バックカントリーアルミポットを焚き火で炊飯！失敗しないコツは？

EVERNEW（エバニュー）から復刻された「バックカントリーアルミポット」は、ソロキャンプで使うのにちょうどいいサイズ感の小さなアルミ製クッカーです。

吊り下げ調理をするための「つる（吊り手）」もあるため、吊り下げて調理してもOKですし、一人分のご飯を簡単に美味しく炊き上げることが出来ます。

メスティンと固形燃料を使ったほったらかし炊飯はもちろん簡単なのですが、焚き火をしながらバックカントリーアルミポットを吊り下げて炊飯するのも、また違った楽しさがあります。

焚き火を使った炊飯は火力も強く、火加減の調整も難儀なため、難しく感じているキャンパーさんも多いと思いますが、水の量と炊飯時間を間違えなければ、焦げ付くこともなく炊飯することが出来ます。

この記事では、エバニュー バックカントリーアルミポットを焚き火で失敗なく炊飯するやり方をレビューします。

バックカントリーアルミポットを焚き火で炊飯するのは難しい？

製品名	エバニュー バックカントリーアルミポット
サイズ	φ122×H67mm
重量	140g
容量	650ml
素材	本体：アルミニウム（アルマイト加工） つる：ステンレスハンドル

EVERNEW（エバニュー）バックカントリーアルミポットは、一人用の小さなアルミ鍋です。

元々はハイカーさんに愛されていたアルミポットのためスタッキングもしやすく、少しでも荷物を減らしたいバックパックキャンプやツーリングキャンプなどに活躍します。

バックカントリーアルミポットには、このサイズのクッカーには珍しく、吊り下げるための「つる」が付いているため、焚き火に吊り下げて炊飯することも出来ます！

焚き火で炊飯するのは難しい？

バックカントリーアルミポットに限らず、どんなクッカーを使っても、焚き火で炊飯する時は水の量と炊飯時間が重要です！

「キャンプ 炊飯」で検索するとメスティンばっかりヒットします。

メスティンは人気の高いクッカーですが、バックカントリーアルミポットみたいに色々なクッカーをスタッキングすることが出来ないため、すぐに使うのを辞めました。

メスティンと固形燃料を使ったほったらかし炊飯は、炊飯時間が20分くらい必要だし、お水の量も1合に対して230mlと少ないです。

メスティンのほったらかし炊飯と同じような炊飯方法でバックカントリーアルミポットを焚き火で炊飯すると、確実に失敗するし、焦げついてしまいます！

焚き火で炊飯する時は水は少し多めに入れとく！

バックカントリーアルミポットを焚き火で炊飯する時は、焚き火は火力が強いため少し多めに水を入れときます。

固形燃料やアルコールストーブを使って炊飯する時は、お水の量は無洗米1合に対して230mlでOKですが、焚き火で炊飯する時は250ml入れます。

焚き火で炊飯する時は火にかける時間は10分でOK！

焚き火は火力が強いため、炊飯する時間（火にかける時間）も短くします。

バックカントリーアルミポットを焚き火で炊飯する時は火にかける時間は10分で一度火から降ろし、炊き具合をチェックします。

まだお米に水気が残っているなら追加で2〜3分炊飯し、問題なく炊けてるなら蒸らしに入ります！

失敗するのが不安なら水蒸気炊飯がおすすめ！

水の量と炊飯時間を守れば、焚き火でバックカントリーアルミポットを炊飯しても基本失敗はしませんが、失敗するか不安なら水蒸気炊飯がおすすめです！

水蒸気炊飯は蒸気の力で炊くため、直接お米が入ったカップに火が当たることはなく、焦げつくこともないし、芯まで火の通った美味しいご飯が炊けます！

バックカントリーアルミポットで水蒸気炊飯する場合は、中子としてEPI アルミ6点食器セットのSカップがサイズ感良くスタッキングでき、底上げ用に100均で買える網を使います。

バックカントリーアルミポットを焚き火で炊飯：炊き方と手順

今回はバックカントリーアルミポットを焚き火で炊飯するため、水の量は少し増やしました。

アルコールストーブやバーナーなどを使って炊飯する時は、水の量と炊飯時間を変えるだけで基本的なやり方は一緒です！

エバニュー バックカントリーアルミポットを焚き火で炊飯するためのやり方と手順を紹介します。

STEP1：バックカントリーアルミポットに無洗米１合・水250mlを入れて浸漬

うちはお米を「スクリュートップキーパー 250ml 浅型」に入れて持ち運んでます。

バックカントリーアルミポットの中に同じエバニューの570FDと400FDをスタッキングでき、更に400FDとスクリュートップキーパーをスタッキングできるため、クッカーセットとしてまとめて持ち運べます！

キャンプで炊飯する時は無洗米がおすすめです！

キャンプ場によっては炊事場が遠かったり、綺麗な水が出るとは限らないため無洗米の方が衛生的に炊飯出来ます！

バックカントリーアルミポットの中に、無洗米を1合と250mlのお水を入れ30分以上浸漬させます。

吸水をするとしないとでは、炊き上がりのふっくら感や味が大きく変わるため、必ず浸漬させることが美味しいご飯を炊くコツです！

STEP2：浸漬中に焚き火の準備

無洗米を浸漬中に焚き火の準備をしておきます。

使用する焚き火台はなんでもOKですが、火力が強すぎると焦げるリスクが上昇するため、ある程度火は安定させるまで待ちます。

STEP3：バックカントリーアルミポットを火にかけて炊飯する時間は10分！

吸水が終わったら、バックカントリーアルミポットを焚き火に突っ込みます！

火にかける時間はまずは10分でOKです！

あまりにも火力が弱い場合や小さな焚き火台の場合は2〜3分時間を伸ばしますが、普通の焚き火の火力であれば炊飯時間は10分で問題なく炊けます！

バックカントリーアルミポットのフタは密閉性がなく、ただ乗せているだけのため圧をかけることが出来ません。

5分ほどで吹きこぼれが始まり、重石をのせないとフタがパカパカして外れてしまいます。

圧をかけるためも、フタが飛んでいかないためにも、重石は必ずフタの上に置いておきます！

重石はその辺に転がってる石や、焚き火に使用する薪などで代用してもOKです。

バックカントリーアルミポットは吊り下げで炊飯することも出来る！

エバニュー バックカントリーアルミポットは「つる」があるおかげで、吊り下げて炊飯することも出来ます。

トライポッドを自作したり、落ちてる枝などを使って吊り下げるためのハンガーなどを作ったりなど、ブッシュクラフト気分を楽しめるのも、バックカントリーアルミポットならではの遊び方です。

STEP4：火から降ろして10分蒸らす

10分経ったら一度火から降ろして炊き具合をチェックします！

「はじめちょろちょろ中ぱっぱ、赤子泣いても蓋とるな！」と言う昔ながらの格言がありますが、この炊飯方法は昔ながらの釜戸と土鍋を使った炊き方のため、キャンプでは参考にせず無視してフタを開けてもOKです！

フタを開けて炊き具合をチェックした時にまだ水気が残っているのであれば、追加で2〜3分火にかけ、問題なく炊けてるのであればそのまま蒸らしに入ります。

火から降ろす時、バックカントリーアルミポットはとっても熱くなっているため、必ずグローブを着けて持つようにしましょう！

バックカントリーアルミポットは「つる」がついてるし、ひっくり返る心配もないため、薪ばさみなどを使ってつるに引っ掛けて持ち上げることも出来ます。

バックカントリーアルミポットを使った炊飯 完成

蒸らしが終わったらバックカントリーアルミポットを使った炊飯は完成です。

水も250mlと多めに入れてるし、炊飯時間も10分と短くしたおかげで焦げつくこともなくご飯を炊くことが出来ました！

バックカントリーアルミポットは「つる」しかなくハンドルがないため、そのまま直食いしたい場合は別途ハンドルが必要です！

うちはトランギア アルミハンドルを持っていたので、いつもカトラリーケースに入れっぱなしにしてますが、100均などでもハンドルは購入することが出来ます！

まとめ：バックカントリーアルミポットを使った炊飯

今回は、焚き火でバックカントリーアルミポットを炊飯するやり方をレビューしました。

バックカントリーアルミポットは一合炊飯するのにちょうど使いやすい大きさだし、スタッキングもしやすいのでソロキャンプに使いやすいクッカーです！

つる付きのクッカーは種類が少ないため、吊り下げて炊飯や調理をしたいならバックカントリーアルミポットはおすすめ出来るクッカーです！

どうしても焦げつきや失敗するのが不安なら、水蒸気炊飯で炊けば失敗せずに炊飯出来ます！

焚き火で炊飯する場合は水の量を少し増やし、炊飯時間を短めにセットすれば、基本焦げ付きなく炊けるため、この記事を参考に是非試してみてください！