トランギアのメスティンは、使う前に最初に行う工程としてバリ取りとシーズニングがあります。
ファンの間ではこの工程を「儀式」とも呼んでいるのですが(笑)、そもそもなぜトランギアのメスティンはバリ取りやシーズニングの儀式が必要なのか疑問もあります。
新品メスティンのフチ部分を触ってみるとわかるのですが、かなりバリがあり、撫でるとかなりギザギザしています。
ザ・海外製って感じ!
個体差はありますが、触れた時に手が切れてしまう恐れがあるため、トランギアのメスティンはバリ取りが必要となります。
5分もかからずバリ取りは簡単に終わる!
100均ダイソーの紙やすりを使ったトランギア製メスティンのバリ取り方法をはじめ、バリ取りに使う紙やすりの番手は何番を使うのかなど、まとめて紹介します。
トランギア メスティン
製品名 | メスティン | ラージメスティン |
---|---|---|
サイズ | W17×D9.5×H6.2cm | W20.7×D13.5×H7cm |
容量 | 750ml | 1350ml |
重量 | 150g | 270g |
材質 | アルミ(無垢) | アルミ(無垢) |
炊飯の目安 | 1.8合まで | 3.5合まで |
トランギアのメスティンはキャンパーに一番有名で、一番人気がある四角いクッカーです。
メスティン(messtin)とは「mess=兵隊の食事」と「tin=ブリキ缶」を掛け合わせた英語で、日本でいうところの飯盒です。
「トランギア以外のメスティン」=「偽物」と思っている人も多いと思いますが、「メスティン」はブランド名などではなく「飯盒を英語で言っただけ」ただの一般名詞です。
今やトランギア製に限らず、100均やニトリまでもが「メスティン」を販売しており、キャンプをしない人にまで知名度が知れ渡っている大人気の飯盒です。
ソロキャンプでも使いやすい、1.8合までのお米を炊くことができる「メスティン」、1.8倍大きくなった3.5合のお米を炊くことができる「ラージメスティン」、二つのサイズがあります。
固形燃料とメスティンを使えば、ほぼ自動でお米を炊くことができます。
同じトランギアのアルコールバーナーとメスティンを使って炊飯することもできます。
メスティンはお米を炊く飯盒としての使い方以外にも、料理の基本調理法である「焼く」「茹でる」「炒める」「揚げる」「煮る」「蒸す」「和える」など、どんな料理もメスティン一つで簡単にこしらえることができる万能クッカーです!
四角だからこそ使い勝手の良いクッカー!
トランギア製メスティンは無垢のアルミで作られており、テフロン加工などはされてないため、「焼く」「炒める」は焦げ付きやすく苦手です。
バリ取りやシーズニングが必要
トランギア製のメスティンは、他社のメスティンと比べると、決して品質が優れている、機能が優れていると言うわけではありません。
価格を安く抑えるために「無垢のアルミ」を使用しているので、アルマイト加工されたメスティンと比べると、変色や黒ずみが付着しやすく、焦げ付きやすいです。
そのため、使用する前に「シーズニング」が必要となります。
メスティンのフチはギザギザしていて、怪我をしてしまう恐れもあるため、紙やすりを使ってゴシゴシとバリ取りをしないといけません。
この二つの儀式がめんどくさいなと感じたら、今は他社からたくさんの数のメスティンが販売されているため、アルマイト加工やテフロン加工されたメスティンを選ぶことをおすすめします。
シーズニングもバリ取りもしなくていいメスティンはたくさんある!
トランギアに拘らなければ、選択肢はいっぱいある!
メスティンのバリ取りは紙やすりが必要
メスティンのバリ取りをするために必要なアイテムはサンドペーパーとも呼ばれる紙やすりです。
紙やすりは、紙に研磨剤を接着したやすりで、研磨剤の荒さによって番手(数字)が付けられます。
番手はJIS規格で決められていて、#30から#2000まであり、数字が大きいほど研磨剤の目は細かく、ツルツルになっています。
削りたい場合は小さな番手!
仕上げ用に大きな番手の紙やすりを使う!
- Qバリ取りするために、紙やすりの番手は何番が必要?
- A
バリ取り用に400番の紙やすりを使い、仕上げ用に1000番の紙やすりを使います。
紙やすりは100均へ
お家に紙やすりが無い場合は、ホームセンターや100均などで紙やすりは買うことができます。
紙やすり自体高価なアイテムではないため、お近くのショップで揃えてください。
今回はダイソーで買った紙やすりセットを使って、メスティンのバリ取りを行っていきます。
100均に行けばだいたい揃う!
バリ取りの番手は400番台
メスティンに使われているアルミは、とっても柔らかなアルミのため、あまり番手の数値を小さくすると削れすぎてしまうため、バリ取り用は400番〜500番くらいの紙やすりで十分です。
バリさえ取れればいいから、あまり荒い番手は必要なし!
仕上げの番手は1000番台
400番の紙やすりで削っていくと、フチがまだザラザラし感じのため、仕上げで目の細かい1000番台の紙やすりを使って仕上げていきます。
1000番台のやすりで整えると、かなりツルツルに綺麗に仕上げることができます。
ダイソーのやすりセットに#400も#1000も入ってる!
メスティンのバリ取り方法
それでは、トランギア製メスティンのバリ取り方法を紹介します。
バリ取りをするために準備するアイテムは、メスティンや紙やすりをはじめ、お家の中で行うのであれば、削りカスがたくさん出るため新聞紙などを敷いて作業しましょう。
注意して作業すれば怪我の心配はありませんが、不安であれば軍手など着用して作業してください。
- STEP1#400の紙やすりでフチを削る
- STEP2#1000の紙やすりで仕上げる
- STEP3洗い流す
- STEP4完成
STEP1:#400の紙やすりでフチを削る
紙やすりは一枚丸々必要ないため、使う分だけカットします。
折り目をつければ、手で簡単に破ることができるので、小さくカットして使いましょう!
まずは目の荒い400番の紙やすりを使ってバリ取りを開始します。
メスティンのアルミは薄く、とっても柔らかな素材のため、歪まないようフチの先端あたりを優しく削っていきます。
メスティン本体だけでなく、蓋のフチも同じ#400の紙やすりで削っていきます。
やすりがけが終わったら触れてみて、ギザギザが取れていれば仕上げに入ります。
STEP2:#1000の紙やすりで仕上げる
仕上げは1000番の紙やすりを使います。
#1000の紙やすりを触ってみたら解るのですが、かなりツルツルしたやすりです。
同じように優しく、擦っていくとバリ部分の肌触りがとてもアップして綺麗になっていきます。
超ツルツルになる!
蓋も同じ手順で仕上げていき、バリ取りが終われば、あとは洗い流すだけです。
STEP3:洗い流す
バリ取りが終わったら、本体や蓋に削りカスがたくさん付着しているので洗い流しちゃいます。
バリ取り完成
洗い終わればバリ取りの完成です。
触ってみて、かなりスベスベな触り心地になっていれば完璧です。
荒いやすりを使っていないため、蓋をしてもしっかりと密閉度は維持できています!
バリだけ削ればいいので、その他の部分を削りすぎないように!
まとめ:バリ取りの作業時間は約5分弱!
今回はメスティンのバリ取り方法を紹介しました。
時間があるなら、バリ取りを終えたらそのままシーズニングに入っちゃてください。
バリ取りとシーズニング合わせて、1時間と掛からずに終えることができます。
ノーマルメスティンだけでなく、ラージメスティンも同じ工程でバリ取りができます。
バリ取りは特に難しい作業でもないため、5分もかからずに作業を終えることができます。
紙やすりさえ用意すればすぐに終わる!
紙やすりはダイソーへ!
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