キャンプ用のクッカーは色々なメーカーから星の数ほど販売されているため、中々自分のキャンプスタイルに合ったクッカーが見つからず、いつのまにかクッカー沼へ足を突っ込んでしまいます(笑)
気づいたら増えてる!
キャンプを始めたばかりの初心者さんだとどれくらいの量を食べれるかもよくわからないし、小さいサイズのクッカーだと足りないのではないかと思い、つい大きなサイズのクッカーを買いがちです。
ソロキャンプだと食べきれないし、小さいクッカーでもOKなことにやってみて気づく。
クッカー沼に陥ると、例え料理が苦手でもこっちのクッカーの方が使いやすいのではなどと考えてしまい、いつの間にかお家で使うキッチン用の鍋やフライパンよりも出番が少ないキャンプ用クッカーの方が充実してしまいます・・。
ママに怒られる。
今回紹介するギアは「MSR アルパイン ストアウェイポット 775cc」です。
ソロキャンプ向けのクッカーは1L前後のサイズがおすすめというレビューが多いのですが、最近は1Lだと食べきれないことに気づき、小さいサイズのクッカーを色々とスタッキングして持って行く方が自分のキャンプスタイルには合ってました。
色々な料理をちょっとづつ食べたい!
今ある手持ちのギアとスタッキングすることも考えて700ml前後のクッカーを探してたところ、「MSR アルパイン ストアウェイポット 775cc」がスタッキングもサイズもいい感じに使いやすかったです!
深さも、直径もちょうど食べやすいサイズ!
この記事では、MSR アルパイン ストアウェイポット 775ccの基本情報をはじめ、実際に使ってみて感じたことや、ソロキャンプにおすすめしたいメリットなどをまとめてレビューします。
MSR アルパイン ストアウェイポット サイズは4種類
アルパイン ストアウェイポットは、登山家さんに人気のブランド「MSR(Mountain Safety Research)」から販売されてるクッカーです。
ステンレス製のクッカーのため決して軽くはないのですが、焚き火でもガンガン使えますし、多少手荒に扱っても壊れる心配はないくらい頑丈です!
大事に使えば一生使える!
登山家さん向けのクッカーですがキャンプでも活躍しますし、デザインもミリタリーっぽくてかっこいいクッカーです!
775ccはソロキャンプに使いやすいサイズ!
MSR アルパイン ストアウェイポットのサイズは4種類!
出典:MSR(株式会社モチヅキ)
製品名 | アルパインストアウェイポット 475cc | アルパインストアウェイポット 775cc | アルパインストアウェイポット 1.1L | アルパインストアウェイポット 1.6L |
---|---|---|---|---|
サイズ | 11.5×5.5cm | 14×6.2cm | 16×6.5cm | 18×7.3cm |
重量 | 270g | 365g | 440g | 550g |
容量 | 475cc | 775cc | 1.1L | 1.6L |
材質 | ステンレス | ステンレス | ステンレス | ステンレス |
MSR アルパイン ストアウェイポットは、475cc・775cc・1.1L・1.6Lと4種類のサイズが販売されてるため、キャンプスタイルに合わせてサイズを選ぶことが出来ます。
同メーカーのサイズ違いはスタッキング出来るクッカーが多いけど、ストアウェイポットはサイズ違いでもスタッキングは出来ない!
1.1Lが一番人気なサイズではありますが、うちは手持ちのクッカーとのスタッキングと食べれる量を考えた結果、775ccサイズのストアウェイポットを選びました。
ソロキャンプなら775ccでも十分な大きさ!
レビュー:アルパイン ストアウェイポット 775cc デメリット
- ステンレス製だから重たい!
- ステンレスは焦げると掃除がめんどくさい!
- メモリがない!
MSR アルパインストアウェイポット 775ccを実際にキャンプで使ってみて感じたデメリットからレビューします。
デメリット①:ステンレス製だから重たい!
製品名 | MSR アルパインストアウェイポット 775cc | スノーピーク チタントレック700 | トランギア メスティン |
---|---|---|---|
サイズ | φ140×62mm | φ105×128mm | 170×95×H62mm |
容量 | 775ml | 700ml | 750ml |
重量 | 365g | 136g | 150g |
材質 | ステンレス | チタニウム | アルミ |
MSR アルパインストアウェイポット 775ccはステンレス製で重量が365g(実測356g)あるため、同じくらいな容量の「チタントレック700(136g)」や「メスティン(150g)」と比較すると倍以上重たいです。
軽さを求める登山家さんやキャンパーには向いてませんが、重たい分かなり頑丈です。
デメリット②:ステンレスは熱伝導率が低いため、ムラが出来るし焦げやすい!
- 保温性が低い
- 腐食に弱い
- 安い
- 軽い
- 熱伝導率が高い(239)
- 熱伝導率が低い(16)
- 重たい
- 保温性が高い
- 耐蝕性が高い
- 頑丈
ステンレス製のクッカーはアルミと比較すると熱伝導率が低いため、鍋全体が温まるまで時間は掛かりますが、一度温まると熱しやすく冷めにくいので、煮込み料理や鍋料理に向いてます。
アルミクッカーと違いステンレスは酸性やアルカリ性にも強いため、作った料理をそのまま保温することも出来ます。
アルミは長時間煮込んだり、保存するのは向いてない!
アルミは熱伝導率も高いし、サッと短時間での調理には向いてる!
MSR アルパイン ストアウェイポットを使って炊飯することは出来ますが、熱伝導率は低いため炊きムラが起こりやすく焦げ付きやすいので、水の量や火加減によっては失敗のリスクは高くなります。
水蒸気炊飯の方が簡単だし、失敗しにくい!
普通に炊飯するなら、アルミの方がやりやすい!
デメリット③:MSR アルパイン ストアウェイポット 775ccはメモリが付いてない!
MSR アルパイン ストアウェイポット 775ccはメモリが付いてないシンプルなクッカーのため、計量して調理するには別途計量カップが必要です。
ちょっとめんどくさい。
メモリはあった方が何かと便利なため、スタッキングする時はメモリ付きのカップを優先して入れておくとキャンプ中にアワアワせずに済みます。
MSR アルパイン ストアウェイポット 775ccをおすすめしたい5つのメリット
- ソロキャンプに使いやすい容量
- ハンドルが長い
- 焚き火でガンガン使える
- スタッキングしやすい
- フタをロック出来る
MSR アルパイン ストアウェイポット 775ccを実際に使ってみて、ソロキャンプにおすすめしたい5つのメリットをレビューします。
メリット①:775ccはソロキャンプに使いやすい容量!
MSR アルパイン ストアウェイポット 775ccは容量が名前の通り775ccのため、ソロキャンプでも食べきりやすいし使いやすいサイズです。
インスタントラーメンであれば、丸型・四角型ともに割らずに入れることが出来ますし、一人前であれば具材を入れても問題なく調理出来ます。
2人前作るにはちょっと小さい。
ラーメンだけでなくパスタやお鍋、カレーにシチュー、夏であればそうめんや蕎麦に冷やし中華なども調理出来ますし、例え食べきれなくてもステンレスのためフタを閉じてそのまま保温しておくことも出来ます。
1Lサイズの鍋だと多いと感じてるキャンパーさんにおすすめ!
メリット②:ハンドルが長いおかげで熱くなりにくい!
MSR アルパイン ストアウェイポット 775ccはハンドルが長いです!
775ccだと、ハンドルだけで約17cm!
焚き火調理は油断すると火傷しますし、基本グローブがないとハンドルが熱すぎて持てないし、いちいちグローブをつけるのもめんどくさいです。
MSR アルパイン ストアウェイポット 775ccは焚き火に突っ込んでも、ハンドル部分が火に当たってなければ素手でも掴むことが出来るし、焚き火調理でも扱いやすく調理に超便利です!
ステンレスだから火に当たってないところは熱くなりにくい!
ハンドルがしっかりとロックされるし、操作性もGood!
出来上がった料理を鍋から直接直食いしたい時も、MSR ストアウェイポット 775ccはハンドル付きのため持ちながら食べれます。
普通に食べやすいクッカー!
メリット③:ステンレスだから頑丈だし焚き火でガンガン使える!
材質 | アルミ | チタン | ステンレス |
---|---|---|---|
熱伝導率 | 239W/m・k | 17W/m・k | 16W/m・k |
耐久性 | 低い | 高い | 高い |
重さ | 軽い | 軽い | 重い |
価格 | 安価 | 高価 | 安価 |
MSR アルパイン ストアウェイポット 775ccはステンレス製のため少々雑に扱っても壊れる気配がないほど頑丈だし、焚き火にガンガン突っ込んでも溶ける心配はありません。
ステンレス特有の虹色に焼けてしまったり、焦げたりすると掃除はめんどくさいですが、重曹で煮込むだけで汚れは落ちます。
普通に使えば一生使える!
焚き火で使うのはもちろん、ガスバーナーを使って調理することも出来ます。
MSR アルパイン ストアウェイポット 775ccはセリアで買える12cmの底網がフィットしたため、豚まんや焼売・小籠包などの蒸し料理も作ることが出来ました。
色々な調理が楽しめるクッカー!
メリット④:ソロキャンプ向けのクッカーセットをスタッキングしやすい!
MSR アルパイン ストアウェイポット 775ccは、φ140×H62mm以内のクッカーとシンデレラフィットでスタッキング出来ます。
手持ちのギアがスタッキング出来るか色々と試してみたところ、「EPI アルミ3点食器セット」や「エバニュー バックカントリーアルミポット」、「トランギア ケトル0.6L」など、シンデレラフィットでスタッキング出来るギアは結構ありました!
予想以上にスタッキングしやすいサイズ!
メリット⑤:フタをロック出来るから持ち運びもしやすい!
MSR アルパイン ストアウェイポット 775ccは、ハンドルをかませることでフタをしっかりとロックさせることが出来ます。
フタがロックすることで持ち運び中にバラける心配はありませんし、中にスタッキングしたギアも飛び出す心配がないため、安心して持ち運べます。
フタをロック出来るのは何気に便利!
収納ケースがなくても、ストアウェイポットが収納ケース代わりになる!
フタをロックさせれば吊り下げ調理も出来ましたが、そこまでして吊り下げたいかと言われるとビミョーな感じもしました(笑)
やっぱりベイルハンドル付きのクッカーの方が吊り下げはしやすい!
一応頑張れば吊り下げ調理もできる!
フタは衝撃や振動で開く心配もないし、しっかりと密閉することが出来るため、MSR アルパイン ストアウェイポットをお弁当箱のように使うことも出来ます。
汁物の持ち運びは不安だけど、普通にお弁当箱としても使えた!
まとめ:MSR アルパイン ストアウェイポット 775ccはソロキャンプにおすすめ
今回はMSR アルパイン ストアウェイポット 775ccのレビューをまとめて紹介しました。
775ccという容量がソロキャンプで使うにはちょうど良い大きさだし、スタッキングにも優れているため、クッカー沼に陥ったキャンパーさんでも納得できる一軍クッカーです。
デザインもシンプルではありますが、チェコ軍クッカーのようなミリタリーチックな雰囲気もありますし、ハンドルが長いので焚き火調理にも食事にもかなり活躍しています!
うちは料理は得意ではないしグルメでもないのですが、料理が出来ないことをクッカーのせいにしてるのか、どんどん増えてしまい完全にクッカー沼に片足が埋もれてます(笑)
使わないのはメルカリとかで処分はしてるけど・・何故かクッカーに魅力を感じる。
ただ、MSR アルパイン ストアウェイポット 775ccは一軍クッカーたちともスタッキングが出来ますし、求めていた容量でもあったためこれからもガンガン活躍する予定です!
一軍入りしたからこそおすすめ出来るクッカー!
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