エバニュー アルコールストーブを使った炊飯！自動炊飯や水蒸気炊飯のやり方は？

アルコールストーブはガスバーナーみたいにスイッチ一つで着火したり火力調整することは出来ませんが、軽量・コンパクトにまとまるため、登山家さんやソロキャンパーに人気のアイテムです。

基本、湯沸かしするためにアルコールストーブは使うのですが、「炊飯」で使うことも出来ます。

エバニュー チタン アルコールストーブは、アルコールストーブの中でもトップクラスに火力が強く、チタン製で超軽い、定番人気のアルストです。

火力が強いおかげで炊飯時間も短縮出来ますが、失敗するとご飯が焦げついてしまいます。

この記事では、エバニュー チタン アルコールストーブを使った自動炊飯や、水蒸気炊飯のやり方を徹底レビューします。

エバニュー チタン アルコールストーブを使った炊飯

製品名	エバニュー チタン アルコールストーブ EBY254
サイズ	φ71×H42mm
重量	34g
容量	70ml
素材	純チタン・ガラスウール芯内蔵

エバニュー チタン アルコールストーブは、名前の通りチタン製のため34gと超軽いです。

「いかにお湯を早く沸かすか」をコンセプトに作られたアルコールストーブのため、一般的なアルコールストーブよりも火力が強く、素早くお湯を沸かせます！

基本、湯沸かしにエバニュー アルコールストーブは使いますが、燃料の量を調整すれば炊飯で使うことも出来ました。

エバニュー アルコールストーブは火力が強い！

製品名	エバニュー チタン アルコールストーブ EBY254	トランギア アルコールバーナー TR-B25
30ml	4分48秒	10分43秒
60ml	8分52秒	20分16秒

トランギア アルコールバーナーなど、一般的なアルコールストーブは燃焼孔が一周なのに対し、エバニュー チタン アルコールストーブは外側にもう一周プラスされた二重構造になっているおかげで倍以上火力が強いです！

普通のアルコールストーブと同じようなやり方で炊飯すると、火力が強いため焦げついて失敗します。

1合炊飯に必要な燃料の量は？

いくらエバニュー アルコールストーブの火力が強いと言っても、燃料30mlだと5分ほどしか燃焼しないため炊飯するには短く、水気が残るご飯となりました。

逆に燃料60mlだと焦げついてしまったため、お焦げが好きなキャンパーさんであればいいかもしれませんが、掃除がめんどくさかったです。

色々と試してみた結果、エバニュー アルコールストーブとトランギア メスティンで一合炊飯する場合は燃料45〜50mlが一番うまく炊くことが出来ました。

風防や五徳が必要！

アルコールストーブは風の影響を受けやすく、「風防」がないと燃焼効率が落ちてしまい炊飯するにも時間が掛かってしまいます。

また、クッカーを置くためには「五徳」も必要です。

風防と五徳、別々で準備するよりかは、一体になった「風防兼五徳」の方が荷物は減るし使い勝手が高いです！

キャンプは無洗米がおすすめ！

キャンプ場は炊事場が遠かったり、綺麗な水が出るとも限らないため、普通精米よりも無洗米がおすすめです！

無洗米は普通精米よりも米粒が小さいため、水の量も一合につき30〜50mlほど多めに入れないとご飯がかなり硬く芯が残ってしまいます。

焚き火やガスなど火力強めで炊く場合は少しお水を多めに入れて炊飯すれば焦げつきにくいし、エバニュー アルコールストーブも火力が強いため、無洗米1合に対し、お水250mlで炊いた方が失敗はしにくいです。

エバニュー アルコールストーブとメスティンで自動炊飯

エバニュー チタン アルコールストーブと、キャンパー人気のクッカー「トランギア メスティン」と使った炊飯のやり方を紹介します。

アルコールストーブを使った炊飯であれば、燃料で炊飯時間を調整すれば着火〜蒸らしまでほったらかすだけの「自動炊飯」でお米が炊けます！

STEP1：メスティンの中に無洗米1合とお水250mlを入れて浸漬

製品名	トランギア メスティン
サイズ	W170×D95×H62mm
容量	750ml
重量	150g
材質	アルミ（無垢）
炊飯の目安	1.8合

メスティン（messtin）とは「mess＝兵隊の食事」と「tin＝ブリキ缶」を掛け合わせた造語で、日本で言うところの飯盒です。

お米を炊くことはもちろん、料理の基本調理法である「焼く」・「茹でる」・「炒める」・「揚げる」「煮る」・「蒸す」・「和える」など、マルチに対応する万能クッカーのため、キャンパーさんを中心に人気が高いです。

まずは、メスティンの中に無洗米1合と、お水250mlを入れて30分以上浸漬させておきます。

お米に水を吸わせずに炊いたお米と、しっかりと吸水させて炊いたお米だと、炊き上がりのふっくら感や味が大きく変わってくるため、無洗米は必ず浸漬させることが美味しいご飯を炊くコツです！

STEP2：エバニュー アルコールストーブの準備

エバニュー アルコールストーブの中に、燃料用アルコールを50ml入れておきます。

燃料を入れたら風防や五徳をセットします。

STEP3：火にかけて炊飯から蒸らしまで20分：自動炊飯

浸漬が終わったら、メスティンを五徳の上に置いて着火し自動炊飯を開始します。

エバニュー チタン アルコールストーブは燃料50mlで7〜8分ほど燃焼します。

蒸らし時間15分としても23分なため、だいたい着火してから20分ほどほったらかしておくだけでご飯が炊けてる計算となります。

エバニュー アルコールストーブとメスティンを使った自動炊飯：完成

着火して20分のタイマーが鳴れば炊飯は完成です！

エバニュー チタン アルコールストーブは火力が強いですが、火にかける時間を短くしたおかげで焦げつくことなく美味しいご飯が炊けました。

メスティンは超薄いアルミ製クッカーのため、熱しやすく冷めやすいです。

冬時期の炊飯は蒸らしている間にご飯が冷めてしまうため、自動炊飯よりかはアルコールストーブの炎が消えたらメスティンをタオルに包んだり、保冷バッグなどに入れて蒸らした方が熱々のご飯を食べれます。

エバニュー アルコールストーブを使った水蒸気炊飯

エバニュー チタン アルコールストーブは火力が強いため、どうしても焦げついたり失敗したくないなら「水蒸気炊飯」がおすすめです。

水蒸気炊飯は直接お米に火が当たらず、蒸気の力で炊飯するため、焦げつく心配もないし火力や炊飯時間を気にすることなく美味しいご飯が炊けます！

STEP1：小カップに無洗米0.5合とお水110mlを入れて浸漬

製品名	EPI アルミ3点食器セット
セット内容	大カップ：φ118×H65mm・74g 小カップ：φ107×H55mm・64g フタ：φ127×H21mm・21g
収納サイズ	φ135mm×高さ68mm
総重量	165g
容量	大カップ：640ml 小カップ：490ml フタ：128ml
材質	本体／アルミニウム(アルマイト加工)  取手／ステンレス

EPI アルミ3点食器セットは、大小2個のカップとフタを全てまとめてスタッキングして持ち運べる、登山家さんやソロキャンパー向けのシンプルなクッカーセットです。

超リーズナブルに購入することが出来るため、下手にシェラカップなどを使うよりもコスパが高いし、ソロキャンプで使うならプラスで少し大きめの鍋をスタッキングすれば十分なサイズ感です。

まずは、EPI アルミ3点食器セット・小カップの中に、無洗米0.5合とお水110mlを入れて30分以上浸漬させておきます。

STEP2：大カップの中に底上げ用の網と水蒸気用のお水（200cc）を入れる

キャンドゥ シェラカップ用網やお米が入ったカップは、EPI アルミ3点食器セットの中にスタッキングして一緒に持ち運べます。

STEP3：エバニュー アルコールストーブの準備

水蒸気炊飯は火力や炊飯時間が長くなっても焦げつく心配がないため、エバニュー アルコールストーブに燃料70ml入れて、ガッツリと火に当てて炊飯しても失敗しません。

燃料を入れたら風防や五徳をセットします。

今回は、同じエバニューから販売されてるアルコールストーブのオプション「アルコールストーブ用スタンドDX」を使用しました。

STEP4：火にかけて炊飯から蒸らしまで25分：自動炊飯

お米の浸漬が終わったら、アルコールストーブ用スタンドDXにクッカーをセットし炊飯開始です。

燃料70mlで10分ほどアルコールストーブは燃焼するため、蒸らしまで合わせて計25分ほどほったらかして水蒸気炊飯します。

エバニュー アルコールストーブ用スタンドDXは風防兼五徳ですが風の影響を受けやすいため、風が強い時は風防を別途セットした方が燃焼効率を最大限発揮出来ます。

エバニュー アルコールストーブを使った水蒸気炊飯：完成

25分のタイマーが鳴ったら、エバニュー アルコールストーブとEPI アルミ3点食器セットを使った水蒸気炊飯は完成です。

水蒸気炊飯のため焦げつくこともなく、ふっくらと美味しいご飯が出来上がりました。

今回はクッカーにEPI アルミ3点食器セットを使いましたが、水蒸気炊飯出来る組み合わせであれば、他のクッカーを使っても同じような感じで水蒸気炊飯は楽しめます。

まとめ：エバニュー アルコールストーブを使った炊飯

今回は、エバニュー チタン アルコールストーブを使った炊飯のやり方をまとめてレビューしました。

火力の強いアルコールストーブですが、燃料の量を調整することで自動炊飯でも焦げつくことなくご飯は炊けます。

トランギア メスティンは、ペラペラな薄いアルミで作られてるため、火に当てる時間を少し短く燃料の量を調整しましたが、普通のアルマイト加工されたクッカーは60mlで10分弱炊飯しても焦げつくことなくしっかりと炊けました。

ガスバーナーや焚き火でも炊飯はできますが、アルコールストーブを使うことで、着火〜蒸らしまでほっらかすだけの自動炊飯が出来ます。

簡単にキャンプで美味しいご飯が食べれるため、お米大好きキャンパーさんはこの記事を参考に是非失敗しない炊飯を楽しんでください！