ガスバーナーを購入しようとアウトドアショップに行くと、よく見かける細長い「CB缶」を使ったバーナーや、コロンと丸くて小さい「OD缶」を使用したバーナーが販売されてます。
CB缶にとOD缶、どっちが良いのか悩む・・。
基本的にCB缶は「屋内用」、OD缶は「屋外での使用」を目的に作られてガス缶です。
外観 | ||
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ガス缶の種類 | CB缶 | OD缶 |
正式名称 | Cassette Gas Bombe(カセットガスボンベ) | Out Door(アウトドア) |
コスパ | ○ | △ |
火力 | ○ | ◎ |
寒冷地 | △ | ○ |
携帯性 | △ | ○ |
登山 | △ | ◎ |
釣り | ◎ | ○ |
キャンプ | ◎ | ○ |
CB缶はお家で使っているカセットコンロのガスと同じ慣れ親しんだガスのため使い勝手もわかりますが、OD缶はなんとなくベテランさんっぽいイメージで、初めて見た時は使い勝手がどうなのか最初は全く想像がつきませんでした。
せっかくのキャンプだし、OD缶が気になる・・。
ただ、お値段を見るとCB缶の方がリーズナブルでコスパが良いし・・。
うちはバーナー選びの際に慣れ親しんだCB缶をまず初めに選びましたが、結局OD缶も気になったため、両方のバーナーを持ってます(笑)
両方使ってみたからこそ、CB缶とOD缶どっちがおすすめなのかがわかる!
結論から言うと、キャンプで使うならCB缶の方がコスパも良いし、使い勝手も高い!
この記事では、CB缶とOD缶の違いやメリット・デメリット、CB缶とOD缶どっちがコスパ良く使えるかなどを比較しながらまとめてレビューします。
CB缶とは:CB缶のメリット・デメリット
- 値段がリーズナブル
- スーパーやコンビニで手に入る
- OD缶より火力は弱いし寒さにも弱い
- 屋内用のため耐久性も低い
- QCB缶とは?
- A
CB缶とは「Cassette Gas Bombe(カセットガスボンベ)」の略で、お家で使うカセットコンロでもお馴染みの細長い形をした屋内用ガスカートリッジです。
CB缶(シービーカン)は、スーパーやコンビニなどで気軽に入手出来ますし、お値段もリーズナブルなため、キャンプでもCB缶を使ったギアが、バーナーをはじめランタンやストーブなど数多く販売されてます。
お家でもキャンプでも併用出来るから便利!
屋外での使用を目的としたOD缶と比較するとCB缶の火力は弱いし、寒さにも強くはありませんが、一般的なキャンプレベルであれば特に問題なく使えます。
標高が超高いとこや、雪山とかに行かない限りCB缶で問題ない!
サイズ | イワタニ カセットガスジュニア | イワタニ カセットガス |
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内容量 | 120g | 250g |
販売価格(税込) | 350円(2本パック700円) | 263円(3本パック790円) |
ガス1gあたり | 2.92円 | 1.05円 |
CB缶は内容量250g前後の細長い形をした缶が一般的ですが、メーカーによっては半分ほどのサイズになったCB缶も販売されてます。
なぜか小さい方がお値段は高いし、コスパも悪くなる!
イワタニ カセットガスで比較すると、ジュニアサイズはコンパクトに収まり持ち運びはしやすいのですが、使用するガスのコスパは通常サイズの方が圧倒的に高く、2.7倍以上の差があります。
どうしてもコンパクトに持ち運びたいとかでない限り、普通のサイズがおすすめ!
通常サイズのCB缶はスーパーやコンビニなどで買えますが、ジュニアサイズは一部ホームセンターかネットでした見かけないため、よほど軽量化を求めない限りジュニアサイズを使うことはありません。
デメリット①:火力が安定しない。
CB缶はあくまでも「屋内使用」を目的としたガスカートリッジのため、キャンプなど屋外で使うと「ドロップダウン」が起き、火力が低下したり不安定になりやすいです。
- Qドロップダウンとは?
- A
ガスバーナーを長時間使用したり寒冷地で使用すると、ガス缶の温度が下がり気化出来ない現象をドロップダウンと呼びます。
ドロップダウンを防ぐために、燃焼した熱でガス缶を温めるブースターなどが備わったバーナーなども販売されてますが、リーズナブルなバーナーは基本対応してないです。
暖かい時期に使うなら問題ないけど、寒さには弱い!
デメリット②:耐久性も低い。
CB缶はアウトドアを目的として作られたOD缶と違い、屋内で使うためのガス缶のため、ボンベ自体の耐久性もあまり高くはありません。
アウトドアの環境で使えばサビのリスクもありますし、燃料漏れや穴が開いたりなどのリスクもあるため、予想外のトラブルが起きたりすることもあるので注意が必要です。
毎年、ガス缶による事故のニュースを見る。
メリット①:リーズナブルでコスパが高い!
ガス缶 | SOTO パワーガス ST-7601 | 一般的なCB缶 |
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使用ガス | 液化ブタン・液化プロパン | LPG(液化ブタン) |
スーパーやホームセンターで買えるリーズナブルなCB缶は、屋内でカセットコンロを使うことを目的としたガス缶ですが、アウトドアメーカーからは屋外向けに使えるハイパワーのCB缶が販売されてます。
アウトドアメーカーのCB缶はちょっと高価。
例えば、アウトドアメーカーが販売しているCB缶「SOTO パワーガス ST-7601」は、通常のCB缶よりも火力が強く、寒冷地でも使用出来るように「プロパン」が混入されてます。
屋外でも最大限パワーが出るように作られてる!
暖かい時期に使うのであればリーズナブルなCB缶でもOKですし、リーズナブルなCB缶であれば1本100円前後でも購入できるため、OD缶よりもコスパ良く使えます!
メリット②:スーパーやコンビニで手軽に入手できる!
CB缶はスーパーやコンビニ、ホームセンターに100均など、色々なお店で手軽に入手出来ます。
OD缶よりも手に入りやすい!
1本のCB缶で大体90分ほど燃焼しますが、例え燃料切れを起こしてしまっても近くのコンビニやスーパーで買えるため安心です。
余ったガスはお家で使うカセットガスと併用することもできるため、基本CB缶は初心者キャンパーさんからベテランキャンパーさんまで使い勝手の良いガス缶です。
OD缶とは:OD缶のメリット・デメリット
- 屋外使用でも安定した火力
- コンパクトな携帯性
- 値段が高い
- 入手しづらい
- QOD缶とは?
- A
OD缶は「Out Door」の略で、名前の通りアウトドアでの使用を目的としたガス缶で、屋外でも安定した火力を出すことが出来るパワーの高いガスです。
OD缶(オーディーかん)は、CB缶と比較するとお値段は上がりますが、アウトドアでの使用を目的としているだけあって携帯性が高く火力も強いです。
スタッキングがしやすいサイズ!
特に登山家さんに人気が高く、ハードな環境での使用を想定しているのであればCB缶よりも専門分野でもあるOD缶の方がおすすめです!
死活問題にも関わるし。
デメリット①:お値段が高いためコスパは悪い。
サイズ | スノーピーク ギガパワーガス 110イソ | スノーピーク ギガパワーガス 250イソ | スノーピーク ギガパワーガス 500イソ |
---|---|---|---|
サイズ | φ90×65mm | φ107×90mm | φ107×147mm |
内容量 | 110g | 220g | 420g |
使用ガス | 液化ブタン 液化イソブタン | 液化ブタン 液化イソブタン | 液化ブタン 液化イソブタン |
販売価格(税込) | 528円 | 660円 | 1,056円 |
ガス1gあたり | 4.80円 | 3.00円 | 2.51円 |
OD缶はメーカーによって多少内容量は異なりますが、基本「110」・「250」・「500」、の3サイズが販売されてます。
軽量化を求める登山家さんだと一番小さい「110サイズのOD缶」が人気ですが、コスパを考えると大きいサイズの方がお得です。
OD缶はコスパよりも、携帯性を優先したガス缶!
1本100円ほどで買えるリーズナブルなCB缶と比較すると、OD缶は5〜6倍ほどお値段がアップするため、ランニングコストを考えるとCB缶の方がお得です。
デメリット②:専門店に行かないと買えない。
OD缶はアウトドアショップや大型のホームセンターなど、専門店でしか入手することが出来ません。
登山やキャンプに行く前にあらかじめ準備しておかないといけないため、途中でガスが切れたり忘れてしまった時に困ります。
CB缶ほど気軽に入手は出来ない。
メリット①:冬でも火力が落ちにくい!
OD缶の魅力はなんと言っても、火力の安定感です。
寒冷地での使用はもちろん、標高の高い登山でも火力を落とさずに使えるパワーがあります。
パワータイプのOD缶は気化しやすく火力が強い「プロパン」や「イソブタン」が含まれてる!
火力が強いためお湯が沸くのも早く、せっかちなキャンパーさんにも向いてます(笑)
メリット②:コンパクトで持ち運びしやすい!
製品名 | スノーピーク チタントレック700 SCS-005T | スノーピーク トレック900 SCS-008 |
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サイズ | ポット:φ105×113mm リッド:φ105×20mm | ポット:φ120×107mm フタ:φ127×39mm |
重量 | 136g | 265g |
収納サイズ | φ105×128mm | φ130×140mm |
容量 | 700ml | ポット:900ml フタ:250ml |
材質 | チタニウム | 本体:アルマイト加工 ハンドル:ステンレススチール |
OD缶は高さも抑えたコンパクトな形状のため、CB缶よりも持ち運びしやすいし、スタッキング性能も優れてます。
特に900mlサイズの深型クッカーであれば、250サイズのOD缶とバーナーをまとめてスタッキングして持ち運べるため、色々なアウトドアメーカーから900mlサイズの深型クッカーが販売されてます。
OD缶とシンデレラフィットでスタッキング出来るようサイジングされてる!
110サイズのOD缶は700mlサイズの深型クッカーとシンデレラフィット!
CB缶とOD缶の詰め替えや互換性は?
どのメーカーも、SOTOのバーナーならSOTOのガス缶、PRIMUSのバーナーならPRIMUSのガス缶と、「メーカーが指定した燃料を使用しろ」と記載されてます。
基本、互換性があるようでない!
他社のガス缶を使うことは出来るけど、メーカー保証からは外れる!
特にOD缶はメーカーごとにトップの接続部分の形状が微妙に異なるため、仮にフィットしたとしても燃料漏れなどのトラブルが出る恐れもあるため、基本同メーカー同士で使った方が安心です。
最大限性能を発揮させるためにも、指定されたガス缶を使うのがおすすめ!
互換性がないのは自己責任!
CB缶⇄OD缶 変換アダプター
推奨された使い方ではないのですが、CB缶用・OD缶用の「変換アダプター」も販売されてます。
変換アダプターを使用することで、OD缶バーナーにCB缶が使えたり、CB缶バーナーでOD缶が使えたりすることが出来るため、燃料を統一したい時に役立ちます。
メーカー保証からは外れるから自己責任で!
先にガス缶に変換アダプターを接続するとガス漏れが起きる恐れがあるため、まずはバーナーなど燃焼機器から先にセットしてからガス缶にセットするようにしましょう!
変換用と詰め替え用はまた別で異なるから、間違えないように!
CB缶⇄OD缶 詰め替えは事故に注意!
OD缶はランニングコストも高いため、ケチるためにCB缶の燃料を詰め替えて使用するキャンパーさんも中にはいます。
詰め替え用のキットも売ってる!
色々なサイトで詰め替え方法が紹介されてますが、爆発の危険もありますし非常に危険な作業でもあるため、ここでケチるのであれば新たにガス缶を買った方が安心です。
- QCB缶⇄OD缶の詰め替えは違法?
- A
CB缶やOD缶など内容積1L以下であれば、高圧ガス保安法の適用を除外される液化ガスとなるため詰め替えは違法ではありませんが、何かあった時は自己責任となります。
コスパが高いのはどっち?CB缶とOD缶の違いを比較レビュー
外観 | |||||
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製品名 | パワーガス ST-7601 | レギュラーガス ST-7001 | パワーガス105 トリプルミックス SOD-710T | パワーガス250 トリプルミックス SOD-725T | パワーガス500 トリプルミックス SOD-750T |
サイズ | φ68×H198mm | φ68×H198mm | φ90×H65mm | φ110×H90mm | φ110×H150mm |
重量 | 340g | 350g | 192g | 385g | 680g |
内容量 | 240g | 250g | 105g | 230g | 460g |
使用ガス | 液化ブタン 液化プロパン | 液化ブタン | 液化ブタン 液化イソブタン 液化プロパン | 液化ブタン 液化イソブタン 液化プロパン | 液化ブタン 液化イソブタン 液化プロパン |
販売価格(税込) | 3本パック:1,650円(1本あたり550円) | 3本パック:495円(1本あたり165円) | 600円 | 660円 | 1,100円 |
ガス1gあたり | 2.29円 | 0.66円 | 5.71円 | 2.87円 | 2.39円 |
キャンプで使用するガス缶はCB缶とOD缶、どっちがおすすめ?
コスパなどを含めて比較しやすいように、同メーカー(今回はSOTOのガスカートリッジ)のCB缶とOD缶を使いどっちがおすすめなのかなど違いを比較レビューします。
CB缶/OD缶 比較レビュー①:サイズ(携帯性)
外観 | |||
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製品名 | パワーガス ST-7601 | レギュラーガス ST-7001 | パワーガス250 トリプルミックス SOD-725T |
サイズ | φ68×H198mm | φ68×H198mm | φ110×H90mm |
重量 | 340g | 350g | 385g |
内容量 | 240g | 250g | 230g |
CB缶とOD缶のサイズを比較すると、OD缶の方がコンパクトなため携帯性も優れてます。
バーナー使用時もOD缶はトップにバーナーをセットするため、「フィールドホッパー」などソロキャンプ用の小さなテーブルを使用しても邪魔になることはありません。
重心が高いから調理する時に倒さないように!
CB缶バーナーだとどうしてもテーブル上にデッドスペースが生まれてしまうため邪魔に感じることもありますが、CB缶バーナー対応の遮熱テーブルを使えばデッドスペースも小物置きとして使えます!
調理する時の安定感はCB缶の方が高い!
ガス缶の重さはCB缶・OD缶ともにそこまで変わりませんが、バーナーのサイズ・重量は圧倒的にOD缶バーナーの方が軽くコンパクトなため、軽量化を求める方はOD缶の方がおすすめです。
軽量化をとるか五徳の安定感をとるか。
OD缶はコンパクトだし、900mlサイズの深型クッカーにバーナーと一緒にスタッキング出来るため、とにかく荷物をコンパクトにまとめたい登山家さんやソロキャンパーさんにおすすめです。
オートサイトで使うならどっちでもOK!
CB缶/OD缶 残量の確認
ガス缶は透明な容器ではないため、あとどれくらい残量が残っているのかが分かりにくいです。
予備で2本持っていくのも邪魔だし。
一応振ってみた時の感覚でなんとなくの残量は確認出来ますが、重さを測ることで大体の残量がわかります。
SOTOのOD缶:「総重量:385g」ー「ガス:250g」=「缶の重量:135g」
上記の写真だと重量192.3gのため「残重量:192.3g」ー「缶の重量:135g」=57.3gとなり、残量が残り57.3gだとわかります。
残量:57.3g÷ガスの容量:250g=残22.9%
SOTO 250サイズのOD缶バーナーはMAXで1時間半使用可能なため、この使いかけのOD缶だと残り約20分ほど使用出来ます。
20分あれば、あと5〜6回くらいはお湯を沸かせる!
CB缶/OD缶 比較レビュー②:使用ガス
外観 | |||
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製品名 | パワーガス ST-7601 | レギュラーガス ST-7001 | パワーガス250 トリプルミックス SOD-725T |
成分 | 液化ブタン 液化プロパン | 液化ブタン | 液化ブタン 液化イソブタン 液化プロパン |
リーズナブルなCB缶は「液化ブタン」のみで構成されてます。
ブタンガスはプロパンガスに比べ液化する温度が高いため、簡単に液化することが出来ますが、気化するときに周りから熱を吸収することでガス缶の温度が急速に低下し、気化不良(ドロップダウン)を起こす場合があります。
だから、CB缶は寒さに弱い!
ドロップダウンを起こさないためにも、OD缶の中にはブタンガスだけでなく「イソブタン」や「プロパン」が混合されてます。
高級なアウトドア用CB缶だとプロパンが混入されてる!
プロパンガスは沸点がマイナス42.1度とかなり低いため寒さに強く、SOTOだけでなく「パワーガス」に分類されるガス缶にはプロパンも混入されてます。
リーズナブルなOD缶は「イソブタン」だけの場合もある!
10度を目安に使用するガスを変えればOK!
CB缶/OD缶 比較レビュー③:火力
外観 | ||||
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製品名 | レギュレーターストーブ ST-310 | レギュレーターストーブ Range ST-340 | アミカス SOD-320 | マイクロレギュレーターストーブ ウインドマスター SOD-310 |
発熱量 | 2.9kW(2,500kcal/h) | 3.3kW(2,800kcal/h) | 3.0kW(2,600kcal/h) | 3.3kW(2,800kcal/h |
火力に関しては、CB缶・OD缶というよりはバーナーの性能によって変わってきます。
単純な火力はCB缶よりもOD缶の方が強いのですが、OD缶バーナー「SOTO アミカス SOD-320」は2,600kcal/hしかないため、CB缶バーナーの「SOTO レギュレーターストーブ Range ST-340(2,800kcal/h)」よりも火力が弱いです。
リーズナブルなOD缶バーナー<高級なCB缶バーナー。
CB缶/OD缶 比較レビュー④:コスパ
外観 | |||||
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製品名 | パワーガス ST-7601 | レギュラーガス ST-7001 | パワーガス105 トリプルミックス SOD-710T | パワーガス250 トリプルミックス SOD-725T | パワーガス500 トリプルミックス SOD-750T |
販売価格(税込) | 3本パック:1,650円(1本あたり550円) | 3本パック:495円(1本あたり165円) | 600円 | 660円 | 1,100円 |
ガス1gあたり | 2.29円 | 0.66円 | 5.71円 | 2.87円 | 2.39円 |
CB缶・OD缶、それぞれのランニングコストを計算してみると、圧倒的にCB缶(特に液化ブタンのみのレギュラーガス)がリーズナブルです!
コスパはCB缶の圧勝!
SOTOなどアウトドアメーカーのCB缶は、スーパーや100均などで買えるカセットガスよりかはお高めですが、それでもOD缶よりかはリーズナブルです。
ただ、OD缶はコスパが悪いようにも感じますが、そもそも月1回キャンプへ行ったとしてもOD缶を使い切るまでに約1年くらいはかかるため、そこまでコスパを気にしなくてもOKです。
特にソロキャンプだと焚き火調理がメインだし、なかなかバーナーを使う機会がない。
CB缶/OD缶の使用期限
SOTOのガス缶は、缶に記載されている製造年月日から約7年が使用期限の目安となります。
メーカーによって使用期限は異なる!
CB缶はお家でお鍋をする時のカセットコンロで使うため年に5〜6本ほど消費しますが、OD缶はそこまで出番が多いわけではないので、未だ3年前の缶が残ってました・・。
CB缶・OD缶、両方あるとなかなか使いきれない。
CB缶/OD缶 比較レビュー⑤:対応ギア
CB缶やOD缶は基本ガスバーナーの燃料として使いますが、ガスランタンやカセットストーブの燃料として使うことも出来ます。
ガスバーナーはOD缶なのに、ガスランタンはCB缶だと両方のガス缶を持っていかないといけなく、荷物も増えてしまうため、どちらかに統一しておくのがおすすめです!
使いたいギアがOD缶に対応しているならOD缶で揃える!
CB缶はリーズナブルだし一般的なガス缶のため、パッと調べて見た感じOD缶よりも対応しているギアは多かったです。
欲しいギアがどっちなのかで、選び方も変わってくる!
CB缶対応のおすすめギア
CB缶/OD缶、どっちを選ぶかの参考に、まずはCB缶対応のガスバーナーやガスヒーターなどおすすめのギアを紹介します。
SOTO レギュレーターストーブ ST-310
製品名 | SOTO レギュレーターストーブ ST-310 |
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使用時サイズ | 166×142×H110mm |
収納サイズ | 140×70×H100mm |
使用可能鍋サイズ | φ19cm以下 |
重量 | 330g |
耐荷重 | 5kg |
発熱量 | 2.9kW(2,500kcal/h) |
使用時間 | 約1.5時間 |
SOTO レギュレーターストーブ ST-310は、定番人気のCB缶対応シングルバーナーです。
通常CB缶だと、寒い時期に使ったり長時間使おうとすると火力が弱まってしまいますが、SOTO レギュレーターストーブ ST-310は、マイクロレギュレーターのおかげで火力が落ちにくい構造となってます。
CB缶だからコスパも高い!
純正のオプションパーツも豊富にありますし、SOTO レギュレーターストーブ ST-310は定番人気なだけあってサードパーティー製のカスタムパーツも豊富です。
自分だけのST-310へカスタム出来る!
100均でもカスタムパーツが買える!
CB缶のバーナーを探しているキャンパーさんであれば、SOTO レギュレーターストーブ ST-310を選んでおけばまず間違いないと言えるほど、使い勝手の良いおすすめのバーナーです。
悩んだら定番!
イワタニ ジュニアコンパクトバーナー CB-JCB
製品名 | イワタニ ジュニアコンパクトバーナー CB-JCB |
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使用時サイズ | 155×155×H127mm |
収納サイズ | 82×68×H109mm |
使用可能鍋サイズ | φ16cm以下 |
重量 | 274g |
発熱量 | 2.7kW(2,300kcal/h) |
使用時間 | 約120分 |
イワタニ ジュニアコンパクトバーナー CB-JCBも、CB缶シングルバーナーの中では定番人気のバーナーです。
名前の通りコンパクトに収納出来るため持ち運びもしやすく、屋外使用でも風に負けない風防構造となっています。
風に強いのは大事!
専用ハードケース付きのため、持ち運ぶ時も壊してしまうリスクが減りますし、ジュニアコンパクトバーナーも定番人気なだけあってカスタムパーツが豊富に販売されてます。
さすがガスと言えばイワタニってくらい、コスパの高いバーナー!
普段使いのキャンプで使うなら火力も問題なし!
スノーピーク HOME&CAMP バーナー
製品名 | スノーピーク HOME&CAMP バーナー |
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使用時サイズ | 346×301×H120mm |
収納サイズ | 90×120×H255mm |
使用可能鍋サイズ | φ14〜30cm |
重量 | 1.4kg |
発熱量 | 2.4kW(2,100kcal/h) |
使用時間 | 約110分 |
バーナーにもデザイン性を求めたいおしゃれキャンパーさんに人気なのが、「スノーピーク HOME&CAMP バーナー」です。
お家で使うカセットコンロをキャンプ用にブラッシュアップしたCB缶対応バーナーで、キャンプはもちろんお家でお鍋する時も活躍します。
スタイリッシュなCB缶バーナー!
キャンプでも持ち運びしやすいように、細長くコンパクトに収納することが出来ますが、1.4kgとバーナーの中ではかなり重ためとなるため、軽量化を求めてるソロキャンパーさんには不向きです。
重量級キャンパーさん用。
一応CB缶はセットしたまま持ち運べるからそこまで荷物にはならない!
SOTO レギュレーターランタン ST-260
製品名 | SOTO レギュレーターランタン ST-260 |
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使用時サイズ | 100×130×H150mm |
収納サイズ | 65×105×H130mm |
重量 | 247g |
照度 | 150ルクス(80W相当) |
点灯時間 | 4.5時間 |
SOTO レギュレーターランタン ST-260は、CB缶対応のガスランタンです。
マイクロ レギュレーターを搭載したテーブルランタンのため、寒い時期でも光量が低下することなく使用出来ます。
SOTO レギュレーターランタン ST-260は、転倒しても燃え上がりにくい構造となっているおかげで火災の心配なく安全に使用することが出来ます。
あくまでも雰囲気系ランタンのためそこまで明るい炎ではありませんが、キャンプの雰囲気を損なうことなく幻想的な光を照らしてくれます。
中途半端に余ったガスの消費にも便利!
アラジン ポータブル ガスストーブ
製品名 | アラジン ポータブル ガスストーブ | アラジン ポータブル ガスストーブ シルバークイーン |
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サイズ | 330×335×H386mm | 370×296×H335mm |
発熱量 | 2.0kW(1700kcal / h)〜0.8kW(690kcal / h) | 1.4kW(1204kcal / h)〜0.5kW(430kcal / h) |
燃焼時間 | 強:100分/弱:260分 | 強:150分/弱:420分 |
重量 | 5.7kg | 4.2kg |
おしゃれなCB缶対応のガスストーブ(ヒーター)を販売しているのが「ALADDIN(アラジン)ポータブル ガスストーブ」や「アラジン ポータブル ガスストーブ シルバークイーン」です。
特にポータブル ガスストーブはカラー展開が豊富で、レッド・イエロー・グリーン・ホワイト・ブラックと、キャンプサイトに合わせてお好みのカラーが選べます。
シルバークイーンはブラックのみ!
LOGOSとコラボした「LOGOS×SENGOKU ALADDIN ポータブル ガスストーブ シルバークイーン」は黄緑色!
あくまでもCB缶を使ったガスストーブのため、灯油よりもランニングコストは掛かるしコスパは悪いのですが、デザイン重視でおしゃれを求めるキャンパーさんに人気のストーブです。
KOVEA CUBIC ガスヒーター
製品名 | KOVEA CUBIC ガスヒーター |
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サイズ | 214×198×H192mm |
ガス消費量 | 71g/1h |
重量 | 1.2kg |
KOVEA CUBIC ガスヒーターは、本体を超コンパクトに持ち運べるソロキャンプ向けのCB缶に対応したストーブです。
持ち運びしやすいハンドル付き!
左右・背面にステンレス反射板をセットすることで、小型ながら最大限熱反射で温められるよう設計されてます。
ピンポイントで温めれるソロ用ストーブ!
KOVEA CUBIC ガスヒーターは上部がフラットになった四角いデザインのおかげで、簡単な湯沸かしやシェラカップなどを使ってスープなども温めることが出来ます。
四角いからこそ使い勝手の良いストーブ!
OD缶対応のおすすめギア
CB缶/OD缶、どっちを選ぶかの参考に、続いてはOD缶対応のガスバーナーやガスランタンなどおすすめのギアを紹介します。
OD缶:プリムス P-153 ウルトラバーナー
製品名 | プリムス P-153 ウルトラバーナー |
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五徳サイズ | 最大φ148mm・最小φ90mm |
収納サイズ | 75×88×H30mm |
重量 | 116g |
発熱量 | 4.2kW(3,600kcal/h) |
使用時間 | 約55分(250 OD缶) |
プリムス P-153 ウルトラバーナーは、3600kcal/hと圧倒的なパワーを持ったOD缶バーナーです。
超早くお湯が沸く!
五徳の長さはクッカーのサイズに合わせて延長させることが出来るため、ソロキャンプで使うクッカーサイズであれば問題なく調理出来ます。
バーナーヘッドは4つに区切られており、風で一区画が消えてしまっても残りの区画で着火を保つよう設計はされていますが、最大限パワーを保つのであれば別途風防があった方が便利です。
風防は100均でも買える!
SOTO マイクロレギュレーターストーブ ウインドマスター SOD-310
製品名 | SOTO マイクロレギュレーターストーブ ウインドマスター SOD-310 |
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使用時サイズ | 3本ゴトク:90×117×H100mm 4本ゴトク:144×144×H96mm |
収納サイズ | 47×51×H88mm |
重量 | 3本ゴトク:67g 4本ゴトク:87g |
発熱量 | 3.3kW(2,800kcal/h) |
使用時間 | 約1.5時間(250 OD缶) |
SOTOのOD缶対応バーナーと言えば、ゆるキャン△でもお馴染みの「SOTO マイクロレギュレーターストーブ ウインドマスター SOD-310」が風にも寒さにも強くおすすめです!
リンちゃんが使ってるフラッグシップモデル!
寒さにも耐えれるパワーだけでなく、風にも強い燃焼構造のおかげで冬キャンプでも活躍するOD缶バーナーです。
標準セットのゴトクは3本しかないため少し安定感が悪いのですが、別途オプションで4本ゴトクを選ぶことも出来ます。
4本ゴトクであれば少し大きめサイズのクッカーにも対応!
軽量化にもこだわったおすすめのOD缶バーナー!
コールマン シングルガスストーブ 120A
製品名 | コールマン シングルガスストーブ 120A |
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使用時サイズ | Hi:370×230×H230mm・Low:310×230×H150mm |
収納サイズ | 315×125×H250mm |
使用可能鍋サイズ | φ20cm |
重量 | 本体:2.3kg・ケース込み:2.9kg |
発熱量 | 2.5kW(2,150kcal/h) |
使用時間 | 約3時間(500サイズOD缶使用時) |
コールマン シングルガスストーブ 120Aは、おしゃれキャンパーさん向けのOD缶対応バーナーです。
がっしりとしたデザインのため、ダッチオーブンなど重めのクッカーにも対応しますし、お家で使うカセットコンロと同じような感覚で調理が楽しめます。
安定感は完璧!
OD缶バーナーの割にはそこまで火力が強い訳ではないし、OD缶のためランニングコストも掛かりますが、普段使いのキャンプであれば問題なく使えるレベルの火力はもちろんあります!
可愛さを重視するおしゃれキャンパーさん向け!
コールマン ルミエールランタン
製品名 | コールマン ルミエールランタン |
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サイズ | φ73×60×183mm |
燃焼時間 | 約28~38時間(250サイズOD缶使用時) |
重量 | 210g |
コールマン ルミエールランタンは、「ゆるキャン△」でなでしこがはじめてのバイトの給料で購入したOD缶対応のテーブルランタンです。
ルミエールランタンもおしゃれキャンパーさん向け!
どこかノスタルジックで、優しくあたりを照らすキャンドル風ガスランタンのため、揺れる炎のあかりで癒してくれます。
キャンドルっぽい炎だらか風には弱い。
ホヤはガラス製のため持ち運びや使用時に割れないよう注意が必要ですが、キャンプサイトの雰囲気は一気に上げてくれます!
割れ防止のためのハードケース付き!
スノーピーク ガスランタン ノクターン
製品名 | スノーピーク ガスランタン ノクターン |
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サイズ | φ42×40×H105mm |
焼燃費 | 7g/1h |
重量 | 102g |
スノーピーク ノクターンもOD缶対応のガスランタンです。
コールマン ルミエールランタンにするか、スノーピーク ノクターンにするかで悩むキャンパーさんも多く、スタイリッシュに使いたいキャンパーさんにスノーピークは人気です。
可愛さで選ぶか、クールさで選ぶか!?
あとはブランドで選ぶ!?
毎年、スノーピークが開催する「雪峰祭」に合わせて販売される「限定ノクターン」も人気が高く、デザインによってはすぐに売り切れてしまいます。
年ごとにデザインが変わる!
限定に弱いなら!
まとめ:CB缶とOD缶 どっちがおすすめ?違いを比較レビュー
今回は、CB缶とOD缶のコスパの違いや対応ギアなどを比較しながらまとめてレビューしました。
冬の雪山などハードな環境で使用をしない限り基本CB缶でも対応出来るため、コスパ重視で考えているキャンパーさんであればCB缶の方がおすすめです。
結局はキャンプスタイルによっても変わる。
コスパよりも携帯性を重視するソロキャンパーさんや登山家さんであればOD缶の方がおすすめですし、一概にどっちがおすすめとは言えないのですが、キャンプレベルであればCB缶の方が使い勝手は高いと感じました。
使いたいギアに合わせて選ぶのも一つの選択!
初めは使い慣れたCB缶を選んでも、キャンプにハマっていくとうちみたいにOD缶も気になり、結局は両方持ちとなってしまうこともありますが、どっちも持っていればその日の気候や荷物の量に合わせて使い分けることも出来ます!
CB缶・OD缶、それぞれメリット・デメリットがあるため、コスパよりも自分のキャンプスタイルに合わせて選んだ方が結果的には失敗は少ないです。
どっちにしろ、ガス缶は統一した方が荷物は減る!
キャンプにハマると、最終的にはCB缶/OD缶、どっちもいつの間にか揃ってる(笑)
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