- Qソロキャンプにバーナーは必要?
- A
バーナーがなくても焚き火などで湯沸かしや調理は出来るため、普段からキャンプで必ず焚き火を楽しむキャンパーさんはバーナーがなくてもどうにかなります。
キャンプで調理をするにはガスバーナーや焚き火台などが必要です。
バーナーがあれば使いたい時にすぐ使えるし、スイッチひとつで簡単に着火するため便利なのですが、「いる」か「いらない」かで言うと、ソロキャンプだと「いらない」です。
なかったとしてもどうにかなる。
特に焚き火派キャンパーさんは、持っていっても使わないことの方が多い。
実際、うちもバーナーは持っていますが、ソロキャンプでの出番はほぼなく、焚き火で湯沸かしや調理を済ませてます。
焚き火が辛い、夏キャンプくらいしかバーナーは活躍しないかな!?
使わないと結局荷物になるだけのため、特に駐車場からサイトまで歩かないといけないキャンプ場とかだとなるべく荷物は少なくしたいので、バーナーはお家でお留守番になってます。
ただ、キャンプ用ガスバーナーはシンプルでコンパクトなデザインも多く、やっぱりすぐに使えるのは便利なため、愛用しているキャンパーさんが多いのも事実です。
キャンプスタイルによって使い分けるのが一番かな。
この記事では、ソロキャンプにバーナーがいらない理由や代用ギアとの比較、ソロキャンプで使いたいシングルバーナーなどをまとめてレビューします。
ソロキャンプにバーナーは必要か?バーナーを使うメリット
- 使いたい時にすぐに使える!
- 火力調整が簡単!
- クッカーに煤汚れがつかない!
ソロキャンプにバーナーは「いらない」と言ってますが、もちろんあれば便利です。
まずは、ソロキャンプでもキャンプ用ガスバーナーが活躍する場面や、持って行くメリットなどをまとめてレビューします。
メリット①:使いたい時にすぐに使える!
キャンプ用ガスバーナーは、ガス缶にバーナーをセットするだけですぐに使えます。
スイッチ押すだけですぐ着火!
お昼にキャンプ場にチェックインしすぐにお昼ご飯を食べたい時など、バーナーがあればすぐにお湯も沸かせるし、調理も出来ます。
チャチャっとカップラーメンとかもすぐ作れる!
焚き火だと薪を拾って焚き火台をセットして、焚き付けの準備とどうしても時間が掛かってしまいますが、バーナーがあれば使いたい時にすぐ使えます!
チェックアウト前の朝ごはんもバーナーがあれば便利!
メリット②:火力調整が簡単!
キャンプ用ガスバーナーは、だいたい「つまみ」を回すだけで簡単に火力調整が出来ます。
短時間でお湯を沸かしたい時はガッと高火力で一気に沸かすことも出来ますし、弱火でコトコト煮込んだりすることも出来るので、普段からお家のガスコンロで料理するのと似たような感覚で作れます。
焚き火やアルストは火力調整が難しい。
メリット③:クッカーに煤汚れがつかない!
焚き火調理をすると確実にクッカーが煤で真っ黒に汚れます。
煤に汚れて真っ黒に育ったクッカーもかっこいいのですが、どうしても持ち運び中他のギアにも煤汚れが移ってしまうし、手も汚れてしまうため、衛生観念の高い人には向いてません(笑)
お家のキッチンに煤だらけのクッカーを干してたらママに怒られる。
ガスバーナーであれば煤汚れはつかないため、クッカーも綺麗に使えるし、後片付けも簡単です。
でも、やっぱり黒く育ったクッカーの方がかっこいい!
ソロキャンプにバーナーがいらない理由
- 荷物が増える!
- 焚き火でお湯は沸かせる!
- ランニングコストが掛かる!
あれば便利なガスバーナーですが、ソロキャンプにバーナーがいらない理由をレビューします。
バーナーがいらない理由①:荷物が増える!
車を横付け出来るオートサイトであれば、多少荷物が増えても対応出来ますが、ソロキャンプ専用サイトは意外と駐車場から歩かされるキャンプ場も多いです。
使うか使わないか微妙なギアはなるべく持って行かず、軽量化を考えてるソロキャンパーさんであれば、持ち物リストからバーナーを省いてもどうにかなります。
焚き火でも調理出来るし。
お湯を沸かすくらいならアルコールストーブの方が軽く持ち運べる!
OD缶バーナーであれば、クッカーの中にスタッキングして一緒に持ち運ぶことは出来ますが、CB缶はどうしても嵩張るため、最小限の荷物でソロキャンプを楽しむならバーナーはいらないです。
ガス缶が残り少なく、2本持って行くと更に荷物は増えるし。
バーナーがいらない理由②:焚き火でお湯は沸かせるし、調理も出来る!
ソロキャンプにバーナーがなくても、焚き火でお湯は沸かせるし調理も出来ます。
バーナーみたいにすぐに使うことは出来ませんが、普段からキャンプで焚き火も楽しむキャンパーさんであれば、焚き火調理も一つの醍醐味です。
そこまで時間に追われることのないソロキャンプであれば、せかせかせずとも焚き火でのんびり遊べますし、バーナーがなかったとしてもどうにかなります。
ただ、夏だと暑い。
バーナーがいらない理由③:ランニングコストが掛かる!
ガス缶の種類 | CB缶(Cassette Gas Bombe) | OD缶(Out Door) |
---|---|---|
内容量 | 120・250g | 110(105)・250・500g |
価格 | 100〜250円くらい | 500〜1000円くらい |
火力 | 寒いと弱くなる | 強さが安定 |
ランニングコスト | 1.05〜2.92円/ガス1gあたり | 2.39〜5.71円/ガス1gあたり |
キャンプ用ガスバーナーはCB缶(カセットボンベ)かOD缶(アウトドア缶)が主流です。
CB缶であれば100均でも買えますしランニングコストは安いのですが、OD缶だとサイズはコンパクトですが一気に高くなります。
火力やコンパクトさを考えるとOD缶も捨てがたい。
薪を拾えるキャンプ場であれば焚き火の燃料代は無料ですが、バーナーはどうしても燃料代が掛かってしまうため、コスパの良いCB缶を使ったとしてもランニングコストは掛かります。
キャンプ用バーナーと代用ギアを比較レビュー
- Qソロキャンプでバーナーの代用に使えるギアは?
- A
ソロキャンプにキャンプ用ガスバーナーを持って行かなくても、焚き火台やウッドストーブ、アルコールストーブなどで代用することが出来ます。
焚き火台とバーナー、アルコールストーブとバーナー、それぞれの代用ギアと比較しながら、ソロキャンプにバーナーがいらない理由をレビューします。
代用ギア①:焚き火台とバーナーを比較
火器 | 焚き火台 | ガスバーナー |
---|---|---|
火力 | 強い | 強火〜弱火まで調整可能 |
火力調整 | 熾火にする必要がある | つまみだけで簡単に調整可 |
調理 | クッカーに煤がつく | お家感覚 |
準備・片付け | めんどくさい | 簡単 |
焚き火台は観賞用に特化した焚き火台〜料理もしやすい焚き火台など、色々な種類の焚き火台が販売されてます。
キャンプ用バーナーと焚き火台を比較すると、もちろんバーナーの方が簡単に湯沸かしや調理は出来ますが、両方持っていってまで使うかと言うと微妙なところです。
せっかく焚き火をしているなら焚き火調理がしたいし。
焚き火調理はキャンプでしか味わえないし。
夏の暑い時期とか、焚き火をするのが辛い時期であればバーナーを使ってチャチャっと調理することもありますが、ソロキャンプで焚き火を楽しむなら、わざわざ荷物を増やしてまでバーナーを持っていこうという気にはなりませんでした。
どちらかと言えば、バーナーはキャンプよりも登山に活躍するアイテム!
すぐに着火できるウッドストーブもあるし!
代用ギア②:アルコールストーブとバーナーを比較
火器 | アルコールストーブ | ガスバーナー |
---|---|---|
火力 | 弱い | 強火〜弱火まで調整可能 |
火力調整 | 火力調整蓋を使って調整 | つまみだけで簡単に調整可 |
調理 | 基本湯沸かし専用 | お家感覚 |
持ち運び | 軽量・コンパクト | CB缶は嵩張る |
耐久性 | 壊れる心配がない | 壊れると使えない |
アルコールストーブ(アルコールバーナー)は、名前の通りアルコールを燃料としたストーブです。
キャンプ用ガスバーナーと比較すると、火力は弱いし火力調整も苦手ですが、軽量・コンパクトにまとまるため、軽量化を求める登山家さんやソロキャンパーに人気のストーブです。
風防や五徳を合わせても、バーナより軽量!
荷物をコンパクトにまとめるなら一体型の「風防兼五徳」がおすすめ!
寒い時期でも確実に火がつくし、ガスバーナーのように壊れる心配がないため、お湯しか沸かす予定がないのであれば、予備のストーブとしてアルコールストーブは活躍します。
使うか使わないのか微妙な時は、より軽量なアルストの方が邪魔にならない。
アルコールストーブもキャンプならではの遊び!
ソロキャンプで使いたいシングルバーナー
ソロキャンプにガスバーナーはいらないし、代用ギアでもどうになるとレビューしましたが、それでもバーナーは根強い人気がありますし、メカニックでおしゃれなデザインにもそそられます。
優先順位は低くても一個は持っておきたい!
ソロキャンプで使いたいおすすめのシングルバーナーを紹介!
CB缶:SOTO レギュレーターストーブ ST-310
製品名 | SOTO レギュレーターストーブ ST-310 |
---|---|
使用時サイズ | 166×142×H110mm |
収納サイズ | 140×70×H100mm |
使用可能鍋サイズ | φ19cm以下 |
重量 | 330g |
耐荷重 | 5kg |
発熱量 | 2.9kW(2,500kcal/h) |
使用時間 | 約1.5時間 |
SOTO レギュレーターストーブ ST-310は、定番人気のシングルバーナーです。
通常CB缶だと、寒い時期に使ったり長時間使おうとすると火力が弱まってしまいますが、SOTO レギュレーターストーブ ST-310は、マイクロレギュレーターのおかげで火力が落ちにくくなってます。
CB缶だからコスパも高い!
純正のオプションパーツも豊富にありますし、定番人気なだけあってサードパーティー製のカスタムパーツも豊富です。
自分だけのST-310へカスタム出来る!
100均でもカスタムパーツが買える!
CB缶のバーナーを探しているキャンパーさんであれば、SOTO レギュレーターストーブ ST-310を選んでおけばまず間違いないと言えるほど、使い勝手の良いおすすめのバーナーです。
CB缶:イワタニ ジュニアコンパクトバーナー CB-JCB
製品名 | イワタニ ジュニアコンパクトバーナー CB-JCB |
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使用時サイズ | 155×155×H127mm |
収納サイズ | 82×68×H109mm |
使用可能鍋サイズ | φ16cm以下 |
重量 | 274g |
発熱量 | 2.7kW(2,300kcal/h) |
使用時間 | 約120分 |
イワタニ ジュニアコンパクトバーナー CB-JCBも、CB缶シングルバーナーの中では定番人気のバーナーです。
名前の通りコンパクトに収納出来るため持ち運びもしやすく、屋外使用でも風に負けない風防構造となっています。
風に強いのは大事!
専用ハードケース付きのため、持ち運ぶ時も壊してしまうリスクが減りますし、定番人気なだけあってカスタムパーツも豊富に販売されてます。
さすがガスと言えばイワタニってくらい、コスパの高いバーナー!
キャンプで使うなら火力も問題なし!
CB缶:スノーピーク HOME&CAMP バーナー
製品名 | スノーピーク HOME&CAMP バーナー |
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使用時サイズ | 346×301×H120mm |
収納サイズ | 90×120×H255mm |
使用可能鍋サイズ | φ14〜30cm |
重量 | 1.4kg |
発熱量 | 2.4kW(2,100kcal/h) |
使用時間 | 約110分 |
バーナーにもデザイン性を求めたいおしゃれキャンパーさんに人気なのが、「スノーピーク HOME&CAMP バーナー」です。
お家で使うカセットコンロをキャンプ用にブラッシュアップしたバーナーで、キャンプはもちろんお家でお鍋する時も活躍します。
スタイリッシュはバーナー!
キャンプでも持ち運びしやすいように、細長くコンパクトに収納することが出来ますが、1.4kgとバーナーの中ではかなり重ためとなるため、軽量化を求めてるソロキャンパーさんには不向きです。
重量級キャンパーさん用。
おしゃれなカセットコンロ!
OD缶:プリムス P-153 ウルトラバーナー
製品名 | プリムス P-153 ウルトラバーナー |
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五徳サイズ | 最大φ148mm・最小φ90mm |
収納サイズ | 75×88×H30mm |
重量 | 116g |
発熱量 | 4.2kW(3,600kcal/h) |
使用時間 | 約55分(250 OD缶) |
プリムス P-153 ウルトラバーナーは、3600kcal/hと圧倒的なパワーを持ったOD缶バーナーです。
超早くお湯が沸く!
五徳の長さはクッカーのサイズに合わせて延長させることが出来るため、ソロキャンプで使うクッカーサイズであれば問題なく調理出来ます。
バーナーヘッドは4つに区切られており、風で一区画が消えてしまっても残りの区画で着火を保つよう設計はされていますが、最大限パワーを保つのであれば別途風防があった方が便利です。
風防は100均でも買える!
OD缶:SOTO アミカス SOD-320
製品名 | SOTO アミカス SOD-320 | SOTO マイクロレギュレーターストーブ ウインドマスター SOD-310 |
---|---|---|
使用時サイズ | 76×100×H86mm | 3本ゴトク:90×117×H100mm 4本ゴトク:144×144×H96mm |
収納サイズ | 40×43×H75mm | 47×51×H88mm |
重量 | 81g | 3本ゴトク:67g 4本ゴトク:87g |
発熱量 | 3.0kW(2,600kcal/h) | 3.3kW(2,800kcal/h) |
使用時間 | 約1.5時間(250 OD缶) | 約1.5時間(250 OD缶) |
SOTOのOD缶バーナーと言えば、ゆるキャン△でもお馴染みの「SOTO マイクロレギュレーターストーブ ウインドマスター SOD-310」が風にも寒さにも強くおすすめですが、そこまでのスペックを必要としなければ「SOTO アミカス SOD-320」でも十分キャンプには対応します。
ちと寒さには弱いけど、普段使いには問題ない!
OD缶バーナーの中ではアミカスは比較的リーズナブルだし、風にも強い燃焼構造となっているため、夏キャンプなどに使う予備のバーナーとしても活躍しました。
とりあえず一個持っておきたいなって時におすすめのバーナー!
まとめ:ソロキャンプにバーナーがいらない理由
今回はソロキャンプにバーナーがいらない理由をまとめてレビューしました。
なるべく荷物は少なく楽しみたいソロキャンパーさんであれば、バーナーがなくても焚き火などで調理や湯沸かしを代用できるため、なかったらなっかったでどうにかなります。
代用出来るし、ソロキャンプではバーナーはいらないかな。
チェックアウト前に朝から焚き火するのはめんどくさくても、アルコールストーブで湯沸かしは出来ますし、ウッドストーブならその辺に落ちてる小枝で焚き火が出来ます。
焚き火メインならバーナーはいらない!
ソロキャンプしかしないキャンパーさんであれば、バーナーはいらないのですが、ファミリーキャンプやグルキャンなど、人数の多いキャンプも楽しむのであれば、一台持っておくと活躍します。
人数が増えると火器が足りなくなる。
結局はキャンプスタイルによって必要かどうかは変わってきますが、一台持っておけばもしもの時にも役立ちますし、やっぱりあると便利なギアではあります。
ただ、ソロキャンプだと優先順位は低い。
とにかく焚き火を楽しみたいソロキャンパーさんは、まずはバーナー選びよりも焚き火台探しに重点を置き、それでも必要と感じてからバーナーを選ぶのがおすすめです。
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