ステンレスクッカーはアルミと比べると熱伝導率がかなり低いため、アルミクッカーと同じような感じで炊飯すると焦げてしまったり、炊きムラが出てしまいます。
失敗しやすいし、焦げると掃除もめんどくさい。
MSR アルパイン ストアウェイポットはステンレス製のクッカーです。
水の量や火加減などを注意しながら炊かないと失敗するため、炊飯は出来なくはないですが気にしないといけないのは少しめんどくさいです。
焚き火で炊飯は火加減が難しいし、ステンレスはおすすめしない!
MSR アルパイン ストアウェイポットはバーナーやアルストを使っての炊飯がおすすめ!
この記事では、MSR アルパイン ストアウェイポット 775ccを使った炊飯のやり方をレビューします。
MSR アルパイン ストアウェイポットはステンレス製クッカー
出典:MSR(株式会社モチヅキ)
製品名 | アルパインストアウェイポット 475cc | アルパインストアウェイポット 775cc | アルパインストアウェイポット 1.1L | アルパインストアウェイポット 1.6L |
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サイズ | 11.5×5.5cm | 14×6.2cm | 16×6.5cm | 18×7.3cm |
重量 | 270g | 365g | 440g | 550g |
容量 | 475cc | 775cc | 1.1L | 1.6L |
材質 | ステンレス | ステンレス | ステンレス | ステンレス |
MSR アルパインストアウェイポットは4種類のサイズが販売されてます。
使用人数やキャンプスタイルに合わせてサイズを選ぶことは出来るのですが、ストアウェイポット同士でのスタッキングはサイズ違いでも出来ないため注意が必要です。
うちはソロキャンプがメインだし、手持ちのギアとのスタッキングも考慮して775ccを選びました。
ソロだと1Lを超えるサイズのクッカーは量が多すぎて食べきれないと感じてたので、自分のキャンプスタイルであれば775ccでも十分なサイズでした。
ラーメン一人前を作るのにピッタリな大きさ!
ステンレスは熱伝導率が悪いから炊飯にはあまり向かない!
ステンレスクッカーはアルミと比較すると10倍以上熱伝導率が悪いため、温まるまでの時間は掛かりますが、冷めにくいので保温力は高いです。
MSR アルパイン ストアウェイポット 775ccはステンレス製のため熱の通りが悪く、普通に炊飯すると炊きムラが起きたり、焦げつきやすかったりと失敗のリスクは上がります。
炊飯にはあまり向いてないクッカー。
どちらかと言えばステンレス製のクッカーは炊飯や炒め物よりも、鍋料理や煮込み料理の方が保温力が高いため相性は良いです!
料理によってクッカーを使い分けるのがベスト!
失敗したくないなら水蒸気炊飯がおすすめ!
MSR アルパイン ストアウェイポットで炊飯するなら、水蒸気炊飯がおすすめです!
戦闘飯盒2型とやり方は大体一緒!
水蒸気炊飯は蒸気の力で炊飯するため、お米が入ったクッカー(中子)に直接火が当たらないので焦げる心配がないし、芯までしっかりと火が通りふっくらと炊き上がります。
火加減や水の量をそこまで気にしなくても失敗せずに炊ける!
底上げ用の網と中子を準備すれば水蒸気炊飯が出来る!
水蒸気炊飯であればステンレスクッカーでも細かいことを気にせずとも失敗せずに炊けるため、MSR アルパイン ストアウェイポットを使っての炊飯も水蒸気炊飯がおすすめです!
MSR アルパイン ストアウェイポット 775ccを使った炊飯
MSR アルパイン ストアウェイポット 775ccを使っての炊飯を色々と試してみた結果、水の量は250cc、炊飯時間は8分、火力は弱火〜中火の間で炊いてみた時が一番美味しかったし、焦げることなく炊けました。
ストアウェイポット 775ccを使った炊飯のやり方をレビューします。
- STEP1ストアウェイポット 775ccの中に無洗米1合・水250ccを入れて浸漬
- STEP2浸漬中にバーナーの準備
- STEP3ストアウェイポット 775ccを火にかけて8分炊飯
- STEP4火からおろして15分蒸らす
- 完成ストアウェイポット 775ccを使った炊飯 完成
MSR アルパイン ストアウェイポット 775ccの中に無洗米1合・水250ccを入れて浸漬
キャンプ場は炊事場が遠かったり綺麗な水が出るとは限らないため、普通精米より無洗米を使った方が衛生的だしおすすめです!
普通精米と無洗米だとお水の量は変わってくる!
MSR アルパインストアウェイポット 775ccの中に、無洗米1合・水250ccを入れて30分以上浸漬させます。
普通精米ならお水は10〜20cc減らす!
無洗米は必ず吸水させてから炊飯した方が、ふっくらと美味しく炊けるし味も変わってくるため必ず浸漬させるようにしましょう!
浸漬中にバーナーの準備
浸漬させてる間にバーナーを準備します。
今回は「SOTO レギュレーターストーブ ST−310」を使いましたが、特にバーナーの指定はないため、お手持ちのバーナーを使って炊飯出来ます。
火にかける時間が変わってきますが、ガスだけでなくアルコールストーブを使っての炊飯も出来ます。
アルストは火にかける時間が13分くらい必要!
MSR アルパイン ストアウェイポット 775ccを火にかけて8分炊飯
無洗米の浸漬が終わったら、MSR アルパインストアウェイポット 775ccを火にかけて炊飯します。
炊飯時間は8分でOK!
MSR アルパイン ストアウェイポットはハンドルを閉じることでフタをロック出来るため、重石がなくても吹きこぼれることなく炊飯が出来ます!
熱いから火から下ろす時はグローブを忘れないように!
バーナーの火力は弱火〜中火の間くらいが焦げずに炊けるベストな火力でした。
火力調整がよくわからない場合はバーナーパットを敷くことで炎を熱に変えてくれるため、焦げつきを抑えることが出来ますし、中火くらいでも焦げずに炊けました!
炊飯だけじゃなく、全体的に火を通したい時はバーナーパットが役立つ!
火からおろして15分蒸らす
タイマーが鳴ったら火からおろし15分蒸らします。
炊飯時間を短くセットしましたが、ステンレスは保温力が高いため蒸らしてる間にしっかりと中まで火が通りふっくらと炊き上がります。
MSR アルパイン ストアウェイポット 775ccを使った炊飯 完成
蒸らしが終われば、MSR アルパイン ストアウェイポット 775ccを使った炊飯は完成です。
ステンレスクッカーを使った炊飯でしたが、炊飯時間や水の量、火加減を調整したおかげで焦げつくこともなく、美味しくご飯を炊くことが出来ました。
まとめ:MSR アルパイン ストアウェイポットを使った炊飯
今回は、MSR アルパイン ストアウェイポット 775ccを使った炊飯のやり方をまとめてレビューしました。
熱伝導率の低いステンレス製のクッカーですが、火加減や水の量、炊飯時間を調整することで焦げつくことなくお米を炊くことは出来ます。
ただ、アルミクッカーと比べると気にするポイントが多いため、ステンレス製クッカーを使った炊飯はやっぱりめんどくさいです。
水蒸気炊飯の方が気にせず簡単に炊ける!
MSR アルパイン ストアウェイポット 775ccの中には、炊飯に適した「EPI アルミ3点食器セット」や「エバニュー バックカントリーアルミポット」など、アルミ製のクッカーをスタッキング出来ます。
炊飯はスタッキングしたアルミクッカーに任せて、 ストアウェイポット 775ccでお鍋やラーメンなどを調理するのが一番ベストな使い方でした。
炊飯はやっぱりアルミ製クッカーの方が簡単!
ただ、一応MSR アルパイン ストアウェイポット 775ccを使っても炊飯は出来るため、やり方を参考に挑戦してみてください!
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