやり方は一緒です。

深型クッカーだからと言って特に炊飯が難しいわけでもなく、普段から炊飯を楽しんでるキャンパーさんであればトレック900でも問題なく炊飯出来るため是非試してみてください！